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第五章 ハルバータの姫君
第百六十五話 アメリアの決意
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ハインが死亡したという速報は、瞬く間にヴァルムントに広がり始めた。あの第一継承者が死亡したという事は、未だに信じられずにいるのも無理ないだろう。
「あのハイン様が亡くなられただと!?」
「紅蓮丸によってやられたらしいぞ!」
「となると、王位を継ぐのはアメリア様しかいないのか……」
「いくらなんでも死ぬのが早過ぎるわ……」
国民の間ではハインの死に嘆き悲しむ者や、王国の未来に不安を隠せない者、紅蓮丸の恐怖に怯えている者が続出していた。彼を野放しにしておけば、次は何をしてくるのか分からないと予測しているのだろう。
この話はボリス達にも伝えられようとしていて、兵士が慌てながら彼等の元に姿を現していた。
「何かあったのか?今、夕食を食べ終えていたが……」
ボリスは零夜達、アメリアと共に夕食を食べ終えていて、そのまま風呂に向かおうとしていたのだ。兵士は多くの汗を流しながらも、冷静に報告し始める。
「申し上げます!ハイン様が紅蓮丸にやられて死亡してしまい、彼の仲間であるヴィリアン達も死亡しました!」
「なんだと!?」
ハインの死にボリスだけでなく、その場にいた零夜達、アメリアも驚きを隠せずにいた。ハインの姿が見当たらないと思ったら、まさか死んでしまったのは想定外と言えるだろう。
「まさかハインお兄様が亡くなるなんて……こんなの信じたくない……!」
アメリアは口を抑えながら目に涙を浮かべていて、ショックの展開が強過ぎて追いつけなかった。武術優秀で王に近い兄が、まさか死んでしまった事に信じたくなかっただろう。
「だが、事実は事実だ。恐らく紅蓮丸は自らの目的の為に動き出している。更にアークスレイヤーにも襲い掛かっているからな……」
「えっ?紅蓮丸はアークスレイヤー所属じゃないのですか!?」
ボリスの真剣な推測を聞いた零夜達は驚きを隠せず、彼はコクリと頷く。まさか紅蓮丸がアークスレイヤー所属じゃない事に零夜達は驚きを隠せずにいたが、ボリスは既に調べ終えていたのだ。
「そうだ。奴は何処にも属さないはぐれ者だ。アークスレイヤーの基地も一人で破壊した実績を持っている為、その組織からも危険人物として認識されている」
ボリスの話に零夜達は唖然とするしかなく、息を呑む者までいた。紅蓮丸は当初選ばれし戦士達を殺す為、アークスレイヤー所属かと思われた。しかし、実際はアークスレイヤーにも攻撃する為、はぐれ者であると判明されたのだ。彼の過去に何があったのか気になるが、危険人物である事は確定だ。
「となると……俺達が彼と戦うしかない。何故戦士達を殺すのか理由が知りたいからな」
零夜は冷静に紅蓮丸と戦う事を決断し、その事にミミ達は驚きを隠せずにいた。紅蓮丸と戦えば死ぬ可能性もあり得るのに、それでも零夜は立ち向かおうとする。下手すれば自殺行為もあり得るのだ。
「いくらなんでも無茶苦茶過ぎる。それに奴の百鬼夜行は妖刀と言われ、威力もかなり高めだ。下手したら死ぬ事もあり得る」
ボリスは零夜に対して真剣な表情で忠告し、それにミミ達も冷や汗を流してしまう。あの威力のある妖刀を一撃でも喰らってしまえば、死亡は確定となってしまうだろう。
しかし零夜は冷静な判断で対処していて、既に新たな作戦を思い付いていた。
「確かに威力はありますが、彼は妖刀の力に頼り過ぎているかも知れません。その妖刀を破壊すれば、勝機も見えてくる筈だと思います」
「妖刀破壊……あっ!」
零夜からの説明を聞いたアメリアは、すぐにあるアイデアを思いつく。今の説明で頭の中に閃きが走ったみたいで、そのアイデアを話し始める。
「私、悪属性の武器などを破壊する魔術を持っています!その魔術を発動すれば、一発で武器に罅が入り、粉々に砕け散ります!」
アメリアは自らの魔術に可能性を見出し、紅蓮丸の武器を破壊する事を宣言。確かに百鬼夜行は悪属性の武器である為、彼女の魔術を当てれば粉々に砕け散るのは確定。もしかするとそれが紅蓮丸を倒せる最大の鍵かも知れないだろう。
「おお!アメリアがその様な魔術を持っていたとは……もしかすると……奴の野望を止める事ができるかも知れないな」
アメリアの説明にボリスは感心しつつ、紅蓮丸の野望を止める可能性があると実感する。紅蓮丸はかなりの強敵で誰も倒せないかと思っていたが、まだ零夜達という最後の希望が残っていた。その希望を感じ取ったボリスは、零夜達とアメリアに希望を託す事を決断する。
