嘘つくつもりはなかったんです!お願いだから忘れて欲しいのにもう遅い。王子様は異世界転生娘を溺愛しているみたいだけどちょっと勘弁して欲しい。

季邑 えり

文字の大きさ
上 下
48 / 61
第二章

2-17

しおりを挟む
SOUL'd OUT(ソウルドアウト) SSランク

死ぬまでに聴かないと損する度 100 SSランク

【解説】
SOUL'd OUTぐらい有名なミュージシャンであれば、改めてご紹介することもないのかと感じ、本来はSランクに抑えるつもりだったのだが、やはり何度も聴き直している内にその音楽性が凄すぎて、100以外はありえないだろうという結論に達したため、今回SSランクでの選出となった。

このSOUL'd OUTがどのような音楽性のグループなのかというと、主にヒップホップ、ラップを基調とした音楽ではあるのだが、そのアレンジが『異次元の音楽』というか、どのジャンルにも属さない『SOUL'd OUT』というジャンルであり、言葉で説明することは極めて困難、本当に聴いてもらえば分かるとしか言いようがないのだ。

筆者とSOUL'd OUTとの出逢い。

それはテレビアニメ『焼きたてジャパン』のエンディング曲に使われていた、『トゥーオールザドリーマーズ』という曲が初めてだった。

その曲を初めて聴いた時、筆者は本当に全身に稲妻が走るような衝撃を覚えたのである。

『なんだこの曲!?なんだこの声!?そしてこのメロディー!?専門的なことは分からんけどめちゃくちゃ格好いい!!』

何故そんな衝撃を覚えたのかというと、SOUL'd OUTの楽曲が本当に、それまで生きていて『全く一度たりとも耳に入れたことがない曲調』だったからだ。

それに加え、ボーカルのディギーモーの声も日本人とはとても思えない外人ハーフのような渋い声で格好良かったし、初めはディギーのラップの方がずっと良いと思っていたのだが、その後聴き込んでいく内に『ブラザーハイ』の高速ラップや声の良さにも気付き更にドハマリ。

そして、筆者はメンバーの中でディギーモーがダントツで飛び抜けて才能があると思っていたのだが、実はそうではなく、SOUL'd OUTの音楽とはトラックマスターの『シンノスケ』のアレンジが肝で、シンノスケがいなければSOUL'd OUTの楽曲、音楽性は成立しないことを後に思い知った。(その後のディギーモーのソロがSOUL'd OUTの音楽とはかなり違ったものだったため)

焼きたてジャパンで初めて『トゥーオールザドリーマーズ』を聴いてから、SOUL'd OUTがあまりに格好良すぎて、好きになりすぎて、筆者はその後デビューアルバムとセカンドアルバムの二枚を、ブックオフで二枚で3200円(一枚1600円)というかなりの高値で購入したことをハッキリと覚えている。

当時の貧乏生まれ、貧乏育ちの筆者にとってそれはけして安い金額ではなく(今でもだが)、そのなけなしのお金をSOUL'd OUTのアルバムに全集中するくらい、筆者がSOUL'd OUTを大好きだったことが伝わればいいと思っている(その後その二枚のアルバムはどんどん値段が下がって、底値では一枚100円から200円ほどになり、それを見た筆者はめちゃくちゃヘコんだ。まだあんまり聴き込んでいなかったのにと。まあその分先に聴けたから良かったと思うしかないのだが)。

ところで、ネットで『SOUL'd OUT』と検索すると、予測で横に『ダサい』とか出てきたりするのだが、そういうのを見る度に筆者などは『どこがだよ!!』『どこがどうダサいんだよ!!』『なんならSOUL'd OUT日本で一番格好いいぐらいまで思っとるわ!!』とツッコんだりしている。

そういうのを見る度に、ああ、人の感性って本当に様々なんだなぁと思うし、SOUL'd OUTのこの格好良さが分からない人も世の中にはいるんだなぁと、一種諦め(?)にも似た気持ちを覚えることもあった。

もちろん充分有名だし、セールス的には充分売れたとも思っているのだが、筆者の中では『まだまだ世間に過小評価されているのではないか?』という思いもずっとあり、巷では『時代が早すぎた』などとも言われているため、これから時代の方が追いついてきて、また『再評価』の流れが来るのではないか?とも感じている。

あと、カラオケでSOUL'd OUTを歌うのがあまりに難しすぎて、筆者は一度もまともに歌えたことがない。

初めから『歌わせる気がない』というか、初めから『歌ってもらおうとしていない』というか、それでだいぶカラオケ印税損しとるんちゃうかwwwと思わないでもないwwww(?)

本当に格好いいし凄いしいつ聴いても新鮮で斬新で新しいので(語彙力)、SOUL'd OUTの音楽がもっともっと評価されるような日本が来ればいいなと思っている。

結局、世の中のあらゆる事象というのは、次の一言で大体片付くのである。

アッアラララァアアァ!!(???)
しおりを挟む
感想 2

あなたにおすすめの小説

【コミカライズ2月28日引き下げ予定】実は白い結婚でしたの。元悪役令嬢は未亡人になったので今度こそ推しを見守りたい。

氷雨そら
恋愛
悪役令嬢だと気がついたのは、断罪直後。 私は、五十も年上の辺境伯に嫁いだのだった。 「でも、白い結婚だったのよね……」 奥様を愛していた辺境伯に、孫のように可愛がられた私は、彼の亡き後、王都へと戻ってきていた。 全ては、乙女ゲームの推しを遠くから眺めるため。 一途な年下枠ヒーローに、元悪役令嬢は溺愛される。 断罪に引き続き、私に拒否権はない……たぶん。

5年も苦しんだのだから、もうスッキリ幸せになってもいいですよね?

gacchi
恋愛
13歳の学園入学時から5年、第一王子と婚約しているミレーヌは王子妃教育に疲れていた。好きでもない王子のために苦労する意味ってあるんでしょうか。 そんなミレーヌに王子は新しい恋人を連れて 「婚約解消してくれる?優しいミレーヌなら許してくれるよね?」 もう私、こんな婚約者忘れてスッキリ幸せになってもいいですよね? 3/5 1章完結しました。おまけの後、2章になります。 4/4 完結しました。奨励賞受賞ありがとうございました。 1章が書籍になりました。

どうやら夫に疎まれているようなので、私はいなくなることにします

文野多咲
恋愛
秘めやかな空気が、寝台を囲う帳の内側に立ち込めていた。 夫であるゲルハルトがエレーヌを見下ろしている。 エレーヌの髪は乱れ、目はうるみ、体の奥は甘い熱で満ちている。エレーヌもまた、想いを込めて夫を見つめた。 「ゲルハルトさま、愛しています」 ゲルハルトはエレーヌをさも大切そうに撫でる。その手つきとは裏腹に、ぞっとするようなことを囁いてきた。 「エレーヌ、俺はあなたが憎い」 エレーヌは凍り付いた。

結婚30年、契約満了したので離婚しませんか?

おもちのかたまり
恋愛
恋愛・小説 11位になりました! 皆様ありがとうございます。 「私、旦那様とお付き合いも甘いやり取りもしたことが無いから…ごめんなさい、ちょっと他人事なのかも。もちろん、貴方達の事は心から愛しているし、命より大事よ。」 眉根を下げて笑う母様に、一発じゃあ足りないなこれは。と確信した。幸い僕も姉さん達も祝福持ちだ。父様のような力極振りではないけれど、三対一なら勝ち目はある。 「じゃあ母様は、父様が嫌で離婚するわけではないんですか?」 ケーキを幸せそうに頬張っている母様は、僕の言葉にきょとん。と目を見開いて。…もしかすると、母様にとって父様は、関心を向ける程の相手ではないのかもしれない。嫌な予感に、今日一番の寒気がする。 ◇◇◇◇◇◇◇◇◇ 20年前に攻略対象だった父親と、悪役令嬢の取り巻きだった母親の現在のお話。 ハッピーエンド・バットエンド・メリーバットエンド・女性軽視・女性蔑視 上記に当てはまりますので、苦手な方、ご不快に感じる方はお気を付けください。

旦那様、前世の記憶を取り戻したので離縁させて頂きます

結城芙由奈@2/28コミカライズ発売
恋愛
【前世の記憶が戻ったので、貴方はもう用済みです】 ある日突然私は前世の記憶を取り戻し、今自分が置かれている結婚生活がとても理不尽な事に気が付いた。こんな夫ならもういらない。前世の知識を活用すれば、この世界でもきっと女1人で生きていけるはず。そして私はクズ夫に離婚届を突きつけた―。

【完結】断罪された悪役令嬢は、全てを捨てる事にした

miniko
恋愛
悪役令嬢に生まれ変わったのだと気付いた時、私は既に王太子の婚約者になった後だった。 婚約回避は手遅れだったが、思いの外、彼と円満な関係を築く。 (ゲーム通りになるとは限らないのかも) ・・・とか思ってたら、学園入学後に状況は激変。 周囲に疎まれる様になり、まんまと卒業パーティーで断罪&婚約破棄のテンプレ展開。 馬鹿馬鹿しい。こんな国、こっちから捨ててやろう。 冤罪を晴らして、意気揚々と単身で出国しようとするのだが、ある人物に捕まって・・・。 強制力と言う名の運命に翻弄される私は、幸せになれるのか!? ※感想欄はネタバレあり/なし の振り分けをしていません。本編より先にお読みになる場合はご注意ください。

お飾り公爵夫人の憂鬱

初瀬 叶
恋愛
空は澄み渡った雲1つない快晴。まるで今の私の心のようだわ。空を見上げた私はそう思った。 私の名前はステラ。ステラ・オーネット。夫の名前はディーン・オーネット……いえ、夫だった?と言った方が良いのかしら?だって、その夫だった人はたった今、私の足元に埋葬されようとしているのだから。 やっと!やっと私は自由よ!叫び出したい気分をグッと堪え、私は沈痛な面持ちで、黒い棺を見つめた。 そう自由……自由になるはずだったのに…… ※ 中世ヨーロッパ風ですが、私の頭の中の架空の異世界のお話です ※相変わらずのゆるふわ設定です。細かい事は気にしないよ!という読者の方向けかもしれません ※直接的な描写はありませんが、性的な表現が出てくる可能性があります

廃妃の再婚

束原ミヤコ
恋愛
伯爵家の令嬢としてうまれたフィアナは、母を亡くしてからというもの 父にも第二夫人にも、そして腹違いの妹にも邪険に扱われていた。 ある日フィアナは、川で倒れている青年を助ける。 それから四年後、フィアナの元に国王から結婚の申し込みがくる。 身分差を気にしながらも断ることができず、フィアナは王妃となった。 あの時助けた青年は、国王になっていたのである。 「君を永遠に愛する」と約束をした国王カトル・エスタニアは 結婚してすぐに辺境にて部族の反乱が起こり、平定戦に向かう。 帰還したカトルは、族長の娘であり『精霊の愛し子』と呼ばれている美しい女性イルサナを連れていた。 カトルはイルサナを寵愛しはじめる。 王城にて居場所を失ったフィアナは、聖騎士ユリシアスに下賜されることになる。 ユリシアスは先の戦いで怪我を負い、顔の半分を包帯で覆っている寡黙な男だった。 引け目を感じながらフィアナはユリシアスと過ごすことになる。 ユリシアスと過ごすうち、フィアナは彼と惹かれ合っていく。 だがユリシアスは何かを隠しているようだ。 それはカトルの抱える、真実だった──。

処理中です...