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第35話 パーティー当日
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卒業生がメインゲストのパーティー当日。
アドリアン王子はエーリカ・ハーネット令嬢を伴って、1番最後に登場した。
婚約者の私ではなく、エーリカ・ハーネット令嬢であったことに、予想しつつも周囲がざわざわしだしていた。
私は1人、コッソリと入場し、壁の花としてドリンクを手に持ちつつ、行く末を見守っていた。するとアドリアン王子が、「祝いの席で皆に発表したいことがある」、と言ってハーネット令嬢の前に恭しくひざまずいた。
アドリアン王子の右手は胸元へ。
今まさに公開プロポーズが始まる予感に、生徒たちから好奇の視線と、それに憧れる女生徒たちからの黄色い声が上がった。
わかっていたことだけど、胸がズキリと痛む。こんな場面、見たくはなかった。
だけど仕方のないことだ。
──だってもうこの先は決まっているし。
そこにハーネット令嬢を取り囲むように、4人の男子生徒が現れて、自分たちがエスコートして来た女生徒たちをキッと睨みつけつつ、同じポーズで次々と口上をのべた。
「アイシラ・イェールランド公爵令嬢、あなたの醜い行動にはもう耐えかねた。
私はあなたとここで婚約破棄をし、エーリカ・ハーネット令嬢に結婚を申し込む!」
「ルルーシェ・スヴェンソン侯爵令嬢、あなたの醜い行動にはもう耐えかねた。
私はあなたとここで婚約破棄をし、エーリカ・ハーネット令嬢に結婚を申し込む!」
「ケリーニャ・アウグスタント侯爵令嬢、あなたの醜い行動にはもう耐えかねた。
私はあなたとここで婚約破棄をし、エーリカ・ハーネット令嬢に結婚を申し込む!」
「マリアンヌ・アインズゴーン侯爵令嬢、あなたの醜い行動にはもう耐えかねた。
私はあなたとここで婚約破棄をし、エーリカ・ハーネット令嬢に結婚を申し込む!」
まるでシステムがバグでも起こしたみたいに、トリスタン・ミュレール王太子殿下、マクソンス・シュヴァリエ侯爵令息、オレリアン・マルティネス侯爵令息、レオナード・イェールランド公爵令息が、次々に婚約破棄とハーネット令嬢へ結婚申し込みを宣言した。
「えっ、えっ。えっ!?」
驚いているのはエーリカ・ハーネット令嬢だ。本来、ゲームで婚約破棄をしてプロポーズをするのは、常に1人だけなのだから。
なぜなら本来同時に複数の攻略対象者の好感度を、100%には出来ないものだから。
1人100%にした時点で、魔女の弟子ルートとしてはバッドエンド。そこで終わり。
逆ハーレムルートだろうが、他の攻略対象者ルートだろうが、そこで結婚相手が確定するもの。パーティーでプロポーズをしてくる相手が、最終的なパートナーなのだ。
特にハーネット令嬢は逆ハーレムの達成を目前にし、今まさに目的のアドリアン王子にプロポーズを受けようとしていたつもりだ。
だけど今、彼ら4人のエーリカ・ハーネット令嬢に対する好感度はマックスなのだ。好感度が90%以上だとパーティー前に告白をされ、それが100%だと必ず婚約破棄をおこない、ヒロインにプロポーズをおこなう。
そして、一度好感度が100%になってしまった攻略対象者は、それ以降何をしても、好感度を下げることがかなわなくなるのだ。
私に先回りされることで、占いの館で好感度上げが出来なくなってしまったハーネット令嬢は、魅了の魔法の力でアドリアン王子にプロポーズをさせようとしたわけだけど。
……とはいえ、4人同時に婚約破棄に、4人同時のプロポーズだ。誰が誰をたぶらかしたのかは一目瞭然で、集まった人たちも呆れた表情で、彼らを眺めていた。
私はまず、攻略対象者のヒロインに対する好感度を下げたのだ。これは占いの館の登場回数を増やす為に必要なのと同時に、悪役令嬢たちにも協力を仰ぎたかったから。
攻略対象者のヒロインに対する好感度を下げると、反対にライバルたちとの信頼度が上がるのだ。これは魔女エンド後に、ライバルたちとも仲良くなるのに関係がある。
好感度と違って、信頼度は一度上がると下がらないのだ。まあ、ここは魔女エンド後のヒロインと、友人になる悪役令嬢たちにしか関係してこないから、上げ下げを設定するのが面倒だったんだろうなと想像する。
