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質問

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女「今からあなたに質問します。「はい」か「いいえ」で答えてください。しかし、あなたは口を縛られているので「はい」なら首を縦に、「いいえ」なら横に振ってください。」

男「……」(コクリ)

女「あなたは、アメリカが好きですか?」

男「……」(コクリ)

女「あなたは、今起きましたか?」

男「……」(コクリ)

女「あなたは、今なぜここにいるか知っていますか」

男「……」(フルフル)

女「あなたは、自分がしたことが分かっていますか?」

男「……」(フルフル)

女「罪の意識はありますか?」

男「……」(フルフル)

女「なぜ私の大切な弟を殺したのですか?」

男「……!」

女「もしかして死んだ理由を知らなかったのですか?」

男「……」(コクリコクリ)

女「死んで良かったと思いますか?」

男「!!」(フルフル)

女「あんなに憎んでいたのに?」

男「……」

女「あんなに日頃暴力を振るっていたのに?」

男「……」

女「虐めていて楽しかったですか?」

男「……!」(フルフル)

女「虐めているつもりじゃなかったと?」

男「……」(コクリ)

女「そうですか。でもね、あの子はずっと苦しんでいたの。家族みんなに隠してまで。」

男「…!」

女「私は姉として失格よ…。どうしてもっと早く気づかなかったのかしら…。もっと早く気づいていれば、あの子を救うことが出来たのに…うぅ…。」

男「………」

女「だからね、あなたがあの子にしていたことは、あなたは遊び半分だと思っても、あの子にとっては苦痛でしか無かったと思うの。」

男「………」

女「あなたはいいわね。すぐに苦痛が終わるから。」

男「!?」

女「私はあなたを許さないわ。この鉛玉を貰って頂戴。」

男「!!!!」

パァァーン!!

女「…あなたはいいわね。苦痛が一瞬で終わるもの。あの子に比べたら、これは屁でもないわ…。」
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