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第四章 エルフの森の怪物騒動
第百三十四話 兵士達のプライド
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ベルセルクの暴走は止まらず、兵士達は次々と殴り飛ばされて金貨に変わってしまう。ヒューラーが死んでしまった事で統率力が乱れてしまい、むやみに攻撃しようとしても返り討ちになるばかりだ。
「ヒューラー様が死んだ以上、どうする事もできない!俺達はもうおしまいだ!」
「けど、ベルセルクを倒さなければ昇進できるじゃないか!」
「バカ!今の俺達だと返り討ちになるぞ!このまま逃げるしか無いだろ!」
兵士達はベルセルクから逃げ出す事に成功し、そのまま言い争いをしていた。ギャーギャー言いながらどうすれば良いのかを言い合っていたその時、奴隷を逃がした一人の兵士が姿を現す。
その兵士は武器を持ちながら真剣な表情をしていて、ベルセルクの元に向かおうとしていた。この様子からすると、自ら散りに向かおうとしているのだろう。
「ゲンタ!お前、まさか……戦う気なのか!?」
ゲンタと呼ばれた兵士達の行為に三人の兵士が驚くのも無理なく、冷や汗まで流してしまう。自ら死に立ち向かう姿には唖然とするのも無理ないが、いくらなんでも無謀だと感じるのだろう。
「ああ。俺は最後までアークスレイヤーの兵士として覚悟を貫く。こうなってしまった以上、基地が滅ぶのも時間の問題。仮に逃げたとしても、敵前逃亡した者は殺されるのがオチだからな……」
「「「!?」」」
ゲンタからの説明に兵士達は再び驚きを隠せず、ドバっと大量の冷や汗を流してしまった。
アークスレイヤーの掟によれば、任務に成功した者は昇進。失敗した者には死を与える過酷なルールが決められている。更に敵前逃亡した者については、捕まえられたと同時に殺されてしまう。まさにブラック企業以上の過酷さと言えるだろう。
「そ、そんな……俺達はどうすれば……」
兵士の一人がガタガタと震えながらどうすれば良いかと考える中、ゲンタは彼の肩を叩いて落ち着かせる。
「大丈夫だ。今いる兵士達を集めて皆で立ち向かう。それが俺達にできる事だと思うぜ」
「あ……」
ゲンタの優しい笑みに、兵士は思わず緊張が解けてある事を思い出す。それは、仲間達と共に過ごした日々は勿論、昇進する為に任務を遂行し、どんなに苦しい修行にも耐え抜いていた。それがあるからこそ、今の彼がいるのだろう。
「そうだったな……俺が情けなかったぜ。だったら……後世に残す為にも戦わないとな!」
「分かってくれたか、カゲマツ!」
「おうよ!」
カゲマツはゲンタからのアドバイスに吹っ切れていて、戦う事を決断。その様子を見た仲間の兵士であるキヨシとスリマツも感化され、お互い頷き合いながら戦う事を決断した。
「俺達は逃げていた仲間に通信で呼びかける!アークスレイヤーとしての誇りを忘れた奴等に対して、喝を入れて戻らせなければ!」
「分かった!奴隷に関しては逃がしておいた!後は戦う事に集中するぞ!」
「「おう!」」
キヨシとスリマツは逃げている仲間達に連絡を取り始め、カゲマツは自分にアドバイスをしてくれたゲンタに視線を移す。
「ありがとな。アンタがいなければ逃げていたかも知れなかった。俺もアークスレイヤーの兵士である以上、最後まで立ち向かわないとな」
カゲマツはアドバイスをしてくれたゲンタにお礼を言い、最後まで立ち向かう覚悟を持ちながら準備を始める。ゲンタのアドバイスが無かったら、基地から逃亡して殺されていただろう。
「気にするなよ。今ある武器はかなり威力は少なめだが、やれるだけの事はやるだけだ。後はもしもの為にダイナマイトを用意しないとな」
「基地爆破か。良いね」
ゲンタの提案にカゲマツは笑みを浮かべながら同意し、武器庫の方へと向かい出した。因みにそこには奴隷達の武器もあったが、彼女達が転送した時に武器や服もそれぞれの元に戻っていた。よって、そこにあるのは軍事用の武器だけとなっているのだ。
※
その後、逃亡していた兵士達が合流。ゲンタ達七十八名のアークスレイヤー兵士達は、死ぬ覚悟を持ちながらベルセルクと対峙する。彼等の目は真剣な表情をしていて、迷いも吹っ切れていた。この様子だと……自ら死にに行くと言っても良いだろう。
「貴様等……殺されに来たのか……」
ベルセルクはニヤリと笑いながら腕を鳴らしていて、ゲンタ達は銃を構えながら戦闘態勢に入っていた。
「ああ……やれるだけの事はやるのみだ。行くぞ、お前等!アークスレイヤーアルフェリア支部基地、バンザーイ!」
「「「うおおおおおお!」」」
ゲンタ達は武器を構えながらベルセルクに立ち向かい、銃を速射しながらダメージを与えていく。しかし、ベルセルクにはあまり効果がなく、彼は攻撃している二人の兵士達を薙ぎ払い倒した。
「「がはっ!」」
ベルセルクに薙ぎ払われた二人の兵士達は壁に激突し、そのまま倒れて金貨になってしまった。今の一撃はあまりにも威力が強過ぎて、一般の兵士だと即死してしまう事もあるのだ。
「怯むな!突っ込めー!」
ゲンタの合図で兵士達がベルセルクにダメージを与えていくが、彼等は次々とベルセルクに殴られ、絞め殺され、握りつぶされて倒れていく。あっという間に半数がやられてしまい、絶対絶命となってしまうのも時間の問題だ。
「奥の手を使わせてもらうぞ!」
ゲンタはダイナマイトを取り出し、そのまま導火線に火を付ける。しかもこのダイナマイトは普通のダイナマイトとは違い、たった一束で基地を完全に破壊させる威力を持つのだ。ベルセルクがそれを喰らったらどうなるのか気になるが、彼等にとってベルセルクを倒すのはこれしかないと感じたのだろう。
「いよいよ俺達も潮時だな……次に会うのは地獄だけどな」
ゲンタの寂しそうな笑みに、カゲマツもニッコリと微笑んでいた。どうやら死んでしまう事は最初から分かっていて、こうなる事は予測済みなのだ。
「そうだな……生まれ変わったら……その時は新たな道を進もうな。悪事をせずに真っ当な生き方をする為にも……」
「おう……!」
ゲンタとカゲマツは拳をぶつけたと同時に、ダイナマイトの火が点火されて光り輝いた。同時にダイナマイトは大爆発を起こし、ベルセルクと兵士達を爆発に巻き込み、アルフェリア支部基地を完全に崩壊させたのだった……
「ヒューラー様が死んだ以上、どうする事もできない!俺達はもうおしまいだ!」
「けど、ベルセルクを倒さなければ昇進できるじゃないか!」
「バカ!今の俺達だと返り討ちになるぞ!このまま逃げるしか無いだろ!」
兵士達はベルセルクから逃げ出す事に成功し、そのまま言い争いをしていた。ギャーギャー言いながらどうすれば良いのかを言い合っていたその時、奴隷を逃がした一人の兵士が姿を現す。
その兵士は武器を持ちながら真剣な表情をしていて、ベルセルクの元に向かおうとしていた。この様子からすると、自ら散りに向かおうとしているのだろう。
「ゲンタ!お前、まさか……戦う気なのか!?」
ゲンタと呼ばれた兵士達の行為に三人の兵士が驚くのも無理なく、冷や汗まで流してしまう。自ら死に立ち向かう姿には唖然とするのも無理ないが、いくらなんでも無謀だと感じるのだろう。
「ああ。俺は最後までアークスレイヤーの兵士として覚悟を貫く。こうなってしまった以上、基地が滅ぶのも時間の問題。仮に逃げたとしても、敵前逃亡した者は殺されるのがオチだからな……」
「「「!?」」」
ゲンタからの説明に兵士達は再び驚きを隠せず、ドバっと大量の冷や汗を流してしまった。
アークスレイヤーの掟によれば、任務に成功した者は昇進。失敗した者には死を与える過酷なルールが決められている。更に敵前逃亡した者については、捕まえられたと同時に殺されてしまう。まさにブラック企業以上の過酷さと言えるだろう。
「そ、そんな……俺達はどうすれば……」
兵士の一人がガタガタと震えながらどうすれば良いかと考える中、ゲンタは彼の肩を叩いて落ち着かせる。
「大丈夫だ。今いる兵士達を集めて皆で立ち向かう。それが俺達にできる事だと思うぜ」
「あ……」
