87 / 267
第三章 花咲くロベリア革命
第八十五話 バブーフとの戦い
しおりを挟む
バブーフとの戦いが始まり、彼は炎の拳で零夜達に襲い掛かる。すぐにヒカリはシールドをアクアシールドに変え、カウンターガードで防ぐ事に成功した。
「がっ!」
バブーフは弾き飛ばされて地面に背中を強打するが、すぐに立ち上がる。ヒカリの盾にも炎の焼け跡が残っていて、水も少し蒸発していた。それぐらい彼の威力は凄いとしか言えないだろう。
「この様子から見ると……今までよりは手強いみたいね」
「ええ。べムールよりは手強いと感じます」
ヒカリとジェニーがバブーフの強さに冷や汗を流す中、彼女達の会話を聞いた彼はある事を思い出す。
「お前ら等がホムラ支部を倒した事は聞いている。だが、グラディアスにある支部の中では最弱と言われているからな」
「最弱……となると、このロベリア支部はホムラ支部よりも手強いという事ね……」
バブーフの邪悪な笑みでの説明に、ミミが冷や汗を流すのも無理ない。ホムラ支部が一番下なら、ロベリアでの戦いは更に上のレベルとなる。まさにこの戦いは避けられぬ試練となるだろう。
するとべムールは両手から炎を出し、再び零夜達に向けて放ってくる。
「炎が来るぞ、躱せ!」
トラマツの合図で全員が回避した直後、炎は自在に動きまくってエヴァに襲い掛かる。
「エヴァ、危ない!」
それを見た零夜は危機感を察しながら駆け出し、エヴァを真正面から抱き締める。しかし、背中に炎の攻撃を喰らってしまったのだ。
「ぐっ!」
零夜は背中にダメージを受けながらも、両足を地面に着地させて踏ん張った。しかし、背中には焦げ目の跡が残されていて、エヴァは心配そうな表情で彼を見つめる。
「零夜、大丈夫?私をかばうなんて……」
「なんとかな……このぐらいは平気だ」
エヴァが心配する中、零夜は苦笑いしながら自力で回復し始める。背中の焦げ目も消えてしまい、傷も完治したのだ。
「ほう。仲間を守る覚悟はあるみたいだな。もう一度行くぞ!」
バブーフは零夜の行動を称賛しながらも、炎を再び口から吹こうとする。しかし、そうはさせまいとエヴァが駆け出して、彼の首に強烈なラリアットを炸裂させた。
「ぶほっ!」
ラリアットを喰らったバブーフは背中を地面に激突させてしまい、エヴァが彼を見下しながら腕を鳴らし始める。どうやら愛する者を傷つけた罪は重く、かなり激怒しているのだ。
「アンタ、よくも零夜をやってくれたわね?倍返しに終わらせてあげるわ!」
エヴァは怒りの表情でバブーフの首根っこを掴み、そのまま彼の腹に強烈な拳を当てる。その威力は岩を完全に破壊する威力で、一撃でノックアウトされてしまうのも無理ないだろう。
更に追い打ちを掛ける様にバブーフを上空に投げ飛ばし、エヴァも跳躍して左足を限界まで上げ始める。
「空中断罪脚!」
そのままエヴァの左足の踵が、バブーフの後頭部に炸裂。彼はそのまま頭から地面に激突してしまい、前のめりに倒れてしまった。
「エヴァ、今の技は良かったぞ!」
「零夜を傷つけた以上は倍に返さないとね!これで懲りればいいけど」
零夜からの称賛にエヴァが笑顔で返す中、ルリカが真剣な表情でバブーフの様子を警戒する。今の一撃で終わるとは思ってなく、むしろ油断できないと感じているだろう。
「待ってください!油断なりません!」
「「「?」」」
ルリカの合図に零夜達がバブーフの方を見ると、彼は自力で起き上がっていた。かなりの威力なのに立ち上がるのは見事であるが、その表情は怒りで満ち溢れていた。
「なるほど。どうやらお前等を甘く見ていたな……なら、今度は俺の覚悟を見せてやる!」
「覚悟だと!?」
バブーフは自ら炎に包まれたと同時に、姿を変化させていく。そのまま炎が消えた直後、彼は頭以外全身炎の鎧を身に纏っていた。これこそバブーフの真の姿と言えるべきだろう。
「これが俺の真の姿だ。ここまで本気にさせたのは、お前等が初めてだ。さあ、第二ラウンドと行こうか!」
バブーフは炎の鎧を身に纏いながら零夜達に襲い掛かり、彼等は次々と回避しつつ攻撃を仕掛けようとする。
「これでも喰らいなさい!アローショット!」
「ブレイドスラッシュ!」
「炎魔脚!」
「飛龍弾!」
