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二十一章
Ⅳ
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私ことルウは、帝都を巡りながら買い物をしています。一ヶ月ほどですが、顔見知りの人達が和やかに近況報告をしてくれておまけもしてくれました。意図したことではないのですが、なんだかんだで嬉しいです。
お肉屋さんは余り物のお肉と捨てるはずだったという野菜を使って、新しく売り出すつもりだという揚げ物をくれました。雑貨屋さんは飴をくれました。おやつがてらに食べられてよかったのですが、なんだか私が食いしん坊扱いされているのは気のせいでしょうか。
家での道すがら、なんとなく帝都の様子を振り返ります。その都度聞いた噂に一抹の不安はありますが、税金が下がったということ。そして物流や交易が再開しそうだということは、この帝都で暮す身としては嬉しいかぎりです。
それでも、なんだか気落ちしてしまいます。抱えている大荷物が重くかんじられるだけでなく、肩にずっしりとなにかが載っているほどの錯覚。帰るのが億劫になります。
「おや?」
前方から嗅ぎ覚えのある人の体臭に、鼻をひくつかせます。普段と装いが違うその方は、しかし私には誰か即座にわかりました。その方も同様だったのでしょう。小走りになって近づいてまいります。
「君、帰っていたのかい」
「はい。ご無沙汰しておりますシエナ様」
薄いお化粧と女性の服に可愛らしい靴。普段の騎士然とした格好良さを知っている人ならば、一目でシエナ様だとわからないでしょう。ですが、シエナ様の事情を把握している私としては、違和感なんてありません。
「ユーグは? 一緒じゃないのかい?」
「はい。ご主人様はいろいろとあるそうなので」
試験の説明を聞きにいくらしいですが、きっとそれだけではありません。絶対マット様のお店に行くはずです。ですから、あえてお金は持たせずにお弁当を渡しました。ガーラ様からの報酬は、今後のことを考えれば安易に使いたくありません。
「あの人にお金を渡したら、きっと研究費用にどんどん使っちゃいますからね」
「ははは。言えてるね。ねぇ、この後時間あるかい? もしよかったらお茶でもしない? 僕も話がしたいし」
買い物をしている途中なのに、と逡巡したのを察知したのでしょうか。柔和なニコッとした笑みを浮かべました。
「どうせユーグだってマットと話をしているだろうしさ」
たしかに。あの人はお金がなかったらそれはそれで延々と魔法の話をし続ける人です。しかも、最近は呪いのことを知って更に研究欲に火がついていますから、誰かに話したい、と願うのはとめられないでしょう。
お言葉に甘えて、シエナ様に誘われたお店に入って、お互いのことを話します。シエナ様は隊長になってから変ったことと帝都のことをより詳しく説明してくれました。前にも増して疲れているようです。
「まぁ、そのせいでこういう似合わない格好をして気分転換する機会が増えたんだけどね」
「似合わないなんてことはありません。現にあちらの男性達もシエナ様を邪な視線で見ておりますし」
「僕を騎士隊長だってわかってるから殺気を向けているだけだとおもってたけど」
ちらり、と後ろを振り返るシエナ様は、首を捻って訝しんでおります。自分が女の子であるというはっきりとした自覚と自信がないのでしょうか。
「私も男性だったらシエナ様のことペロペロしちゃうかもしれません」
「それは・・・・・・ウェアウルフの褒め言葉なの?」
「ご主人様は喜びますが」
「親友とその奴隷が知らない間に変な方向に突っ走っちゃってる・・・・・・!」
頭をかかえてらっしゃいますが、シエナ様は一体どうしたのでしょうか? 仕方なしに、話題を変えてみましょう。
「ネフェシュ様は、このようなときのシエナ様をお褒めにならないのですか?」
「あいつはそういうのとは無縁さ。偶に人目を忍んでこういう格好をして出掛けてもいつもどおり。褒める言葉なんてない」
「ご主人様は私がいつもと違っていたら必ず声をかけてくれますが」
「それはユーグが特別変だからさ。僕とネフェシュの関係には当てはまらない」
「今日も髪の毛と尻尾の手入れをできていなかったら、あれ? なんだか毛艶に元気がないなって気づいてくれるのですが」
「親友の変態度が着実に増していっているじゃないか! 君はそれでいいのかい!?」
「既に諦めております」
ははは、と愛想笑いすらできないシエナ様の乾いた笑い。そしてユーグ様の話題になったせいであることをおもいだしてしまいました。
「ん、どうしたんだい?」
「シエナ様とネフェシュ様は、恋人関係なのですよね?」
「ああ、うん」
表情に翳りが出たのは、複雑な事情がおありなのでしょう。ですが、今はあえて無視をします。
「お二人でいるときはどうなさっているのですか?」
「え?」
「具体的に聞きたいのです」
「そ、それはまぁ・・・・・・。僕があいつを抱きしめたり、してる頻度が多いかな」
なるほど。シエナ様のほうからコミュニケーションをとっているのですね。
「他には?」
「僕が仕事で疲れて元気が出ないときも、ネフェシュがよしよししてくれたり。世話を焼いてくれることが多いかな」
とてつもなく意外です。シエナ様が甘え気質だったとは。なんとな~~くイメージしてみたら、普段とのギャップがあって凄まじいです。
「そのお世話というのは? 具体的に」
「・・・・・・・」
どうしたのでしょう? 急に黙りこんでしまいました。顔を真っ赤にして、照れているのでしょうか?
「い、いろいろさ」
「エロエロですか?」
「どう聞き間違えた?」
「ですが、恋人なのですからそういうこともなさるのでしょう? 普段男性として振る舞わなければならないストレスから抑圧された性欲を獣のように発散させているのでしょう? 狂ったように腰を振ったりネフェシュ様を求めたりなさるのでしょう?」
「どれだけ穿った見方をしているんだ!? そんなことしょっちゅうするわけないだろう!」
しょっちゅうですか。語るに落ちたことをシエナ様は気づいていらっしゃらないようです。というか、ネフェシュ様はそういうことができるのですね。
「ではお付き合いをはじめたときは? どのような形からはじまったのですか? コミュニケーションやイチャイチャ具合はどうだったのでしょうか?」
「なぁ。ルウ。どうしたんだい? なんだかおかしいよ?」
私が変に具体的に聞きすぎたのでしょうか。シエナ様が神妙な顔になっています。誰にも話せなかったことを、ようやく相談する決心がつきました。
「ご主人様が変なのです」
「そんなのいつもどおりじゃないか」
ええ。そのとおりです。ですが、普段と違うおかしさというか、いつもどおりじゃない変なのです。
「私と一緒にいるときそわそわしているのです。なにかしたがっているようで、それでいて穏やかになっているといいますか。いつも以上に優しくなっているといいますか」
「うん?」
「ざっくばらんにいうと、うざくなっているのです」
「うううう~~~~~~~~~~~ん・・・・・・・・・?」
シエナ様は、どうアドバイスしていいのか。そのときのユーグ様をまだ見ていないから判断に困っているのでしょう。
「なにかそうなったきっかけはないのかい?」
「特にこれといったことは」
故郷でのことは、私にも影響を与えましたが、だからといってそれがご主人様の今の状態に直結するとは考えにくいです。シエナ様も、同意見らしく困ってらっしゃいます。
「それって帝都に帰ってきてからなのかい?」
「いえ。厳密には帝都に帰る道中から。求婚されたからです」
「そうかぁ~~~。求婚かぁ。でもそれで――――――――――――――――――ってなんだって?」
ティーカップを一口飲もうとしたシエナ様は、置いた瞬間深刻な顔になっております。なにかおかしなことを喋ったでしょうか?
