176 / 267
第五章 ハルバータの姫君
第百七十四話 紅蓮丸からの真実
しおりを挟む
零夜達は紅蓮丸、レジー達はネオマギアスの討伐へ向かい、激しい二つの戦いが始まりを告げられたのだ。
ネオマギアスは零夜の特殊撒菱によって弱体化していて、レジー達は次々と攻撃を当ててダメージを与えている。彼の撒菱が無かったら、どうなっていたか分からなかっただろう。
「零夜さんの撒菱が無ければ、我々はピンチだったのかも知れませんな。その分、我々がやらなければなるまい」
「ええ。その点は零夜に感謝しないとね。私も負けられないんだから!」
レジーの意見にエヴァも同意し、そのまま空を飛んでネオマギアスを持ち上げようとする。彼女の怪力は特殊である為、ネオマギアスでさえも両手で軽々持ち上げたのだ。
「おお、なんと!あのネオマギアスを持ち上げるとは!」
「こんなの軽い軽い!せーの!ほい!」
エヴァの怪力にレジーが驚いた直後、エヴァはネオマギアスを上空に放り投げた。その真上には日和が既に待ち構えていて、強烈な踵落としを決めようとしている。
「これでも喰らいなさい!メテオストライク!」
日和の踵落としがネオマギアスの脳天に直撃し、全身の神経に響き渡る大ダメージを与える事に成功。そのままネオマギアスの仮面が破壊され、素顔も明らかになってしまった。
「素顔が現れたけど……全然変わってないみたいね……」
日和は真顔でネオマギアスの姿を見つめるが、その顔はマギアスと変わっていなかった。前の頃の面影が残っている為、そうなるのも無理なかった。
ネオマギアスはそのまま地面に不時着してしまい、全身を強打して痙攣してしまう。いくら大型のモンスターでも、地面に不時着すれば痛いのも当然である。
「だが、今がチャンスだ!一気に攻めて倒せ!」
「「「おう!」」」
トラマツの合図と同時にミミ達は一斉に頷き、地面に墜落したネオマギアスに集中攻撃を浴びせる。ネオマギアスは何もできずに攻撃を喰らう事しかできず、ただダメージを受けていくのみだ。
(ネオマギアスはこのまま行けば勝てるが、問題は紅蓮丸だ。奴は目的の為ならどんな手段でも構わないが、果たしてどうなるのか……)
トラマツは紅蓮丸の元に向かった零夜達を心配しつつも、自分のやるべき事に集中し始める。ネオマギアスがまだ倒れてない以上、油断は禁物と言えるだろう。
※
零夜達は紅蓮丸とベクトルが戦っている場所に辿り着くと、彼等の戦いは互角の展開となっていた。紅蓮丸は百鬼夜行、ベクトルは二本のサーベル「アルファ&ベータ」を構えながら、激闘を繰り広げている。刀と剣がぶつかり合う度に、激しい火花を散らしているのだ。
「凄い戦いだ……我々が介入しようとしても、返り討ちに遭うだろう……私の剣も……まだ未熟と言えるからな……」
シオンは二人の激闘を見ながら、自身の剣術が弱い事を実感する。彼等のレベルは彼女の想像を遥かに超えていて、自分に自信を失いそうになった。
その様子を見た零夜は、彼女を肩を叩きながら落ち着かせ始める。
「零夜?」
「シオン、確かに未熟なのは分かる。だが、それをバネにして強くなるのが今のお前の役目じゃないのか?」
「あ……」
零夜からのアドバイスに、シオンの思わず安堵の表情になる。彼女は誰かにアドバイスを貰った事は久々に感じているが、シルバーファングにいた頃はその様な事はなかった。しかし、今は零夜からアドバイスを貰ったので、その事がとても嬉しかったのだろう。
「そうだったな……私ならまだやれるし、こんなところをハインに見られたら心配するな。アドバイス、礼を言うぞ」
「気にするなよ。さっ、始めるとするか!」
「ああ!」
零夜達はそのままベクトルと紅蓮丸に向かって駆け出したと同時に、そのまま彼等の前に立ちはだかる。これ以上二人の悪行を見過ごせる理由にはいかず、意地でも止めようとしているのだ。
「貴様等か……真剣勝負の邪魔をする気か?」
ベクトルは真剣な表情をしながら零夜達を睨みつけるが、彼等は一歩も引かずに前を向いていた。するとアメリアが前に出たと同時に、紅蓮丸に視線を移す。
「紅蓮丸。私はあなたに聞きたい事があります。あなたは何故、ハインお兄様とメルトを殺したのですか?その理由を知りたいのです」
アメリアは真剣な表情をしながら、紅蓮丸に対して質問する。何故ハインとメルトが殺されなければならなかった理由を知りたいのは勿論、紅蓮丸の真意を知りたいのが本当の気持ちである。
それを聞いた紅蓮丸は頷いたと同時に、その理由を話す。
「奴等を殺した理由だが……彼奴等の心には邪悪な心があった……」
「邪悪な心……?二人にその様な物があったのですか?」
紅蓮丸からの説明にアメリアはキョトンとしていて、零夜達も真剣な表情で彼の話を聞いていた。紅蓮丸が言っていた邪悪な心について気になるのも無理なく、話を聞き逃す理由にはいかないだろう。
「そうだ。俺は人の心に邪悪さがあるかどうかを見極める事ができる。俺はそいつ等が本格的に悪事を仕出かす前に、始末しなければならないんだよ……」
「始末だと!?じゃあ、ハインはそれによってやられたのか!?」
紅蓮丸の話にシオンは驚きを隠せず、彼に対して質問をしてきた。それに紅蓮丸はコクリと頷きながら、冷静に前を向く。
「そうだ。奴等が王になれば、ヴァルムント王国はとんでもない未来へと進む事になる。だからこそ、出る杭は早めに打たなければ意味がない。その為にも始末させてもらった」
紅蓮丸からの衝撃の説明に、ベクトル以外その場にいる全員が驚きを隠せずにいた。
紅蓮丸はヴァルムントを事前調査していて、この国の未来はどうなるのか気になっていた。王位継承にはハイン、メルト、アメリアの三人が該当していて、紅蓮丸は彼等の行動や噂などを情報収集を行っていた。隅々まで調べたその結果、ハインとメルトに邪悪な心があると判明。それによって今に至るのだ。
「そんな理由で……ハインお兄様やメルトが……うう……」
紅蓮丸からの真実にアメリアの目から涙がこぼれてしまい、そのままヒックヒックと泣いてしまった。それだけでなく、シオン、シナモン、ゲルダ、ジャミルまでも同様に泣いてしまい、支えてくれた二人の死に我慢できずにいたのだろう。
「それが君の答えなのかね。私としては美しくないのだが」
ベクトルは紅蓮丸の話を否定していて、そのやり方が気に食わなかったのだろう。まだ悪事をしていないのにも関わらず、人の命を奪うのはどうかと思っているに違いない。
「いいさ。それが俺の信念だ。相手を悲しませようが、俺としては構わない……」
紅蓮丸がベクトルの指摘に横を向いたその時、零夜が彼の顔面に右ストレートを浴びせたのだ。
「ぐはっ!」
「「「!?」」」
パンチを喰らってしまった紅蓮丸は地面に背中を打ち付けられてしまい、衝撃的な展開に誰もが驚きを隠せなかった。全員が零夜の方を振り向いた途端……彼は鬼の様な怒りで紅蓮丸を睨みつけていた……
ネオマギアスは零夜の特殊撒菱によって弱体化していて、レジー達は次々と攻撃を当ててダメージを与えている。彼の撒菱が無かったら、どうなっていたか分からなかっただろう。
「零夜さんの撒菱が無ければ、我々はピンチだったのかも知れませんな。その分、我々がやらなければなるまい」
「ええ。その点は零夜に感謝しないとね。私も負けられないんだから!」
レジーの意見にエヴァも同意し、そのまま空を飛んでネオマギアスを持ち上げようとする。彼女の怪力は特殊である為、ネオマギアスでさえも両手で軽々持ち上げたのだ。
「おお、なんと!あのネオマギアスを持ち上げるとは!」
「こんなの軽い軽い!せーの!ほい!」
エヴァの怪力にレジーが驚いた直後、エヴァはネオマギアスを上空に放り投げた。その真上には日和が既に待ち構えていて、強烈な踵落としを決めようとしている。
「これでも喰らいなさい!メテオストライク!」
日和の踵落としがネオマギアスの脳天に直撃し、全身の神経に響き渡る大ダメージを与える事に成功。そのままネオマギアスの仮面が破壊され、素顔も明らかになってしまった。
「素顔が現れたけど……全然変わってないみたいね……」
日和は真顔でネオマギアスの姿を見つめるが、その顔はマギアスと変わっていなかった。前の頃の面影が残っている為、そうなるのも無理なかった。
ネオマギアスはそのまま地面に不時着してしまい、全身を強打して痙攣してしまう。いくら大型のモンスターでも、地面に不時着すれば痛いのも当然である。
「だが、今がチャンスだ!一気に攻めて倒せ!」
「「「おう!」」」
トラマツの合図と同時にミミ達は一斉に頷き、地面に墜落したネオマギアスに集中攻撃を浴びせる。ネオマギアスは何もできずに攻撃を喰らう事しかできず、ただダメージを受けていくのみだ。
(ネオマギアスはこのまま行けば勝てるが、問題は紅蓮丸だ。奴は目的の為ならどんな手段でも構わないが、果たしてどうなるのか……)
トラマツは紅蓮丸の元に向かった零夜達を心配しつつも、自分のやるべき事に集中し始める。ネオマギアスがまだ倒れてない以上、油断は禁物と言えるだろう。
※
零夜達は紅蓮丸とベクトルが戦っている場所に辿り着くと、彼等の戦いは互角の展開となっていた。紅蓮丸は百鬼夜行、ベクトルは二本のサーベル「アルファ&ベータ」を構えながら、激闘を繰り広げている。刀と剣がぶつかり合う度に、激しい火花を散らしているのだ。
「凄い戦いだ……我々が介入しようとしても、返り討ちに遭うだろう……私の剣も……まだ未熟と言えるからな……」
シオンは二人の激闘を見ながら、自身の剣術が弱い事を実感する。彼等のレベルは彼女の想像を遥かに超えていて、自分に自信を失いそうになった。
その様子を見た零夜は、彼女を肩を叩きながら落ち着かせ始める。
「零夜?」
「シオン、確かに未熟なのは分かる。だが、それをバネにして強くなるのが今のお前の役目じゃないのか?」
「あ……」
零夜からのアドバイスに、シオンの思わず安堵の表情になる。彼女は誰かにアドバイスを貰った事は久々に感じているが、シルバーファングにいた頃はその様な事はなかった。しかし、今は零夜からアドバイスを貰ったので、その事がとても嬉しかったのだろう。
「そうだったな……私ならまだやれるし、こんなところをハインに見られたら心配するな。アドバイス、礼を言うぞ」
「気にするなよ。さっ、始めるとするか!」
「ああ!」
零夜達はそのままベクトルと紅蓮丸に向かって駆け出したと同時に、そのまま彼等の前に立ちはだかる。これ以上二人の悪行を見過ごせる理由にはいかず、意地でも止めようとしているのだ。
「貴様等か……真剣勝負の邪魔をする気か?」
ベクトルは真剣な表情をしながら零夜達を睨みつけるが、彼等は一歩も引かずに前を向いていた。するとアメリアが前に出たと同時に、紅蓮丸に視線を移す。
「紅蓮丸。私はあなたに聞きたい事があります。あなたは何故、ハインお兄様とメルトを殺したのですか?その理由を知りたいのです」
アメリアは真剣な表情をしながら、紅蓮丸に対して質問する。何故ハインとメルトが殺されなければならなかった理由を知りたいのは勿論、紅蓮丸の真意を知りたいのが本当の気持ちである。
それを聞いた紅蓮丸は頷いたと同時に、その理由を話す。
「奴等を殺した理由だが……彼奴等の心には邪悪な心があった……」
「邪悪な心……?二人にその様な物があったのですか?」
紅蓮丸からの説明にアメリアはキョトンとしていて、零夜達も真剣な表情で彼の話を聞いていた。紅蓮丸が言っていた邪悪な心について気になるのも無理なく、話を聞き逃す理由にはいかないだろう。
「そうだ。俺は人の心に邪悪さがあるかどうかを見極める事ができる。俺はそいつ等が本格的に悪事を仕出かす前に、始末しなければならないんだよ……」
「始末だと!?じゃあ、ハインはそれによってやられたのか!?」
紅蓮丸の話にシオンは驚きを隠せず、彼に対して質問をしてきた。それに紅蓮丸はコクリと頷きながら、冷静に前を向く。
「そうだ。奴等が王になれば、ヴァルムント王国はとんでもない未来へと進む事になる。だからこそ、出る杭は早めに打たなければ意味がない。その為にも始末させてもらった」
紅蓮丸からの衝撃の説明に、ベクトル以外その場にいる全員が驚きを隠せずにいた。
紅蓮丸はヴァルムントを事前調査していて、この国の未来はどうなるのか気になっていた。王位継承にはハイン、メルト、アメリアの三人が該当していて、紅蓮丸は彼等の行動や噂などを情報収集を行っていた。隅々まで調べたその結果、ハインとメルトに邪悪な心があると判明。それによって今に至るのだ。
「そんな理由で……ハインお兄様やメルトが……うう……」
紅蓮丸からの真実にアメリアの目から涙がこぼれてしまい、そのままヒックヒックと泣いてしまった。それだけでなく、シオン、シナモン、ゲルダ、ジャミルまでも同様に泣いてしまい、支えてくれた二人の死に我慢できずにいたのだろう。
「それが君の答えなのかね。私としては美しくないのだが」
ベクトルは紅蓮丸の話を否定していて、そのやり方が気に食わなかったのだろう。まだ悪事をしていないのにも関わらず、人の命を奪うのはどうかと思っているに違いない。
「いいさ。それが俺の信念だ。相手を悲しませようが、俺としては構わない……」
紅蓮丸がベクトルの指摘に横を向いたその時、零夜が彼の顔面に右ストレートを浴びせたのだ。
「ぐはっ!」
「「「!?」」」
パンチを喰らってしまった紅蓮丸は地面に背中を打ち付けられてしまい、衝撃的な展開に誰もが驚きを隠せなかった。全員が零夜の方を振り向いた途端……彼は鬼の様な怒りで紅蓮丸を睨みつけていた……
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
女神様から同情された結果こうなった
回復師
ファンタジー
どうやら女神の大ミスで学園ごと異世界に召喚されたらしい。本来は勇者になる人物を一人召喚するはずだったのを女神がミスったのだ。しかも召喚した場所がオークの巣の近く、年頃の少女が目の前にいきなり大量に現れ色めき立つオーク達。俺は妹を守る為に、女神様から貰ったスキルで生き残るべく思考した。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる