42 / 102
第42話 テイマー特製媚薬……そしてニハルは……
しおりを挟む
薄暗い地下の牢屋内に、ヌチャ……ヌチャ……と湿った音が鳴っている。
床に倒れているニハルは、羞恥で頬を染め、グッと歯を食いしばり、ソープマン達による責め苦を耐えている。
ソープマン達はすでに体がだいぶ削れており、残った胴体部分を、ひたすらニハルの肢体にこすりつけており、その度に、ヌチャ……と水音が響く。
「ぁん……ん……ぅ……」
実際は石鹸のおかげで体もバニースーツも綺麗に磨かれているのだが、しかし、男の体を持つソープマンによって肉体をこすり合わされることは、非常に恥ずかしいものがある。
白いレオタードはグッショリと濡れ、布地が透けて、下の肌が浮き彫りになって見える。
テイマーは、ニハルとソープマンの絡み合いを眺めながら、ニタリと笑った。
「どうしたのじゃ? 心地良くなってきておるのか?」
「そ……そんなこと、ないもん……」
「無理せずともよいぞ。ソープマンはいい香りがするからのう。大概の女子は、ソープマン責めを受けると、最後はその気持ち良さに屈してしまうのじゃ」
たしかに、うっとりするほど良い香りが、全身から漂ってくる。その匂いを嗅いでいると、なんだかフワフワと頭の芯まで快感をおぼえそうになる。
だけど、こんな辱めを受けて、気持ち良くなっているなんて、絶対に認めたくない。
「強情な女じゃのう。では、これならどうじゃ」
テイマーは懐から瓶を取り出した。中にはドロリと白く濁った液体が入っている。
その瓶の蓋を開け、牢屋の外から、バシャッと液体を飛ばした。白濁液は、ニハルの顔にベチャリと付着する。
「やんっ! な、なに、これ⁉」
青臭い、薬品のにおいに、ニハルは顔をしかめた。
「媚薬じゃよ」
「び、媚薬……⁉」
「さすがにこれ以上時間をかけるのは、わしも骨が折れるからのう。少々、ポリシーに反するが、手っ取り早いやり方を取らせてもらうぞ」
「い、いやああぁ……!」
ニハルは涙を流して、首を振る。顔にこびりついた白い粘液を、なんとか振り払おうとするが、取れない。かえって、顔面に白い液が広がっていく。
「ん……⁉ くぅ……! あ、あんん!」
早くも媚薬の効果が現れ始めた。
体の芯から熱いものがこみ上げてくる。太ももをこすり合わせて、内奥から溢れ出してくる欲求に耐えようとするが、テイマー特製の媚薬は、そんなことで我慢できるものではない。
「はぁ! あ! あん! あ! あ! あ!」
激しく喘ぎながら、目の前のソープマンにしがみつき、そのたくましい肉体を求める。一所懸命、自ら体をこすりつけ、グチュグチュと石鹸を泡立たせる。
「やぁぁ……♡ こんなの……こんなの、いやなのに……いやなのにぃ……♡」
「くくく、効果てきめんじゃの。いい眺めじゃ」
「あんん……♡ 止めて……♡ お願い……止めてぇ……♡」
「そう言いつつも、声は喜んでおるではないか」
「だってぇ……♡ 気持ちいいんだもん……♡ ソープマン……♡ ガッシリした体に、いい匂いがして……♡ ひぁああん……♡」
「そのふしだらな様を見たら、お前の仲間達は、どう思うかの」
「やぁん……♡ 見ないで……♡ 見ないでぇ……♡」
「しかし、見てほしそうな声を出しておるな」
テイマーは冷たく笑った。
自身のテクニックで、ニハルを調教しきれなかったことはプロとして悔しくはあるが、この際、そのあたりの矜持は捨てることにした。大事なのは、クライアントであるルドルフの要求に応えることである。
「あん♡ あ♡ あ♡ あ♡」
それにしても、白いバニースーツ姿のバニーガールが、色黒の肌を白いソープ液まみれにして、ソープマンを激しく求めている姿は、老いた身とはいえ、なかなかグッとくるものがある。
「ふむ……」
テイマーは、知らず知らずのうちに、ニハルの魅力に取りつかれていた。
外から眺めているだけというのも、味気ない。
「少し、わしも味わわせてもらうかの」