誰々と親しいと、誰々と親しくなれない、なんてシステムを組み込んでいる乙女ゲームもあったりするけど、攻略対象者の人数✕婚約者分それをするのは、実際攻略対象者が2倍になるようなものだものね。
それをするくらいなら、攻略対象者を素直に2倍に増やして、シナリオを増やしたほうが、ユーザーの食いつきもいいだろう。
占いの館の1日の回数を増やす。
これはハーレムエンドが加わった、追加ディスクにだけあるシステムだ。私はあの日、前世の記憶とともにそれを思い出していた。
それがこの世界にもあるのかはわからなかったけど、試してみる価値はあると思ったんだ。そしてそれは成功したというわけだ。
条件のひとつめ、前日の占いの館で、貢物にすべて失敗して、好感度が下がること。
条件のふたつめ、次の日の占いの館で、誰でもいいのでライバルへの好感度を上げる。
すると必ずではないけれど、その次の日、スペルミシア学園のいずこかに、本来現れる筈のない占いの館が現れることがあるのだ。
もちろん、次の日ライバルに対する好感度を上げてしまうと、占いの館の回数が増えなかった場合、また次の日から、いちから好感度を下げ直し、ということになる。
またスペルミシア学園のいずこかに出る占いの館を最初の1回めで見つけられないと、回数は増えることはない。だからゲームではリセットにつぐリセットだったのだけど。
この世界にリセットボタンなんてものは存在しないから、私は連日、攻略対象者のエーリカ・ハーネット令嬢に対する好感度を下げては、次の日ライバルに対する好感度を上げるという行為を繰り返し続けた。
好感度は上げ下げ後に、何%上がったとか下がったとかでなく、今何%ね、と教えてくれる仕組みだから、計算がしやすい。
誰を下げるかは、ドボンにする為の数値を考えつつ行うのだけど、占いの館にたどり着く前に、エーリカ・ハーネット令嬢が攻略対象者と話すことで数値が変わってしまうこともあるから、あまりギリギリには出来ない。
そして、占いの館の登場回数が増える場合は、月曜日、雨、夕方、などの、占いの館が出る場所を特定する方法が使えなくなる。
────────────────────
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アドリアン王子はエーリカ・ハーネット令嬢を伴って、1番最後に登場した。
婚約者の私ではなく、エーリカ・ハーネット令嬢であったことに、予想しつつも周囲がざわざわしだしていた。
私は1人、コッソリと入場し、壁の花としてドリンクを手に持ちつつ、行く末を見守っていた。するとアドリアン王子が、「祝いの席で皆に発表したいことがある」、と言ってハーネット令嬢の前に恭しくひざまずいた。
アドリアン王子の右手は胸元へ。
今まさに公開プロポーズが始まる予感に、生徒たちから好奇の視線と、それに憧れる女生徒たちからの黄色い声が上がった。
わかっていたことだけど、胸がズキリと痛む。こんな場面、見たくはなかった。
だけど仕方のないことだ。
──だってもうこの先は決まっているし。
そこにハーネット令嬢を取り囲むように、4人の男子生徒が現れて、自分たちがエスコートして来た女生徒たちをキッと睨みつけつつ、同じポーズで次々と口上をのべた。
「アイシラ・イェールランド公爵令嬢、あなたの醜い行動にはもう耐えかねた。
私はあなたとここで婚約破棄をし、エーリカ・ハーネット令嬢に結婚を申し込む!」
「ルルーシェ・スヴェンソン侯爵令嬢、あなたの醜い行動にはもう耐えかねた。
私はあなたとここで婚約破棄をし、エーリカ・ハーネット令嬢に結婚を申し込む!」
「ケリーニャ・アウグスタント侯爵令嬢、あなたの醜い行動にはもう耐えかねた。
私はあなたとここで婚約破棄をし、エーリカ・ハーネット令嬢に結婚を申し込む!」
「マリアンヌ・アインズゴーン侯爵令嬢、あなたの醜い行動にはもう耐えかねた。
私はあなたとここで婚約破棄をし、エーリカ・ハーネット令嬢に結婚を申し込む!」
まるでシステムがバグでも起こしたみたいに、トリスタン・ミュレール王太子殿下、マクソンス・シュヴァリエ侯爵令息、オレリアン・マルティネス侯爵令息、レオナード・イェールランド公爵令息が、次々に婚約破棄とハーネット令嬢へ結婚申し込みを宣言した。
