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第12話 (コメント採用回)スキル定着スクロールの発見③
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「ストームホルトのおかげで、人に移らない呪いだってこともわかったし、マクシミリアンがそれでいいなら先に進みましょうか。」
エリザベートがそう提案する。
「そうね、そうしましょう。もっと良い宝箱にも巡り会えるかも知れないわ!イグナイトスティールがいれば、盗賊がいなくても鍵が開けられることもわかったしね!」
ゾフィーが明るく言う。
「そうですね!行きましょう!」
アリシアがそう応じて、僕らは4階層のフロアへと降りる階段へ向かった。
先程までの森や草原エリアと違って、空が薄暗くて、腐りかけたようなツタが木の間から垂れ下がっているような、なんとも陰鬱な気分になる、暗いエリアだった。
「ウッ、なにここ、ひどい臭いね……。」
ゾフィーが思わず鼻をつまむ。
「泥溜まりの湿地帯みたいですね……。」
エリザベートが言う。
「そう?僕感じないけど……。」
「スキルのおかげなんじゃないですか?」
アリシアがそう言ってくる。
鼻がスーッとするってやつ?
……地味に使えてるのが悔しい。
「こういう場所によくいる魔物って言うと、やっぱり毒を持つのが多いけど……。」
そう言っていると、ポコン、ポコン、と空気の塊のような大きな泡がいくつも浮かんで着たかと思うと、弾けた大きな泡が、毒属性の泥の魔物、ベトベトへと変換した!
緑のスライムは衣服だけを溶かして食べるけど、ベトベトはそれこそなんだって食べるんだ。武器だろうとなんだろうと。だから近接職にはとても戦い辛い相手なんだ。
「ベトベトだわ!」
「ここはエリザベートに任せて、私たちは援護に回りましょう!」
「はい!」
「うん!」
魔法使いのエリザベートを攻撃の要とし、エリザベートを守る布陣を敷いた。ベトベトは魔法耐性が弱いから、魔法使いが天敵だ。
「うう……、それにしても臭くて、呪文が唱えづらいわ。」
エリザベートが顔をしかめる。
「いつまでも息を止めてらんない!エリザベート!早く倒してよ!」
ゾフィーが泣き言を言った。
「僕が衝撃波の斬撃で援護するから、頑張って!エリザベート!」
「やるのは俺だろ。」
「イグナイトスティールはちょと黙っててよ!わかってるから!」
「私もストームホルトで援護します!」
「じゃあ私がエリザベートに向かってくるベトベトを、近付けさせないようにする役目ってことね!」
それぞれが役割を決めて、僕らは配置についた。その間にも、泥溜まりからは大きな空気の泡のようなものが浮かんで、新しいベトベトたちが姿を現していた。
────────────────────
マクシミリアン・スワロスウェイカー
年 齢:15歳
性 別:男
種 族:人間族
レベル:24
H P:185
M P:154
攻撃力:101
防御力:89
俊敏性:82
知 力:105
称 号:
魔 法:
スキル:勃起不可、逆剥けが治る、足元から5ミリ浮く、モテる(猫限定)、目薬を外さない、美味しいお茶を淹れる、体臭が消せる、裸に見える、雨予報(15秒前)、カツラを見抜ける、塩が見つかる、上手に嘘がつける、快便になる、他人の才能の芽が見える、相手がほんの少し素直になる、植物が育ちやすくなる、おいしい水が手に入る、悪口が聞こえる、肩もみがうまくなる、寝坊しなくなる、ラッキースケベが起きる確率が上がる、パンツが見えそうになる、パンツの種類を言い当てられる、相手が一番喜ぶプレゼントが分かる、魚が寄ってくる、中身が確認出来る、鼻がスーッとする。
状 態:呪い〈ランダムでスキルを封印する〉
────────────────────
まだ冒険を続けますか?
▷はい
いいえ
────────────────────
少しでも面白いと思ったら、エピソードごとのイイネ、または応援するを押していただけたら幸いです。
エリザベートがそう提案する。
「そうね、そうしましょう。もっと良い宝箱にも巡り会えるかも知れないわ!イグナイトスティールがいれば、盗賊がいなくても鍵が開けられることもわかったしね!」
ゾフィーが明るく言う。
「そうですね!行きましょう!」
アリシアがそう応じて、僕らは4階層のフロアへと降りる階段へ向かった。
先程までの森や草原エリアと違って、空が薄暗くて、腐りかけたようなツタが木の間から垂れ下がっているような、なんとも陰鬱な気分になる、暗いエリアだった。
「ウッ、なにここ、ひどい臭いね……。」
ゾフィーが思わず鼻をつまむ。
「泥溜まりの湿地帯みたいですね……。」
エリザベートが言う。
「そう?僕感じないけど……。」
「スキルのおかげなんじゃないですか?」
アリシアがそう言ってくる。
鼻がスーッとするってやつ?
……地味に使えてるのが悔しい。
「こういう場所によくいる魔物って言うと、やっぱり毒を持つのが多いけど……。」
そう言っていると、ポコン、ポコン、と空気の塊のような大きな泡がいくつも浮かんで着たかと思うと、弾けた大きな泡が、毒属性の泥の魔物、ベトベトへと変換した!
緑のスライムは衣服だけを溶かして食べるけど、ベトベトはそれこそなんだって食べるんだ。武器だろうとなんだろうと。だから近接職にはとても戦い辛い相手なんだ。
「ベトベトだわ!」
「ここはエリザベートに任せて、私たちは援護に回りましょう!」
「はい!」
「うん!」
魔法使いのエリザベートを攻撃の要とし、エリザベートを守る布陣を敷いた。ベトベトは魔法耐性が弱いから、魔法使いが天敵だ。
「うう……、それにしても臭くて、呪文が唱えづらいわ。」
エリザベートが顔をしかめる。
「いつまでも息を止めてらんない!エリザベート!早く倒してよ!」
ゾフィーが泣き言を言った。
「僕が衝撃波の斬撃で援護するから、頑張って!エリザベート!」
「やるのは俺だろ。」
「イグナイトスティールはちょと黙っててよ!わかってるから!」
「私もストームホルトで援護します!」
「じゃあ私がエリザベートに向かってくるベトベトを、近付けさせないようにする役目ってことね!」
それぞれが役割を決めて、僕らは配置についた。その間にも、泥溜まりからは大きな空気の泡のようなものが浮かんで、新しいベトベトたちが姿を現していた。
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マクシミリアン・スワロスウェイカー
年 齢:15歳
性 別:男
種 族:人間族
レベル:24
H P:185
M P:154
攻撃力:101
防御力:89
俊敏性:82
知 力:105
称 号:
魔 法:
スキル:勃起不可、逆剥けが治る、足元から5ミリ浮く、モテる(猫限定)、目薬を外さない、美味しいお茶を淹れる、体臭が消せる、裸に見える、雨予報(15秒前)、カツラを見抜ける、塩が見つかる、上手に嘘がつける、快便になる、他人の才能の芽が見える、相手がほんの少し素直になる、植物が育ちやすくなる、おいしい水が手に入る、悪口が聞こえる、肩もみがうまくなる、寝坊しなくなる、ラッキースケベが起きる確率が上がる、パンツが見えそうになる、パンツの種類を言い当てられる、相手が一番喜ぶプレゼントが分かる、魚が寄ってくる、中身が確認出来る、鼻がスーッとする。
状 態:呪い〈ランダムでスキルを封印する〉
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まだ冒険を続けますか?
▷はい
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