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第五章
王子様は永遠に 12
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「何となく先のことがわかっちゃうから、感情が麻痺してるように思えるんだよ。あの時も自分が殺されないことをわかってた。あの女にも、俺にも。全く恐怖がなかったわけじゃないと思うけど、本人も不思議なくらいそれが薄れるんだよ。その辺は大翔にも近いかもね。彼女もすぐに忘れてしまうんだ」
捺樹も彼女の全てを感じているとは言わない。たまに揺れる感情をキャッチして知ったかぶりをしているだけかもしれない。本当は彼女に向き合うのが怖いのかもしれない。
彼女は現実が退屈だから未来を創造する。でも、一過性でいつまでも浸っていられない。大翔が謎を解いたらもうそこには興味を持てなくなってしまうのと同じように狂気に浸るその時だけが楽しいのだ。指を動かしているその時だけ、彼女はマッドの気分を味わっている。捺樹が事件を追うことで犯人と同じ気持ちになっているように。
「絶望って言うには軽い。闇と言うには浅い。そこが一番心地いいんだよ。踏み外さず、けれど、希望も持たない狭間。そんな逃避に俺は酔ってるの。実際は常に行き来して、たまにどっちかに飛び込みそうになるけど、誰かに引き戻される」
仲間と言えるような温い関係ではないが、やはり同類なのだ。
類は友を呼ぶ、それぞれが持つ磁石によって引き合わされた。《スリーヤミーゴス》と呼ばれるのは、つまらない世の中で唯一素晴らしい運命だと断言できる。二人に出会えたのは奇跡のようでもある。彼らには自分をさらけ出せる。寂しくならない。颯太にはそれが感じられない。
「見ようと思えば真っ直ぐに現実を見れる。でも、背を向ける。とっても、怠惰でしょ?」
悪になろうと思えばなれる。その手口を知っている。正義になりたいとは思わないが、その逆になる決心はつかない。
そんなものとは無縁の生活をすることもできるのに、言い訳をする。苦痛からの逃避だ。『退屈』『つまらない』『めんどくせぇ』と現実を切り捨てる。
颯太は反応を示さなかった。必死に考えているのだろう。自分はどうなのか、と揺れている。
「狂人じゃない、狂人のフリをしてる。でも、常人とも言い切れない。俺達はそんな感じ。多分、三人ともちょっと似てて、似てない。だから、必要以上に近付かない方が、お互いを知ろうとしない方が、傷付かない。多分、知れば三人とも自滅するんじゃないかな」
破滅的な関係だと思う。傷を舐め合おうとすれば、その身を蝕む毒にやられるかもしれないし、自らの毒で殺してしまうかもしれない。けれども、ほんの少しずつ、ゆっくりと長い時間をかけていけば、いつかは本当の仲間になれるのかもしれない。それぞれがわかっているからこその距離感があるのだ。
「でも、俺は傷付いていたいんだよ。彼女に傷付けられていたい。叶わない想いに身を焦がしていたい。手に入れられないものがあるっていう屈辱に苛まれていたい。誰も与えてくれなかった痛みだからね、愛しいんだ」
彼女だけにはそれを許せる。彼女が孤独を怖がっているからこそ触れる。でも、求めてほしくない。そうするのは自分の役目だ。彼女に求められれば狂喜乱舞するかもしれないが、一刹那のことだろう。それからは地獄が待っている。
「ドMですか、あなたは」
颯太はすっかり呆れている様子だ。ここまで吐露するとは思わなかったのだろう。捺樹自身もまさか彼に話すとは予期していなかった。
「今回のことで究極の快楽が見えた気がするよ、まだ到達できそうもないけどね。そういうわけで、俺はまた傷付けられに行くよ」
「懲りないんですね。俺には絶対に真似できないですよ」
性癖だから仕方がないとしか言いようがない。肉体的な快楽はなくとも幸福なのだ。
