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先輩の、苦し気な声を聞きながら、私は乱暴気味に与えられる快感で、頭の中が一瞬白くなる。
「あぁ―――あ、あ、んっ」
達した後に、ハァ、ハァと息を吐いている私の裸体を見て、先輩は自身の肉棒を取り出した。そして、上下に扱きだす。
「今日は飲め、飲めよっ、アユ、俺のアユ、飲みきるんだぞ」
そう言って、大きくガチガチに固くなった肉棒を、私の口の中に入れてきた。
両手で頭を固定し、腰を大きく振りながら、口の中に突っ込んでくる。肉棒の先が、喉の奥に当たって痛い。吐きそうになるが、「はっ、はっ、はっ」とシキズキ先輩が興奮して、腰を動かしている様子を見ると、我慢できる気がした。
「うぅ、はっ、で、出る」
頭を先輩の両手で抑えられ、先輩の大きな肉棒を入れられ、喉の奥を乱暴に突いてくる。最後は、ガツンと喉の最奥を突かれ、思わずウっと吐きそうになるが、その途端に先輩の肉棒の先から、熱い汁が、ドバドバっと口の中に広がる。
「あぁ、ぁぁ、アユ…」
飲みきれ、と言われた通り、生臭くて鼻がおかしくなりそうだけど、とにかく喉に突く行為が終わったことに安心して、長く続く吐精の感覚に痺れながらも、口の中の液体を飲み込んだ。
ゴクッと飲んだとたん、先輩の魔力が私の身体の中を、駆け抜けていく。それは酷く強烈で、心臓がドクン、ドクン、ドクンと強い音を立てているのを感じる。
「マズイ…」
味もまずかったけど、久しぶりに心臓が痛い。発作とは違うけれど、身体中が、この魔力を喜んで、踊り狂っている感じだ。
先輩の涙よりも、もっと強烈な魔力を含んだ、精液。
最後まで、絞りとるように、もう一度先輩の緩んだ肉棒をしゃぶりつき、ちゅうちゅうと絞り上げる。
「や、やめろ、もう…アユ…」
「は、先輩。スゴイ。これが、先輩の魔力…すごい」
そう言いながらも、私の頭にはドック、ドックと心臓が鳴っているのがわかる。これは、久々に発作が起こる前兆だ。今回は、気絶するかもしれない。
ドクン、と一際強く心臓が跳ねる発作と共に、意識が遠のくのを感じていく。その姿を見ながら、先輩が慌てている。
「アユ、アユ!すまない、愛している、アユ」
と、最後の言葉を私にかけているのを、聞いていた。愛している。そう言いながら、先輩は私を捨てる。そう、先輩は私を捨てて、国に帰る。
「せ、ん、…ぱ…」
私の意識は、そこで途切れた。その後、どうやって家に帰ったのか、だれが運んでくれたのか。聞きたくなかったので、未だに知らない。
私は、次の日に目覚めた。もう、日が落ちる頃だった。シキズキ先輩は、もう、スレイヤールに帰国する飛行艇に乗ったであろう。
すまない、愛している
この二つの言葉を残して、彼は帰ってしまった。私を捨てて。
目を開けると、身体が軽くなっていた。あの強烈な魔力循環の刺激で、私の中の魔力だまりが、一気に解消に向けて動き始めていた。
そして、その後、すっかりと良くなった私は、身長が伸び、視力も回復した。
皮肉なことに、魔力だまりを解消させようとしていたシキズキ先輩に、会うことなく、私は回復した。
そして、その後4年間、彼の姿を見ることも、声を聞くことも、手紙をもらうこともなく。何も、何も残らなかった。彼の言葉と、銀色のバレッタ以外には。
「あぁ―――あ、あ、んっ」
達した後に、ハァ、ハァと息を吐いている私の裸体を見て、先輩は自身の肉棒を取り出した。そして、上下に扱きだす。
「今日は飲め、飲めよっ、アユ、俺のアユ、飲みきるんだぞ」
そう言って、大きくガチガチに固くなった肉棒を、私の口の中に入れてきた。
両手で頭を固定し、腰を大きく振りながら、口の中に突っ込んでくる。肉棒の先が、喉の奥に当たって痛い。吐きそうになるが、「はっ、はっ、はっ」とシキズキ先輩が興奮して、腰を動かしている様子を見ると、我慢できる気がした。
「うぅ、はっ、で、出る」
頭を先輩の両手で抑えられ、先輩の大きな肉棒を入れられ、喉の奥を乱暴に突いてくる。最後は、ガツンと喉の最奥を突かれ、思わずウっと吐きそうになるが、その途端に先輩の肉棒の先から、熱い汁が、ドバドバっと口の中に広がる。
「あぁ、ぁぁ、アユ…」
飲みきれ、と言われた通り、生臭くて鼻がおかしくなりそうだけど、とにかく喉に突く行為が終わったことに安心して、長く続く吐精の感覚に痺れながらも、口の中の液体を飲み込んだ。
ゴクッと飲んだとたん、先輩の魔力が私の身体の中を、駆け抜けていく。それは酷く強烈で、心臓がドクン、ドクン、ドクンと強い音を立てているのを感じる。
「マズイ…」
味もまずかったけど、久しぶりに心臓が痛い。発作とは違うけれど、身体中が、この魔力を喜んで、踊り狂っている感じだ。
先輩の涙よりも、もっと強烈な魔力を含んだ、精液。
最後まで、絞りとるように、もう一度先輩の緩んだ肉棒をしゃぶりつき、ちゅうちゅうと絞り上げる。
「や、やめろ、もう…アユ…」
「は、先輩。スゴイ。これが、先輩の魔力…すごい」
そう言いながらも、私の頭にはドック、ドックと心臓が鳴っているのがわかる。これは、久々に発作が起こる前兆だ。今回は、気絶するかもしれない。
ドクン、と一際強く心臓が跳ねる発作と共に、意識が遠のくのを感じていく。その姿を見ながら、先輩が慌てている。
「アユ、アユ!すまない、愛している、アユ」
と、最後の言葉を私にかけているのを、聞いていた。愛している。そう言いながら、先輩は私を捨てる。そう、先輩は私を捨てて、国に帰る。
「せ、ん、…ぱ…」
私の意識は、そこで途切れた。その後、どうやって家に帰ったのか、だれが運んでくれたのか。聞きたくなかったので、未だに知らない。
私は、次の日に目覚めた。もう、日が落ちる頃だった。シキズキ先輩は、もう、スレイヤールに帰国する飛行艇に乗ったであろう。
すまない、愛している
この二つの言葉を残して、彼は帰ってしまった。私を捨てて。
目を開けると、身体が軽くなっていた。あの強烈な魔力循環の刺激で、私の中の魔力だまりが、一気に解消に向けて動き始めていた。
そして、その後、すっかりと良くなった私は、身長が伸び、視力も回復した。
皮肉なことに、魔力だまりを解消させようとしていたシキズキ先輩に、会うことなく、私は回復した。
そして、その後4年間、彼の姿を見ることも、声を聞くことも、手紙をもらうこともなく。何も、何も残らなかった。彼の言葉と、銀色のバレッタ以外には。
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