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第42話 テイマー特製媚薬……そしてニハルは……
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薄暗い地下の牢屋内に、ヌチャ……ヌチャ……と湿った音が鳴っている。
床に倒れているニハルは、羞恥で頬を染め、グッと歯を食いしばり、ソープマン達による責め苦を耐えている。
ソープマン達はすでに体がだいぶ削れており、残った胴体部分を、ひたすらニハルの肢体にこすりつけており、その度に、ヌチャ……と水音が響く。
「ぁん……ん……ぅ……」
実際は石鹸のおかげで体もバニースーツも綺麗に磨かれているのだが、しかし、男の体を持つソープマンによって肉体をこすり合わされることは、非常に恥ずかしいものがある。
白いレオタードはグッショリと濡れ、布地が透けて、下の肌が浮き彫りになって見える。
テイマーは、ニハルとソープマンの絡み合いを眺めながら、ニタリと笑った。
「どうしたのじゃ? 心地良くなってきておるのか?」
「そ……そんなこと、ないもん……」
「無理せずともよいぞ。ソープマンはいい香りがするからのう。大概の女子は、ソープマン責めを受けると、最後はその気持ち良さに屈してしまうのじゃ」
たしかに、うっとりするほど良い香りが、全身から漂ってくる。その匂いを嗅いでいると、なんだかフワフワと頭の芯まで快感をおぼえそうになる。
だけど、こんな辱めを受けて、気持ち良くなっているなんて、絶対に認めたくない。
「強情な女じゃのう。では、これならどうじゃ」
テイマーは懐から瓶を取り出した。中にはドロリと白く濁った液体が入っている。
その瓶の蓋を開け、牢屋の外から、バシャッと液体を飛ばした。白濁液は、ニハルの顔にベチャリと付着する。
「やんっ! な、なに、これ⁉」
青臭い、薬品のにおいに、ニハルは顔をしかめた。
「媚薬じゃよ」
「び、媚薬……⁉」
「さすがにこれ以上時間をかけるのは、わしも骨が折れるからのう。少々、ポリシーに反するが、手っ取り早いやり方を取らせてもらうぞ」
「い、いやああぁ……!」
ニハルは涙を流して、首を振る。顔にこびりついた白い粘液を、なんとか振り払おうとするが、取れない。かえって、顔面に白い液が広がっていく。
「ん……⁉ くぅ……! あ、あんん!」
早くも媚薬の効果が現れ始めた。
体の芯から熱いものがこみ上げてくる。太ももをこすり合わせて、内奥から溢れ出してくる欲求に耐えようとするが、テイマー特製の媚薬は、そんなことで我慢できるものではない。
「はぁ! あ! あん! あ! あ! あ!」
激しく喘ぎながら、目の前のソープマンにしがみつき、そのたくましい肉体を求める。一所懸命、自ら体をこすりつけ、グチュグチュと石鹸を泡立たせる。
「やぁぁ……♡ こんなの……こんなの、いやなのに……いやなのにぃ……♡」
「くくく、効果てきめんじゃの。いい眺めじゃ」
「あんん……♡ 止めて……♡ お願い……止めてぇ……♡」
「そう言いつつも、声は喜んでおるではないか」
「だってぇ……♡ 気持ちいいんだもん……♡ ソープマン……♡ ガッシリした体に、いい匂いがして……♡ ひぁああん……♡」
「そのふしだらな様を見たら、お前の仲間達は、どう思うかの」
「やぁん……♡ 見ないで……♡ 見ないでぇ……♡」
「しかし、見てほしそうな声を出しておるな」
テイマーは冷たく笑った。
自身のテクニックで、ニハルを調教しきれなかったことはプロとして悔しくはあるが、この際、そのあたりの矜持は捨てることにした。大事なのは、クライアントであるルドルフの要求に応えることである。
「あん♡ あ♡ あ♡ あ♡」
それにしても、白いバニースーツ姿のバニーガールが、色黒の肌を白いソープ液まみれにして、ソープマンを激しく求めている姿は、老いた身とはいえ、なかなかグッとくるものがある。
「ふむ……」
テイマーは、知らず知らずのうちに、ニハルの魅力に取りつかれていた。
外から眺めているだけというのも、味気ない。
「少し、わしも味わわせてもらうかの」
牢屋の鍵を開けて、テイマーは中に入った。
ヌチ、ヌチ、と一体のソープマンに、下腹部や太もも、おっぱいをこすりつけて、ハアハアと息を荒くしているニハル。その後ろから、もう一体のソープマンが、主に柔らかなお尻を中心に肉体をこすりつけて、責めている。
「老いて、用をなさなくなったわしの体でも、楽しむことはできるかのう?」
などと、誰ともなしに問いかけながら、テイマーは衣服を脱ぎ捨て、全裸になった。老人ゆえの衰えた肉体をさらしつつも、かまわず、ニハルの顔の前へと近寄る。
潤んだ瞳で、ニハルは、テイマーのことを見上げた。
「あ……♡ な、なにするの……?♡」
「わしがするのではない。お前が、わしに奉仕をするのじゃ」
「ん……♡ ご奉仕……♡」
媚薬のせいで、すっかり正常な思考回路を失ってしまっているニハル。
奉仕、という単語を聞いて、思わずゴクリと生唾を飲み込んだ。
もう彼女の頭の中には、イスカの存在はかけらもない。テイマーの媚薬は、人格をも狂わせる。ニハルは、もはや、ただのエッチことが大好きな女の子と化していた。
誰でもいいから、むちゃくちゃにしてほしい、とすら思っている。
「さあ! わしに快楽を与えるのじゃ!」
そう、テイマーが高らかに言った、その時だった。
地下室に、ダンッ! と何者かが踏み込んでくる足音が聞こえてきた。
「ニハルさん!」
イスカだ。その他に、クイナと、レジーナ。あと少しでニハルが汚されてしまう、というピンチのところで、助けが間に合ったのだ。
「な、なんじゃあ⁉」
「お前! ニハルさんに、何をしてる!」
イスカの怒号が響き渡った。
床に倒れているニハルは、羞恥で頬を染め、グッと歯を食いしばり、ソープマン達による責め苦を耐えている。
ソープマン達はすでに体がだいぶ削れており、残った胴体部分を、ひたすらニハルの肢体にこすりつけており、その度に、ヌチャ……と水音が響く。
「ぁん……ん……ぅ……」
実際は石鹸のおかげで体もバニースーツも綺麗に磨かれているのだが、しかし、男の体を持つソープマンによって肉体をこすり合わされることは、非常に恥ずかしいものがある。
白いレオタードはグッショリと濡れ、布地が透けて、下の肌が浮き彫りになって見える。
テイマーは、ニハルとソープマンの絡み合いを眺めながら、ニタリと笑った。
「どうしたのじゃ? 心地良くなってきておるのか?」
「そ……そんなこと、ないもん……」
「無理せずともよいぞ。ソープマンはいい香りがするからのう。大概の女子は、ソープマン責めを受けると、最後はその気持ち良さに屈してしまうのじゃ」
たしかに、うっとりするほど良い香りが、全身から漂ってくる。その匂いを嗅いでいると、なんだかフワフワと頭の芯まで快感をおぼえそうになる。
だけど、こんな辱めを受けて、気持ち良くなっているなんて、絶対に認めたくない。
「強情な女じゃのう。では、これならどうじゃ」
テイマーは懐から瓶を取り出した。中にはドロリと白く濁った液体が入っている。
その瓶の蓋を開け、牢屋の外から、バシャッと液体を飛ばした。白濁液は、ニハルの顔にベチャリと付着する。
「やんっ! な、なに、これ⁉」
青臭い、薬品のにおいに、ニハルは顔をしかめた。
「媚薬じゃよ」
「び、媚薬……⁉」
「さすがにこれ以上時間をかけるのは、わしも骨が折れるからのう。少々、ポリシーに反するが、手っ取り早いやり方を取らせてもらうぞ」
「い、いやああぁ……!」
ニハルは涙を流して、首を振る。顔にこびりついた白い粘液を、なんとか振り払おうとするが、取れない。かえって、顔面に白い液が広がっていく。
「ん……⁉ くぅ……! あ、あんん!」
早くも媚薬の効果が現れ始めた。
体の芯から熱いものがこみ上げてくる。太ももをこすり合わせて、内奥から溢れ出してくる欲求に耐えようとするが、テイマー特製の媚薬は、そんなことで我慢できるものではない。
「はぁ! あ! あん! あ! あ! あ!」
激しく喘ぎながら、目の前のソープマンにしがみつき、そのたくましい肉体を求める。一所懸命、自ら体をこすりつけ、グチュグチュと石鹸を泡立たせる。
「やぁぁ……♡ こんなの……こんなの、いやなのに……いやなのにぃ……♡」
「くくく、効果てきめんじゃの。いい眺めじゃ」
「あんん……♡ 止めて……♡ お願い……止めてぇ……♡」
「そう言いつつも、声は喜んでおるではないか」
「だってぇ……♡ 気持ちいいんだもん……♡ ソープマン……♡ ガッシリした体に、いい匂いがして……♡ ひぁああん……♡」
「そのふしだらな様を見たら、お前の仲間達は、どう思うかの」
「やぁん……♡ 見ないで……♡ 見ないでぇ……♡」
「しかし、見てほしそうな声を出しておるな」
テイマーは冷たく笑った。
自身のテクニックで、ニハルを調教しきれなかったことはプロとして悔しくはあるが、この際、そのあたりの矜持は捨てることにした。大事なのは、クライアントであるルドルフの要求に応えることである。
「あん♡ あ♡ あ♡ あ♡」
それにしても、白いバニースーツ姿のバニーガールが、色黒の肌を白いソープ液まみれにして、ソープマンを激しく求めている姿は、老いた身とはいえ、なかなかグッとくるものがある。
「ふむ……」
テイマーは、知らず知らずのうちに、ニハルの魅力に取りつかれていた。
外から眺めているだけというのも、味気ない。
「少し、わしも味わわせてもらうかの」
牢屋の鍵を開けて、テイマーは中に入った。
ヌチ、ヌチ、と一体のソープマンに、下腹部や太もも、おっぱいをこすりつけて、ハアハアと息を荒くしているニハル。その後ろから、もう一体のソープマンが、主に柔らかなお尻を中心に肉体をこすりつけて、責めている。
「老いて、用をなさなくなったわしの体でも、楽しむことはできるかのう?」
などと、誰ともなしに問いかけながら、テイマーは衣服を脱ぎ捨て、全裸になった。老人ゆえの衰えた肉体をさらしつつも、かまわず、ニハルの顔の前へと近寄る。
潤んだ瞳で、ニハルは、テイマーのことを見上げた。
「あ……♡ な、なにするの……?♡」
「わしがするのではない。お前が、わしに奉仕をするのじゃ」
「ん……♡ ご奉仕……♡」
媚薬のせいで、すっかり正常な思考回路を失ってしまっているニハル。
奉仕、という単語を聞いて、思わずゴクリと生唾を飲み込んだ。
もう彼女の頭の中には、イスカの存在はかけらもない。テイマーの媚薬は、人格をも狂わせる。ニハルは、もはや、ただのエッチことが大好きな女の子と化していた。
誰でもいいから、むちゃくちゃにしてほしい、とすら思っている。
「さあ! わしに快楽を与えるのじゃ!」
そう、テイマーが高らかに言った、その時だった。
地下室に、ダンッ! と何者かが踏み込んでくる足音が聞こえてきた。
「ニハルさん!」
イスカだ。その他に、クイナと、レジーナ。あと少しでニハルが汚されてしまう、というピンチのところで、助けが間に合ったのだ。
「な、なんじゃあ⁉」
「お前! ニハルさんに、何をしてる!」
イスカの怒号が響き渡った。
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