牢屋の鍵を開けて、テイマーは中に入った。
ヌチ、ヌチ、と一体のソープマンに、下腹部や太もも、おっぱいをこすりつけて、ハアハアと息を荒くしているニハル。その後ろから、もう一体のソープマンが、主に柔らかなお尻を中心に肉体をこすりつけて、責めている。
「老いて、用をなさなくなったわしの体でも、楽しむことはできるかのう?」
などと、誰ともなしに問いかけながら、テイマーは衣服を脱ぎ捨て、全裸になった。老人ゆえの衰えた肉体をさらしつつも、かまわず、ニハルの顔の前へと近寄る。
潤んだ瞳で、ニハルは、テイマーのことを見上げた。
「あ……♡ な、なにするの……?♡」
「わしがするのではない。お前が、わしに奉仕をするのじゃ」
「ん……♡ ご奉仕……♡」
媚薬のせいで、すっかり正常な思考回路を失ってしまっているニハル。
奉仕、という単語を聞いて、思わずゴクリと生唾を飲み込んだ。
もう彼女の頭の中には、イスカの存在はかけらもない。テイマーの媚薬は、人格をも狂わせる。ニハルは、もはや、ただのエッチことが大好きな女の子と化していた。
誰でもいいから、むちゃくちゃにしてほしい、とすら思っている。
「さあ! わしに快楽を与えるのじゃ!」
そう、テイマーが高らかに言った、その時だった。
地下室に、ダンッ! と何者かが踏み込んでくる足音が聞こえてきた。
「ニハルさん!」
イスカだ。その他に、クイナと、レジーナ。あと少しでニハルが汚されてしまう、というピンチのところで、助けが間に合ったのだ。
「な、なんじゃあ⁉」
「お前! ニハルさんに、何をしてる!」
イスカの怒号が響き渡った。
床に倒れているニハルは、羞恥で頬を染め、グッと歯を食いしばり、ソープマン達による責め苦を耐えている。
ソープマン達はすでに体がだいぶ削れており、残った胴体部分を、ひたすらニハルの肢体にこすりつけており、その度に、ヌチャ……と水音が響く。
「ぁん……ん……ぅ……」
実際は石鹸のおかげで体もバニースーツも綺麗に磨かれているのだが、しかし、男の体を持つソープマンによって肉体をこすり合わされることは、非常に恥ずかしいものがある。
白いレオタードはグッショリと濡れ、布地が透けて、下の肌が浮き彫りになって見える。
テイマーは、ニハルとソープマンの絡み合いを眺めながら、ニタリと笑った。
「どうしたのじゃ? 心地良くなってきておるのか?」
「そ……そんなこと、ないもん……」
「無理せずともよいぞ。ソープマンはいい香りがするからのう。大概の女子は、ソープマン責めを受けると、最後はその気持ち良さに屈してしまうのじゃ」
たしかに、うっとりするほど良い香りが、全身から漂ってくる。その匂いを嗅いでいると、なんだかフワフワと頭の芯まで快感をおぼえそうになる。
だけど、こんな辱めを受けて、気持ち良くなっているなんて、絶対に認めたくない。
「強情な女じゃのう。では、これならどうじゃ」
テイマーは懐から瓶を取り出した。中にはドロリと白く濁った液体が入っている。
その瓶の蓋を開け、牢屋の外から、バシャッと液体を飛ばした。白濁液は、ニハルの顔にベチャリと付着する。
「やんっ! な、なに、これ⁉」
青臭い、薬品のにおいに、ニハルは顔をしかめた。
「媚薬じゃよ」
「び、媚薬……⁉」
「さすがにこれ以上時間をかけるのは、わしも骨が折れるからのう。少々、ポリシーに反するが、手っ取り早いやり方を取らせてもらうぞ」
「い、いやああぁ……!」
ニハルは涙を流して、首を振る。顔にこびりついた白い粘液を、なんとか振り払おうとするが、取れない。かえって、顔面に白い液が広がっていく。
「ん……⁉ くぅ……! あ、あんん!」
早くも媚薬の効果が現れ始めた。
体の芯から熱いものがこみ上げてくる。太ももをこすり合わせて、内奥から溢れ出してくる欲求に耐えようとするが、テイマー特製の媚薬は、そんなことで我慢できるものではない。
「はぁ! あ! あん! あ! あ! あ!」
