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第97話 全身全霊
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爆雷龍クリカラは、全身にまとった雷電を左右のドラゴン、ニーズヘッグとヒュドラに飛ばし、爆撃しまくっている。何度も雷電を叩き込まれたニーズヘッグは、怒りの雄叫びを上げて、クリカラの首筋に噛みついた。
たちまち、クリカラはさらに激しく帯電を始めた。密着状態にあったニーズヘッグが全身を電流でやられ、思わず距離を離したところで、クリカラは追い打ちの爆雷を叩きつけた。
目を焼くような白い閃光が空全体を覆い、次の時には、焼け焦げたニーズヘッグが眼下の山嶺に向かって落ちていく。
シャアア! と鋭い咆哮とともに、ヒュドラは大きく口を開け、喉の奥から毒液を放つ。クリカラの体に付着した途端、ジュウウ! と煙が立ち始める。クリカラは怒号を上げ、爆雷を放つが、ヒュドラは軽やかに身を翻して回避した。
「あの中に飛び込むの、きつくないですか⁉」
ミカは青い顔して、すっかり怯えている。クリカラの爆雷も、ヒュドラの毒液も、どっちも人間が喰らえばひとたまりもない。
だが、ニハルは平然としている。
「怖くても、やるっきゃないでしょ!」
「根性論過ぎますよ! 当たったら即死ですよ! 即死!」
「当たらなけりゃ大丈夫! ほら、あのドラゴン達だって、乗り手は無事でしょ!」
「あれは魔法か何かでガードしてるんですよ! 私達は、そんなの使えないから、一度でも攻撃を受けたら最後、やられちゃいます!」
「ノワールは、あんな奴らにやられないよね⁉」
ニハルに問われたノワールは、フンッと鼻を鳴らした。自身が最強のドラゴンだと自負しているノワールにとって、その問いは愚問以外の何ものでもなかった。
「作戦続行だ。ブランを確実に通過させるために、あいつらをまとめて叩きのめす。それでいいな?」
「もちろん! 頼んだわ、ノワール!」
白い毛並みを風に流し、高速でありながら優雅に飛ぶブラン。その横を、ノワールはスピードを上げて、すり抜けた。
狙うは、もっとも危険なドラゴン、クリカラ。
前方にはチェックポイントのリングが見える。サイズ的に、一度に通過できるのは三頭まで。しかし、どのドラゴンも、自分以外の龍を一緒に通す気はない。
ノワールは、クリカラ、ヒュドラと並んだ。三頭の龍は、互いに睨み合い、いつでも攻撃を仕掛けられるように意識を集中させる。先手を打って速攻で叩きのめすか、後の先で返り討ちにするか。それぞれの思惑が駆け巡る。
最初に動いたのはクリカラだ。
雷電がバリバリと音を立てて空中に放射され、やがて一本の太い稲妻がノワールへと襲いかかる。しかも、乗り手であるニハルやミカを目がけて、黄色い閃光が迫ってくる。
「調子に乗るな! 異国の龍め!」
ノワールは吼えると、飛行を螺旋状の軌道へと切り替えた。間一髪で、稲妻を回避し、その周りを渦巻くようにして飛びながら、まっすぐクリカラへと突撃していく。
口を開け、牙を剥き、クリカラの喉笛に噛みつこうとした、その瞬間。
横合いから飛んできたヒュドラが、邪魔をするように、ノワールの首筋に噛みついてきた。
「ぬうう⁉」
ヒュドラの牙から毒液が流し込まれる。
ジュウウウ! とノワールの首から煙が上がる。それとともに、毒を注入されたノワールは、ゴボォと血を吐いた。
「いやあああ! ノワールぅ!」
ミカが悲鳴を上げる。
が、ノワールは口の端から血を垂らしながらも、ギロリとヒュドラを睨みつけた。まだ戦意は失っていない。
その横で、再びクリカラはバチバチと帯電を始めた。
「ノワール! また爆雷が来るよ!」
「わかっている」
冷静に返したノワールは、クリカラが二撃目の爆雷を放ったところで、首を激しく振り、ヒュドラの牙を振りほどくと、突然グンッと身を沈めた。
狙いを外された爆雷は、ノワールの頭上を通り抜けて、その隣にいたヒュドラへと流れ弾的に飛んでゆく。
爆発が起きた。
開きっぱなしだった口の中に、爆雷を叩き込まれたヒュドラは、口内より煙をモクモクと立たせながら、白目を剥いて、グラリと傾く。
ヒュドラのライダー達は口々に喚きながら、なんとか自分達の龍を目覚めさせようと足掻いていたが、結局どうすることも出来ず、そのまま墜落していく。
ノワールとクリカラは、互いにぶつかり合いながら、リングを通過する。
そこから少し遅れて、ブランもまたリングをくぐり抜けた。
気が付けば、次の集団へと接近しつつある。ノルツフ帝国の暗黒龍ユラン、ヴェストリア帝国の水神龍リントヴルム、ボーノ王国の機械龍コーザ・ノストラ。どれも音に聞こえた伝説級のドラゴン達。実際に見るまでは、ニハルも実在を信じられなかった三頭が、並んで飛んでいる。
ノワールに攻撃を仕掛けていたクリカラであったが、先を行く三頭が、自分と同レベルの強敵であると察したようだ。そのライダー達もまた、意識を、前方へと移した。
激突が一時中断となり、少し休息の余裕が出来たノワールだったが、しかし、状況は芳しくない。ヒュドラに流し込まれた毒が、じわじわと体内に浸透していっている。また、ゴポッと血を吐いた。それでもなお、飛ぶのをやめない。
「ノワール、平気⁉」
心配したニハルが声をかけたが、ノワールは平気な顔で、ギョロリと瞳を向けた。
「平気だ。しかし、全部のドラゴンを蹴散らすには、骨が折れるな」
「無理しなくていい! このままだと、あなたが――」
「悪いが、俺は負けず嫌いなんでな」
およそドラゴンらしからぬ、ニヤリとした笑みのような表情を浮かべると、ノワールは飛び続けながら深呼吸を始めた。
「チマチマしたやり方は、俺の性に合わない。こうなったら、プランBだ」
「プランB?」
そんなのあったっけ? とニハルは首を傾げた。
ミカもまた、ノワールが何を言っているのか、わからない様子で、ニハルのほうを振り返る。
「要は、ブランが最終的にトップでゴールすればいいんだろ? ならば、俺は――」
それは突然のことだった。
さっきまで他のドラゴンの露払いのため、わざと抑え気味に飛んでいたノワールが、急に本気を出し始めたのだ。
グ――グ――グン! と段階を追って、飛行スピードを上げていく。
他のドラゴン達は止めることも出来ない。クリカラは爆雷を放って叩き落とそうとしたが、攻撃は虚空を貫いただけだ。
ユラン、リントヴルム、コーザ・ノストラの頭上を飛び越えたノワールは、さらにスピードを上げ、あっという間に次のチェックポイントを通過する。
「引っかき回してやるさ! このレースの全てをなァ!」
毒が全身に回り、もはやボロボロの体でありながら、ノワールは残る力を全て振り絞るのであった。
たちまち、クリカラはさらに激しく帯電を始めた。密着状態にあったニーズヘッグが全身を電流でやられ、思わず距離を離したところで、クリカラは追い打ちの爆雷を叩きつけた。
目を焼くような白い閃光が空全体を覆い、次の時には、焼け焦げたニーズヘッグが眼下の山嶺に向かって落ちていく。
シャアア! と鋭い咆哮とともに、ヒュドラは大きく口を開け、喉の奥から毒液を放つ。クリカラの体に付着した途端、ジュウウ! と煙が立ち始める。クリカラは怒号を上げ、爆雷を放つが、ヒュドラは軽やかに身を翻して回避した。
「あの中に飛び込むの、きつくないですか⁉」
ミカは青い顔して、すっかり怯えている。クリカラの爆雷も、ヒュドラの毒液も、どっちも人間が喰らえばひとたまりもない。
だが、ニハルは平然としている。
「怖くても、やるっきゃないでしょ!」
「根性論過ぎますよ! 当たったら即死ですよ! 即死!」
「当たらなけりゃ大丈夫! ほら、あのドラゴン達だって、乗り手は無事でしょ!」
「あれは魔法か何かでガードしてるんですよ! 私達は、そんなの使えないから、一度でも攻撃を受けたら最後、やられちゃいます!」
「ノワールは、あんな奴らにやられないよね⁉」
ニハルに問われたノワールは、フンッと鼻を鳴らした。自身が最強のドラゴンだと自負しているノワールにとって、その問いは愚問以外の何ものでもなかった。
「作戦続行だ。ブランを確実に通過させるために、あいつらをまとめて叩きのめす。それでいいな?」
「もちろん! 頼んだわ、ノワール!」
白い毛並みを風に流し、高速でありながら優雅に飛ぶブラン。その横を、ノワールはスピードを上げて、すり抜けた。
狙うは、もっとも危険なドラゴン、クリカラ。
前方にはチェックポイントのリングが見える。サイズ的に、一度に通過できるのは三頭まで。しかし、どのドラゴンも、自分以外の龍を一緒に通す気はない。
ノワールは、クリカラ、ヒュドラと並んだ。三頭の龍は、互いに睨み合い、いつでも攻撃を仕掛けられるように意識を集中させる。先手を打って速攻で叩きのめすか、後の先で返り討ちにするか。それぞれの思惑が駆け巡る。
最初に動いたのはクリカラだ。
雷電がバリバリと音を立てて空中に放射され、やがて一本の太い稲妻がノワールへと襲いかかる。しかも、乗り手であるニハルやミカを目がけて、黄色い閃光が迫ってくる。
「調子に乗るな! 異国の龍め!」
ノワールは吼えると、飛行を螺旋状の軌道へと切り替えた。間一髪で、稲妻を回避し、その周りを渦巻くようにして飛びながら、まっすぐクリカラへと突撃していく。
口を開け、牙を剥き、クリカラの喉笛に噛みつこうとした、その瞬間。
横合いから飛んできたヒュドラが、邪魔をするように、ノワールの首筋に噛みついてきた。
「ぬうう⁉」
ヒュドラの牙から毒液が流し込まれる。
ジュウウウ! とノワールの首から煙が上がる。それとともに、毒を注入されたノワールは、ゴボォと血を吐いた。
「いやあああ! ノワールぅ!」
ミカが悲鳴を上げる。
が、ノワールは口の端から血を垂らしながらも、ギロリとヒュドラを睨みつけた。まだ戦意は失っていない。
その横で、再びクリカラはバチバチと帯電を始めた。
「ノワール! また爆雷が来るよ!」
「わかっている」
冷静に返したノワールは、クリカラが二撃目の爆雷を放ったところで、首を激しく振り、ヒュドラの牙を振りほどくと、突然グンッと身を沈めた。
狙いを外された爆雷は、ノワールの頭上を通り抜けて、その隣にいたヒュドラへと流れ弾的に飛んでゆく。
爆発が起きた。
開きっぱなしだった口の中に、爆雷を叩き込まれたヒュドラは、口内より煙をモクモクと立たせながら、白目を剥いて、グラリと傾く。
ヒュドラのライダー達は口々に喚きながら、なんとか自分達の龍を目覚めさせようと足掻いていたが、結局どうすることも出来ず、そのまま墜落していく。
ノワールとクリカラは、互いにぶつかり合いながら、リングを通過する。
そこから少し遅れて、ブランもまたリングをくぐり抜けた。
気が付けば、次の集団へと接近しつつある。ノルツフ帝国の暗黒龍ユラン、ヴェストリア帝国の水神龍リントヴルム、ボーノ王国の機械龍コーザ・ノストラ。どれも音に聞こえた伝説級のドラゴン達。実際に見るまでは、ニハルも実在を信じられなかった三頭が、並んで飛んでいる。
ノワールに攻撃を仕掛けていたクリカラであったが、先を行く三頭が、自分と同レベルの強敵であると察したようだ。そのライダー達もまた、意識を、前方へと移した。
激突が一時中断となり、少し休息の余裕が出来たノワールだったが、しかし、状況は芳しくない。ヒュドラに流し込まれた毒が、じわじわと体内に浸透していっている。また、ゴポッと血を吐いた。それでもなお、飛ぶのをやめない。
「ノワール、平気⁉」
心配したニハルが声をかけたが、ノワールは平気な顔で、ギョロリと瞳を向けた。
「平気だ。しかし、全部のドラゴンを蹴散らすには、骨が折れるな」
「無理しなくていい! このままだと、あなたが――」
「悪いが、俺は負けず嫌いなんでな」
およそドラゴンらしからぬ、ニヤリとした笑みのような表情を浮かべると、ノワールは飛び続けながら深呼吸を始めた。
「チマチマしたやり方は、俺の性に合わない。こうなったら、プランBだ」
「プランB?」
そんなのあったっけ? とニハルは首を傾げた。
ミカもまた、ノワールが何を言っているのか、わからない様子で、ニハルのほうを振り返る。
「要は、ブランが最終的にトップでゴールすればいいんだろ? ならば、俺は――」
それは突然のことだった。
さっきまで他のドラゴンの露払いのため、わざと抑え気味に飛んでいたノワールが、急に本気を出し始めたのだ。
グ――グ――グン! と段階を追って、飛行スピードを上げていく。
他のドラゴン達は止めることも出来ない。クリカラは爆雷を放って叩き落とそうとしたが、攻撃は虚空を貫いただけだ。
ユラン、リントヴルム、コーザ・ノストラの頭上を飛び越えたノワールは、さらにスピードを上げ、あっという間に次のチェックポイントを通過する。
「引っかき回してやるさ! このレースの全てをなァ!」
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