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魔のバスタイム
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漆黒の長い髪を洗い邪魔にならぬようタオルでまとめてやれば、幼くも綺麗な顔が全て露になる。
『体も洗おうな』
一応声を掛け、バスチェアに座った蒴也の膝の上に陽を横抱きで乗せる。スポンジにボディソープを落とし泡立てて見せれば、それが面白いのだろう。黒目がちな大きな瞳はモコモコ泡に釘付けだ。
小さな手に収まりきらないボリュームのそれをを掌に乗せてやれば、感触を楽しむように撫でている。
それを邪魔しないよう、再びスポンジで泡を作り、掌で陽の全身を洗う。小さく細い陽を洗うのに、然して時間はかからない。
フッと短く息を吐き気合いを入れ直すような仕草の後、横抱きのまま陽の鼠径部をなぞり反応を伺う。反応がないと言うよりは、モコモコの泡に夢中で気付かない、と言ったところだろうか。
改めて見る陽のソレは、体に見合う大きさで、そして天辺までしっかり包皮で覆われている。
咲恵が『不衛生になるから』と言っていた。男だから当然それは理解できる。包皮を捲り綺麗にしてやらねばならない。保護者としての義務感はある。あるが、それ以上の欲望もある。
つい幾日か前までは蒴也の性癖は至って一般的な括りに入っていたはずだ。妙齢の女を腕の中で喘がせ、その中で爆ぜる。それで満足していた。
そして蒴也は思い出す。
俺が15の時ってもう完全に剥けてたよな。しかも結構使い込んでた。
歳を誤魔化して吾妻と遊び歩いていたから年上の女を相手に毎晩のように盛ってた。
そんな蒴也が無垢な陽のソレを洗おうとするだけで、腹の奥に熱が集まり薄っすらと兆し始めてしまう。
またウダウダと考えてしまうが頭を振り、意を決して陽のソレを柔く握りこんだ。
ほんの少しスライドさせても陽の包皮は、ほとんど動かない。それを無理やり剥いた時の痛みは男同士だからこそ解る。その昔、自分でも経験しているのだから。
陽には痛い思いはさせたくない。とは言っても「衛生的でない」のもよくないと思う。
「もう少しだけ」
強めにスライドさせれば、ほんの少し包皮の中の濃い桃色が顔を出す。
陽の様子を伺っても痛がっている様子はない。
それを続ければ、少しずつ包皮が動くようになるのが指先に伝わる。
やわやわと指を動かし続けると
『痛いっ!』
陽から聞こえたのは悲鳴だ。モコモコの感触を楽しんでいたいた手はギュッと握り締められ、泡がポタポタと床に滴る。
『あ、陽ごめん。もう痛いことはしない』
陽の気を反らしたい一心で額にキスを1つ。何事もなかったようにシャワーで泡を流し、陽を抱き込んだまま湯船に浸かる。
以前、佐伯が言っていたことを思い出す。注射をする怖いオジサンだとは思われたくないんだ。
それは蒴也とて同じだ。注射ではないが痛いことをするオジサンだとは思われたくない。
そして、その後の続きも思い出してしまう。乳頭刺激をして陽に軽く拒絶されたことだ。ただの反射反応のようなものであっても少々凹む。
それなのに、
やはり蒴也の愚かなソレは微かに反応を続けていた。
『体も洗おうな』
一応声を掛け、バスチェアに座った蒴也の膝の上に陽を横抱きで乗せる。スポンジにボディソープを落とし泡立てて見せれば、それが面白いのだろう。黒目がちな大きな瞳はモコモコ泡に釘付けだ。
小さな手に収まりきらないボリュームのそれをを掌に乗せてやれば、感触を楽しむように撫でている。
それを邪魔しないよう、再びスポンジで泡を作り、掌で陽の全身を洗う。小さく細い陽を洗うのに、然して時間はかからない。
フッと短く息を吐き気合いを入れ直すような仕草の後、横抱きのまま陽の鼠径部をなぞり反応を伺う。反応がないと言うよりは、モコモコの泡に夢中で気付かない、と言ったところだろうか。
改めて見る陽のソレは、体に見合う大きさで、そして天辺までしっかり包皮で覆われている。
咲恵が『不衛生になるから』と言っていた。男だから当然それは理解できる。包皮を捲り綺麗にしてやらねばならない。保護者としての義務感はある。あるが、それ以上の欲望もある。
つい幾日か前までは蒴也の性癖は至って一般的な括りに入っていたはずだ。妙齢の女を腕の中で喘がせ、その中で爆ぜる。それで満足していた。
そして蒴也は思い出す。
俺が15の時ってもう完全に剥けてたよな。しかも結構使い込んでた。
歳を誤魔化して吾妻と遊び歩いていたから年上の女を相手に毎晩のように盛ってた。
そんな蒴也が無垢な陽のソレを洗おうとするだけで、腹の奥に熱が集まり薄っすらと兆し始めてしまう。
またウダウダと考えてしまうが頭を振り、意を決して陽のソレを柔く握りこんだ。
ほんの少しスライドさせても陽の包皮は、ほとんど動かない。それを無理やり剥いた時の痛みは男同士だからこそ解る。その昔、自分でも経験しているのだから。
陽には痛い思いはさせたくない。とは言っても「衛生的でない」のもよくないと思う。
「もう少しだけ」
強めにスライドさせれば、ほんの少し包皮の中の濃い桃色が顔を出す。
陽の様子を伺っても痛がっている様子はない。
それを続ければ、少しずつ包皮が動くようになるのが指先に伝わる。
やわやわと指を動かし続けると
『痛いっ!』
陽から聞こえたのは悲鳴だ。モコモコの感触を楽しんでいたいた手はギュッと握り締められ、泡がポタポタと床に滴る。
『あ、陽ごめん。もう痛いことはしない』
陽の気を反らしたい一心で額にキスを1つ。何事もなかったようにシャワーで泡を流し、陽を抱き込んだまま湯船に浸かる。
以前、佐伯が言っていたことを思い出す。注射をする怖いオジサンだとは思われたくないんだ。
それは蒴也とて同じだ。注射ではないが痛いことをするオジサンだとは思われたくない。
そして、その後の続きも思い出してしまう。乳頭刺激をして陽に軽く拒絶されたことだ。ただの反射反応のようなものであっても少々凹む。
それなのに、
やはり蒴也の愚かなソレは微かに反応を続けていた。
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