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第三章
スリーヤミーゴス 05
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「クロエも、お茶飲む?」
捺樹は棚に並べた茶缶を物色している。
彼のフレーバーティーコレクションは颯太には理解しがたいものである。
「もらっておく」
捺樹の問いは半ば強制であり、クロエもあの時に甘ったるい臭いを放つ紅茶や緑茶を平気で飲める人種であった。
「はい、どうぞ」
カップがテーブルに置かれ、クロエがカップを取ろうとした瞬間、それを掠め取る手があった。
「おぇっ! ファッキン! 何じゃこりゃぁっ!」
文句を付ける声、今まで犯研になかった声だ。
「おめぇ、よくこんなもんが飲めるな。これは本当に茶か?」
クロエの横、肘置きに腰掛けてその男はクロエを見た。
ジーンズにチェックシャツ、ネイビーのジャケット、明らかに生徒ではない。卒業生にしてもかなり昔の、ということになるだろう。
「ど、どちら様ですか?」
颯太は恐る恐る聞いてみる。全く気付かなかったのだ。
「そりゃあ、おめぇ、ミス・マウンテンの後釜のティーチャーに決まってんじゃねぇか」
豪快に笑う壮年の男を教師と思わなかったのはそのラフな格好とリーゼント、立派なもみあげの先生を認めたくなかったのかもしれない。
「それって、やまぎ……」
「おーっと! 折角遠回しに言ってんのにそりゃあねぇぜ」
山岸先生、そう言おうとした颯太を男はオーバーなアクションで制する。
「どうにも、名前を言っちゃあいけねぇ的な流れがあるみてぇだからな」
俺は知ったこっちゃねぇんだが、と彼は笑っていた。
「っつーわけで、ジョージ・オハラだ。よろしく」
ニカッと笑った彼は格好付けたつもりなのだろうか。捺樹が恐ろしいほどの殺気を放っているのにも彼は気付かない様子だった。
「小原丈二先生、何のつもりですか」
そこで、クロエがようやく口を開いた。
山岸蘭子の後釜ということは無関係ではないのだ。彼女はこの男を知っていなければならない。
「おいおい、御来屋ちゃん、それを言っちゃあ、ちょっと格好よくなくなっちまうだろ? 俺はイングリッシュ・ティーチャーなんだから」
なんて胡散臭い英語教師なのだろう、颯太は思う。そして、それは全員一致のはずだった。
「スラングを使う英語の先生なんかいませんよ」
「いいじゃねぇか。その方が、それっぽいだろ?」
丈二はポンポンとクロエの肩を叩く。その瞬間、クロエの手が胸元に伸びるが、ポケットからペンが抜かれることはなかった。
先に動いた男がいるからだ。
「クロエに触れるな」
完全に捺樹はキレている。颯太はぞっとした。彼は丈二の首筋に何かを突き付けている。
その手に握られているのはスプーンだが、まるでナイフのように見える。彼ならば目玉を抉り出すこともできてしまうだろう。
「落ち着けや、宝生。おめぇは笑ってた方がいいぜ。モデルだろ? スマイル、スマァイル」
殺気を放つ捺樹にも彼は気にしない。
よっ、と丈二が肘置きから離れれば捺樹もスプーンを下げる。
ペンを武器にするクロエ、ピックを投げる大翔に続いて捺樹までもが物騒だ。彼らに言わせれば護身術なのかもしれないが、颯太から見ればその域を出ている。
「先生、訪問の目的は?」
面倒臭い状況に大翔は黙っていられなくなったのだろう。明らかにうるさがっている顔だ。さっさと用件を聞いて追い払いたいに違いない。丈二の声は大きい。
「お、やっと口きいてくれたな、龍崎」
くるりと丈二が大翔を見た。そして、すぐに颯太を見る。
「で、おめぇこそ誰だ?」
「え……?」
全く想定外の言葉に颯太は呆然とした。
なぜ、三人を既に知っている様子の彼が自分だけを知らないのだろうか。それとも、これはジョークのつもりなのか。
「三人って聞いたんだがなぁ」
「それって、《スリーヤミーゴス》のことじゃあ……」
そういう誤解もある。颯太はおまけだ。
「いんや、名簿にも三人だけだ」
丈二が広げた紙には確かに三人の名前だけが書かれている。
「えっ、だって、俺、先輩に入部届出しましたよね?」
「俺が覚えてると思うのか?」
「そんなぁ……」
どうでもいいことに対する大翔の記憶のお粗末さはよく知っているはずだった。これでは迷宮入りである。
「しっかし、酔狂なこったな」
丈二は棚に向かい、大翔のコレクションであるファイルを取り出し始める。
「勝手に触らないでいただけますか」
大翔の声は硬い。彼もそれなりに不快感を持っているようだ。
「おう、触らせてもらってるぜ」
「順番は守ってください」
それは物事の順番か、ファイルの順番か、丈二はどうでもいいようであった。まるで気にせず、ファイルを開いてはパラパラめくって、無造作に戻していく。
「お、何か落ちた」
「あ、あ、あーっ!」
はらりと落ちた物には見覚えがあった。
半年ほど前に颯太が書いた入部届だった。大翔がファイルに挟んでそのまま忘れたということだろうか。
「そもそも、顧問がいないのに誰に出すんだろうね」
捺樹は落ち着いているように見えるが、丈二が妙な動きをすればすぐにまた動けるのだろう。警戒心がむき出しだ。
「じゃあ、俺が受理してやらなきゃなぁ」
丈二はニヤニヤ笑って颯太の入部届をヒラヒラさせる。
まさか、颯太は戦慄する。それは絶対に好ましい事態ではない。
「今日から俺が顧問だ」
「うげっ……」
捺樹が率直な拒絶反応を示し、クロエも大翔も黙ってはいるが、望んでいないのは明らかである。
「まあ、俺ぁ、お前らを監視するっていう貧乏くじ引かされちまったからな、せいぜい仲良くしてくれや」
いつか、そうなるかもしれないとは颯太も思っていたことだ。
この部の存在を快く思っていない教師も多いのだ。部として認定されていることも、私物の持ち込みを黙認しているのも校長の横暴だという主張もあるほどだ。そんな中、この男は格好の生贄だったと言うことだろう。
「そういうことは普通黙ってるべきだと思いますけど……」
「俺は開けっぴろげなんだよ。んで、社会のウィンドウはきっちり閉める」
たとえ、察していても黙っているべきだろう。
この男は敵なのだろうか。味方なのだろうか。颯太はわからなくなる。
「三笠、教師っていうのは案外非常識な人間なの」
クロエもまた硬質な声で言った。元々、教師蔑視の嫌いがあった彼女だが、それも悪化しているようだ。彼女ほど異質な思考を持つ人間なら過去に何か衝突があったとしても不思議ではないのだが。
「そりゃあ偏見だぜ、御来屋ちゃん。俺を周りが見えてねぇ熱血ティーチャーと一緒にされちゃあ困る」
「アウトロー教師は同じ属性だと思っていますので」
厳しいねぇ、と丈二が肩を竦める。それはあまりに大仰な仕草で、決して場を和ませてくれるものではなかった。
彼本人はコミカルなつもりなのかもしれないが、誰も笑わない。
「まあ、今日のところはこれで帰ってやるが、覚悟しておけや」
低い声でビシリと突き付けられた気がした。
一体、何を覚悟すればいいのだろうか。それは忠告なのだろうか、警告なのだろうか。どちらにしても、丈二の姿はもう扉の向こうに消え、問うことはできなかった。
捺樹は棚に並べた茶缶を物色している。
彼のフレーバーティーコレクションは颯太には理解しがたいものである。
「もらっておく」
捺樹の問いは半ば強制であり、クロエもあの時に甘ったるい臭いを放つ紅茶や緑茶を平気で飲める人種であった。
「はい、どうぞ」
カップがテーブルに置かれ、クロエがカップを取ろうとした瞬間、それを掠め取る手があった。
「おぇっ! ファッキン! 何じゃこりゃぁっ!」
文句を付ける声、今まで犯研になかった声だ。
「おめぇ、よくこんなもんが飲めるな。これは本当に茶か?」
クロエの横、肘置きに腰掛けてその男はクロエを見た。
ジーンズにチェックシャツ、ネイビーのジャケット、明らかに生徒ではない。卒業生にしてもかなり昔の、ということになるだろう。
「ど、どちら様ですか?」
颯太は恐る恐る聞いてみる。全く気付かなかったのだ。
「そりゃあ、おめぇ、ミス・マウンテンの後釜のティーチャーに決まってんじゃねぇか」
豪快に笑う壮年の男を教師と思わなかったのはそのラフな格好とリーゼント、立派なもみあげの先生を認めたくなかったのかもしれない。
「それって、やまぎ……」
「おーっと! 折角遠回しに言ってんのにそりゃあねぇぜ」
山岸先生、そう言おうとした颯太を男はオーバーなアクションで制する。
「どうにも、名前を言っちゃあいけねぇ的な流れがあるみてぇだからな」
俺は知ったこっちゃねぇんだが、と彼は笑っていた。
「っつーわけで、ジョージ・オハラだ。よろしく」
ニカッと笑った彼は格好付けたつもりなのだろうか。捺樹が恐ろしいほどの殺気を放っているのにも彼は気付かない様子だった。
「小原丈二先生、何のつもりですか」
そこで、クロエがようやく口を開いた。
山岸蘭子の後釜ということは無関係ではないのだ。彼女はこの男を知っていなければならない。
「おいおい、御来屋ちゃん、それを言っちゃあ、ちょっと格好よくなくなっちまうだろ? 俺はイングリッシュ・ティーチャーなんだから」
なんて胡散臭い英語教師なのだろう、颯太は思う。そして、それは全員一致のはずだった。
「スラングを使う英語の先生なんかいませんよ」
「いいじゃねぇか。その方が、それっぽいだろ?」
丈二はポンポンとクロエの肩を叩く。その瞬間、クロエの手が胸元に伸びるが、ポケットからペンが抜かれることはなかった。
先に動いた男がいるからだ。
「クロエに触れるな」
完全に捺樹はキレている。颯太はぞっとした。彼は丈二の首筋に何かを突き付けている。
その手に握られているのはスプーンだが、まるでナイフのように見える。彼ならば目玉を抉り出すこともできてしまうだろう。
「落ち着けや、宝生。おめぇは笑ってた方がいいぜ。モデルだろ? スマイル、スマァイル」
殺気を放つ捺樹にも彼は気にしない。
よっ、と丈二が肘置きから離れれば捺樹もスプーンを下げる。
ペンを武器にするクロエ、ピックを投げる大翔に続いて捺樹までもが物騒だ。彼らに言わせれば護身術なのかもしれないが、颯太から見ればその域を出ている。
「先生、訪問の目的は?」
面倒臭い状況に大翔は黙っていられなくなったのだろう。明らかにうるさがっている顔だ。さっさと用件を聞いて追い払いたいに違いない。丈二の声は大きい。
「お、やっと口きいてくれたな、龍崎」
くるりと丈二が大翔を見た。そして、すぐに颯太を見る。
「で、おめぇこそ誰だ?」
「え……?」
全く想定外の言葉に颯太は呆然とした。
なぜ、三人を既に知っている様子の彼が自分だけを知らないのだろうか。それとも、これはジョークのつもりなのか。
「三人って聞いたんだがなぁ」
「それって、《スリーヤミーゴス》のことじゃあ……」
そういう誤解もある。颯太はおまけだ。
「いんや、名簿にも三人だけだ」
丈二が広げた紙には確かに三人の名前だけが書かれている。
「えっ、だって、俺、先輩に入部届出しましたよね?」
「俺が覚えてると思うのか?」
「そんなぁ……」
どうでもいいことに対する大翔の記憶のお粗末さはよく知っているはずだった。これでは迷宮入りである。
「しっかし、酔狂なこったな」
丈二は棚に向かい、大翔のコレクションであるファイルを取り出し始める。
「勝手に触らないでいただけますか」
大翔の声は硬い。彼もそれなりに不快感を持っているようだ。
「おう、触らせてもらってるぜ」
「順番は守ってください」
それは物事の順番か、ファイルの順番か、丈二はどうでもいいようであった。まるで気にせず、ファイルを開いてはパラパラめくって、無造作に戻していく。
「お、何か落ちた」
「あ、あ、あーっ!」
はらりと落ちた物には見覚えがあった。
半年ほど前に颯太が書いた入部届だった。大翔がファイルに挟んでそのまま忘れたということだろうか。
「そもそも、顧問がいないのに誰に出すんだろうね」
捺樹は落ち着いているように見えるが、丈二が妙な動きをすればすぐにまた動けるのだろう。警戒心がむき出しだ。
「じゃあ、俺が受理してやらなきゃなぁ」
丈二はニヤニヤ笑って颯太の入部届をヒラヒラさせる。
まさか、颯太は戦慄する。それは絶対に好ましい事態ではない。
「今日から俺が顧問だ」
「うげっ……」
捺樹が率直な拒絶反応を示し、クロエも大翔も黙ってはいるが、望んでいないのは明らかである。
「まあ、俺ぁ、お前らを監視するっていう貧乏くじ引かされちまったからな、せいぜい仲良くしてくれや」
いつか、そうなるかもしれないとは颯太も思っていたことだ。
この部の存在を快く思っていない教師も多いのだ。部として認定されていることも、私物の持ち込みを黙認しているのも校長の横暴だという主張もあるほどだ。そんな中、この男は格好の生贄だったと言うことだろう。
「そういうことは普通黙ってるべきだと思いますけど……」
「俺は開けっぴろげなんだよ。んで、社会のウィンドウはきっちり閉める」
たとえ、察していても黙っているべきだろう。
この男は敵なのだろうか。味方なのだろうか。颯太はわからなくなる。
「三笠、教師っていうのは案外非常識な人間なの」
クロエもまた硬質な声で言った。元々、教師蔑視の嫌いがあった彼女だが、それも悪化しているようだ。彼女ほど異質な思考を持つ人間なら過去に何か衝突があったとしても不思議ではないのだが。
「そりゃあ偏見だぜ、御来屋ちゃん。俺を周りが見えてねぇ熱血ティーチャーと一緒にされちゃあ困る」
「アウトロー教師は同じ属性だと思っていますので」
厳しいねぇ、と丈二が肩を竦める。それはあまりに大仰な仕草で、決して場を和ませてくれるものではなかった。
彼本人はコミカルなつもりなのかもしれないが、誰も笑わない。
「まあ、今日のところはこれで帰ってやるが、覚悟しておけや」
低い声でビシリと突き付けられた気がした。
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