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朔也の葛藤
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これまで紫外線を浴びる生活をしてこなかった陽の肌には白磁のような美しさがある。
毎日見ていても、その度息を飲むような透明感のある肌は他の誰にも見せたくないと朔也の独占欲をより掻き立てる。
朔也の膝の上で全身泡まみれの陽は、朔也のいかがわしい胸の内など想像もしてはいないだろう。
既に皮を下ろさなくても綺麗に洗えるソレを丁寧に洗ってやれば、やはり今日も兆してくるのが解る。
しかし今日に限っては陽の様子が少しおかしい。
『んんっ ふっ』
薄桃色の亀頭をくるくると洗ってやれば、これまで聞いたこともないような艶かしい吐息が漏れてくる。後ろめたさを抱えつつも何度か裏スジを擦ってやれば
『あ あぁん』
と全身から力が抜けた。脱力した陽をしっかりと抱き留め、朔也の掌を見れば、ボディソープの泡の白とは違う粘り気のある白が溢れていた。
脱力していた体にギュッと力が入り、陽の顔色が変わる。
『おしっこ、でちゃった』
未だ長谷美由紀との生活でトイレを失敗した時のことを覚えているのだろう。
パニックになる前に、ゆっくりと言って聞かせる。
『違う。おしっこじゃない』
陽にあまり見せたくはないと思うが、全裸で隠すものもないのだ。陽は暫く黙って朔也の手の白濁を見やり、継いで不思議そうに朔也の顔を見上げる。
『しろいの、なに?』
純真無垢な陽からの純粋な問いに、何とも答えに窮する朔也だが、保護者然とした顔を取り繕いつつ説明する。
『陽が少しお兄さんになったんだ。大人は皆これが、ここから出るんだ』
なんとも代名詞ばかりの説明になってしまうのは許して欲しいものだ。
しかし、純粋な問いは更に朔也を追い込んでいく。
『さくやもでる?ここから、これ、でる?』
グッと答えに詰まる朔也だが、それでも曖昧に頷く。刹那、純粋な天使が悪魔に変化したのだ。
あろうことか、朔也のソレをそっと握り、
『いつでる?』
と不思議そうに見つめている。
いつでも出せる。陽にこんなことされたなら。と言うより今にも出そうだ。
つまり、朔也の愚か極まりない下半身は凶器のように形を変えていた。
臨戦態勢ではあるが、戦に臨むわけにはいかない。
悪魔の問いに答えることなく陽の全身にシャワーをかけ、ついでに自分もシャワーを浴び、早々に陽の体をタオルで包んだ。
目の毒は隠してしまう他ないのだから。
人生初めての射精は陽の体を疲れさせたのだろう。リビングで髪を乾かす間にも船を漕ぎ出した。
軽い体をベッドに運び掛布で肩まで包んだところで朔也はトイレへと直行する。
先ほど陽の前で凶器と化した己を慰めるために。
陽と生活を共にするようになってからこっち、朔也は一度も女を抱いていない。
陽に対して操を立てていると言うよりは、女を相手にする時間があれば陽を愛でていたいと思うからなのだが
「色々マズイような気がするな」
陽が寝入った後に己を慰めることには、この3ヶ月で慣れてしまった。
しかし、一人で、と言うのは虚しさも募る。これが続けば何かで箍が外れた瞬間、陽を組み敷いてしまうのではと不安になるのだ。
明日は午後から少し時間が空くはずだ。その間に馴染みのソープ嬢のお世話になろうと決心した朔也は今夜も陽の寝顔を眺めながら持ち帰った仕事を片付けるのだった。
毎日見ていても、その度息を飲むような透明感のある肌は他の誰にも見せたくないと朔也の独占欲をより掻き立てる。
朔也の膝の上で全身泡まみれの陽は、朔也のいかがわしい胸の内など想像もしてはいないだろう。
既に皮を下ろさなくても綺麗に洗えるソレを丁寧に洗ってやれば、やはり今日も兆してくるのが解る。
しかし今日に限っては陽の様子が少しおかしい。
『んんっ ふっ』
薄桃色の亀頭をくるくると洗ってやれば、これまで聞いたこともないような艶かしい吐息が漏れてくる。後ろめたさを抱えつつも何度か裏スジを擦ってやれば
『あ あぁん』
と全身から力が抜けた。脱力した陽をしっかりと抱き留め、朔也の掌を見れば、ボディソープの泡の白とは違う粘り気のある白が溢れていた。
脱力していた体にギュッと力が入り、陽の顔色が変わる。
『おしっこ、でちゃった』
未だ長谷美由紀との生活でトイレを失敗した時のことを覚えているのだろう。
パニックになる前に、ゆっくりと言って聞かせる。
『違う。おしっこじゃない』
陽にあまり見せたくはないと思うが、全裸で隠すものもないのだ。陽は暫く黙って朔也の手の白濁を見やり、継いで不思議そうに朔也の顔を見上げる。
『しろいの、なに?』
純真無垢な陽からの純粋な問いに、何とも答えに窮する朔也だが、保護者然とした顔を取り繕いつつ説明する。
『陽が少しお兄さんになったんだ。大人は皆これが、ここから出るんだ』
なんとも代名詞ばかりの説明になってしまうのは許して欲しいものだ。
しかし、純粋な問いは更に朔也を追い込んでいく。
『さくやもでる?ここから、これ、でる?』
グッと答えに詰まる朔也だが、それでも曖昧に頷く。刹那、純粋な天使が悪魔に変化したのだ。
あろうことか、朔也のソレをそっと握り、
『いつでる?』
と不思議そうに見つめている。
いつでも出せる。陽にこんなことされたなら。と言うより今にも出そうだ。
つまり、朔也の愚か極まりない下半身は凶器のように形を変えていた。
臨戦態勢ではあるが、戦に臨むわけにはいかない。
悪魔の問いに答えることなく陽の全身にシャワーをかけ、ついでに自分もシャワーを浴び、早々に陽の体をタオルで包んだ。
目の毒は隠してしまう他ないのだから。
人生初めての射精は陽の体を疲れさせたのだろう。リビングで髪を乾かす間にも船を漕ぎ出した。
軽い体をベッドに運び掛布で肩まで包んだところで朔也はトイレへと直行する。
先ほど陽の前で凶器と化した己を慰めるために。
陽と生活を共にするようになってからこっち、朔也は一度も女を抱いていない。
陽に対して操を立てていると言うよりは、女を相手にする時間があれば陽を愛でていたいと思うからなのだが
「色々マズイような気がするな」
陽が寝入った後に己を慰めることには、この3ヶ月で慣れてしまった。
しかし、一人で、と言うのは虚しさも募る。これが続けば何かで箍が外れた瞬間、陽を組み敷いてしまうのではと不安になるのだ。
明日は午後から少し時間が空くはずだ。その間に馴染みのソープ嬢のお世話になろうと決心した朔也は今夜も陽の寝顔を眺めながら持ち帰った仕事を片付けるのだった。
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