161 / 267
第五章 ハルバータの姫君
第百五十九話 激突!ブレイブペガサスVSシルバーファング(後編)
しおりを挟む
ブレイブペガサスとシルバーファングの戦いは、八対六でブレイブペガサスがリード。実力差がはっきりと分かる展開で、ざわつきを隠せないのも無理ないだろう。
「くそっ!こうなったら俺の手で倒してやる!」
ハクロは斧である「アックスロイヤル」を構えながら、強烈な斬撃をエヴァに対して放とうとする。あの斧は高威力を持っているが、下手したら殺されるのも無理もない。
「一気に殺すつもりよ!気を付けて!」
「死ねェェェェ!!」
コーネリアがエヴァに対してアドバイスした直後、ハクロの斧がエヴァに襲い掛かる。しかし、その攻撃は回避されてしまい、大きな空振りとなってしまった。
「空振りの隙が大きいわよ!」
そこを見逃さなかったエヴァはハクロの手首に打撃のダメージを与え、彼の手から斧を落とす事に成功する。
「いつっ!」
ハクロが思わず手の痛みを感じたその時、エヴァの強烈なアッパーが彼の顎を捉えたのだ。その威力はとてつもなく強力で、ハクロは当然空高く吹っ飛んでしまった。
観客達がこの光景に驚く中、更にエヴァは跳躍して止めの技を刺そうとする。ハクロの体を上下逆さまに抱え上げて固定し、その状態から自ら座り込んでいく。しかも相手の首を足で挟みながら固定して、そのまま頭を地面にぶつけようとしているのだ。
「これで終わり!満月雪崩落とし!」
「ガハッ!」
ハクロの脳天に地面が激突し、彼はそのまま失神して倒れてしまう。しかも目は白目となっていて、起き上がるには時間が掛かるのだ。
そのままハクロはその場から転移されてしまい、残るは後五人になってしまった。
「おいおい。何やってんだシルバーファングは!」
「いくら何でもここまでやられるとは無いだろ!」
「ふざけるな、シルバーファング!」
「引っ込めー!」
観客からシルバーファングに対してブーイングの嵐が巻き起こり、それにボリスは真剣な表情をしながら頷いていた。どうやらハインの名誉がここまでである事を悟っていたのだろう。
「ハイン。残念ながらこれがお前の現実だ。後は……このまま試合を見終えてからだな……」
ボリスは真剣な表情でハインに語りかけるが、彼は呆然としたまま大量の冷や汗を流していた。まさか自分のチームが最大のピンチになっているだけでなく、住民達からのブーイングまで出てしまう事態になってしまった。これに関しては現実を受け止めなければならないだろう。
※
試合は白熱の展開で進む中、シオンとヒカリの剣術対決が行われていた。剣術の腕前はシオンが上手だが、ヒカリも負けてはいられない。盾で攻撃を弾き返したと同時に、剣によるカウンターでダメージを次々と当てていく。次第にシオンは追い詰められていて、身体は傷だらけとなっているのだ。
「こ、こいつ!」
シオンが反撃の斬撃をヒカリに当てようとするが、彼女は横に回避したと同時に、刃に炎を纏わせ始める。同時に剣もフレイムソードへと変化し、そのままシオンに向けて狙いを定め始めた。
「動きが読めたわ!サラマンドラスラッシュ!」
炎の波動斬撃が刃から飛び出し、そのままシオンに直撃して炎のダメージを与えたのだ。その威力にシオンは耐えきる事が出来ず、仰向けに倒れてダウンを取られてしまった。
「くっ……この私が……ここでやられるとは……」
シオンが敗北を悟った直後、彼女も敗者ゾーンへと転移。ヒカリは勝利を確信して笑顔を見せていた。
「すげぇ……あのヒカリという人、無茶苦茶強いぞ!」
「もしかするとこの人達、悪い奴じゃないみたいだな」
「私、ブレイブペガサスを応援したい!」
「俺もだ!負けるな、ブレイブペガサス!」
観客席から次々とブレイブペガサスを後押しする声が響き渡り、完全アウェイから一転してホーム的感覚の声援が響き渡った。ブレイブペガサスの活躍が認められたからこそ、この様な展開が起こる事が出来たのだ。
