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◇後日談&番外編
世界を越える序章
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◆本編後・R-18
◆別作へこっそり繋がる話
------------------------------
最近、よく考えていることがある。
ウルスタリアというこの世界は、他に存在するという数多の世界に比べて『上位』に位置する――つまり、『強い』らしい。
ただその情報も隷属させた元・侵攻神の言葉である以上、丸ごとすべて鵜呑みにするのは危険だ。
あいつが弱すぎるだけで、他にもっと……それこそ俺が全力になっても傷一つ負わせられないような化物がいるかもしれない。
いやきっと、いる。
もしそんな存在に、この星が目を付けられたら?
俺の前任だったシュレインたちの創造主である元神位がエリューティアに破れたように、俺もいつかは負ける時が来るのかもしれない。
でもその時は、ただ俺ひとりが死ぬわけではない。
俺を守って確実に、俺よりも先に死ぬであろう唯一人の存在が、いるのだから。
この長い永い生の終わりが、またあんな喪失感に満ちたものになるなんて、絶対に嫌だ。
だから傲慢で臆病で、いつまでたっても子供な俺は、考えるのだ。
いざとなれば、この世界を捨てて唯一人と共に別の世界へ逃げてしまえばいいのではないか、と。
ただ――そういう真面目なことを考えるなら、時と場所くらいは選ばなければいけないと気づいたのが、少しだけ遅かった。
「ほう、それで?具体的には何か、策が、あるのか?」
「ぁっう、あ!ひぁ!?やっぁあ!そこッ、奥はっぁ…あ!い、今はやらって……っにゃぁぁ!?」
「カナタ?答えに、なって、いないが?」
はっ、は、と少しだけ乱れた吐息と共に、心地の良い低音で紡がれる極上の、ロイの声音。
それに耳朶をくすぐられるだけで、体内に埋められた雄の動きを邪魔するようにきゅうぅと腹の奥で喰い締めてしまう。
だというのに、正常位で交わり続ける俺の唯一はそれでもお構いなしにガンガン奥まで突き上げてくるものだから……
「やっ、ぁあ!?だ、めらって……!イって、イってるからぁあ!?んぅ――!」
ぐちゅん、じゅぷッと繋がった場所から上がり続ける淫らな水音は一向に止まらず、逆に俺の抗議の声は噛みつくように与えられた深いキスにあっさりと飲み込まれていく始末。
芸術品のような均整の取れた男の逞しい体へ無意識に絡んでいた足は、もう指先までビクビク痙攣している。
息をつく間もない程に次から次へと湧き上がる快楽は、いっそ苦痛に近いとすら思う。
それでも『大好き』な熱にしがみついて、キスをして、髪を梳かれ、膝を掴まれ、この躰の全てにその存在を余すことなく刻みつけられているようだと頭の片隅に浮かんだ途端、それが喜びに変わるのだからもうどうしようもない。
「…はっぁ、あっ……んぁ、ロイ……好き、好きだ、ろいぃ……ふぁ、ぁっ!」
銀の糸を引いてほんの少しだけ離れた唇、それを自分から首を伸ばして追いかけながらそう口にすれば、淡いようで深い不思議な色合いをした紫水晶の瞳がとろりと甘みを増したように輝いた気がした。
その光が、好きだ。
何よりも誰よりも俺だけに価値があると、俺という存在が全てだと告げる、狂気にすら近い愛情を語る、その瞳が。
そんなものを向けられたら、もう何もかも放り出して目の前の熱に喜んで没頭するしかないだろうが。
というわけで、もう好きにしてくれと思いながら俺は目を閉じる。
その結果、もう一度深くキスをされながらしっかりとベッドに背を縫い付けられた後は、軽く意識が飛ぶまで離してもらえなかった。
そんなこんなで久しぶりに激しい情交を終え、無事に意識を取り戻した後、俺はすぐさま愛しの伴侶に話しかけたのである。
「はーっ……ふーぅ……ご、ごめん、にゃさいぃ……も、次から、考えごとはぁ……あとに、しま、ふ……」
俺とロイが根城にしている某宗教組織に誂えられた寝室のひとつ、その大きなベッドの上でうつ伏せになって息も絶え絶えにそう反省の弁を述べた俺に、隣で半身を起こしたままのロイが意味ありげに小さく微笑んでみせる。
素肌の上に薄い生地でできた深紅のナイトガウンを肩にかけただけの姿で、陽光を紡いだような長い金糸の髪を指先でかき上げたロイは情事の後ということもあって、もうそれだけで色っぽい。
だが今日はもういいです、色んな意味で俺はお腹いっぱいです、久々に抱き潰されるかと思った、むしろ腹上死まであとスリーカウントってところまで見えたぞ。
そもそも二人でまったりスローセックスしている最中に、つい考え事を始めてしまっていた俺が全て悪いのだから文句を言える立場ではないのだけれども。
「たまにであれば、こういった趣向もよかろう?……と聞くまでもなく、随分と愉しんでいたようだが。」
「うっ…………だって、強引なロイも好き……だし……」
揶揄するようなロイの愉し気な言葉に、もごもご言い募りながら照れ隠しも兼ねて上掛布団の中に引っ込んでおく。
そりゃあさ、嫌だもう無理とか何度も口走ったけど、あれだけイキまくってたら説得力ないもんなー……事実、久しぶりに激しく抱かれてもう最高だったし――待て、落ち着け、俺。
「私もベッドの上であれば、カナタの泣き顔は大好物だからな。……あぁ、そう機嫌を損ねるな。詫びに、考え事の続きに付き合うゆえ。別の世界を捜す、と言ったか?」
むぅ、とロイからは見えない場所で頬を膨らませたのはバレバレだったようで、喉の奥で小さく笑った伴侶にあっさり布団をはぎ取られてしまった。
そして密着するように隣に身を横たえた元皇帝陛下は、それが当然だというようにその腕に俺を囲うのだ。
素肌に触れあう体温をいつもより熱く感じながら、再び至近距離に現れたその紫色の瞳と視線を絡める。
ロイの彫像めいたその完璧な美貌は今日も、いやもう今夜?も変わりなく、神々しいまでに整っていてそこに年齢不詳の神秘度までもが加わるものだから……
「あー今日もありがたやーありがた、やー……ねむ……」
もう後光が差している気がして、つい拝んでしまう。
そしてそのまま、ゆっくりと忍び寄ってきていた睡魔に捕まってしまうのだ。
「カナタ?――ふ、そうだな、考え事はまた明日にでもして、今宵はもう眠るといい。おやすみ、良い夢を。」
心地良く疲弊した躰、それを包み込む優しい体温、そして紡がれる穏やかな低音の甘い声音、ときたら睡魔に極力弱い俺が抵抗できるだろうか、いや無理。
でも、世界で一番安心できる場所でそっと目を閉じながら、うつらうつらしている思考のままほんの少しだけ、また考える。
俺とロイが共に生き始めて、もう軽く千年を超えた。
今はまだ、俺は誰にも負けていない。現れた侵攻神の全て、俺の敵ではなかった。
だが、胡坐をかいてはいられない。
以前ちらりと考えていた『新しい世界を創る』というのは予想以上に複雑怪奇で、星のエネルギー消費も馬鹿にならないことがわかった。
だから、この世界に何かあった時の為に、新しい世界を自分で用意してそこに逃亡する、という案は今の所ナシだ。
ならば――やはり、別の世界を捜すべきだろう。
俺とロイが問題なく生きていける、このウルスタリアとは違う、異世界を。
幸い、俺の手元には色々な駒がある。
異なる世界を渡ってきた実績のある元侵攻神という、黒竜。
創造主たる神位亡き後もいまだ生き続けている、遠大な寿命を誇るカモノハシ――じゃなくて、ドラゴン。
そして俺の意思に沿う、この『世界』。
(そうだな……久しぶりに、本気を出して色々と試してみるか。《魔導の頂点》の名に懸けて……)
唯一つ大切な、愛しい温もり。
それを喪わずに済むのなら、俺は何だってやる。
そう決意しながら、俺はこの日もまた幸せな眠りに落ちていった。
------------------------------
別作「異世界で調子に乗ったら捕まった」完結記念に、こっそり追加です。
(あちら未読でも全く問題ありません)
ちょこっとですが再びこのふたりをお届けできて楽しかったです。
改めてお付き合い頂いた皆様、ありがとうございました(*´▽`*)
◆別作へこっそり繋がる話
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最近、よく考えていることがある。
ウルスタリアというこの世界は、他に存在するという数多の世界に比べて『上位』に位置する――つまり、『強い』らしい。
ただその情報も隷属させた元・侵攻神の言葉である以上、丸ごとすべて鵜呑みにするのは危険だ。
あいつが弱すぎるだけで、他にもっと……それこそ俺が全力になっても傷一つ負わせられないような化物がいるかもしれない。
いやきっと、いる。
もしそんな存在に、この星が目を付けられたら?
俺の前任だったシュレインたちの創造主である元神位がエリューティアに破れたように、俺もいつかは負ける時が来るのかもしれない。
でもその時は、ただ俺ひとりが死ぬわけではない。
俺を守って確実に、俺よりも先に死ぬであろう唯一人の存在が、いるのだから。
この長い永い生の終わりが、またあんな喪失感に満ちたものになるなんて、絶対に嫌だ。
だから傲慢で臆病で、いつまでたっても子供な俺は、考えるのだ。
いざとなれば、この世界を捨てて唯一人と共に別の世界へ逃げてしまえばいいのではないか、と。
ただ――そういう真面目なことを考えるなら、時と場所くらいは選ばなければいけないと気づいたのが、少しだけ遅かった。
「ほう、それで?具体的には何か、策が、あるのか?」
「ぁっう、あ!ひぁ!?やっぁあ!そこッ、奥はっぁ…あ!い、今はやらって……っにゃぁぁ!?」
「カナタ?答えに、なって、いないが?」
はっ、は、と少しだけ乱れた吐息と共に、心地の良い低音で紡がれる極上の、ロイの声音。
それに耳朶をくすぐられるだけで、体内に埋められた雄の動きを邪魔するようにきゅうぅと腹の奥で喰い締めてしまう。
だというのに、正常位で交わり続ける俺の唯一はそれでもお構いなしにガンガン奥まで突き上げてくるものだから……
「やっ、ぁあ!?だ、めらって……!イって、イってるからぁあ!?んぅ――!」
ぐちゅん、じゅぷッと繋がった場所から上がり続ける淫らな水音は一向に止まらず、逆に俺の抗議の声は噛みつくように与えられた深いキスにあっさりと飲み込まれていく始末。
芸術品のような均整の取れた男の逞しい体へ無意識に絡んでいた足は、もう指先までビクビク痙攣している。
息をつく間もない程に次から次へと湧き上がる快楽は、いっそ苦痛に近いとすら思う。
それでも『大好き』な熱にしがみついて、キスをして、髪を梳かれ、膝を掴まれ、この躰の全てにその存在を余すことなく刻みつけられているようだと頭の片隅に浮かんだ途端、それが喜びに変わるのだからもうどうしようもない。
「…はっぁ、あっ……んぁ、ロイ……好き、好きだ、ろいぃ……ふぁ、ぁっ!」
銀の糸を引いてほんの少しだけ離れた唇、それを自分から首を伸ばして追いかけながらそう口にすれば、淡いようで深い不思議な色合いをした紫水晶の瞳がとろりと甘みを増したように輝いた気がした。
その光が、好きだ。
何よりも誰よりも俺だけに価値があると、俺という存在が全てだと告げる、狂気にすら近い愛情を語る、その瞳が。
そんなものを向けられたら、もう何もかも放り出して目の前の熱に喜んで没頭するしかないだろうが。
というわけで、もう好きにしてくれと思いながら俺は目を閉じる。
その結果、もう一度深くキスをされながらしっかりとベッドに背を縫い付けられた後は、軽く意識が飛ぶまで離してもらえなかった。
そんなこんなで久しぶりに激しい情交を終え、無事に意識を取り戻した後、俺はすぐさま愛しの伴侶に話しかけたのである。
「はーっ……ふーぅ……ご、ごめん、にゃさいぃ……も、次から、考えごとはぁ……あとに、しま、ふ……」
俺とロイが根城にしている某宗教組織に誂えられた寝室のひとつ、その大きなベッドの上でうつ伏せになって息も絶え絶えにそう反省の弁を述べた俺に、隣で半身を起こしたままのロイが意味ありげに小さく微笑んでみせる。
素肌の上に薄い生地でできた深紅のナイトガウンを肩にかけただけの姿で、陽光を紡いだような長い金糸の髪を指先でかき上げたロイは情事の後ということもあって、もうそれだけで色っぽい。
だが今日はもういいです、色んな意味で俺はお腹いっぱいです、久々に抱き潰されるかと思った、むしろ腹上死まであとスリーカウントってところまで見えたぞ。
そもそも二人でまったりスローセックスしている最中に、つい考え事を始めてしまっていた俺が全て悪いのだから文句を言える立場ではないのだけれども。
「たまにであれば、こういった趣向もよかろう?……と聞くまでもなく、随分と愉しんでいたようだが。」
「うっ…………だって、強引なロイも好き……だし……」
揶揄するようなロイの愉し気な言葉に、もごもご言い募りながら照れ隠しも兼ねて上掛布団の中に引っ込んでおく。
そりゃあさ、嫌だもう無理とか何度も口走ったけど、あれだけイキまくってたら説得力ないもんなー……事実、久しぶりに激しく抱かれてもう最高だったし――待て、落ち着け、俺。
「私もベッドの上であれば、カナタの泣き顔は大好物だからな。……あぁ、そう機嫌を損ねるな。詫びに、考え事の続きに付き合うゆえ。別の世界を捜す、と言ったか?」
むぅ、とロイからは見えない場所で頬を膨らませたのはバレバレだったようで、喉の奥で小さく笑った伴侶にあっさり布団をはぎ取られてしまった。
そして密着するように隣に身を横たえた元皇帝陛下は、それが当然だというようにその腕に俺を囲うのだ。
素肌に触れあう体温をいつもより熱く感じながら、再び至近距離に現れたその紫色の瞳と視線を絡める。
ロイの彫像めいたその完璧な美貌は今日も、いやもう今夜?も変わりなく、神々しいまでに整っていてそこに年齢不詳の神秘度までもが加わるものだから……
「あー今日もありがたやーありがた、やー……ねむ……」
もう後光が差している気がして、つい拝んでしまう。
そしてそのまま、ゆっくりと忍び寄ってきていた睡魔に捕まってしまうのだ。
「カナタ?――ふ、そうだな、考え事はまた明日にでもして、今宵はもう眠るといい。おやすみ、良い夢を。」
心地良く疲弊した躰、それを包み込む優しい体温、そして紡がれる穏やかな低音の甘い声音、ときたら睡魔に極力弱い俺が抵抗できるだろうか、いや無理。
でも、世界で一番安心できる場所でそっと目を閉じながら、うつらうつらしている思考のままほんの少しだけ、また考える。
俺とロイが共に生き始めて、もう軽く千年を超えた。
今はまだ、俺は誰にも負けていない。現れた侵攻神の全て、俺の敵ではなかった。
だが、胡坐をかいてはいられない。
以前ちらりと考えていた『新しい世界を創る』というのは予想以上に複雑怪奇で、星のエネルギー消費も馬鹿にならないことがわかった。
だから、この世界に何かあった時の為に、新しい世界を自分で用意してそこに逃亡する、という案は今の所ナシだ。
ならば――やはり、別の世界を捜すべきだろう。
俺とロイが問題なく生きていける、このウルスタリアとは違う、異世界を。
幸い、俺の手元には色々な駒がある。
異なる世界を渡ってきた実績のある元侵攻神という、黒竜。
創造主たる神位亡き後もいまだ生き続けている、遠大な寿命を誇るカモノハシ――じゃなくて、ドラゴン。
そして俺の意思に沿う、この『世界』。
(そうだな……久しぶりに、本気を出して色々と試してみるか。《魔導の頂点》の名に懸けて……)
唯一つ大切な、愛しい温もり。
それを喪わずに済むのなら、俺は何だってやる。
そう決意しながら、俺はこの日もまた幸せな眠りに落ちていった。
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別作「異世界で調子に乗ったら捕まった」完結記念に、こっそり追加です。
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