「彼女のことはお前が責任を持ってくれるよね? 悪夢から覚ましてあげて。俺のことを忘れさせてあげて。必要なら、怒ってないって伝えてあげて。ごめん、って。それとも、素敵なサプライズをありがとう、かな?」
捺樹はわかっていた。自分では彼女を救う言葉をかけてあげられないと。
颯太に任せれば、もう互いに暴走はしないだろう。今度こそ本当の恋が生まれるかもしれない。
「なかったことにするんですか……?」
不思議そうというよりは不安げな表情だった。彼女を咎めないことへの喜びや安堵はない。やはり、自分も共犯だと感じ、畏怖を覚えてきたのか。
「だって、俺、生嶋さんに泣かれるのやだし」
「あ、それ、わかります」
自然な同意だった。捺樹も彼を引き戻せるかと緊張していたが、リラックスし始める。
「困るよね、いい歳した女が涙脆くてさ、もう被害者への同情っていうか、熱血っていうか、あれも妄想の域じゃないかな。大損美人って言われてるんだよ、あの人」
捺樹が協力している生嶋という刑事はとにかく面倒な人種だった。今、処理を頼めば大事になる可能性がある。
「俺も抱き付かれて泣かれてシャツがびしょびしょになりました」
前の事件の時、捺樹が呼んだ生嶋はまずクロエを見て涙を浮かべ、颯太の目の前で犯人が飛び降りたことを知ると二人纏めて抱え込んで、大声を上げて泣き喚いた。まるで泣かない二人の代わりのように、二人の分を吸い取ってしまったかのように。
「お前、目の前で犯人に自殺されたんじゃなくて、自殺に追い込んでみたのにね」
「ひ、人聞きが悪いこと言わないでくださいよ! た、ただ、なんか突然すぎて、現実味がなくて……ほんと、俺、今、自分が何を言ってたのかもわからない感じで、この数日のことさえ夢みたいな感じなんですよ? ああ、もうっ、何で彼女にあんなこと言っちゃったんだろう……大体、俺、階段で鉢合わせて、上に行ったので追いかけて、そうしたらフェンス越えて……音が聞こえて、確認してないんです。動けなくて……あれ? でも、見たのかな……」
いつもの颯太に戻ったと思ったら激しく混乱し始めた。
やばい、捺樹は考えるよりも先に動いていた。
「宝生、先輩……?」
戸惑う声がすぐ近くで聞こえる。捺樹は大翔がそうしてくれたように彼を抱き締めていた。
あの時、捺樹の軌道は修正された。口には出さないが、感謝している。あれから捺樹は大翔へも接近を試みた。彼もまた冷たいが、自分だけ空回りしているような状況に捺樹は満足していた。
「お前は行動力があるから、俺の助手になりなよ」
「え……?」
自分にこの少年が必要なのだろうか。考えてみてもわからなかった。
彼には自分が必要なのかと問いを変えれば、もっと迷走する。
勘も今になって正常ではなくなったのかもしれない。何も働かない。それでも、言葉は口を衝いて出る。爆弾を抱えている気分だった。
「大翔やクロエみたいに的を外したり飛び越えたりしない。平凡だけど、天才には必要だろ?」
「ワトソン君とか小林少年とかみたいな位置付けですか?」
どうだろうか、捺樹は明確な答えを出すのは避けた。探偵紛いのことをしているからと言って推理小説を好んで読むわけではない。だから、颯太が出した名前は聞いたことがある程度だ。おそらく彼もそうだろう。どこまで活躍するかはわからない。やはり何の役にも立たないという可能性はある。彼次第だ。
抱き締めていた腕から解放して向き合う。
「今日から俺とお前は友達」
「何で、急にそうなるんですか?」
助手と友達はまた違うと言いたげだ。捺樹は笑う。
「それとも、共犯にする? 秘密を共有しちゃったわけだし」
「そもそも、先輩って本当の友達とかいるんですか?」
やはり生意気だ。でも、それが自分にはいいのだろうか。
「いないよ。でも、その内作るよ、二人くらいね」
友達がいない。そのことについて捺樹は悲観しない。自分の周りにいる人間には何か目的がある。彼にとっては当然のことだ。
「じゃあね、本当のロミオ」
ヒラヒラと手を振って捺樹は背を向ける。振り返らない。これ以上かける言葉もない。
眠り姫と本当の王子を廃墟に残して、彼は向かう。魔女の元へ。自分の配役は何だろうか。考えてすぐに思い付く。
そうだ。あれがいい。
捺樹も彼女の全てを感じているとは言わない。たまに揺れる感情をキャッチして知ったかぶりをしているだけかもしれない。本当は彼女に向き合うのが怖いのかもしれない。
彼女は現実が退屈だから未来を創造する。でも、一過性でいつまでも浸っていられない。大翔が謎を解いたらもうそこには興味を持てなくなってしまうのと同じように狂気に浸るその時だけが楽しいのだ。指を動かしているその時だけ、彼女はマッドの気分を味わっている。捺樹が事件を追うことで犯人と同じ気持ちになっているように。
「絶望って言うには軽い。闇と言うには浅い。そこが一番心地いいんだよ。踏み外さず、けれど、希望も持たない狭間。そんな逃避に俺は酔ってるの。実際は常に行き来して、たまにどっちかに飛び込みそうになるけど、誰かに引き戻される」
仲間と言えるような温い関係ではないが、やはり同類なのだ。
類は友を呼ぶ、それぞれが持つ磁石によって引き合わされた。《スリーヤミーゴス》と呼ばれるのは、つまらない世の中で唯一素晴らしい運命だと断言できる。二人に出会えたのは奇跡のようでもある。彼らには自分をさらけ出せる。寂しくならない。颯太にはそれが感じられない。
「見ようと思えば真っ直ぐに現実を見れる。でも、背を向ける。とっても、怠惰でしょ?」
悪になろうと思えばなれる。その手口を知っている。正義になりたいとは思わないが、その逆になる決心はつかない。
そんなものとは無縁の生活をすることもできるのに、言い訳をする。苦痛からの逃避だ。『退屈』『つまらない』『めんどくせぇ』と現実を切り捨てる。
颯太は反応を示さなかった。必死に考えているのだろう。自分はどうなのか、と揺れている。
「狂人じゃない、狂人のフリをしてる。でも、常人とも言い切れない。俺達はそんな感じ。多分、三人ともちょっと似てて、似てない。だから、必要以上に近付かない方が、お互いを知ろうとしない方が、傷付かない。多分、知れば三人とも自滅するんじゃないかな」
破滅的な関係だと思う。傷を舐め合おうとすれば、その身を蝕む毒にやられるかもしれないし、自らの毒で殺してしまうかもしれない。けれども、ほんの少しずつ、ゆっくりと長い時間をかけていけば、いつかは本当の仲間になれるのかもしれない。それぞれがわかっているからこその距離感があるのだ。
「でも、俺は傷付いていたいんだよ。彼女に傷付けられていたい。叶わない想いに身を焦がしていたい。手に入れられないものがあるっていう屈辱に苛まれていたい。誰も与えてくれなかった痛みだからね、愛しいんだ」
彼女だけにはそれを許せる。彼女が孤独を怖がっているからこそ触れる。でも、求めてほしくない。そうするのは自分の役目だ。彼女に求められれば狂喜乱舞するかもしれないが、一刹那のことだろう。それからは地獄が待っている。
「ドMですか、あなたは」
颯太はすっかり呆れている様子だ。ここまで吐露するとは思わなかったのだろう。捺樹自身もまさか彼に話すとは予期していなかった。
「今回のことで究極の快楽が見えた気がするよ、まだ到達できそうもないけどね。そういうわけで、俺はまた傷付けられに行くよ」
「懲りないんですね。俺には絶対に真似できないですよ」
性癖だから仕方がないとしか言いようがない。肉体的な快楽はなくとも幸福なのだ。
「彼女のことはお前が責任を持ってくれるよね? 悪夢から覚ましてあげて。俺のことを忘れさせてあげて。必要なら、怒ってないって伝えてあげて。ごめん、って。それとも、素敵なサプライズをありがとう、かな?」
捺樹はわかっていた。自分では彼女を救う言葉をかけてあげられないと。
颯太に任せれば、もう互いに暴走はしないだろう。今度こそ本当の恋が生まれるかもしれない。
「なかったことにするんですか……?」
不思議そうというよりは不安げな表情だった。彼女を咎めないことへの喜びや安堵はない。やはり、自分も共犯だと感じ、畏怖を覚えてきたのか。
「だって、俺、生嶋さんに泣かれるのやだし」
「あ、それ、わかります」
自然な同意だった。捺樹も彼を引き戻せるかと緊張していたが、リラックスし始める。
「困るよね、いい歳した女が涙脆くてさ、もう被害者への同情っていうか、熱血っていうか、あれも妄想の域じゃないかな。大損美人って言われてるんだよ、あの人」
捺樹が協力している生嶋という刑事はとにかく面倒な人種だった。今、処理を頼めば大事になる可能性がある。
「俺も抱き付かれて泣かれてシャツがびしょびしょになりました」
前の事件の時、捺樹が呼んだ生嶋はまずクロエを見て涙を浮かべ、颯太の目の前で犯人が飛び降りたことを知ると二人纏めて抱え込んで、大声を上げて泣き喚いた。まるで泣かない二人の代わりのように、二人の分を吸い取ってしまったかのように。
「お前、目の前で犯人に自殺されたんじゃなくて、自殺に追い込んでみたのにね」
「ひ、人聞きが悪いこと言わないでくださいよ! た、ただ、なんか突然すぎて、現実味がなくて……ほんと、俺、今、自分が何を言ってたのかもわからない感じで、この数日のことさえ夢みたいな感じなんですよ? ああ、もうっ、何で彼女にあんなこと言っちゃったんだろう……大体、俺、階段で鉢合わせて、上に行ったので追いかけて、そうしたらフェンス越えて……音が聞こえて、確認してないんです。動けなくて……あれ? でも、見たのかな……」
いつもの颯太に戻ったと思ったら激しく混乱し始めた。
やばい、捺樹は考えるよりも先に動いていた。
「宝生、先輩……?」
戸惑う声がすぐ近くで聞こえる。捺樹は大翔がそうしてくれたように彼を抱き締めていた。
あの時、捺樹の軌道は修正された。口には出さないが、感謝している。あれから捺樹は大翔へも接近を試みた。彼もまた冷たいが、自分だけ空回りしているような状況に捺樹は満足していた。
「お前は行動力があるから、俺の助手になりなよ」
「え……?」
自分にこの少年が必要なのだろうか。考えてみてもわからなかった。
彼には自分が必要なのかと問いを変えれば、もっと迷走する。
勘も今になって正常ではなくなったのかもしれない。何も働かない。それでも、言葉は口を衝いて出る。爆弾を抱えている気分だった。
「大翔やクロエみたいに的を外したり飛び越えたりしない。平凡だけど、天才には必要だろ?」
「ワトソン君とか小林少年とかみたいな位置付けですか?」
どうだろうか、捺樹は明確な答えを出すのは避けた。探偵紛いのことをしているからと言って推理小説を好んで読むわけではない。だから、颯太が出した名前は聞いたことがある程度だ。おそらく彼もそうだろう。どこまで活躍するかはわからない。やはり何の役にも立たないという可能性はある。彼次第だ。
抱き締めていた腕から解放して向き合う。
「今日から俺とお前は友達」
「何で、急にそうなるんですか?」
助手と友達はまた違うと言いたげだ。捺樹は笑う。
「それとも、共犯にする? 秘密を共有しちゃったわけだし」
「そもそも、先輩って本当の友達とかいるんですか?」
やはり生意気だ。でも、それが自分にはいいのだろうか。
「いないよ。でも、その内作るよ、二人くらいね」
友達がいない。そのことについて捺樹は悲観しない。自分の周りにいる人間には何か目的がある。彼にとっては当然のことだ。
「じゃあね、本当のロミオ」
ヒラヒラと手を振って捺樹は背を向ける。振り返らない。これ以上かける言葉もない。
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