「えっ、えっ。えっ!?」
驚いているのはエーリカ・ハーネット令嬢だ。本来、ゲームで婚約破棄をしてプロポーズをするのは、常に1人だけなのだから。
なぜなら本来同時に複数の攻略対象者の好感度を、100%には出来ないものだから。
1人100%にした時点で、魔女の弟子ルートとしてはバッドエンド。そこで終わり。
逆ハーレムルートだろうが、他の攻略対象者ルートだろうが、そこで結婚相手が確定するもの。パーティーでプロポーズをしてくる相手が、最終的なパートナーなのだ。
特にハーネット令嬢は逆ハーレムの達成を目前にし、今まさに目的のアドリアン王子にプロポーズを受けようとしていたつもりだ。
だけど今、彼ら4人のエーリカ・ハーネット令嬢に対する好感度はマックスなのだ。好感度が90%以上だとパーティー前に告白をされ、それが100%だと必ず婚約破棄をおこない、ヒロインにプロポーズをおこなう。
そして、一度好感度が100%になってしまった攻略対象者は、それ以降何をしても、好感度を下げることがかなわなくなるのだ。
私に先回りされることで、占いの館で好感度上げが出来なくなってしまったハーネット令嬢は、魅了の魔法の力でアドリアン王子にプロポーズをさせようとしたわけだけど。
……とはいえ、4人同時に婚約破棄に、4人同時のプロポーズだ。誰が誰をたぶらかしたのかは一目瞭然で、集まった人たちも呆れた表情で、彼らを眺めていた。
私はまず、攻略対象者のヒロインに対する好感度を下げたのだ。これは占いの館の登場回数を増やす為に必要なのと同時に、悪役令嬢たちにも協力を仰ぎたかったから。
攻略対象者のヒロインに対する好感度を下げると、反対にライバルたちとの信頼度が上がるのだ。これは魔女エンド後に、ライバルたちとも仲良くなるのに関係がある。
好感度と違って、信頼度は一度上がると下がらないのだ。まあ、ここは魔女エンド後のヒロインと、友人になる悪役令嬢たちにしか関係してこないから、上げ下げを設定するのが面倒だったんだろうなと想像する。
誰々と親しいと、誰々と親しくなれない、なんてシステムを組み込んでいる乙女ゲームもあったりするけど、攻略対象者の人数✕婚約者分それをするのは、実際攻略対象者が2倍になるようなものだものね。
それをするくらいなら、攻略対象者を素直に2倍に増やして、シナリオを増やしたほうが、ユーザーの食いつきもいいだろう。
占いの館の1日の回数を増やす。
これはハーレムエンドが加わった、追加ディスクにだけあるシステムだ。私はあの日、前世の記憶とともにそれを思い出していた。
それがこの世界にもあるのかはわからなかったけど、試してみる価値はあると思ったんだ。そしてそれは成功したというわけだ。
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すると必ずではないけれど、その次の日、スペルミシア学園のいずこかに、本来現れる筈のない占いの館が現れることがあるのだ。
もちろん、次の日ライバルに対する好感度を上げてしまうと、占いの館の回数が増えなかった場合、また次の日から、いちから好感度を下げ直し、ということになる。
またスペルミシア学園のいずこかに出る占いの館を最初の1回めで見つけられないと、回数は増えることはない。だからゲームではリセットにつぐリセットだったのだけど。
この世界にリセットボタンなんてものは存在しないから、私は連日、攻略対象者のエーリカ・ハーネット令嬢に対する好感度を下げては、次の日ライバルに対する好感度を上げるという行為を繰り返し続けた。
好感度は上げ下げ後に、何%上がったとか下がったとかでなく、今何%ね、と教えてくれる仕組みだから、計算がしやすい。
誰を下げるかは、ドボンにする為の数値を考えつつ行うのだけど、占いの館にたどり着く前に、エーリカ・ハーネット令嬢が攻略対象者と話すことで数値が変わってしまうこともあるから、あまりギリギリには出来ない。
そして、占いの館の登場回数が増える場合は、月曜日、雨、夕方、などの、占いの館が出る場所を特定する方法が使えなくなる。
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