ゲンタの優しい笑みに、兵士は思わず緊張が解けてある事を思い出す。それは、仲間達と共に過ごした日々は勿論、昇進する為に任務を遂行し、どんなに苦しい修行にも耐え抜いていた。それがあるからこそ、今の彼がいるのだろう。
「そうだったな……俺が情けなかったぜ。だったら……後世に残す為にも戦わないとな!」
「分かってくれたか、カゲマツ!」
「おうよ!」
カゲマツはゲンタからのアドバイスに吹っ切れていて、戦う事を決断。その様子を見た仲間の兵士であるキヨシとスリマツも感化され、お互い頷き合いながら戦う事を決断した。
「俺達は逃げていた仲間に通信で呼びかける!アークスレイヤーとしての誇りを忘れた奴等に対して、喝を入れて戻らせなければ!」
「分かった!奴隷に関しては逃がしておいた!後は戦う事に集中するぞ!」
「「おう!」」
キヨシとスリマツは逃げている仲間達に連絡を取り始め、カゲマツは自分にアドバイスをしてくれたゲンタに視線を移す。
「ありがとな。アンタがいなければ逃げていたかも知れなかった。俺もアークスレイヤーの兵士である以上、最後まで立ち向かわないとな」
カゲマツはアドバイスをしてくれたゲンタにお礼を言い、最後まで立ち向かう覚悟を持ちながら準備を始める。ゲンタのアドバイスが無かったら、基地から逃亡して殺されていただろう。
「気にするなよ。今ある武器はかなり威力は少なめだが、やれるだけの事はやるだけだ。後はもしもの為にダイナマイトを用意しないとな」
「基地爆破か。良いね」
ゲンタの提案にカゲマツは笑みを浮かべながら同意し、武器庫の方へと向かい出した。因みにそこには奴隷達の武器もあったが、彼女達が転送した時に武器や服もそれぞれの元に戻っていた。よって、そこにあるのは軍事用の武器だけとなっているのだ。
※
その後、逃亡していた兵士達が合流。ゲンタ達七十八名のアークスレイヤー兵士達は、死ぬ覚悟を持ちながらベルセルクと対峙する。彼等の目は真剣な表情をしていて、迷いも吹っ切れていた。この様子だと……自ら死にに行くと言っても良いだろう。
「貴様等……殺されに来たのか……」
ベルセルクはニヤリと笑いながら腕を鳴らしていて、ゲンタ達は銃を構えながら戦闘態勢に入っていた。
「ああ……やれるだけの事はやるのみだ。行くぞ、お前等!アークスレイヤーアルフェリア支部基地、バンザーイ!」
「「「うおおおおおお!」」」
ゲンタ達は武器を構えながらベルセルクに立ち向かい、銃を速射しながらダメージを与えていく。しかし、ベルセルクにはあまり効果がなく、彼は攻撃している二人の兵士達を薙ぎ払い倒した。
「「がはっ!」」
ベルセルクに薙ぎ払われた二人の兵士達は壁に激突し、そのまま倒れて金貨になってしまった。今の一撃はあまりにも威力が強過ぎて、一般の兵士だと即死してしまう事もあるのだ。
「怯むな!突っ込めー!」
ゲンタの合図で兵士達がベルセルクにダメージを与えていくが、彼等は次々とベルセルクに殴られ、絞め殺され、握りつぶされて倒れていく。あっという間に半数がやられてしまい、絶対絶命となってしまうのも時間の問題だ。
「奥の手を使わせてもらうぞ!」
ゲンタはダイナマイトを取り出し、そのまま導火線に火を付ける。しかもこのダイナマイトは普通のダイナマイトとは違い、たった一束で基地を完全に破壊させる威力を持つのだ。ベルセルクがそれを喰らったらどうなるのか気になるが、彼等にとってベルセルクを倒すのはこれしかないと感じたのだろう。
「いよいよ俺達も潮時だな……次に会うのは地獄だけどな」
ゲンタの寂しそうな笑みに、カゲマツもニッコリと微笑んでいた。どうやら死んでしまう事は最初から分かっていて、こうなる事は予測済みなのだ。
「そうだな……生まれ変わったら……その時は新たな道を進もうな。悪事をせずに真っ当な生き方をする為にも……」
「おう……!」
ゲンタとカゲマツは拳をぶつけたと同時に、ダイナマイトの火が点火されて光り輝いた。同時にダイナマイトは大爆発を起こし、ベルセルクと兵士達を爆発に巻き込み、アルフェリア支部基地を完全に崩壊させたのだった……
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