「ならば、その魔術は奴と闘う時がいいだろう。その時は我々も援護する」
「はい!紅蓮丸の野望を止める為にも、必ず立ち向かいます!そして、マギアスを倒して必ず王になります!」
アメリアは真剣な表情で紅蓮丸を倒すだけでなく、マギアスを倒して王になる事を宣言。ハインの死と同時に王位継承者はアメリアしかいなくなったので、自らの責任を果たす為にも立ち向かう事を決意したのだ。
もし、ハインが死んでいなかったら、彼は仲間を死なせた罰として辺境へと送られていく事になっていただろう。それと同時に同じ展開になるのは確定と言えるが。
(アメリアがこんなにも成長してくれるとは驚いたな……ハインが死んでしまった事は辛いかも知れないが、彼が死によってアメリアが成長する事ができたのだろう……)
ボリスは心の中でアメリアの成長を実感し、彼女はハインがいなくても大丈夫だという事を認識する。そのまま彼は直ぐに気を切り替えたと同時に、冷静な表情で報告した兵士に視線を移す。
「ところで、ハイン達の武器は回収し終えたかね?」
「はい。こちらとなります!」
兵士はハイン達の遺品である武器をボリスに見せると、アックスロイヤルやロングソード、折れたロッドなどが目に映った。此等の遺品は紅蓮丸と戦っていた証であり、無駄にする訳にはいかないだろう。
ボリスはハインの形見であるロングソードを手に取り、真剣な表情をしながら見つめていく。そのまま彼は決意を固めたと同時に、アメリアにその剣を手渡した。
「これは……ハインお兄様の……」
「そうだ。今後はお前がその武器を手に取ってくれ。王になる誇りを持つだけでなく、ハインの無念を晴らす為にも……」
「はい!」
ボリスからロングソードを受け取ったアメリアは、真剣な表情で一礼し、そのまま決意の表情をしながら零夜に視線を移す。
「零夜さん。私からの頼みです。私に剣術などの稽古をお願いできますでしょうか?」
アメリアは真剣な表情をしながら、零夜に稽古をお願いしようと頼み込む。闘技場でのシルバーファングとの戦いを観客席から見ていて、零夜の活躍と勇姿に心を打たれていた。そこから彼の様に強くなりたいと決断し、今に至るのだ。
「分かりました。その依頼、引き受けましょう!あなたならそう言うと思いましたからね」
「ありがとうございます!」
零夜は笑顔で勿論承諾し、アメリアは笑顔で一礼する。その様子をボリスはウンウンと頷きながら感心し、レジーに至っては彼女の成長に感動していた。しかし、ミミ達に至っては嫉妬で頬を膨らましていて、倫子達がこの様子に苦笑いするのも無理なかった……
「あのハイン様が亡くなられただと!?」
「紅蓮丸によってやられたらしいぞ!」
「となると、王位を継ぐのはアメリア様しかいないのか……」
「いくらなんでも死ぬのが早過ぎるわ……」
国民の間ではハインの死に嘆き悲しむ者や、王国の未来に不安を隠せない者、紅蓮丸の恐怖に怯えている者が続出していた。彼を野放しにしておけば、次は何をしてくるのか分からないと予測しているのだろう。
この話はボリス達にも伝えられようとしていて、兵士が慌てながら彼等の元に姿を現していた。
「何かあったのか?今、夕食を食べ終えていたが……」
ボリスは零夜達、アメリアと共に夕食を食べ終えていて、そのまま風呂に向かおうとしていたのだ。兵士は多くの汗を流しながらも、冷静に報告し始める。
「申し上げます!ハイン様が紅蓮丸にやられて死亡してしまい、彼の仲間であるヴィリアン達も死亡しました!」
「なんだと!?」
ハインの死にボリスだけでなく、その場にいた零夜達、アメリアも驚きを隠せずにいた。ハインの姿が見当たらないと思ったら、まさか死んでしまったのは想定外と言えるだろう。
「まさかハインお兄様が亡くなるなんて……こんなの信じたくない……!」
アメリアは口を抑えながら目に涙を浮かべていて、ショックの展開が強過ぎて追いつけなかった。武術優秀で王に近い兄が、まさか死んでしまった事に信じたくなかっただろう。
「だが、事実は事実だ。恐らく紅蓮丸は自らの目的の為に動き出している。更にアークスレイヤーにも襲い掛かっているからな……」
「えっ?紅蓮丸はアークスレイヤー所属じゃないのですか!?」
ボリスの真剣な推測を聞いた零夜達は驚きを隠せず、彼はコクリと頷く。まさか紅蓮丸がアークスレイヤー所属じゃない事に零夜達は驚きを隠せずにいたが、ボリスは既に調べ終えていたのだ。
「そうだ。奴は何処にも属さないはぐれ者だ。アークスレイヤーの基地も一人で破壊した実績を持っている為、その組織からも危険人物として認識されている」
ボリスの話に零夜達は唖然とするしかなく、息を呑む者までいた。紅蓮丸は当初選ばれし戦士達を殺す為、アークスレイヤー所属かと思われた。しかし、実際はアークスレイヤーにも攻撃する為、はぐれ者であると判明されたのだ。彼の過去に何があったのか気になるが、危険人物である事は確定だ。
「となると……俺達が彼と戦うしかない。何故戦士達を殺すのか理由が知りたいからな」
零夜は冷静に紅蓮丸と戦う事を決断し、その事にミミ達は驚きを隠せずにいた。紅蓮丸と戦えば死ぬ可能性もあり得るのに、それでも零夜は立ち向かおうとする。下手すれば自殺行為もあり得るのだ。
「いくらなんでも無茶苦茶過ぎる。それに奴の百鬼夜行は妖刀と言われ、威力もかなり高めだ。下手したら死ぬ事もあり得る」
ボリスは零夜に対して真剣な表情で忠告し、それにミミ達も冷や汗を流してしまう。あの威力のある妖刀を一撃でも喰らってしまえば、死亡は確定となってしまうだろう。
しかし零夜は冷静な判断で対処していて、既に新たな作戦を思い付いていた。
「確かに威力はありますが、彼は妖刀の力に頼り過ぎているかも知れません。その妖刀を破壊すれば、勝機も見えてくる筈だと思います」
「妖刀破壊……あっ!」
零夜からの説明を聞いたアメリアは、すぐにあるアイデアを思いつく。今の説明で頭の中に閃きが走ったみたいで、そのアイデアを話し始める。
「私、悪属性の武器などを破壊する魔術を持っています!その魔術を発動すれば、一発で武器に罅が入り、粉々に砕け散ります!」
アメリアは自らの魔術に可能性を見出し、紅蓮丸の武器を破壊する事を宣言。確かに百鬼夜行は悪属性の武器である為、彼女の魔術を当てれば粉々に砕け散るのは確定。もしかするとそれが紅蓮丸を倒せる最大の鍵かも知れないだろう。
「おお!アメリアがその様な魔術を持っていたとは……もしかすると……奴の野望を止める事ができるかも知れないな」
アメリアの説明にボリスは感心しつつ、紅蓮丸の野望を止める可能性があると実感する。紅蓮丸はかなりの強敵で誰も倒せないかと思っていたが、まだ零夜達という最後の希望が残っていた。その希望を感じ取ったボリスは、零夜達とアメリアに希望を託す事を決断する。
「ならば、その魔術は奴と闘う時がいいだろう。その時は我々も援護する」
「はい!紅蓮丸の野望を止める為にも、必ず立ち向かいます!そして、マギアスを倒して必ず王になります!」
アメリアは真剣な表情で紅蓮丸を倒すだけでなく、マギアスを倒して王になる事を宣言。ハインの死と同時に王位継承者はアメリアしかいなくなったので、自らの責任を果たす為にも立ち向かう事を決意したのだ。
もし、ハインが死んでいなかったら、彼は仲間を死なせた罰として辺境へと送られていく事になっていただろう。それと同時に同じ展開になるのは確定と言えるが。
(アメリアがこんなにも成長してくれるとは驚いたな……ハインが死んでしまった事は辛いかも知れないが、彼が死によってアメリアが成長する事ができたのだろう……)
ボリスは心の中でアメリアの成長を実感し、彼女はハインがいなくても大丈夫だという事を認識する。そのまま彼は直ぐに気を切り替えたと同時に、冷静な表情で報告した兵士に視線を移す。
「ところで、ハイン達の武器は回収し終えたかね?」
「はい。こちらとなります!」
兵士はハイン達の遺品である武器をボリスに見せると、アックスロイヤルやロングソード、折れたロッドなどが目に映った。此等の遺品は紅蓮丸と戦っていた証であり、無駄にする訳にはいかないだろう。
ボリスはハインの形見であるロングソードを手に取り、真剣な表情をしながら見つめていく。そのまま彼は決意を固めたと同時に、アメリアにその剣を手渡した。
「これは……ハインお兄様の……」
「そうだ。今後はお前がその武器を手に取ってくれ。王になる誇りを持つだけでなく、ハインの無念を晴らす為にも……」
「はい!」
ボリスからロングソードを受け取ったアメリアは、真剣な表情で一礼し、そのまま決意の表情をしながら零夜に視線を移す。
「零夜さん。私からの頼みです。私に剣術などの稽古をお願いできますでしょうか?」
アメリアは真剣な表情をしながら、零夜に稽古をお願いしようと頼み込む。闘技場でのシルバーファングとの戦いを観客席から見ていて、零夜の活躍と勇姿に心を打たれていた。そこから彼の様に強くなりたいと決断し、今に至るのだ。
「分かりました。その依頼、引き受けましょう!あなたならそう言うと思いましたからね」
「ありがとうございます!」
零夜は笑顔で勿論承諾し、アメリアは笑顔で一礼する。その様子をボリスはウンウンと頷きながら感心し、レジーに至っては彼女の成長に感動していた。しかし、ミミ達に至っては嫉妬で頬を膨らましていて、倫子達がこの様子に苦笑いするのも無理なかった……
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