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第6話 全属性の勇者候補②
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その最中に神の福音の音がする。
レベルが13になりました。
HPが3上がりました。
MPが3上がりました。
攻撃力が1上がりました。
防御力が2上がりました。
俊敏性が1上がりました。
知力が2上がりました。
スキル、〈相手がほんの少し素直になる〉を習得しました。
レベルが14になりました。
HPが2上がりました。
MPが2上がりました。
攻撃力が2上がりました。
防御力が1上がりました。
俊敏性が3上がりました。
知力が1上がりました。
スキル、〈植物が育ちやすくなる〉を習得しました。
うん、もはや何も言うまい。帰ってから飲む謎の液体に期待しよう。今日は人数もいることだし、もっとたくさん手に入れるぞ!
僕たちは狭い階段を降りて、ダンジョンを更に下へともぐった。
壁は土壁に苔が生えていて、妙にしっとりと柔らかかった。
ひとつ下の階には、痺れスライムとゴブリンがいた。
僕たちに気が付いて、ゴブリンが、ギャッギャッ!と警戒の声を発する。
「来るよ!気をつけて!」
「──風の刃!!
──炎の礫!!」
「──聖なる斬撃!!」
「──混ざり合う破壊者!!」
「──横一線!!」
ゾフィーとエリザベートがまず攻撃をあて、そこにアリシアと僕が攻撃を加えて倒す。まだ2人は一撃では倒せないみたいだ。
だけどあっというまにこの階層の魔物をすべて倒してしまった。初めてのパーティーにしては、なかなかに連携が取れてるんじゃないかな?
「凄く効率がいいわね!
どんどん倒せるのが気持ちいい!」
「油断しないでね、次々強くなるからさ。
あ、そうだ、せっかくパーティーを組んでいるんだし、売れるようなものでもないから、これを使ってみようか。」
僕はこの間拾っておいた、一定時間攻撃力15%アップの消耗品スクロールと、一定時間防御力10%アップの消耗品スクロールと、一定時間俊敏性10%アップの消耗品スクロールと、一定時間知力15%アップの消耗品スクロールを使った。
パーティーを組んでいれば、使った人間だけでなく、パーティー全体にかかるのだ。
「わ!スクロールを使うのなんて初めてよ!マクシミリアン、ありがとう!」
「たったの10%から15%だけど、一撃で倒せる可能性が上がったと思うよ!
この調子で頑張ろう!」
スクロールって、使うと体にも直接変化のあるものなんだな。なんかほんの少し暖かくなったようにも感じるし、体に力が湧いてくる気がする。
「レベルが上がったら使わなくなるものだしね、どんどん使って稼いでいこう!
魔物を倒し続けていれば、どうせ次々同じようなのを、拾うだろうからね。」
「早く下の階に行きましょう!
レベルも上がったし、早く攻撃力を試してみたいわ!」
エリザベートが一番ワクワクしている。魔法使いはレベルが上がるまで、戦力として見なされないからな、無理もない。
下の階層に降りると、今度は痺れスライムと、こん棒を持っているのだけじゃなく、弓矢を構えているゴブリンがいた。
「──風の刃!!
──炎の礫!!」
エリザベートの魔法攻撃が、1体の痺れスライムは倒せなかったが、もう1体の痺れスライムを一撃でほふった。
「やった!初めて自分一人で倒したわ!」
「あぶない!エリザベート!」
ゾフィーがエリザベートをかばう。ゴブリンの放った弓矢が飛んできたのだ。
「まわりをちゃんと見てなくちゃ駄目よ、エリザベート。」
「ごめんなさい。気をつけるわ。」
「エリザベートさんに何するんですか!
──混ざり合う破壊者!!」
アリシアがエリザベートに弓矢を放ったゴブリンを倒した。
「私もやるわ!
──聖なる斬撃!!」
ゾフィーの攻撃が他のゴブリンを倒す。
「やった!私も1人で倒せたわ!」
「ちょっ、危ない!ゾフィー!
──横一線!!」
思わずエリザベートを振り返ったゾフィーめがけて飛んできた痺れスライム4体を切り落とす。謎の液体の瓶をドロップした。
「こいつは当たったら、痺れさせられた上に服を溶かされるんだ、気をつけて。」
「ゾフィーったら。」
人のこと言えないわね、という表情でエリザベートが笑う。ゾフィーも眉を下げてごめんなさい、と恥ずかしそうに笑った。
僕たちはこの階も順調に魔物を一掃し、たくさんのスクロールやアイテムをマジックバッグにつめて、下の階へと降りたのだった。
────────────────────
マクシミリアン・スワロスウェイカー
15歳
男
人間族
レベル 14
HP 162
MP 128
攻撃力 78
防御力 64
俊敏性 58
知力 87
称号
魔法
スキル 勃起不可 逆剥けが治る 足元から5ミリ浮く モテる(猫限定) 目薬を外さない 美味しいお茶を淹れる 体臭が消せる 裸に見える 雨予報(15秒前) カツラを見抜ける 塩が見つかる 上手に嘘がつける 快便になる 他人の才能の芽が見える 相手がほんの少し素直になる 植物が育ちやすくなる
────────────────────
まだ冒険を続けますか?
