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3、妖精の里
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まずい長生きしてるあるあるが飛び出してしまって
かなりの時間話してしまった。
「あの…この里に住む妖精達って一体何人ぐらい居るのですか?
実は、この里って日差しが少なくて妖精達も寒いと思うので
マフラーを作ってあげたいなぁと…」
「まぁ谷を直して頂いたのにマフラーまでありがとうございます。
ざっと5千程ですかね?おほほ…」
「5千ですか?!多いですね!がんばります!」
5千か…多いな
まぁぎりぎり材料は、足りるし頑張ろう
とりあえず徹夜して5千作ったけど
皆にどうやって渡そう…また女王陛下にお願いしたら確実だけど
せっかくなら渡してあげたいな。
ぶーん
「なぁ何してる。それマフラーか妖精用の」
あっあの態度の妖精だ
こいつにお願いして連れて行って貰ったらいけるかも
「ねぇ貴方。妖精にこれを渡したいの妖精の里案内してくれない?」
「まあいいよ。僕も暇してたから」
「ありがとう」
妖精の里は、女王が歩きやすい様に道や家など人サイズの大きさだ。
私は、子どもサイズなどで少し大きい様に感じるけど妖精サイズだと逆に入れないからこっちでよかった。
一軒一軒里を周り沢山の妖精にマフラーを渡した。
皆マフラーを見るととても喜んだ。中には、家宝にする!と言ってる妖精も居たような。
家に帰ってくると渡たし忘れていた妖精が居る事に忘れている事に気づいた。すぐさま振り返りマフラーをかけてあげた。
ユリアズは、驚いたと思うと顔が真っ赤になって固まってしまった。
まさかこの状態で風邪を引いたのかも知れない。
すぐに暖炉の目の前に来てもらおう思い触ろうとすると、何も言わずにものすごいスピードで帰っていった。
次の日から私の部屋からでずにちゃんとしたお世話係の仕事をしてくれている様だ。
しかし一向に目を合わせてくれようとしない。
ようやく仲良くなれたと思ったのに。
それから数日後。私は、また旅を再開するために里を出た。
◆◇◆◇◆
それからの2日間、昔借りていた家の中でデザインを考えていた。 ソフィアは、苺ミルク見たいな髪のふわふわウェーブでアメジストの様な瞳。まるでどこかのお姫様の様な恵まれた容姿だ。
なので、彼女の体型に合うプリンセスドレスにしてみようと思う。
それから裾に妖精の里でしか咲かない花。別名、妖精花のデザインをしたレースを着けようと思う。またこのまま順調に行けば式は、春の始めにあるからまだ少し肌寒いかと思い長袖にして背中が少し露出するデザインにした。
さっそく妖精さん達を呼び、完成された純白の生地でドレスを作り始めた。
この妖精さん達には、後から妖精さん用の服を作ってあげよう、一人一人特注で作るからかなり骨が折れるがこんな綺麗な物を作ってもらうのだからしょうがない。
数日後、ドレスが完成した。
純白の美しいドレスは、妖精の加護が掛かっている様でキラキラして居る。ベールには、ドレスの裾にあるレースに似たデザインの物にした。ブーケには、リボンでラッピングされた妖精花の花束にした。
完成を伝える為と早く人間の花嫁を迎えろと忠告に行くためルミアズの元へ行った。ルミアズは、庭に居るようだった。
「ルミアズ~」
「ロシェ。ドレスは、完成したのかい?」
「えぇ完成したわ。
それと貴方が全然人間の花嫁を迎え入れないって
妖精達がとても心配してたのよ。
早く人間の花嫁を迎え入れて妖精達を安心させてあげて頂戴!」
「それは、出来ないよ。だって僕には、心に決めた人がいるから」
「だれ?」
「それは、まだ秘密。」
「へぇ~。一つ聞いておくけど人間よね?」
「人間に分類される。」
「そう。それじゃ私帰るわね!」
ルミアズの心に決めた人かぁ。かわいいだろうな。
とりあえず帰ってソフィアにドレスを渡さなきゃね!
それから私は、多数の妖精達に別れを惜しまれながらも帰ってきた。
すぐには、家に帰らずドレスを持ってソフィアが住む集落の真ん中にある館へやって来た。
私を見たソフィアは、心配した様子で
「どこ行ってたのぉ!嫌われたと思っちゃったじゃない!」
と泣きながら抱き着かれた。
こんなに心配されてしまったならば。
ちゃんと伝えてから行ったほうが良かった。
ソフィアに今までの事を伝えると泣き止んでくれた。
それからドレスを着るように勧めた。
ドレスを着たソフィアは、お花の国のお姫様の様な美しさでとても可愛かった。こんなにかわいくなるのなら作ったかいがある。
それから一週間後、結婚式が行われた。
花が咲き誇る庭園で永遠の愛を誓いあった二人は、幸せそうでこの村の繁栄を願いながら祈っていた。
さすがにいつも黒い服しか着ていない私も「今回だけは、」と蒼いドレスを着ることにした。
予想以上の沢山の招待客が居て最終的には、お祭りと化していた。
まぁそれも案外悪くも無いな。
それから私の噂などを聞いた人々がたくさん移住してきた。
ソフィアは、持ち前の明るさで皆をまとめ、
夫であるヴィクターと共に国を作った。
それは、それは、とても大きな国で他の国から恐れられるほどの。
きっとこのクレアント王国は、私がいる限り簡単に滅びないだろう
なんてたってこの世界で一番の魔女が居るのだから。
かなりの時間話してしまった。
「あの…この里に住む妖精達って一体何人ぐらい居るのですか?
実は、この里って日差しが少なくて妖精達も寒いと思うので
マフラーを作ってあげたいなぁと…」
「まぁ谷を直して頂いたのにマフラーまでありがとうございます。
ざっと5千程ですかね?おほほ…」
「5千ですか?!多いですね!がんばります!」
5千か…多いな
まぁぎりぎり材料は、足りるし頑張ろう
とりあえず徹夜して5千作ったけど
皆にどうやって渡そう…また女王陛下にお願いしたら確実だけど
せっかくなら渡してあげたいな。
ぶーん
「なぁ何してる。それマフラーか妖精用の」
あっあの態度の妖精だ
こいつにお願いして連れて行って貰ったらいけるかも
「ねぇ貴方。妖精にこれを渡したいの妖精の里案内してくれない?」
「まあいいよ。僕も暇してたから」
「ありがとう」
妖精の里は、女王が歩きやすい様に道や家など人サイズの大きさだ。
私は、子どもサイズなどで少し大きい様に感じるけど妖精サイズだと逆に入れないからこっちでよかった。
一軒一軒里を周り沢山の妖精にマフラーを渡した。
皆マフラーを見るととても喜んだ。中には、家宝にする!と言ってる妖精も居たような。
家に帰ってくると渡たし忘れていた妖精が居る事に忘れている事に気づいた。すぐさま振り返りマフラーをかけてあげた。
ユリアズは、驚いたと思うと顔が真っ赤になって固まってしまった。
まさかこの状態で風邪を引いたのかも知れない。
すぐに暖炉の目の前に来てもらおう思い触ろうとすると、何も言わずにものすごいスピードで帰っていった。
次の日から私の部屋からでずにちゃんとしたお世話係の仕事をしてくれている様だ。
しかし一向に目を合わせてくれようとしない。
ようやく仲良くなれたと思ったのに。
それから数日後。私は、また旅を再開するために里を出た。
◆◇◆◇◆
それからの2日間、昔借りていた家の中でデザインを考えていた。 ソフィアは、苺ミルク見たいな髪のふわふわウェーブでアメジストの様な瞳。まるでどこかのお姫様の様な恵まれた容姿だ。
なので、彼女の体型に合うプリンセスドレスにしてみようと思う。
それから裾に妖精の里でしか咲かない花。別名、妖精花のデザインをしたレースを着けようと思う。またこのまま順調に行けば式は、春の始めにあるからまだ少し肌寒いかと思い長袖にして背中が少し露出するデザインにした。
さっそく妖精さん達を呼び、完成された純白の生地でドレスを作り始めた。
この妖精さん達には、後から妖精さん用の服を作ってあげよう、一人一人特注で作るからかなり骨が折れるがこんな綺麗な物を作ってもらうのだからしょうがない。
数日後、ドレスが完成した。
純白の美しいドレスは、妖精の加護が掛かっている様でキラキラして居る。ベールには、ドレスの裾にあるレースに似たデザインの物にした。ブーケには、リボンでラッピングされた妖精花の花束にした。
完成を伝える為と早く人間の花嫁を迎えろと忠告に行くためルミアズの元へ行った。ルミアズは、庭に居るようだった。
「ルミアズ~」
「ロシェ。ドレスは、完成したのかい?」
「えぇ完成したわ。
それと貴方が全然人間の花嫁を迎え入れないって
妖精達がとても心配してたのよ。
早く人間の花嫁を迎え入れて妖精達を安心させてあげて頂戴!」
「それは、出来ないよ。だって僕には、心に決めた人がいるから」
「だれ?」
「それは、まだ秘密。」
「へぇ~。一つ聞いておくけど人間よね?」
「人間に分類される。」
「そう。それじゃ私帰るわね!」
ルミアズの心に決めた人かぁ。かわいいだろうな。
とりあえず帰ってソフィアにドレスを渡さなきゃね!
それから私は、多数の妖精達に別れを惜しまれながらも帰ってきた。
すぐには、家に帰らずドレスを持ってソフィアが住む集落の真ん中にある館へやって来た。
私を見たソフィアは、心配した様子で
「どこ行ってたのぉ!嫌われたと思っちゃったじゃない!」
と泣きながら抱き着かれた。
こんなに心配されてしまったならば。
ちゃんと伝えてから行ったほうが良かった。
ソフィアに今までの事を伝えると泣き止んでくれた。
それからドレスを着るように勧めた。
ドレスを着たソフィアは、お花の国のお姫様の様な美しさでとても可愛かった。こんなにかわいくなるのなら作ったかいがある。
それから一週間後、結婚式が行われた。
花が咲き誇る庭園で永遠の愛を誓いあった二人は、幸せそうでこの村の繁栄を願いながら祈っていた。
さすがにいつも黒い服しか着ていない私も「今回だけは、」と蒼いドレスを着ることにした。
予想以上の沢山の招待客が居て最終的には、お祭りと化していた。
まぁそれも案外悪くも無いな。
それから私の噂などを聞いた人々がたくさん移住してきた。
ソフィアは、持ち前の明るさで皆をまとめ、
夫であるヴィクターと共に国を作った。
それは、それは、とても大きな国で他の国から恐れられるほどの。
きっとこのクレアント王国は、私がいる限り簡単に滅びないだろう
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