「おーっと!これは凄い!観客達がブレイブペガサスを後押ししながら、次々と声援を送り込んでいる!完全アウェイの空気を一転させたこの展開、まさに見事としか言えない!」
ラビリンの実況も響き渡る中、零夜達は自分達が認められた事を嬉しく感じていた。しかし今は戦闘中。直ぐに気を切り替えて目の前の敵に視線を移す。
「皆からの声援がある以上、負けられない!残りあと四人!気を引き締めて行くぞ!」
「「「おう!」」」
零夜の掛け声に全員が一斉に応え、彼はヴィリアン、ソニアはアッシュ、アミリスはゲルダ、ジャンヌは李舜臣に立ち向かう。ヒカリとミミは自らの陣地の護衛に向かい、倫子とエヴァは敵陣へと突入しに向かったのだ。
「くそっ!ピンチになっても俺達は諦めない!今こそエリートの意地を見せつける!ヴァルムントが誇る最強軍団の俺達だからこそ……負けられないんだ!」
ヴィリアンはそのままスピードを上げて駆け出し、剣を持ちながら零夜に立ち向かう。しかし彼はアクロバティックな動きを駆使し、跳躍しながら回避してしまう。
「何!?」
「そこだ!」
ヴィリアンが驚いたその時、零夜が手裏剣を投げ飛ばして彼の背中に三枚突き刺した。その威力は弱いみたいだが、激痛や状態異常を与える事ができるのだ。
「がっ!」
ヴィリアンの身体に激痛が走ったと同時に、そのまま彼は仰向けに倒れてしまう。そのままダウンを取られてしまい、自力で起き上がる事が出来ないのだ。
「どうやら俺達を甘く見ていたのが、間違いだったみたいだな……」
「くそ……やっぱり俺達では……話にも何もならなかったか……無念……」
ヴィリアンが悔しそうな声を出した直後、彼はそのまま敗者ゾーンへ転移される。それを見たトキコは、試合が終わった事を実感する。
「キャプテンのヴィリアンが戦闘不能!よって、勝負あり!勝者、ブレイブペガサス!」
トキコが宣言したと同時に、試合終了のゴングが鳴り響く。同時に歓声も響き渡り、闘技場全体が最高潮に盛り上がっていたのだ。
「決まったー!ブレイブペガサスがキャプテン撃破により、圧倒的な強さで勝利したー!まさに彼等こそ、真の英雄に相応しい!完全アウェイの状況をひっくり返したのだ!」
ラビリンの実況と同時に歓声が再び響き渡り、敗北したアッシュ達はその場から強制転移されてしまった。同時に紙吹雪が空から降り始め、零夜達の勝利を祝福していたのだ。
「勝ったのか……俺達……」
零夜が勝利を実感しながら空を見上げると、快晴の青い空が響き渡っていた。それに零夜が笑顔になった途端、ミミとエヴァが彼の肩に手を置きながら優しく声を掛ける。
「ほら、皆に挨拶しないと!」
「勝者は皆からの歓声に応えないと!」
「そうだったな!取り掛からないと!」
零夜はミミの声掛けに頷き、観客達に視線を移しながら歓声に応える。それと同時にヴァルムントの国民は、ブレイブペガサスを正義の戦士として認めてくれたのだ。
「一時はどうなるかと思いましたが、本当に良かったです!」
「よしよし。私も嬉しいし、こんなに最高な事は滅多にないからね」
「あれだけ戦いの前にはブーイングが起きていましたが、今では皆が認めてくれましたからね」
ルリカに至っては嬉し涙を流していて、キララ達は彼女を慰めながら微笑んでいた。零夜達がヴァルムントの国民に認めてくれた事が、とても嬉しかったのだろう。
「さっ、皆の元に行くか!」
「俺達のヒーローを迎えにな!」
「「「おう!」」」
トラマツとノースマンの合図にルリカ達も頷き、勝利を収めた零夜達の元へと向かったのだった。
「くそっ!こうなったら俺の手で倒してやる!」
ハクロは斧である「アックスロイヤル」を構えながら、強烈な斬撃をエヴァに対して放とうとする。あの斧は高威力を持っているが、下手したら殺されるのも無理もない。
「一気に殺すつもりよ!気を付けて!」
「死ねェェェェ!!」
コーネリアがエヴァに対してアドバイスした直後、ハクロの斧がエヴァに襲い掛かる。しかし、その攻撃は回避されてしまい、大きな空振りとなってしまった。
「空振りの隙が大きいわよ!」