激しく喘ぎながら、目の前のソープマンにしがみつき、そのたくましい肉体を求める。一所懸命、自ら体をこすりつけ、グチュグチュと石鹸を泡立たせる。
「やぁぁ……♡ こんなの……こんなの、いやなのに……いやなのにぃ……♡」
「くくく、効果てきめんじゃの。いい眺めじゃ」
「あんん……♡ 止めて……♡ お願い……止めてぇ……♡」
「そう言いつつも、声は喜んでおるではないか」
「だってぇ……♡ 気持ちいいんだもん……♡ ソープマン……♡ ガッシリした体に、いい匂いがして……♡ ひぁああん……♡」
「そのふしだらな様を見たら、お前の仲間達は、どう思うかの」
「やぁん……♡ 見ないで……♡ 見ないでぇ……♡」
「しかし、見てほしそうな声を出しておるな」
テイマーは冷たく笑った。
自身のテクニックで、ニハルを調教しきれなかったことはプロとして悔しくはあるが、この際、そのあたりの矜持は捨てることにした。大事なのは、クライアントであるルドルフの要求に応えることである。
「あん♡ あ♡ あ♡ あ♡」
それにしても、白いバニースーツ姿のバニーガールが、色黒の肌を白いソープ液まみれにして、ソープマンを激しく求めている姿は、老いた身とはいえ、なかなかグッとくるものがある。
「ふむ……」
テイマーは、知らず知らずのうちに、ニハルの魅力に取りつかれていた。
外から眺めているだけというのも、味気ない。
「少し、わしも味わわせてもらうかの」
牢屋の鍵を開けて、テイマーは中に入った。
ヌチ、ヌチ、と一体のソープマンに、下腹部や太もも、おっぱいをこすりつけて、ハアハアと息を荒くしているニハル。その後ろから、もう一体のソープマンが、主に柔らかなお尻を中心に肉体をこすりつけて、責めている。
「老いて、用をなさなくなったわしの体でも、楽しむことはできるかのう?」
などと、誰ともなしに問いかけながら、テイマーは衣服を脱ぎ捨て、全裸になった。老人ゆえの衰えた肉体をさらしつつも、かまわず、ニハルの顔の前へと近寄る。
潤んだ瞳で、ニハルは、テイマーのことを見上げた。
「あ……♡ な、なにするの……?♡」
「わしがするのではない。お前が、わしに奉仕をするのじゃ」
「ん……♡ ご奉仕……♡」
媚薬のせいで、すっかり正常な思考回路を失ってしまっているニハル。
奉仕、という単語を聞いて、思わずゴクリと生唾を飲み込んだ。
もう彼女の頭の中には、イスカの存在はかけらもない。テイマーの媚薬は、人格をも狂わせる。ニハルは、もはや、ただのエッチことが大好きな女の子と化していた。
誰でもいいから、むちゃくちゃにしてほしい、とすら思っている。
「さあ! わしに快楽を与えるのじゃ!」
そう、テイマーが高らかに言った、その時だった。
地下室に、ダンッ! と何者かが踏み込んでくる足音が聞こえてきた。
「ニハルさん!」
イスカだ。その他に、クイナと、レジーナ。あと少しでニハルが汚されてしまう、というピンチのところで、助けが間に合ったのだ。
「な、なんじゃあ⁉」
「お前! ニハルさんに、何をしてる!」
イスカの怒号が響き渡った。
0
お気に入りに追加
66
あなたにおすすめの小説

神様のミスで女に転生したようです
結城はる
ファンタジー
34歳独身の秋本修弥はごく普通の中小企業に勤めるサラリーマンであった。
いつも通り起床し朝食を食べ、会社へ通勤中だったがマンションの上から人が落下してきて下敷きとなってしまった……。
目が覚めると、目の前には絶世の美女が立っていた。
美女の話を聞くと、どうやら目の前にいる美女は神様であり私は死んでしまったということらしい
死んだことにより私の魂は地球とは別の世界に迷い込んだみたいなので、こっちの世界に転生させてくれるそうだ。
気がついたら、洞窟の中にいて転生されたことを確認する。
ん……、なんか違和感がある。股を触ってみるとあるべきものがない。
え……。
神様、私女になってるんですけどーーーー!!!
小説家になろうでも掲載しています。
URLはこちら→「https://ncode.syosetu.com/n7001ht/」

はずれスキル『本日一粒万倍日』で金も魔法も作物もなんでも一万倍 ~はぐれサラリーマンのスキル頼みな異世界満喫日記~
緋色優希
ファンタジー
勇者召喚に巻き込まれて異世界へやってきたサラリーマン麦野一穂(むぎのかずほ)。得たスキルは屑(ランクレス)スキルの『本日一粒万倍日』。あまりの内容に爆笑され、同じように召喚に巻き込まれてきた連中にも馬鹿にされ、一人だけ何一つ持たされず荒城にそのまま置き去りにされた。ある物と言えば、水の樽といくらかの焼き締めパン。どうする事もできずに途方に暮れたが、スキルを唱えたら水樽が一万個に増えてしまった。また城で見つけた、たった一枚の銀貨も、なんと銀貨一万枚になった。どうやら、あれこれと一万倍にしてくれる不思議なスキルらしい。こんな世界で王様の助けもなく、たった一人どうやって生きたらいいのか。だが開き直った彼は『住めば都』とばかりに、スキル頼みでこの異世界での生活を思いっきり楽しむ事に決めたのだった。

うっかり『野良犬』を手懐けてしまった底辺男の逆転人生
野良 乃人
ファンタジー
辺境の田舎街に住むエリオは落ちこぼれの底辺冒険者。
普段から無能だの底辺だのと馬鹿にされ、薬草拾いと揶揄されている。
そんなエリオだが、ふとした事がきっかけで『野良犬』を手懐けてしまう。
そこから始まる底辺落ちこぼれエリオの成り上がりストーリー。
そしてこの世界に存在する宝玉がエリオに力を与えてくれる。
うっかり野良犬を手懐けた底辺男。冒険者という枠を超え乱世での逆転人生が始まります。
いずれは王となるのも夢ではないかも!?
◇世界観的に命の価値は軽いです◇
カクヨムでも同タイトルで掲載しています。

十人十色の強制ダンジョン攻略生活
ほんのり雪達磨
ファンタジー
クリアしなければ、死ぬこともできません。
妙な部屋で目が覚めた大量の人種を問わない人たちに、自称『運営』と名乗る何かは一方的にそう告げた。
難易度別に分けられたダンジョンと呼ぶ何かにランダムに配置されていて、クリア条件を達成しない限りリスポーンし続ける状態を強制されてしまった、らしい。
そんな理不尽に攫われて押し付けられた人たちの強制ダンジョン攻略生活。

【超速爆速レベルアップ】~俺だけ入れるダンジョンはゴールドメタルスライムの狩り場でした~
シオヤマ琴@『最強最速』発売中
ファンタジー
ダンジョンが出現し20年。
木崎賢吾、22歳は子どもの頃からダンジョンに憧れていた。
しかし、ダンジョンは最初に足を踏み入れた者の所有物となるため、もうこの世界にはどこを探しても未発見のダンジョンなどないと思われていた。
そんな矢先、バイト帰りに彼が目にしたものは――。
【自分だけのダンジョンを夢見ていた青年のレベリング冒険譚が今幕を開ける!】
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
セクスカリバーをヌキました!
桂
ファンタジー
とある世界の森の奥地に真の勇者だけに抜けると言い伝えられている聖剣「セクスカリバー」が岩に刺さって存在していた。
国一番の剣士の少女ステラはセクスカリバーを抜くことに成功するが、セクスカリバーはステラの膣を鞘代わりにして収まってしまう。
ステラはセクスカリバーを抜けないまま武闘会に出場して……

クラス転移で無能判定されて追放されたけど、努力してSSランクのチートスキルに進化しました~【生命付与】スキルで異世界を自由に楽しみます~
いちまる
ファンタジー
ある日、クラスごと異世界に召喚されてしまった少年、天羽イオリ。
他のクラスメートが強力なスキルを発現させてゆく中、イオリだけが最低ランクのEランクスキル【生命付与】の持ち主だと鑑定される。
「無能は不要だ」と判断した他の生徒や、召喚した張本人である神官によって、イオリは追放され、川に突き落とされた。
しかしそこで、川底に沈んでいた謎の男の力でスキルを強化するチャンスを得た――。
1千年の努力とともに、イオリのスキルはSSランクへと進化!
自分を拾ってくれた田舎町のアイテムショップで、チートスキルをフル稼働!
「転移者が世界を良くする?」
「知らねえよ、俺は異世界を自由気ままに楽しむんだ!」
追放された少年の第2の人生が、始まる――!
※本作品は他サイト様でも掲載中です。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる