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第17話 女の子3人でタイラントクラブ食べ食べ配信
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「それじゃあ早速調理していきましょう!」
「まずはやっぱりボイルですよね!」
「タイラントクラブはしゃぶしゃぶで食べられるのが魅力なんですよ~。」
ルカルカがそう言って、グラグラと煮えたつ鍋を前に、嬉しそうに手を合わせた。
「皆さんお箸は行き渡りましたね?」
美織は箸を手に嬉しそうにしている。
:かにしゃぶはやびゃあ
:美味そう(^q^)
:ルカルカは白だし入れる派か
:他は、白菜、しいたけ、白長ネギ、豆腐、水菜か。昆布とカニの出汁吸っていい感じ
「これを、大根おろしと、すだちポン酢のつけダレにつけて……。
んん~~~……!!おいひいれふ……!」
「久々に食べるぅ~!いおりんありがと!
やっぱりタイラントクラブ最高!」
「まあまあね。」
「強がっちゃって~。1番食べてるじゃん。嫌なら食べなくてもいいのよ?」
「食べる!食べるわよ!」
つけダレ皿を取り上げようとするルカルカに、獄寺ちょこが慌てて皿を取り返す。
「白菜もしいたけも美味しいですね!」
美織がハフハフと食べる音がする。
「これはあとでシメに雑炊するから。これがまた美味しいんだから!」
とルカルカが言う。
:雑炊……!
:食わせろおおおお!
:やばい飯食ったのにまた腹減ってきた
「続いて焼きタイラントクラブでーす!七輪でね、炭火で焼いていきます。」
「室内でこんなこと出来るの凄いですねえ。いいなあ、料理スタジオ。」
「はい、こんな感じですね。」
パソコンについているカメラの角度を変えて、焼けているタイラントクラブの様子をカメラに映すルカルカ。
:うぎゃあああああああ!
:視覚の暴力をくらった!
:美味そう!美味そう!美味そう!
:カニのお汁が滴ってる!
「殻がないからね、火が通るのも早いんですよね。さっそく食べましょう!
熱いから気を付けてね~。」
「あっふ!殻がないから下に落ちちゃう、カニ汁がもったいないですねえ。それも雑炊に入れたかったですね!」
「確かにね。」
美織の言葉にルカルカが微笑む。
獄寺ちょこが時折あちっと言いながら、無言でタイラントクラブを食べている。
「続いてね、簡単カニ飯です。混ぜるだけなんでほんと簡単ですよ。炊きたてご飯にタイラントクラブの身肉と、バターと、醤油と、味の素かけて混ぜるだけです。」
「そんな簡単にカニ飯って作れちゃうものなんですか!?」
「キャンプ料理ですね~。子どもの頃食べてから忘れられなくて時々食べるんですよ。」
美織の質問に答えながら、ルカルカがタイラントクラブの身肉とご飯を混ぜていく。
あっという間にカニ飯が出来上がった。
:これも美味そう!
:目の前で作られるのがヤバい
:絶対美味いやつ!
:ちょっと蟹缶取ってくる
「はい、どーぞ。」
ルカルカが笑顔で獄寺ちょこにご飯茶碗を渡すと、少しびっくりしたように、
「あ、ありがと……。」
と頬を染めながらお礼を言った。それを見たルカルカが、獄寺ちょこに背中を向けてクスクス笑っている姿が配信に乗る。
:ルカルカにもデレはじめたな
:仲間に入れて欲しかったやつ
:終わりよければすべてよし
「あんたも少しは味の感想言ったら?」
と獄寺ちょこに促すルカルカ。
「か、感想?料理の食べ配信なんてやったこと……。ま、まあ、悪くないんじゃない?」
と相変わらずツン気味に答えるが、茶碗の中身はあっという間に空になっていた。
それを小声で配信画面に向けて言うルカルカ。コメント欄はほっこりしていた。
「続いてタイラントクラブのすり身の包み揚げをやります!」
「すり身の包み揚げ?」
美織が首を傾げている。
「まず塩をひとつまみ入れたタイラントクラブの身肉を、フードプロセッサーで、なめらかになるまですったら、餃子の皮にスプーンでひと口分乗せて、お水をま~るく付けて、ギュッとくっつけたら、焼色がつくまで180度の油で揚げるだけです!」
「この作業結構楽しいですね。獄寺さん、とっても上手じゃないですか!」
「そう……?ま、まあこれくらいはね。」
:嬉しそう嬉しそう
:大好きないおりんに褒められたね
:おにゃのこ3人のクッキングタイム
:ほっこりする(*^^*)
「は~い、タイラントクラブのすり身の包み揚げのかんせ~い!食べよう食べよう!」
「……!初めて食べるけど美味しいです!」
「……悪くないじゃない。」
:駄目だ俺もう酒取ってくる
:飲みたくなってきた、わかる
:これはわかる。酒がすすむやつや。
コメント欄も大盛り上がりだ。
「それじゃ最後にシメの雑炊ですね!顆粒だし、醤油、みりん、ご飯を入れて煮たら、溶き卵を入れて半熟になるまで待ちます!」
「最後に小ねぎを散らして完成ですね!」
「……あたし、これが1番好きかも。」
ポソリと獄寺ちょこが言う。
それを見たルカルカがニマニマしだす。
「なあにぃ~?また呼んであげようか?」
「べ、別に嬉しくないから!くっつかないでよ!食べづらいでしょ!」
「あんた意外と可愛いのね!」
「お2人とも楽しそうですね。」
それを見た美織がふふ、と笑い、食べ食べ配信は大成功で終わったのだった。
────────────────────
更新遅くなりました汗
今日は飯テロ率高め(*^^*)
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「まずはやっぱりボイルですよね!」
「タイラントクラブはしゃぶしゃぶで食べられるのが魅力なんですよ~。」
ルカルカがそう言って、グラグラと煮えたつ鍋を前に、嬉しそうに手を合わせた。
「皆さんお箸は行き渡りましたね?」
美織は箸を手に嬉しそうにしている。
:かにしゃぶはやびゃあ
:美味そう(^q^)
:ルカルカは白だし入れる派か
:他は、白菜、しいたけ、白長ネギ、豆腐、水菜か。昆布とカニの出汁吸っていい感じ
「これを、大根おろしと、すだちポン酢のつけダレにつけて……。
んん~~~……!!おいひいれふ……!」
「久々に食べるぅ~!いおりんありがと!
やっぱりタイラントクラブ最高!」
「まあまあね。」
「強がっちゃって~。1番食べてるじゃん。嫌なら食べなくてもいいのよ?」
「食べる!食べるわよ!」
つけダレ皿を取り上げようとするルカルカに、獄寺ちょこが慌てて皿を取り返す。
「白菜もしいたけも美味しいですね!」
美織がハフハフと食べる音がする。
「これはあとでシメに雑炊するから。これがまた美味しいんだから!」
とルカルカが言う。
:雑炊……!
:食わせろおおおお!
:やばい飯食ったのにまた腹減ってきた
「続いて焼きタイラントクラブでーす!七輪でね、炭火で焼いていきます。」
「室内でこんなこと出来るの凄いですねえ。いいなあ、料理スタジオ。」
「はい、こんな感じですね。」
パソコンについているカメラの角度を変えて、焼けているタイラントクラブの様子をカメラに映すルカルカ。
:うぎゃあああああああ!
:視覚の暴力をくらった!
:美味そう!美味そう!美味そう!
:カニのお汁が滴ってる!
「殻がないからね、火が通るのも早いんですよね。さっそく食べましょう!
熱いから気を付けてね~。」
「あっふ!殻がないから下に落ちちゃう、カニ汁がもったいないですねえ。それも雑炊に入れたかったですね!」
「確かにね。」
美織の言葉にルカルカが微笑む。
獄寺ちょこが時折あちっと言いながら、無言でタイラントクラブを食べている。
「続いてね、簡単カニ飯です。混ぜるだけなんでほんと簡単ですよ。炊きたてご飯にタイラントクラブの身肉と、バターと、醤油と、味の素かけて混ぜるだけです。」
「そんな簡単にカニ飯って作れちゃうものなんですか!?」
「キャンプ料理ですね~。子どもの頃食べてから忘れられなくて時々食べるんですよ。」
美織の質問に答えながら、ルカルカがタイラントクラブの身肉とご飯を混ぜていく。
あっという間にカニ飯が出来上がった。
:これも美味そう!
:目の前で作られるのがヤバい
:絶対美味いやつ!
:ちょっと蟹缶取ってくる
「はい、どーぞ。」
ルカルカが笑顔で獄寺ちょこにご飯茶碗を渡すと、少しびっくりしたように、
「あ、ありがと……。」
と頬を染めながらお礼を言った。それを見たルカルカが、獄寺ちょこに背中を向けてクスクス笑っている姿が配信に乗る。
:ルカルカにもデレはじめたな
:仲間に入れて欲しかったやつ
:終わりよければすべてよし
「あんたも少しは味の感想言ったら?」
と獄寺ちょこに促すルカルカ。
「か、感想?料理の食べ配信なんてやったこと……。ま、まあ、悪くないんじゃない?」
と相変わらずツン気味に答えるが、茶碗の中身はあっという間に空になっていた。
それを小声で配信画面に向けて言うルカルカ。コメント欄はほっこりしていた。
「続いてタイラントクラブのすり身の包み揚げをやります!」
「すり身の包み揚げ?」
美織が首を傾げている。
「まず塩をひとつまみ入れたタイラントクラブの身肉を、フードプロセッサーで、なめらかになるまですったら、餃子の皮にスプーンでひと口分乗せて、お水をま~るく付けて、ギュッとくっつけたら、焼色がつくまで180度の油で揚げるだけです!」
「この作業結構楽しいですね。獄寺さん、とっても上手じゃないですか!」
「そう……?ま、まあこれくらいはね。」
:嬉しそう嬉しそう
:大好きないおりんに褒められたね
:おにゃのこ3人のクッキングタイム
:ほっこりする(*^^*)
「は~い、タイラントクラブのすり身の包み揚げのかんせ~い!食べよう食べよう!」
「……!初めて食べるけど美味しいです!」
「……悪くないじゃない。」
:駄目だ俺もう酒取ってくる
:飲みたくなってきた、わかる
:これはわかる。酒がすすむやつや。
コメント欄も大盛り上がりだ。
「それじゃ最後にシメの雑炊ですね!顆粒だし、醤油、みりん、ご飯を入れて煮たら、溶き卵を入れて半熟になるまで待ちます!」
「最後に小ねぎを散らして完成ですね!」
「……あたし、これが1番好きかも。」
ポソリと獄寺ちょこが言う。
それを見たルカルカがニマニマしだす。
「なあにぃ~?また呼んであげようか?」
「べ、別に嬉しくないから!くっつかないでよ!食べづらいでしょ!」
「あんた意外と可愛いのね!」
「お2人とも楽しそうですね。」
それを見た美織がふふ、と笑い、食べ食べ配信は大成功で終わったのだった。
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