そこを見逃さなかったエヴァはハクロの手首に打撃のダメージを与え、彼の手から斧を落とす事に成功する。
「いつっ!」
ハクロが思わず手の痛みを感じたその時、エヴァの強烈なアッパーが彼の顎を捉えたのだ。その威力はとてつもなく強力で、ハクロは当然空高く吹っ飛んでしまった。
観客達がこの光景に驚く中、更にエヴァは跳躍して止めの技を刺そうとする。ハクロの体を上下逆さまに抱え上げて固定し、その状態から自ら座り込んでいく。しかも相手の首を足で挟みながら固定して、そのまま頭を地面にぶつけようとしているのだ。
「これで終わり!満月雪崩落とし!」
「ガハッ!」
ハクロの脳天に地面が激突し、彼はそのまま失神して倒れてしまう。しかも目は白目となっていて、起き上がるには時間が掛かるのだ。
そのままハクロはその場から転移されてしまい、残るは後五人になってしまった。
「おいおい。何やってんだシルバーファングは!」
「いくら何でもここまでやられるとは無いだろ!」
「ふざけるな、シルバーファング!」
「引っ込めー!」
観客からシルバーファングに対してブーイングの嵐が巻き起こり、それにボリスは真剣な表情をしながら頷いていた。どうやらハインの名誉がここまでである事を悟っていたのだろう。
「ハイン。残念ながらこれがお前の現実だ。後は……このまま試合を見終えてからだな……」
ボリスは真剣な表情でハインに語りかけるが、彼は呆然としたまま大量の冷や汗を流していた。まさか自分のチームが最大のピンチになっているだけでなく、住民達からのブーイングまで出てしまう事態になってしまった。これに関しては現実を受け止めなければならないだろう。
※
試合は白熱の展開で進む中、シオンとヒカリの剣術対決が行われていた。剣術の腕前はシオンが上手だが、ヒカリも負けてはいられない。盾で攻撃を弾き返したと同時に、剣によるカウンターでダメージを次々と当てていく。次第にシオンは追い詰められていて、身体は傷だらけとなっているのだ。
「こ、こいつ!」
シオンが反撃の斬撃をヒカリに当てようとするが、彼女は横に回避したと同時に、刃に炎を纏わせ始める。同時に剣もフレイムソードへと変化し、そのままシオンに向けて狙いを定め始めた。
「動きが読めたわ!サラマンドラスラッシュ!」
炎の波動斬撃が刃から飛び出し、そのままシオンに直撃して炎のダメージを与えたのだ。その威力にシオンは耐えきる事が出来ず、仰向けに倒れてダウンを取られてしまった。
「くっ……この私が……ここでやられるとは……」
シオンが敗北を悟った直後、彼女も敗者ゾーンへと転移。ヒカリは勝利を確信して笑顔を見せていた。
「すげぇ……あのヒカリという人、無茶苦茶強いぞ!」
「もしかするとこの人達、悪い奴じゃないみたいだな」
「私、ブレイブペガサスを応援したい!」
「俺もだ!負けるな、ブレイブペガサス!」
観客席から次々とブレイブペガサスを後押しする声が響き渡り、完全アウェイから一転してホーム的感覚の声援が響き渡った。ブレイブペガサスの活躍が認められたからこそ、この様な展開が起こる事が出来たのだ。
「おーっと!これは凄い!観客達がブレイブペガサスを後押ししながら、次々と声援を送り込んでいる!完全アウェイの空気を一転させたこの展開、まさに見事としか言えない!」
ラビリンの実況も響き渡る中、零夜達は自分達が認められた事を嬉しく感じていた。しかし今は戦闘中。直ぐに気を切り替えて目の前の敵に視線を移す。
「皆からの声援がある以上、負けられない!残りあと四人!気を引き締めて行くぞ!」
「「「おう!」」」
零夜の掛け声に全員が一斉に応え、彼はヴィリアン、ソニアはアッシュ、アミリスはゲルダ、ジャンヌは李舜臣に立ち向かう。ヒカリとミミは自らの陣地の護衛に向かい、倫子とエヴァは敵陣へと突入しに向かったのだ。
「くそっ!ピンチになっても俺達は諦めない!今こそエリートの意地を見せつける!ヴァルムントが誇る最強軍団の俺達だからこそ……負けられないんだ!」
