61 / 67
獣のような交わり
しおりを挟む「もう!私の身体を全部!舐めて!」
そう言ったとたん、自分の服を脱いで、下履きだけになったレオンは、ガバッと私の上に乗ってきた。
「ちょっと、どうして脱ぐの?」
「いいから、だまってるんだ、な。」
そうして、肌と肌をあわせながら、首筋を舐める。私の胸と、レオンの肌が合わさって、初めての生肌の暖かさに、気持ちいい、とちょっと思ってしまう。―――私の口からも、吐息が漏れる。
「あぁぁん、はぁっ」
「声、抑えるなよ。気持ちよくなるのは、治療にいいからな。俺のやる気にもなるし。」
そう言って、レオンはさらに両手で胸を撫で、そして揉み始めた。大きさを確かめるように、下から持ち上げて、そして、その乳首を舐めた。
「そ、そこ、傷があるの?」
「舐めて、といったのは、誰かな?」
さっき、言いすぎたことを後悔したが、今更遅かった。
レオンは、私の双丘をべちゃべちゃにするほど舐め、吸い、揉み抱いた。
足に、レオンの太い棒状の塊を感じる。今は、下履きの中に納まっているが、すり、すりと時々私の足にこすりつけてくる。
「後は、背中だな。」
レオンは、私をひっくり返すと、なぜか四つん這いの恰好になるように言った。
そして、獣の交尾のように、上にのっかかる姿勢で、背中を舐めはじめる。舌は肩甲骨の辺りから、背骨に沿って、下に移動していく。お尻のところにくると、さすがに恥ずかしい。
「ここで、最後だな。」
揉むようにお尻を触りながら、私が纏っていた、最後の布を外す。そして、肛門の辺りと、最後に蜜が滴っている秘穴の辺りを、舐めはじめた。
「ひゃん!ああぁぁぁん」
いきなり、刺激が全身を駆け抜ける。レオンは片手で私の胸を揉みながら、片手でクリトリスを撫でている。
「あああぁ、イ、イッちゃう、レオン、だめぇぇ。」
沸き上がってくる感覚に、頭が痺れそうになる。レオンは、「イケよ」と言って、キュッと私の赤い蕾を摘まんだ。
「あぁーーーーん」
はぁ、はぁ、と、頂から降りてくると、私の秘穴から、蜜がどっとでてきた。それを、レオンは嬉しそうにじゅるっと飲んだ。
「はぁー、お前の蜜は、甘いんだな。」
そうすると、下履きを脱いで、ぶるっと身体を震わせた。
「いいか、アイリス。」
獣の目が、私を貫く。
「さ、最後までは、・・・ダメ。」
それを聞くと、チッと舌打ちをして、でも両足を重ねた後ろから、肉棒を挟ませた。四つん這いのままの私は、彼の肉棒が擦れる度に、刺激を拾う。
レオンの腰の動きが、激しくなる。ぬちゅ、ぬちゅ、ぬちゅ、と、淫らな音をたてている。先っぽが、思わず入りそうになる。
「あぁん、ダメ。」
「いいだろぉ・・・ここまでしておいて。」
甘えたような声で、お願いされるけど、やっぱり最後までいってしまうのは怖い。
「お願い、ダメ。結婚式の、楽しみにしておこうょ。」
レオンは「ちぇっ」と言うと、いきなり抜き差しの動きを大きくし始めた。ベットが、ギシッ、ギシッと音を立てる。
「うぅっ」
レオンが吐精する。どくっ、どくっとシーツに滴っていた。
「はぁ~、気持ちいい。お前の肌、最高だな。」
そう言って、私の身体をぬれタオルで拭き始めてくれた。
私がもう一度、結婚までは純潔を守りたいと話をすると、「わかった」と言ったレオンは、一気に結婚の準備を進めてしまった。
0
お気に入りに追加
129
あなたにおすすめの小説
かつて私を愛した夫はもういない 偽装結婚のお飾り妻なので溺愛からは逃げ出したい
おうぎまちこ(あきたこまち)
恋愛
※また後日、後日談を掲載予定。
一代で財を築き上げた青年実業家の青年レオパルト。彼は社交性に富み、女性たちの憧れの的だった。
上流階級の出身であるダイアナは、かつて、そんな彼から情熱的に求められ、身分差を乗り越えて結婚することになった。
幸せになると信じたはずの結婚だったが、新婚数日で、レオパルトの不実が発覚する。
どうして良いのか分からなくなったダイアナは、レオパルトを避けるようになり、家庭内別居のような状態が数年続いていた。
夫から求められず、苦痛な毎日を過ごしていたダイアナ。宗教にすがりたくなった彼女は、ある時、神父を呼び寄せたのだが、それを勘違いしたレオパルトが激高する。辛くなったダイアナは家を出ることにして――。
明るく社交的な夫を持った、大人しい妻。
どうして彼は二年間、妻を求めなかったのか――?
勘違いですれ違っていた夫婦の誤解が解けて仲直りをした後、苦難を乗り越え、再度愛し合うようになるまでの物語。
※本編全23話の完結済の作品。アルファポリス様では、読みやすいように1話を3〜4分割にして投稿中。
※ムーンライト様にて、11/10~12/1に本編連載していた完結作品になります。現在、ムーンライト様では本編の雰囲気とは違い明るい後日談を投稿中です。
※R18に※。作者の他作品よりも本編はおとなしめ。
※ムーンライト33作品目にして、初めて、日間総合1位、週間総合1位をとることができた作品になります。
【R18】幼馴染な陛下は、わたくしのおっぱいお好きですか?💕
月極まろん
恋愛
幼なじみの陛下に告白したら、両思いだと分かったので、甘々な毎日になりました。
でも陛下、本当にわたくしに御不満はございませんか?
【完結】【R18】男色疑惑のある公爵様の契約妻となりましたが、気がついたら愛されているんですけれど!?
夏琳トウ(明石唯加)
恋愛
「俺と結婚してくれたら、衣食住完全補償。なんだったら、キミの実家に支援させてもらうよ」
「え、じゃあ結婚します!」
メラーズ王国に住まう子爵令嬢マーガレットは悩んでいた。
というのも、元々借金まみれだった家の財政状況がさらに悪化し、ついには没落か夜逃げかという二択を迫られていたのだ。
そんな中、父に「頼むからいい男を捕まえてこい!」と送り出された舞踏会にて、マーガレットは王国の二大公爵家の一つオルブルヒ家の当主クローヴィスと出逢う。
彼はマーガレットの話を聞くと、何を思ったのか「俺と契約結婚しない?」と言ってくる。
しかし、マーガレットはためらう。何故ならば……彼には男色家だといううわさがあったのだ。つまり、形だけの結婚になるのは目に見えている。
そう思ったものの、彼が提示してきた条件にマーガレットは飛びついた。
そして、マーガレットはクローヴィスの(契約)妻となった。
男色家疑惑のある自由気ままな公爵様×貧乏性で現金な子爵令嬢。
二人がなんやかんやありながらも両想いになる勘違い話。
◆hotランキング 10位ありがとうございます……!
――
◆掲載先→アルファポリス、ムーンライトノベルズ、エブリスタ
【R18】白い結婚が申し訳なくて~私との子を授かれば側室を持てる殿下のために妊娠したフリをしたら、溺愛されていたことを知りました~
弓はあと
恋愛
※第15回恋愛小説大賞で奨励賞を受賞できました。読者様の応援のおかげです、心より感謝申し上げます 。
【エッチなラブコメ短編バージョン(完結済)と、甘く淫らなラブロマンスの長編バージョン(※短編の続きではありません。本編完結済。亀更新にて番外編を投稿します)の二本立て構成。短編と長編の内容紹介は共通です。※長編の連載開始に伴い、感想欄のキャラクターグリーティングキャンペーン(?)は終了させていただきました】
結婚して1年、夫と閨を共にしたことは無い。結婚初夜の時でさえも。
でもそれも仕方のないこと。この国の王太子であるラッドレン殿下と公爵令嬢の私は政略結婚で結ばれた仲だもの。
殿下には、心に想う女性がいるのかもしれない。
結婚して3年経っても妻が妊娠しなければ、王家の血を残すために王太子は側室を持つことができる。
殿下は愛する方のためにその時を待っているのかしら。
政略結婚の相手である私にも優しくしてくださる殿下。あと2年も待たせるなんて申し訳ない。
この国では性行為による母体の負担を減らすため、王太子妃に妊娠の兆候がある場合も側室を持つことが可能とされている。
それなら殿下のために、私が妊娠したことにすればいいじゃない。
殿下が辺境へ視察に行っている半月の間、せっせと妊娠したフリをした。
少しずつ妊娠の噂が囁かれ始める。
あとは殿下に事情を話して側室を迎えてもらい、折を見て妊娠は残念な結果になったと広めればいい。
そう思っていたら、殿下が予定より早く戻ってきた。
優しい表情しか見せたことのない殿下が、「誰の子だ?」と豹変し……
※設定ゆるめ、ご都合主義です。
※感想欄途中からネタバレ配慮しておりませんので、ご注意ください。
初めての相手が陛下で良かった
ウサギテイマーTK
恋愛
第二王子から婚約破棄された侯爵令嬢アリミアは、王子の新しい婚約者付の女官として出仕することを命令される。新しい婚約者はアリミアの義妹。それどころか、第二王子と義妹の初夜を見届けるお役をも仰せつかる。それはアリミアをはめる罠でもあった。媚薬を盛られたアリミアは、熱くなった体を持て余す。そんなアリミアを助けたのは、彼女の初恋の相手、現国王であった。アリミアは陛下に懇願する。自分を抱いて欲しいと。
※ダラダラエッチシーンが続きます。苦手な方は無理なさらずに。
皇妃は寵愛を求めるのを止めて離宮に引き篭ることにしました。
鍋
恋愛
ネルネ皇国の后妃ケイトは、陰謀渦巻く後宮で毒を盛られ生死の境を彷徨った。
そこで思い出した前世の記憶。
進んだ文明の中で自ら働き、 一人暮らししていた前世の自分。
そこには確かに自由があった。
後宮には何人もの側室が暮らし、日々皇帝の寵愛を得ようと水面下で醜い争いを繰り広げていた。
皇帝の寵愛を一身に受けるために。
ケイトはそんな日々にも心を痛めることなく、ただ皇帝陛下を信じて生きてきた。
しかし、前世の記憶を思い出したケイトには耐えられない。命を狙われる生活も、夫が他の女性と閨を共にするのを笑顔で容認する事も。
危険のあるこんな場所で子供を産むのも不安。
療養のため離宮に引き篭るが、皇帝陛下は戻ってきて欲しいようで……?
設定はゆるゆるなので、見逃してください。
※ヒロインやヒーローのキャラがイライラする方はバックでお願いします。
※溺愛目指します
※R18は保険です
※本編18話で完結
王女、騎士と結婚させられイかされまくる
ぺこ
恋愛
髪の色と出自から差別されてきた騎士さまにベタ惚れされて愛されまくる王女のお話。
性描写激しめですが、甘々の溺愛です。
※原文(♡乱舞淫語まみれバージョン)はpixivの方で見られます。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる