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しおりを挟む「シキズキ…大丈夫?熱、出ているよ」
結婚した翌日、シキズキの休んでいる部屋にいた私は、いろいろとシキズキに絆されてしまった。
「うぅ、いい。イケる。やりたい。アユと合体したい」
そんな頑張りはいらないかな、と思いつつ。触れ合うと熱い身体。さらに普段とは違って、ぐったりとしている。それでも彼は、どうしても挿入したいと言っている。
「無理しないで…これからも、ずっと一緒だから」
「いや、これは漢(おとこ)としてのけじめだ」
そんなけじめ、いらんがな…と思いつつも。彼の肉棒は、辛うじてたち上がっている。
「うぅぅ、アユ。俺…でも、アユが好きなんだ…夢にまで見た、童貞とのお別れなんだ…俺はヤル…」
彼は少し、目の周りを赤くさせて、普段とは違って必死な顔をした眼で、見つめてくる。私を、必死になって求めてくる。その眼は、瀕死の獣が、それでも相手を倒そうと睨みつけるような眼を思い起こさせた。
俺はヤル…と、ぶつぶつ言いながらも、顔を胸の間に入れて、胸を寄せ付ける。アユフィーラのふくよかな柔らかい胸が、むにゅっとシキズキの頬にあたる。
「あぁ、柔らかい」
乳頭をパクっと咥えてながら、もう片方の手で、身体中を撫で始めた。
「こっちも、ほぐさないとな」
そう言って、私の中に指を早急に入れ始めた。普段よりも、ちょっと焦っているのかな。私も濡れ始めているけれど。それよりも、シキズキの体調が心配だったりする。
「ねぇ、シキズキ。やっぱり、体調が戻ってからにしよ?」
「ダメだ、アユ。今したい」
また、何かスイッチが入ってしまった。彼はそれまでの優しい愛撫から、急に怒ったように、私の唇を犯し始めた。
「あぁん、ン、ンん‥‥」
私の中に乱入した舌が、口内を舐めまわしている。私が彼の舌を吸うと、くちゅっ、くちゅっと舌を絡め始めた。ハァ、と彼が息を吐く。
「アユが、俺の物になったって、早く思いたい」
そう言って、私の足を持ち上げて、股を広げる。そして股間に顔をうずめて、秘裂を優しく舐めはじめた。「もう、いいかな」と呟いた彼は、己の肉棒を手に持って、私の秘裂に添わせて、にゅぷっと先端を合わせ始めた。
「アユ、挿れるよ」
そう言って、ググっと入ってくる熱い滾りに、私の心がドクン、と鳴った。ようやく、ようやくなのだ。
「あぁ、入ってる…」
私も、この瞬間を待っていた。彼の愛に応えたい、そう思ってから何年も。私は、彼に犯されたかった。
「うっ、ア、アユ…キッツイな…、大丈夫か?」
十分に解されていなかったけど、彼と身体を繋げることができる喜びに、痛みを忘れた。「大丈夫」と答えて、「もっと頂戴」と伝えると、彼はビクンっと肉棒を大きくさせた。
「アユ…もうちょっとだ」
そう言って、ぐっ、ぐっと侵入してきた彼の塊を、私の膣が包み込む。―――熱い。
少し引いて、そして押して。「気持ちイイな…」と言いつつ、彼は最奥まで侵入してきた。
「ハァ…はいった」
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