ヴィリアンはそのままスピードを上げて駆け出し、剣を持ちながら零夜に立ち向かう。しかし彼はアクロバティックな動きを駆使し、跳躍しながら回避してしまう。
「何!?」
「そこだ!」
ヴィリアンが驚いたその時、零夜が手裏剣を投げ飛ばして彼の背中に三枚突き刺した。その威力は弱いみたいだが、激痛や状態異常を与える事ができるのだ。
「がっ!」
ヴィリアンの身体に激痛が走ったと同時に、そのまま彼は仰向けに倒れてしまう。そのままダウンを取られてしまい、自力で起き上がる事が出来ないのだ。
「どうやら俺達を甘く見ていたのが、間違いだったみたいだな……」
「くそ……やっぱり俺達では……話にも何もならなかったか……無念……」
ヴィリアンが悔しそうな声を出した直後、彼はそのまま敗者ゾーンへ転移される。それを見たトキコは、試合が終わった事を実感する。
「キャプテンのヴィリアンが戦闘不能!よって、勝負あり!勝者、ブレイブペガサス!」
トキコが宣言したと同時に、試合終了のゴングが鳴り響く。同時に歓声も響き渡り、闘技場全体が最高潮に盛り上がっていたのだ。
「決まったー!ブレイブペガサスがキャプテン撃破により、圧倒的な強さで勝利したー!まさに彼等こそ、真の英雄に相応しい!完全アウェイの状況をひっくり返したのだ!」
ラビリンの実況と同時に歓声が再び響き渡り、敗北したアッシュ達はその場から強制転移されてしまった。同時に紙吹雪が空から降り始め、零夜達の勝利を祝福していたのだ。
「勝ったのか……俺達……」
零夜が勝利を実感しながら空を見上げると、快晴の青い空が響き渡っていた。それに零夜が笑顔になった途端、ミミとエヴァが彼の肩に手を置きながら優しく声を掛ける。
「ほら、皆に挨拶しないと!」
「勝者は皆からの歓声に応えないと!」
「そうだったな!取り掛からないと!」
零夜はミミの声掛けに頷き、観客達に視線を移しながら歓声に応える。それと同時にヴァルムントの国民は、ブレイブペガサスを正義の戦士として認めてくれたのだ。
「一時はどうなるかと思いましたが、本当に良かったです!」
「よしよし。私も嬉しいし、こんなに最高な事は滅多にないからね」
「あれだけ戦いの前にはブーイングが起きていましたが、今では皆が認めてくれましたからね」
ルリカに至っては嬉し涙を流していて、キララ達は彼女を慰めながら微笑んでいた。零夜達がヴァルムントの国民に認めてくれた事が、とても嬉しかったのだろう。
「さっ、皆の元に行くか!」
「俺達のヒーローを迎えにな!」
「「「おう!」」」
トラマツとノースマンの合図にルリカ達も頷き、勝利を収めた零夜達の元へと向かったのだった。
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
無能なので辞めさせていただきます!
サカキ カリイ
ファンタジー
ブラック商業ギルドにて、休みなく働き詰めだった自分。
マウントとる新人が入って来て、馬鹿にされだした。
えっ上司まで新人に同調してこちらに辞めろだって?
残業は無能の証拠、職務に時間が長くかかる分、
無駄に残業代払わせてるからお前を辞めさせたいって?
はいはいわかりました。
辞めますよ。
退職後、困ったんですかね?さあ、知りませんねえ。
自分無能なんで、なんにもわかりませんから。
カクヨム、なろうにも同内容のものを時差投稿しております。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
女神様から同情された結果こうなった
回復師
ファンタジー
どうやら女神の大ミスで学園ごと異世界に召喚されたらしい。本来は勇者になる人物を一人召喚するはずだったのを女神がミスったのだ。しかも召喚した場所がオークの巣の近く、年頃の少女が目の前にいきなり大量に現れ色めき立つオーク達。俺は妹を守る為に、女神様から貰ったスキルで生き残るべく思考した。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる