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しおりを挟むいかん、勃った。
今日は、生アユを4年ぶりに見ることが出来た。匂いも嗅ぐことが出来た。オカズはたくさんある。黄金の右手に、今夜も頑張ってもらおう。
生アユと、同じ建物で働くことができるのは僥倖だが、触れることも、話すこともできない。それはそれで、試練だ。だが、離れていた4年間を思えば、耐えられる、ハズだ。
アユ、俺のアユフィーラ…綺麗になって、むちゃくちゃいい女になった、アユ。‥‥‥愛している。まだ言えないが、その日が来たら。必ず。俺の物にする。
「ハァ…ぁぁ…アユ、アユ…」
呼び求めても、返事はない。だが、今、同じ国の、同じ街中に彼女がいる。
くつろげたトラウザーズから出した、固く反り上がった肉棒は、先走りの汁を出している。滑りの良くなったその肉棒を強く握り、右手を上下に動かした。
アユの裸体を思い浮かべる。あの別れの日に見た、艶やかな姿。白く柔らかな肌に、頬を赤く染めて。ハァ、ハァと息を弾ませ、快感を恥ずかしそうに拾い上げていた。
俺の手が、口が、彼女を昂らせた。秘裂を丁寧に舐めて、二つの丸い胸を揉み上げ、突起を噛んだ。クリトリスも、ぷくっと膨らんでいた。
その赤い蕾をつまみ、舌を秘裂に侵入させ、アユを何度もイかせた。そうだ、同時に胸を揉むと、喜んでいたな。あれから、胸も大きくなったみたいだし、また揉むのが楽しみだな。
4年経ったが、今でも鮮やかに思い出す、彼女の興奮した裸体。ああ、俺の愛するアユ…アユティーラ。
「ううっぅ…アユ!アユ!」
ドピュっと勢いよく飛び出した精液は、俺の手の中にドロッとして落ち着いた。また、この白濁した精液を、彼女に飲ませたい。いや、次は胎の中に吐き出して、俺の匂いを染み込ませたい。そして、孕めばいい。
「あぁ、アユ…愛している」
ふぅ~、と息を吐く。今は言えないその言葉を、目の前の空間に吐き出す。飛び出した精液をふき取り、広げていたトラウザーズを履きなおすと、そこに残っていた青臭い匂いをサッと消臭し、再びシキズキは机に座りなおした。
オフィスにある部長室で、毎晩行われるその青臭い儀式は、今夜も滞りなく行われた。寝る間も惜しんで働くその姿は、一重にアユを取り戻すための、努力でもあった。
アユフィーラがそのことを知るのは、まだ、もう少し先のことになる。
二人の絡み合った運命の糸が、少し、動き始め、緩み始めた。
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