57 / 102
第57話 女王ナイアーラへの謁見
しおりを挟む
ラクダに乗って、アテムの街を進んでいく。方々から賑やかな喧騒が聞こえてくる。この国は、エネルギーに溢れている。
その空気感から、他国への侵攻の機運が高まっているな、とアーフリードは読み取った。
白亜の壁のアテム宮殿へと辿り着くと、高官達が一斉に外へ出てきて、出迎えてきた。皆、一癖も二癖もありそうな顔をしている。戦闘力もそれなりにありそうな雰囲気だ。
「やあ、どーも。こんにちは、どーも」
気さくに挨拶しながら、自分達を睨みつけてくる高官達の間を、アーフリードは堂々と進んでゆく。大した胆力、である。
中に入って、しばらく歩いてから、大きな扉の前でディマは立ち止まり、振り返ってきた。
「この先が王の間です。心の準備はいいですか?」
「国を出る時から、すでに気持ちは整えてきてるよ」
「では、入りましょう」
ギギギ、と重々しい音を立てて、扉は開く。
王の間は、諸官が数百人立ち並んだとしても入るほど広く、ところどころに神々をかたどった像が置かれており、荘厳な雰囲気だ。
その奥、階段状の段差の上に、玉座があり、そこで足を組んだ少女が偉そうに座っている。年齢はまだ十代、一国を治める身にしては異様に若い。両側には護衛の少女達を侍らせている。
彼女こそが、サゼフト王国の女王。
「ようこそ来たのう。わらわがナイアーラじゃ」
「初めまして。私はアーフリード。ガルズバル帝国の騎士団長を務めている」
フン、とナイアーラは鼻を鳴らした。さっそく、喧嘩腰な態度である。
「本当に騎士団長が来るとはのう」
「女王様にお会いするのに、下の者では失礼かと思い」
「たわけ。わらわが言っておるのは、たかだか騎士団長ごときが女王であるわらわに謁見するとは、我が国を侮っているのか、ということじゃ」
ギロリ、と睨みつけてきた。
「いやいや、侮ってなどいないさ。むしろ正当に評価しているからこそ、こうして私が訪ねてきた、というわけだ」
「正当な評価、じゃと?」
「我がガルズバル帝国が、他国よりも遥かに大きいことは間違いない。我が国の一都市で、他の王国ひとつに匹敵するほどの規模はある。その帝国の騎士団長ともなれば、これは複数の国の軍隊をまとめ上げるのに等しい重要な任務。一国の王よりもずっと難しいことをこなしている。ゆえに……このサゼフト王国を訪ねたことは、決して侮ってのことではない。むしろ、この国が他国とは比べ物にならない規模を持つからこそ、私が来た、というわけだ」
フォローをしているようで、全然フォローになっていない。結局のところ、お前の国は、うちの国よりも規模的に劣っている、と言っているのと大して変わりはないのである。
当然、ナイアーラは険しい表情になった。
ディマも顔を強張らせ、次に何かを言ってきたら物申す、と言わんばかりの姿勢を見せる。
「まあ、まあ、そんなに怖い顔をしないで。今日はちょっとした土産を持ってきたんだ」
「土産?」
「ユナ」
指示を受けたユナは、持ってきた大きな地図を床に置くと、バッと広げた。
「ナバル砂漠の地図だ。この砂漠は不毛の地ながら、いくつもの大国と接しており、また大きなオアシスも点在しているため、常に各国の領地争いに巻き込まれてきた」
「わらわを相手に歴史の講義か」
「いいや、まずは現状の確認だよ」
トン、トン、と地図の上の国名を次々と指差しながら、アーフリードは解説を加えていく。
「主には南側は我々ガルズバル帝国と、サゼフト王国が砂漠に面しており、西の山脈を挟んでヴェストリア帝国、東の山脈を挟んでファンロン帝国、北に行けばノルツフ、こういった形になっている」
「それで? 何が言いたいのじゃ?」
「この砂漠は交通の要所でもある。ここを押さえることは、戦略上、大きな意味を持つ。それは、女王陛下もおわかりのことかと」
「当たり前じゃ」
「そこで、耳寄りな情報を持ってきた」
アーフリードは、よく聞こえるようにと、スッと、前へ進み出た。
女王付きの護衛兵の少女達は、警戒して、武器を構える。
「砂漠のカジノのことは、ご存知で?」
「知っておる。おぬしらの国が運営しておる金儲けの場所じゃろ? だいぶ稼いでいるそうじゃな」
「そのカジノが、先日、ある女に制圧された」
「ふうん」
ナイアーラは興味なさそうな声を出す。しかし、その目はまっすぐアーフリードへと向けられており、なんだかんだで話の続きを聞きたがっている風だ。
「その女は、絶世の美少女との評判だ。カジノでバニーガールをやっていたが、反旗を翻し、逆に自分が乗っ取ってしまった……ということだ」
「ふむ、絶世の美少女」
食いついてきた。
ディマがすかさず手を上げて、止めに入ってきた。
「女王様、いけません。これは明らかに挑発。我らに失地を奪わせた後、その失地を取り返そうという魂胆なのでしょう」
さすが大国の宰相、完璧にアーフリードの目論見を見抜いている。
だが、アーフリードには勝算があった。伝え聞く、ナイアーラの性格からして、この話に乗ってくるであろう、という考えだ。
「いまは、ガルズバル帝国の領地ではない、ということじゃな」
「反乱軍の本拠地、といったところだろうね」
それに対しても、ディマは異を唱える。
「何を言うのです。あなた達ガルズバル帝国が、そう簡単に領地を失ったと認めるわけがない。カジノの地を、不穏分子が占拠している、というたてつけでしょう。だから、いまだ帝国の領地。そこへ私達が攻めかかれば、攻撃を受けた、とみなして、反撃を加える。そういうつもりでいるのでしょう」
見事だ。ディマはかなり優秀である。
しかし、アーフリードの読みは、ディマの知恵を凌駕した。
「そのカジノを落としたというバニーガールについて、もっと詳しく聞かせてくれないか? 気になるぞ」
案の定、ニハルの情報に、ナイアーラは食いついてきた。
計画通り。アーフリードはフッと微笑むと、ニハルのことについて、知る限りの情報を話すのであった。
その空気感から、他国への侵攻の機運が高まっているな、とアーフリードは読み取った。
白亜の壁のアテム宮殿へと辿り着くと、高官達が一斉に外へ出てきて、出迎えてきた。皆、一癖も二癖もありそうな顔をしている。戦闘力もそれなりにありそうな雰囲気だ。
「やあ、どーも。こんにちは、どーも」
気さくに挨拶しながら、自分達を睨みつけてくる高官達の間を、アーフリードは堂々と進んでゆく。大した胆力、である。
中に入って、しばらく歩いてから、大きな扉の前でディマは立ち止まり、振り返ってきた。
「この先が王の間です。心の準備はいいですか?」
「国を出る時から、すでに気持ちは整えてきてるよ」
「では、入りましょう」
ギギギ、と重々しい音を立てて、扉は開く。
王の間は、諸官が数百人立ち並んだとしても入るほど広く、ところどころに神々をかたどった像が置かれており、荘厳な雰囲気だ。
その奥、階段状の段差の上に、玉座があり、そこで足を組んだ少女が偉そうに座っている。年齢はまだ十代、一国を治める身にしては異様に若い。両側には護衛の少女達を侍らせている。
彼女こそが、サゼフト王国の女王。
「ようこそ来たのう。わらわがナイアーラじゃ」
「初めまして。私はアーフリード。ガルズバル帝国の騎士団長を務めている」
フン、とナイアーラは鼻を鳴らした。さっそく、喧嘩腰な態度である。
「本当に騎士団長が来るとはのう」
「女王様にお会いするのに、下の者では失礼かと思い」
「たわけ。わらわが言っておるのは、たかだか騎士団長ごときが女王であるわらわに謁見するとは、我が国を侮っているのか、ということじゃ」
ギロリ、と睨みつけてきた。
「いやいや、侮ってなどいないさ。むしろ正当に評価しているからこそ、こうして私が訪ねてきた、というわけだ」
「正当な評価、じゃと?」
「我がガルズバル帝国が、他国よりも遥かに大きいことは間違いない。我が国の一都市で、他の王国ひとつに匹敵するほどの規模はある。その帝国の騎士団長ともなれば、これは複数の国の軍隊をまとめ上げるのに等しい重要な任務。一国の王よりもずっと難しいことをこなしている。ゆえに……このサゼフト王国を訪ねたことは、決して侮ってのことではない。むしろ、この国が他国とは比べ物にならない規模を持つからこそ、私が来た、というわけだ」
フォローをしているようで、全然フォローになっていない。結局のところ、お前の国は、うちの国よりも規模的に劣っている、と言っているのと大して変わりはないのである。
当然、ナイアーラは険しい表情になった。
ディマも顔を強張らせ、次に何かを言ってきたら物申す、と言わんばかりの姿勢を見せる。
「まあ、まあ、そんなに怖い顔をしないで。今日はちょっとした土産を持ってきたんだ」
「土産?」
「ユナ」
指示を受けたユナは、持ってきた大きな地図を床に置くと、バッと広げた。
「ナバル砂漠の地図だ。この砂漠は不毛の地ながら、いくつもの大国と接しており、また大きなオアシスも点在しているため、常に各国の領地争いに巻き込まれてきた」
「わらわを相手に歴史の講義か」
「いいや、まずは現状の確認だよ」
トン、トン、と地図の上の国名を次々と指差しながら、アーフリードは解説を加えていく。
「主には南側は我々ガルズバル帝国と、サゼフト王国が砂漠に面しており、西の山脈を挟んでヴェストリア帝国、東の山脈を挟んでファンロン帝国、北に行けばノルツフ、こういった形になっている」
「それで? 何が言いたいのじゃ?」
「この砂漠は交通の要所でもある。ここを押さえることは、戦略上、大きな意味を持つ。それは、女王陛下もおわかりのことかと」
「当たり前じゃ」
「そこで、耳寄りな情報を持ってきた」
アーフリードは、よく聞こえるようにと、スッと、前へ進み出た。
女王付きの護衛兵の少女達は、警戒して、武器を構える。
「砂漠のカジノのことは、ご存知で?」
「知っておる。おぬしらの国が運営しておる金儲けの場所じゃろ? だいぶ稼いでいるそうじゃな」
「そのカジノが、先日、ある女に制圧された」
「ふうん」
ナイアーラは興味なさそうな声を出す。しかし、その目はまっすぐアーフリードへと向けられており、なんだかんだで話の続きを聞きたがっている風だ。
「その女は、絶世の美少女との評判だ。カジノでバニーガールをやっていたが、反旗を翻し、逆に自分が乗っ取ってしまった……ということだ」
「ふむ、絶世の美少女」
食いついてきた。
ディマがすかさず手を上げて、止めに入ってきた。
「女王様、いけません。これは明らかに挑発。我らに失地を奪わせた後、その失地を取り返そうという魂胆なのでしょう」
さすが大国の宰相、完璧にアーフリードの目論見を見抜いている。
だが、アーフリードには勝算があった。伝え聞く、ナイアーラの性格からして、この話に乗ってくるであろう、という考えだ。
「いまは、ガルズバル帝国の領地ではない、ということじゃな」
「反乱軍の本拠地、といったところだろうね」
それに対しても、ディマは異を唱える。
「何を言うのです。あなた達ガルズバル帝国が、そう簡単に領地を失ったと認めるわけがない。カジノの地を、不穏分子が占拠している、というたてつけでしょう。だから、いまだ帝国の領地。そこへ私達が攻めかかれば、攻撃を受けた、とみなして、反撃を加える。そういうつもりでいるのでしょう」
見事だ。ディマはかなり優秀である。
しかし、アーフリードの読みは、ディマの知恵を凌駕した。
「そのカジノを落としたというバニーガールについて、もっと詳しく聞かせてくれないか? 気になるぞ」
案の定、ニハルの情報に、ナイアーラは食いついてきた。
計画通り。アーフリードはフッと微笑むと、ニハルのことについて、知る限りの情報を話すのであった。
0
お気に入りに追加
64
あなたにおすすめの小説
異世界とは他の星系ですか
ゆみすけ
ファンタジー
ニートである、名前はまあいいか。 仕事をしていたが、首になった。 足が不自由になりセールスができなくなり自ら退職した。 未練はない。 働いていたときは、とりあえず給料はもらえた。 だから会社に不満はない。 すこし蓄えがあった。 それで食いつないでいる。 体が不自由なヒトの気持ちがすこしわかった。 アパートも引っ越した。 家賃が安いところをさがした。 贅沢はいえない。 今までの生活からダウンするのはつらかった。 一度覚えた贅沢は、なかなか制限できないものだ。 しかし、無い袖は触れない。 今日、昼なに食べようか、朝は無い、近所の安いスーパーでオニギリの安いやつでも、コンビニは高いから、スーパーのほうが安いから。 金が余分に無い、1日500円までだ。 足を引きずり歩く、すこしなら歩けるから。 声がする、 え、なに誰、聞えたのではなく、響いたから当然とまどった。 「聞えましたか、やっと聞えましたね。言葉理解できますか。」 だれ、頭に直接聞える声はだれだ。と思考した。 「まあ、だれでもいいでしょう。のちほど会ってからでも、とりあえずアポだけでもと思いまして。」 どうしたら会えるんだ。と思考した。 「あなたの時間に合わせます、だれもいないところで。」 なら近くの川の土手で夜7時ころなら誰もいないから。 「わかりました、では今夜7時ころ、そこの川の土手で。」と頭に響いて、その声はやんだ。
異世界転生~チート魔法でスローライフ
リョンコ
ファンタジー
【あらすじ⠀】都会で産まれ育ち、学生時代を過ごし 社会人になって早20年。
43歳になった主人公。趣味はアニメや漫画、スポーツ等 多岐に渡る。
その中でも最近嵌ってるのは「ソロキャンプ」
大型連休を利用して、
穴場スポットへやってきた!
テントを建て、BBQコンロに
テーブル等用意して……。
近くの川まで散歩しに来たら、
何やら動物か?の気配が……
木の影からこっそり覗くとそこには……
キラキラと光注ぐように発光した
「え!オオカミ!」
3メートルはありそうな巨大なオオカミが!!
急いでテントまで戻ってくると
「え!ここどこだ??」
都会の生活に疲れた主人公が、
異世界へ転生して 冒険者になって
魔物を倒したり、現代知識で商売したり…… 。
恋愛は多分ありません。
基本スローライフを目指してます(笑)
※挿絵有りますが、自作です。
無断転載はしてません。
イラストは、あくまで私のイメージです
※当初恋愛無しで進めようと書いていましたが
少し趣向を変えて、
若干ですが恋愛有りになります。
※カクヨム、なろうでも公開しています
天日ノ艦隊 〜こちら大和型戦艦、異世界にて出陣ス!〜
八風ゆず
ファンタジー
時は1950年。
第一次世界大戦にあった「もう一つの可能性」が実現した世界線。1950年4月7日、合同演習をする為航行中、大和型戦艦三隻が同時に左舷に転覆した。
大和型三隻は沈没した……、と思われた。
だが、目覚めた先には我々が居た世界とは違った。
大海原が広がり、見たことのない数多の国が支配者する世界だった。
祖国へ帰るため、大海原が広がる異世界を旅する大和型三隻と別世界の艦船達との異世界戦記。
※異世界転移が何番煎じか分からないですが、書きたいのでかいています!
面白いと思ったらブックマーク、感想、評価お願いします!!※
※戦艦など知らない人も楽しめるため、解説などを出し努力しております。是非是非「知識がなく、楽しんで読めるかな……」っと思ってる方も読んでみてください!※
異世界で『魔法使い』になった私は一人自由気ままに生きていきたい
哀村圭一
ファンタジー
人や社会のしがらみが嫌になって命を絶ったOL、天音美亜(25歳)。薄れゆく意識の中で、謎の声の問いかけに答える。
「魔法使いになりたい」と。
そして目を覚ますと、そこは異世界。美亜は、13歳くらいの少女になっていた。
魔法があれば、なんでもできる! だから、今度の人生は誰にもかかわらず一人で生きていく!!
異世界で一人自由気ままに生きていくことを決意する美亜。だけど、そんな美亜をこの世界はなかなか一人にしてくれない。そして、美亜の魔法はこの世界にあるまじき、とんでもなく無茶苦茶なものであった。
ブラックギルドマスターへ、社畜以下の道具として扱ってくれてあざーす!お陰で転職した俺は初日にSランクハンターに成り上がりました!
仁徳
ファンタジー
あらすじ
リュシアン・プライムはブラックハンターギルドの一員だった。
彼はギルドマスターやギルド仲間から、常人ではこなせない量の依頼を押し付けられていたが、夜遅くまで働くことで全ての依頼を一日で終わらせていた。
ある日、リュシアンは仲間の罠に嵌められ、依頼を終わらせることができなかった。その一度の失敗をきっかけに、ギルドマスターから無能ハンターの烙印を押され、クビになる。
途方に暮れていると、モンスターに襲われている女性を彼は見つけてしまう。
ハンターとして襲われている人を見過ごせないリュシアンは、モンスターから女性を守った。
彼は助けた女性が、隣町にあるハンターギルドのギルドマスターであることを知る。
リュシアンの才能に目をつけたギルドマスターは、彼をスカウトした。
一方ブラックギルドでは、リュシアンがいないことで依頼達成の効率が悪くなり、依頼は溜まっていく一方だった。ついにブラックギルドは町の住民たちからのクレームなどが殺到して町民たちから見放されることになる。
そんな彼らに反してリュシアンは新しい職場、新しい仲間と出会い、ブッラックギルドの経験を活かして最速でギルドランキング一位を獲得し、ギルドマスターや町の住民たちから一目置かれるようになった。
これはブラックな環境で働いていた主人公が一人の女性を助けたことがきっかけで人生が一変し、ホワイトなギルド環境で最強、無双、ときどきスローライフをしていく物語!
異世界で快適な生活するのに自重なんかしてられないだろ?
お子様
ファンタジー
机の引き出しから過去未来ではなく異世界へ。
飛ばされた世界で日本のような快適な生活を過ごすにはどうしたらいい?
自重して目立たないようにする?
無理無理。快適な生活を送るにはお金が必要なんだよ!
お金を稼ぎ目立っても、問題無く暮らす方法は?
主人公の考えた手段は、ドン引きされるような内容だった。
(実践出来るかどうかは別だけど)
神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる