幻想世界のバニーガールがスキル「ギャンブル無敗」で思うがままに人生を謳歌する、そんなちょっとエッチな物語

逢巳花堂

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第91話 雨の日の絡み合い

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 さすがに雨風激しい中で、飛行訓練を行うわけにはいかなかった。

 ニハルは悔しそうに、カジノの自分の部屋から、窓の外の砂漠を眺めているが、そうしていても、嵐がやむわけではない。

「ニハルさん、しょうがないよ。明日に備えて、ゆっくり休んだほうがいいって」

 イスカにそうなだめられて、ニハルは渋々、窓のそばから離れると、天蓋付きのベッドにダイブして、仰向けに寝転がった。

「ついてないなあ、私」
「『ギャンブル無敗』のスキルが、こういう時に活かせれば良かったのにね」
「しょうがないよ。賭け事になってないと、効果ないから。天気の読み合い勝負でもすればいいのかもしれなかったけど……まさか、こうなるとは思わなかったし」
「今からでも、誰かにギャンブル勝負を挑めないかな。ほら、例えば、この嵐がすぐにやむか、そうじゃないか、で賭けるとか。ニハルさんが、すぐやむほうに賭ければ、もしかしたら……」
「その勝負に付き合ってくれる人がいるかどうか、だよ。問題は」
「そう簡単な話じゃないか……」

 イスカはため息をつき、ニハルの隣に腰かけた。相変わらず、呪いのせいで、バニースーツを脱げずにいる。その、網タイツに包まれた太ももを、ニハルはそっと撫でた。

「ねえ、イスカ君……一緒に、横になって」
「ニ、ニハルさん?」
「だって、他にすることないもの。明日は大勝負の日だから、その前に、イチャイチャしておきたいの」
「う、うん……わかった」

 イスカは小さく頷くと、ベッドの上に横たわり、そのままニハルと抱き合った。

 すぐに、ニハルは唇を重ねてきた。頬を上気させて、一心不乱に、イスカの唇を吸ってくる。そのうち、舌も差し込んできた。イスカはそれに応えるように、自分もまた舌を伸ばして、ニハルの舌と絡め合わせる。

 しばらく濃厚な口づけを交わした後、ニハルは、イスカの手を持つと、自身の豊かな乳房へと誘導した。バニースーツの上からでも心地の良い感触が伝わってくる。

「ニハルさん……胸触っても、大丈夫なの? 砂漠の女神が、エッチなことすると、スキルを奪うって……」
「忘れちゃったかな、イスカ君。女神は、ちゃんと言ってたよ。おっぱいやお尻を揉むくらいだったら大丈夫だって。だから……好きなだけ、いっぱい揉み揉みして」

 そう言われても、少しばかりイスカはためらっていたが、そんな彼の決意を促すかのように、ニハルは耳元へと口を近付けて、甘い声音で囁きかけてきた。

「お願い……エッチなことしてほしいの……」

 この言葉で、イスカの理性は、欲望に屈してしまった。

 レオタードの上から、ニハルの乳房を揉みしだく。優しく、ゆっくりと、指を食い込ませて。その度に、頬を赤らめたニハルは、小さく喘ぎ声を漏らしている。

 イスカは、片手で胸を揉みながら、もう片方の手はニハルの腰へと回した。そして、ゆっくりと、尻肉のほうへと手を滑らせていく。白いレオタードが食い込んでいる部分を指でなぞった後、お尻もまた揉み始めた。

 さらに、再びニハルの唇を奪う。舌を入れて、音を鳴らしながら熱いキスを交わしていると、急に、ニハルはちょっとばかり身を引いた。

「ニハルさん……?」
「ご、ごめん。私、その」

 ニハルは、何かを言いたげにしながら、口に出すのをためらっている。

 太ももをモジモジとこすり合わせて、どこかもどかしそうにしている姿は、扇情的で、エロティックだ。

「どうしたの?」
「……き、聞かないで」

 そう言って、ニハルは股間のあたりを手で押さえた。

 もしや、と思い、イスカは重ねてニハルに尋ねる。

「感じてきちゃったの……?」

 ニハルは顔を真っ赤にして、恥ずかしそうに、コクンと頷いた。その仕草の、実に愛らしいこと。イスカは内から湧き上がってくる欲望に耐えられず、ニハルの上に覆い被さるように乗り、激しくキスをする。

 もう二人とも、我慢の限界を迎えていた。このまま一線を越えてしまうか、となったところで、突然、部屋のドアがガチャリと開いた。

「あのー、ニハルさん、いますか?」

 ユナだ。

 彼女は、部屋に入るなり、絡み合っているニハルとイスカの姿を見て、ギョッとした表情を見せた。

「わ! わ! ごめんなさい、まさか、そうとは知らずに……!」
「ひゃあ⁉ こ、こっちこそ、ごめん!」

 ニハルは慌ててベッドから飛び降り、部屋を出ようとするユナのことを引き留めた。

「な、何か、用?」
「だ、大丈夫です。お気になさらないでください。つ、続けていただいて結構ですよ」
「いや、もう、すっかりその気が無くなっちゃったよ」

 いまだ頬を朱に染めて、興奮状態の残滓はあるが、それでもニハルは理性を取り戻していた。

「それで、どうしたの、ユナ」
「あの、これは相談なんですけど……」

 ユナは、少しばかり言いにくそうにしていたが、やがて意を決したかのようにまっすぐニハルのことを見つめて、本題に入った。

「私も、ドラゴンレースに参加しても、よろしいでしょうか?」
「え⁉」

 ニハルは、予想外のユナの言葉に、目を丸くした。
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