旦那様は魔法使い

なかゆんきなこ

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第六章 新しい家族

最高の魔法 後編

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 昼食の後、子供達はネリーと一緒に街の公園へ繰り出し、アニエス達はまた仕事に戻った。アニエスはキースと交代してカフェの厨房に入り、アクアがカフェの給仕、ライトがパン屋の店番を担当する。
 昼食をとっているカルが戻るまでは一人で店にいるサフィールは、客がいない間に魔法書を読んだり研究のメモを書きつけたり、マイペースに時を過ごしている。
 元々の家の二階だったスペースと店とを繋げて広くしたおかげで、薬を調合するスペースや棚を置いておくスペースが広くとれるようになった。だが六年経った今、広いからとドンドン集めた道具類や書籍が所狭しと乱雑に置かれて、部屋を狭くしている。だがサフィールにとってはこの散らかり具合が一番居心地良く、新しい魔法や薬のアイディアもよく浮かぶのだった。
 唯一の問題は、魔法に興味津々の娘ステラが「あれはなに?」「これはなに?」と道具を引っ張り出してくることだろうか。
 娘に「お父さんみたいになりたい!」と言ってもらえるのは本当に嬉しいのだが、魔法の研究には危険もつきもの、ましてステラの猪突猛進な性格を思うと、父としては少し不安な所もある。
 以前サフィールの箒を勝手に持ち出して飛ぼうとしたこともあるし、(それは子守り役だったカルが慌てて止めてくれた)「お父さんのマネ!」と言って調合中の鍋に勝手に材料を放り込んで爆発させかけたこともあるし(これはサフィールが血相を変えて投入された材料を掬い出し、事なきを得た)やる気はあるが深く考えずに動くため、見ていてハラハラする。そのため、ステラに魔法を教えるのはもう少し大きくなってから! と、約束している。
 そして自分から見てむしろ研究に向いていそうな気質のルイスは、アニエスの影響か菓子作りに興味津々だった。パン作りにも少々興味があるようなのだが、それよりもやはり菓子の方に関心があるらしい。妹と違って慎重な兄は、事前にようくレシピを読み込んでから母と一緒に実践――実際に菓子を作っては家族に振る舞ってくれる。
 日頃自分に似て感情の読み取りにくいルイスが、作った菓子を褒められた時には年相応の笑顔を見せるのが可愛かった。
 もちろんステラだって可愛い。元気に動き回る姿を見ていると、こちらまで元気になる。そんな、人を明るく照らする『光』を持っている娘だ。一度それを臆面も無く口に出したら、聞いていたアニエスにクスクスと笑われたけれど。
 子供達の外見も気質も、自分達に似ているところがあって、混じり合っている所もあって。サフィールはそんな親子の繋がりを、感慨深く思った。


 その日の夜。帳簿付けを終えてゆっくりと湯に浸かり一日の疲れを癒したアニエスは、寝室に向かう前に子供達の部屋に向かった。
 子供達の部屋は二部屋あり、一部屋が遊び部屋。一部屋が寝室となっている。二人が成長したら、いずれ部屋を分けるつもりだった。だが今は、寝台を二つ並べて同じ部屋で眠っている。
「……ふふっ」
 ネリーに寝かしつけてもらった二人は、すやすやと寝入っていた。ルイスはきちんと寝具の中に納まって眠っているが、少し寝相の悪いステラは掛け布を蹴飛ばしてお腹を出して眠っている。
 アニエスは娘の寝巻をきちんと直してやると、寝具を掛けてやって、それから愛しい子供達の額にキスを落した。
「良い夢を……」
 起こさないよう小声で言うと、最後に二人の頬を撫で、そして静かに部屋を後にする。
 そして自分達夫婦の寝室に戻ると、そこにはいつものように、寝台に入って本を読んでいる夫の姿があった。
 結婚した頃と変わらない日常の光景に、アニエスはふっと笑みを浮かべる。
 自分の好きな仕事をして充実した一日を過ごした後、愛しい子供達の安らかな寝顔を見て、そうして愛しい夫の胸の中に帰って来れるこの幸せを、噛み締めずにはいられなかったのだ。
「サフィール」
 アニエスがそう夫の名を呼んで寝台に近付くと、サフィールは読んでいた本を閉じて棚に置き、「お疲れ様」と微笑んでアニエスを迎えてくれる。
「子供達は?」
「ぐっすり寝ていたわ。ふふっ、とっても可愛い寝顔で」
「俺が見に行った時は、まだ眠くないってぐずってネリーを困らせてたよ」
「あら」
「ネリーは寝かせて、俺が代わりに絵本を読んだ。そうしたら……」
「そうしたら?」
 サフィールの隣に身を寄せながらアニエスが問う。二人の顔は、今にも唇が触れ合いそうなくらい近かった。
「『お父さん、絵本を読むの下手!』ってステラに文句を言われて」
「あらあら」
「ルイスにまで『棒読みで読まれても……ねえ?』って、言われた……」
 ふっと、アニエスの口から笑いが零れる。そんな父子三人の姿が目に浮かぶようで、おかしかった。
「悔しかったから、もっと棒読みで……というか、呪文を唱えるみたいにひたすら読み上げていたら、いつの間にか寝てた。これ、使えると思わない?」
 そんなことを真顔で言う夫に、アニエスはますます笑いが止まらなかった。
「そうね。今度から、二人を寝かしつける時はあなたにお願いするわ」
「任せて」
 そう頷くなり、サフィールはアニエスの身体をぎゅっと抱きしめる。
 湯上りのアニエスはとても良い香りがした。むしゃぶりつきたい衝動のままに彼女の胸に唇を寄せて思ったままを素直に口にすると、アニエスはくすくすと笑って夫の髪に指を絡ませながら、「あなたのおかげよ」と言う。
 家族が使っている石鹸類もアニエスの美顔水も、全てサフィールが作った物だ。サフィールは、自分の作ったもので愛しい妻が磨かれていくことに喜びを感じていた。自分が合うと思って選んだ香りが、彼女自身の体臭と相俟ってよりいっそう芳しく薫るのもたまらない。
 それはまるで、アニエスが他の誰でもないサフィールだけの物だという証のようで。自分のちっぽけな独占欲が満たされていくような気がしたのだ。
 いつまでたってもサフィールは、この美しい妻に夢中だった。
 それはアニエスも変わらない。歳を経ても変わらぬ情熱で自分を求めてくれる夫を、彼女は心から受け入れていた。
 二人は互いの存在を確かめ合うように、ゆっくりと触れ合い、熱を高めていく。
 丁寧に寝巻を剥ぎ取られ、アニエスの裸体が夫の目に晒される。ふっくらとした胸は二人の子どもを育てても変わらず豊かで、柔らかかった。サフィールはうっとりと、彼女の胸を揉みしだく。そして幼子のように、頂を口に含んだ。
「んっ……」
 熱心に頂を吸われて、アニエスの口から甘やかな吐息が零れる。
 そして、胸を口で愛撫する一方、彼の手は胸から下腹へと辿っていき、焦れったいほど優しい手付きで彼女の肌を撫で上げていく。
「……っあ……サフィール……っ」
「ん。可愛い……アニエス……」
 上気した頬で、潤んだ瞳で自分を見てくる妻のなんと愛らしいことだろう。気を良くしたサフィールは指でそっと彼女の花びらに触れると、溢れ始めていた蜜をこすりつけるように、指の腹で撫でていく。
「やっ、あっ……」
 びくっ、びくっと快楽に身を震わす度、彼女の蜜壷はトロトロと蜜を溢れさせていく。ソコはすっかり柔らかくほぐれて、サフィールを受け入れる準備が整いつつあった。
 最初は二本だった指を三本に増やし、ぐちゅっ、くちゅと音を立てて蜜壷を責め立てていたサフィールが、ふとその手を止める。そうして名残惜しげに身を離すと、すっかり昂ぶっていた自身に手を添え、そっと彼女の秘所に宛がった。
「……挿れるよ?」
「……んっ。きて……?」
 そう優しく微笑むアニエスの唇にちゅっとキスをしてから、サフィールはゆっくりと、自身を彼女のナカに沈めていった。自分の身体も心も、アニエスの熱に包まれて歓喜に打ち震える。
「あっ、あああああっ……」
 寸前まで高められていた蜜壷に待ち望んでいた楔が打ち込まれ、アニエスは感極まったような声を上げる。そうしてびくびくっと震える彼女は、それだけで果ててしまったようだった。
「アニエス……っ」
 絶頂の瞬間にキュウっと締め付けられ、自分まで果てに連れていかれそうなのを必死に堪えたサフィールは、最奥まで自身を沈めて、ふうっと息を吐いた。
「……サフ……ィールっ……んっ……」
 そしてアニエスの唇に貪るように口付けてから、ゆっくりと腰を動かし始める。
「ふっ、あっ……っ」
 快楽に震えるアニエスの指が、きゅっとシーツを握った。腰を打ちつけられる度、無防備な彼女の胸がたゆったゆっと揺れる。
「はっ、はあっ……」
「あっ、だめ……や……また……いっちゃ……」
 激しさを増し、何度も熱い楔で擦られ、突かれている内に、アニエスの意識が再び高みへと昇っていく。サフィールは自分の下で乱れる妻に満足気な笑みを浮かべて、「いいよ」と言った。
 そしてシーツを握っていたアニエスの手に自分の手を重ね、ぎゅっと握る。
「一緒に、いこう?」
「んっ。いっしょ……いっ……いっしょがいい……っの……あっ、ああっ!!」
「くっ……」
 アニエスが二度目の絶頂を迎えた瞬間、サフィールもまた彼女の最奥に白濁を吐き、果てた。


 事後、しっとりと汗ばんだ互いの身体をぴったりと寄り添わせて、熱が鎮まるのを待つ。この時間も、アニエスは好きだった。
「ふふっ」
「アニエス……?」
 手慰みに彼女の髪を撫でていたサフィールが、「どうしたの?」と問うように小さく彼女の名を囁く。
「ううん。ただ……幸せだなあと思って」
 だからついつい口元が緩んでしまうのだと言えば、サフィールは「うん」と頷いた。
「俺も……。ねえ、アニエス」
 なあに? とアニエスが返せば、彼はふっと口元に笑みを浮かべて言った。
「……愛してる……」
 そして、アニエスの身体がぎゅっと抱き締められる。
「サフィール……」
 それは何度も告げられた、彼からの愛の言葉。
 そして何度告げられてもアニエスの心に沁み渡る、愛しい言葉だった。
「……君という伴侶を得られて、ルイスとステラ、可愛い子供達に恵まれて。使い魔猫達とみんな一緒に暮らしていられる今が、愛おしくて……」
「うん……」
「どんな魔法より、すごいこと……だと思うんだ」
「ええ。その通りね……」
 アニエスもまた、彼の言葉に心から賛同する。
 サフィールと出会えたこと。一度離れ、再会し、心を通わせ合い、結ばれたこと。
 使い魔猫達との出会いも、こうして今も一緒に居られることも。
 二人の可愛い子供に恵まれたことも。何もかも……
 一つ一つが奇跡のように思える、どんな魔法より素敵な……

「あなたが私に与えてくれた、最高の魔法だわ」

 『幸せ』という名の、魔法だった。
 アニエスはそう微笑むと、旦那様に……誰よりも愛しい魔法使いに口付けた。


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これにて『旦那様は魔法使い』はいったん完結です!
ここまでお付き合い下さって、本当にありがとうございました!!
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