「ユーグ様に求婚をされたことぐらいだと」
「それだよっっっっ!!」
ズビシィ!! と指を突きつけながらの大音声。ビリビリと鼓膜が振動するのみならず、店内中の注目を集めてしまいました。
「え!? え!? あいつ求婚したの!? え、それで君は!?」
「ありがとうございます。嬉しいです、と」
「だからそれだよっっっ!!」
先程と同じようなシエナ様に、それからより深い説明を求められました。妙なテンションになっているシエナ様にシチュエーションと台詞を記憶どおりに再現するのは恥ずかしいですが、さっきの仕返しとばかりに求めるシエナ様に困りながら。
それでも、まるでどこにでもいる女の子にしか見えないシエナ様と話していると、帰って来たんだなって安心感を覚えるのです。
お肉屋さんは余り物のお肉と捨てるはずだったという野菜を使って、新しく売り出すつもりだという揚げ物をくれました。雑貨屋さんは飴をくれました。おやつがてらに食べられてよかったのですが、なんだか私が食いしん坊扱いされているのは気のせいでしょうか。
家での道すがら、なんとなく帝都の様子を振り返ります。その都度聞いた噂に一抹の不安はありますが、税金が下がったということ。そして物流や交易が再開しそうだということは、この帝都で暮す身としては嬉しいかぎりです。
それでも、なんだか気落ちしてしまいます。抱えている大荷物が重くかんじられるだけでなく、肩にずっしりとなにかが載っているほどの錯覚。帰るのが億劫になります。
「おや?」
前方から嗅ぎ覚えのある人の体臭に、鼻をひくつかせます。普段と装いが違うその方は、しかし私には誰か即座にわかりました。その方も同様だったのでしょう。小走りになって近づいてまいります。
「君、帰っていたのかい」
「はい。ご無沙汰しておりますシエナ様」
薄いお化粧と女性の服に可愛らしい靴。普段の騎士然とした格好良さを知っている人ならば、一目でシエナ様だとわからないでしょう。ですが、シエナ様の事情を把握している私としては、違和感なんてありません。
「ユーグは? 一緒じゃないのかい?」
「はい。ご主人様はいろいろとあるそうなので」
試験の説明を聞きにいくらしいですが、きっとそれだけではありません。絶対マット様のお店に行くはずです。ですから、あえてお金は持たせずにお弁当を渡しました。ガーラ様からの報酬は、今後のことを考えれば安易に使いたくありません。
「あの人にお金を渡したら、きっと研究費用にどんどん使っちゃいますからね」
「ははは。言えてるね。ねぇ、この後時間あるかい? もしよかったらお茶でもしない? 僕も話がしたいし」
買い物をしている途中なのに、と逡巡したのを察知したのでしょうか。柔和なニコッとした笑みを浮かべました。
「どうせユーグだってマットと話をしているだろうしさ」
たしかに。あの人はお金がなかったらそれはそれで延々と魔法の話をし続ける人です。しかも、最近は呪いのことを知って更に研究欲に火がついていますから、誰かに話したい、と願うのはとめられないでしょう。
お言葉に甘えて、シエナ様に誘われたお店に入って、お互いのことを話します。シエナ様は隊長になってから変ったことと帝都のことをより詳しく説明してくれました。前にも増して疲れているようです。
「まぁ、そのせいでこういう似合わない格好をして気分転換する機会が増えたんだけどね」
「似合わないなんてことはありません。現にあちらの男性達もシエナ様を邪な視線で見ておりますし」
「僕を騎士隊長だってわかってるから殺気を向けているだけだとおもってたけど」
ちらり、と後ろを振り返るシエナ様は、首を捻って訝しんでおります。自分が女の子であるというはっきりとした自覚と自信がないのでしょうか。
「私も男性だったらシエナ様のことペロペロしちゃうかもしれません」
「それは・・・・・・ウェアウルフの褒め言葉なの?」
「ご主人様は喜びますが」
「親友とその奴隷が知らない間に変な方向に突っ走っちゃってる・・・・・・!」
頭をかかえてらっしゃいますが、シエナ様は一体どうしたのでしょうか? 仕方なしに、話題を変えてみましょう。
「ネフェシュ様は、このようなときのシエナ様をお褒めにならないのですか?」
「あいつはそういうのとは無縁さ。偶に人目を忍んでこういう格好をして出掛けてもいつもどおり。褒める言葉なんてない」
「ご主人様は私がいつもと違っていたら必ず声をかけてくれますが」
「それはユーグが特別変だからさ。僕とネフェシュの関係には当てはまらない」
「今日も髪の毛と尻尾の手入れをできていなかったら、あれ? なんだか毛艶に元気がないなって気づいてくれるのですが」
「親友の変態度が着実に増していっているじゃないか! 君はそれでいいのかい!?」
「既に諦めております」
ははは、と愛想笑いすらできないシエナ様の乾いた笑い。そしてユーグ様の話題になったせいであることをおもいだしてしまいました。
「ん、どうしたんだい?」
「シエナ様とネフェシュ様は、恋人関係なのですよね?」
「ああ、うん」
表情に翳りが出たのは、複雑な事情がおありなのでしょう。ですが、今はあえて無視をします。
「お二人でいるときはどうなさっているのですか?」
「え?」
「具体的に聞きたいのです」
「そ、それはまぁ・・・・・・。僕があいつを抱きしめたり、してる頻度が多いかな」
なるほど。シエナ様のほうからコミュニケーションをとっているのですね。
「他には?」
「僕が仕事で疲れて元気が出ないときも、ネフェシュがよしよししてくれたり。世話を焼いてくれることが多いかな」
とてつもなく意外です。シエナ様が甘え気質だったとは。なんとな~~くイメージしてみたら、普段とのギャップがあって凄まじいです。
「そのお世話というのは? 具体的に」
「・・・・・・・」
どうしたのでしょう? 急に黙りこんでしまいました。顔を真っ赤にして、照れているのでしょうか?
「い、いろいろさ」
「エロエロですか?」
「どう聞き間違えた?」
「ですが、恋人なのですからそういうこともなさるのでしょう? 普段男性として振る舞わなければならないストレスから抑圧された性欲を獣のように発散させているのでしょう? 狂ったように腰を振ったりネフェシュ様を求めたりなさるのでしょう?」
「どれだけ穿った見方をしているんだ!? そんなことしょっちゅうするわけないだろう!」
しょっちゅうですか。語るに落ちたことをシエナ様は気づいていらっしゃらないようです。というか、ネフェシュ様はそういうことができるのですね。
「ではお付き合いをはじめたときは? どのような形からはじまったのですか? コミュニケーションやイチャイチャ具合はどうだったのでしょうか?」
「なぁ。ルウ。どうしたんだい? なんだかおかしいよ?」
私が変に具体的に聞きすぎたのでしょうか。シエナ様が神妙な顔になっています。誰にも話せなかったことを、ようやく相談する決心がつきました。
「ご主人様が変なのです」
「そんなのいつもどおりじゃないか」
ええ。そのとおりです。ですが、普段と違うおかしさというか、いつもどおりじゃない変なのです。
「私と一緒にいるときそわそわしているのです。なにかしたがっているようで、それでいて穏やかになっているといいますか。いつも以上に優しくなっているといいますか」
「うん?」
「ざっくばらんにいうと、うざくなっているのです」
「うううう~~~~~~~~~~~ん・・・・・・・・・?」
シエナ様は、どうアドバイスしていいのか。そのときのユーグ様をまだ見ていないから判断に困っているのでしょう。
「なにかそうなったきっかけはないのかい?」
「特にこれといったことは」
故郷でのことは、私にも影響を与えましたが、だからといってそれがご主人様の今の状態に直結するとは考えにくいです。シエナ様も、同意見らしく困ってらっしゃいます。
「それって帝都に帰ってきてからなのかい?」
「いえ。厳密には帝都に帰る道中から。求婚されたからです」
「そうかぁ~~~。求婚かぁ。でもそれで――――――――――――――――――ってなんだって?」
ティーカップを一口飲もうとしたシエナ様は、置いた瞬間深刻な顔になっております。なにかおかしなことを喋ったでしょうか?
「ユーグ様に求婚をされたことぐらいだと」
「それだよっっっっ!!」
ズビシィ!! と指を突きつけながらの大音声。ビリビリと鼓膜が振動するのみならず、店内中の注目を集めてしまいました。
「え!? え!? あいつ求婚したの!? え、それで君は!?」
「ありがとうございます。嬉しいです、と」
「だからそれだよっっっ!!」
先程と同じようなシエナ様に、それからより深い説明を求められました。妙なテンションになっているシエナ様にシチュエーションと台詞を記憶どおりに再現するのは恥ずかしいですが、さっきの仕返しとばかりに求めるシエナ様に困りながら。
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