▷はい
いいえ
────────────────────
少しでも面白いと思ったら、エピソードごとのイイネ、または応援するを押していただけたら幸いです。
レベルが13になりました。
HPが3上がりました。
MPが3上がりました。
攻撃力が1上がりました。
防御力が2上がりました。
俊敏性が1上がりました。
知力が2上がりました。
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レベルが14になりました。
HPが2上がりました。
MPが2上がりました。
攻撃力が2上がりました。
防御力が1上がりました。
俊敏性が3上がりました。
知力が1上がりました。
スキル、〈植物が育ちやすくなる〉を習得しました。
うん、もはや何も言うまい。帰ってから飲む謎の液体に期待しよう。今日は人数もいることだし、もっとたくさん手に入れるぞ!
僕たちは狭い階段を降りて、ダンジョンを更に下へともぐった。
壁は土壁に苔が生えていて、妙にしっとりと柔らかかった。
ひとつ下の階には、痺れスライムとゴブリンがいた。
僕たちに気が付いて、ゴブリンが、ギャッギャッ!と警戒の声を発する。
「来るよ!気をつけて!」
「──風の刃!!
──炎の礫!!」
「──聖なる斬撃!!」
「──混ざり合う破壊者!!」
「──横一線!!」
ゾフィーとエリザベートがまず攻撃をあて、そこにアリシアと僕が攻撃を加えて倒す。まだ2人は一撃では倒せないみたいだ。
だけどあっというまにこの階層の魔物をすべて倒してしまった。初めてのパーティーにしては、なかなかに連携が取れてるんじゃないかな?
「凄く効率がいいわね!
どんどん倒せるのが気持ちいい!」
「油断しないでね、次々強くなるからさ。
あ、そうだ、せっかくパーティーを組んでいるんだし、売れるようなものでもないから、これを使ってみようか。」
僕はこの間拾っておいた、一定時間攻撃力15%アップの消耗品スクロールと、一定時間防御力10%アップの消耗品スクロールと、一定時間俊敏性10%アップの消耗品スクロールと、一定時間知力15%アップの消耗品スクロールを使った。
パーティーを組んでいれば、使った人間だけでなく、パーティー全体にかかるのだ。
「わ!スクロールを使うのなんて初めてよ!マクシミリアン、ありがとう!」
「たったの10%から15%だけど、一撃で倒せる可能性が上がったと思うよ!
この調子で頑張ろう!」
スクロールって、使うと体にも直接変化のあるものなんだな。なんかほんの少し暖かくなったようにも感じるし、体に力が湧いてくる気がする。
「レベルが上がったら使わなくなるものだしね、どんどん使って稼いでいこう!
魔物を倒し続けていれば、どうせ次々同じようなのを、拾うだろうからね。」
「早く下の階に行きましょう!
レベルも上がったし、早く攻撃力を試してみたいわ!」
エリザベートが一番ワクワクしている。魔法使いはレベルが上がるまで、戦力として見なされないからな、無理もない。
下の階層に降りると、今度は痺れスライムと、こん棒を持っているのだけじゃなく、弓矢を構えているゴブリンがいた。
「──風の刃!!
──炎の礫!!」
エリザベートの魔法攻撃が、1体の痺れスライムは倒せなかったが、もう1体の痺れスライムを一撃でほふった。
「やった!初めて自分一人で倒したわ!」
「あぶない!エリザベート!」
ゾフィーがエリザベートをかばう。ゴブリンの放った弓矢が飛んできたのだ。
「まわりをちゃんと見てなくちゃ駄目よ、エリザベート。」
「ごめんなさい。気をつけるわ。」
「エリザベートさんに何するんですか!
──混ざり合う破壊者!!」
アリシアがエリザベートに弓矢を放ったゴブリンを倒した。
「私もやるわ!
──聖なる斬撃!!」
ゾフィーの攻撃が他のゴブリンを倒す。
「やった!私も1人で倒せたわ!」
「ちょっ、危ない!ゾフィー!
──横一線!!」
思わずエリザベートを振り返ったゾフィーめがけて飛んできた痺れスライム4体を切り落とす。謎の液体の瓶をドロップした。
「こいつは当たったら、痺れさせられた上に服を溶かされるんだ、気をつけて。」
「ゾフィーったら。」
人のこと言えないわね、という表情でエリザベートが笑う。ゾフィーも眉を下げてごめんなさい、と恥ずかしそうに笑った。
僕たちはこの階も順調に魔物を一掃し、たくさんのスクロールやアイテムをマジックバッグにつめて、下の階へと降りたのだった。
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マクシミリアン・スワロスウェイカー
15歳
男
人間族
レベル 14
HP 162
MP 128
攻撃力 78
防御力 64
俊敏性 58
知力 87
称号
魔法
スキル 勃起不可 逆剥けが治る 足元から5ミリ浮く モテる(猫限定) 目薬を外さない 美味しいお茶を淹れる 体臭が消せる 裸に見える 雨予報(15秒前) カツラを見抜ける 塩が見つかる 上手に嘘がつける 快便になる 他人の才能の芽が見える 相手がほんの少し素直になる 植物が育ちやすくなる
────────────────────
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