カルミナの弓矢、ソニアのカタール攻撃、キララの炎の蹴り技、ジェニーの強烈アッパーが襲い掛かるが、鎧はとても硬く攻撃が効かぬない。それどころか炎の威力もとても強く、格闘技では火傷を負うのも無理はない。
「「あっちー!」」
「今、治療するわ!」
「私も手伝います!」
キララとジェニーは拳と足を火傷してしまい、熱さによって悲鳴を上げながら飛び跳ねてしまう。マリーが回復魔術で彼女達の火傷を治療し始め、ジャンヌもサポートしながら治癒を開始する。
「なんて固さだ!おまけに火傷まで付いているなんて……」
「バブーフ……どうやら一筋縄ではいかないわね……」
ソニアとアミリスは、バブーフの鎧の強度と炎の威力に冷や汗を流してしまう。すかさず彼は両手から炎を出し、零夜達に狙いを定めながら攻撃を繰り出そうとする。
「次はこちらの番だ!フレイムトス!」
バブーフは炎の球を次々と投げまくり、零夜達は素早い動きで再び回避する。すると炎の球は途中で向きを変えてしまい、倫子のお尻に当たって爆発したのだ。
「キャッ!」
「藍原さん!」
倫子はお尻に炎のダメージを喰らってしまい、服に焦げ跡が付いてしまった。それを見た日和は彼女の元に駆け寄り、抱き寄せながらヒーリングを開始する。
「痛い……」
「治療していますから、我慢してください」
「ふえ……」
倫子は既に涙目となってしまい、日和が彼女を抱き寄せながら治癒を行う。火傷は少しずつ治っていく中、零夜達はバブーフを真剣な表情で睨み付けていた。
「俺の炎は自由自在!操る事ができたり、サーチも可能だ!まだまだ行くぞ!」
更にバブーフは次々と炎を操りながら攻撃を仕掛け、ジワジワと零夜達を追い詰めていく。レベルが高いほど苦戦するだけでなく、これまでの敵とは大違いである事を実感させられている。甘く見ると痛い目に遭うのは確定だろう。
(くそっ……なんて厄介な炎だ……このままだとやられてしまうのも時間の問題。せめて水攻撃で奴の鎧の隙間に入れる事ができれば……ん?)
零夜が冷や汗を流しながら状況打破を考える中、バブーフの鎧をよく見てみる。胸の部分に罅が少し入っているのが見えていて、一撃当たれば破壊されてしまうだろう。
「あそこにある罅……もしかすると……これはいけるかも!」
零夜は鎧にある罅を見て推測した直後、マーリンに視線を移しながら彼女を呼び寄せる。何か策があるのだろう。
「マーリン、ちょっと耳を貸してくれ。策を思いついたんだ」
「ん?」
零夜はボソボソとマーリンに耳打ちし、その内容に彼女は納得しながら格闘技の構えに入る。恐らく今の行動が作戦である事に間違いないが、近接攻撃をすれば自己犠牲となってしまう。
「ほう。俺とタイマンか!なら、やってみようじゃねえか」
(まずは乗ってきたわね。零夜の作戦が上手くいくのなら、私はそれに賭けてみるわ!ここからが……あなたの破滅の始まりよ!)
マーリンはバブーフが戦う構えに入るのを見て、心の中で思いながら宣言をする。そのまま二人は同時に飛び出し、激しい戦いを繰り広げ始めた。
「がっ!」
バブーフは弾き飛ばされて地面に背中を強打するが、すぐに立ち上がる。ヒカリの盾にも炎の焼け跡が残っていて、水も少し蒸発していた。それぐらい彼の威力は凄いとしか言えないだろう。
「この様子から見ると……今までよりは手強いみたいね」
「ええ。べムールよりは手強いと感じます」
ヒカリとジェニーがバブーフの強さに冷や汗を流す中、彼女達の会話を聞いた彼はある事を思い出す。
「お前ら等がホムラ支部を倒した事は聞いている。だが、グラディアスにある支部の中では最弱と言われているからな」
「最弱……となると、このロベリア支部はホムラ支部よりも手強いという事ね……」
バブーフの邪悪な笑みでの説明に、ミミが冷や汗を流すのも無理ない。ホムラ支部が一番下なら、ロベリアでの戦いは更に上のレベルとなる。まさにこの戦いは避けられぬ試練となるだろう。
するとべムールは両手から炎を出し、再び零夜達に向けて放ってくる。
「炎が来るぞ、躱せ!」
トラマツの合図で全員が回避した直後、炎は自在に動きまくってエヴァに襲い掛かる。
「エヴァ、危ない!」
それを見た零夜は危機感を察しながら駆け出し、エヴァを真正面から抱き締める。しかし、背中に炎の攻撃を喰らってしまったのだ。
「ぐっ!」
零夜は背中にダメージを受けながらも、両足を地面に着地させて踏ん張った。しかし、背中には焦げ目の跡が残されていて、エヴァは心配そうな表情で彼を見つめる。
「零夜、大丈夫?私をかばうなんて……」
「なんとかな……このぐらいは平気だ」
エヴァが心配する中、零夜は苦笑いしながら自力で回復し始める。背中の焦げ目も消えてしまい、傷も完治したのだ。
「ほう。仲間を守る覚悟はあるみたいだな。もう一度行くぞ!」
バブーフは零夜の行動を称賛しながらも、炎を再び口から吹こうとする。しかし、そうはさせまいとエヴァが駆け出して、彼の首に強烈なラリアットを炸裂させた。
「ぶほっ!」
ラリアットを喰らったバブーフは背中を地面に激突させてしまい、エヴァが彼を見下しながら腕を鳴らし始める。どうやら愛する者を傷つけた罪は重く、かなり激怒しているのだ。
「アンタ、よくも零夜をやってくれたわね?倍返しに終わらせてあげるわ!」
エヴァは怒りの表情でバブーフの首根っこを掴み、そのまま彼の腹に強烈な拳を当てる。その威力は岩を完全に破壊する威力で、一撃でノックアウトされてしまうのも無理ないだろう。
更に追い打ちを掛ける様にバブーフを上空に投げ飛ばし、エヴァも跳躍して左足を限界まで上げ始める。
「空中断罪脚!」
そのままエヴァの左足の踵が、バブーフの後頭部に炸裂。彼はそのまま頭から地面に激突してしまい、前のめりに倒れてしまった。
「エヴァ、今の技は良かったぞ!」
「零夜を傷つけた以上は倍に返さないとね!これで懲りればいいけど」
零夜からの称賛にエヴァが笑顔で返す中、ルリカが真剣な表情でバブーフの様子を警戒する。今の一撃で終わるとは思ってなく、むしろ油断できないと感じているだろう。
「待ってください!油断なりません!」
「「「?」」」
ルリカの合図に零夜達がバブーフの方を見ると、彼は自力で起き上がっていた。かなりの威力なのに立ち上がるのは見事であるが、その表情は怒りで満ち溢れていた。
「なるほど。どうやらお前等を甘く見ていたな……なら、今度は俺の覚悟を見せてやる!」
「覚悟だと!?」
バブーフは自ら炎に包まれたと同時に、姿を変化させていく。そのまま炎が消えた直後、彼は頭以外全身炎の鎧を身に纏っていた。これこそバブーフの真の姿と言えるべきだろう。
「これが俺の真の姿だ。ここまで本気にさせたのは、お前等が初めてだ。さあ、第二ラウンドと行こうか!」
バブーフは炎の鎧を身に纏いながら零夜達に襲い掛かり、彼等は次々と回避しつつ攻撃を仕掛けようとする。
「これでも喰らいなさい!アローショット!」
「ブレイドスラッシュ!」
「炎魔脚!」
「飛龍弾!」
カルミナの弓矢、ソニアのカタール攻撃、キララの炎の蹴り技、ジェニーの強烈アッパーが襲い掛かるが、鎧はとても硬く攻撃が効かぬない。それどころか炎の威力もとても強く、格闘技では火傷を負うのも無理はない。
「「あっちー!」」
「今、治療するわ!」
「私も手伝います!」
キララとジェニーは拳と足を火傷してしまい、熱さによって悲鳴を上げながら飛び跳ねてしまう。マリーが回復魔術で彼女達の火傷を治療し始め、ジャンヌもサポートしながら治癒を開始する。
「なんて固さだ!おまけに火傷まで付いているなんて……」
「バブーフ……どうやら一筋縄ではいかないわね……」
ソニアとアミリスは、バブーフの鎧の強度と炎の威力に冷や汗を流してしまう。すかさず彼は両手から炎を出し、零夜達に狙いを定めながら攻撃を繰り出そうとする。
「次はこちらの番だ!フレイムトス!」
バブーフは炎の球を次々と投げまくり、零夜達は素早い動きで再び回避する。すると炎の球は途中で向きを変えてしまい、倫子のお尻に当たって爆発したのだ。
「キャッ!」
「藍原さん!」
倫子はお尻に炎のダメージを喰らってしまい、服に焦げ跡が付いてしまった。それを見た日和は彼女の元に駆け寄り、抱き寄せながらヒーリングを開始する。
「痛い……」
「治療していますから、我慢してください」
「ふえ……」
倫子は既に涙目となってしまい、日和が彼女を抱き寄せながら治癒を行う。火傷は少しずつ治っていく中、零夜達はバブーフを真剣な表情で睨み付けていた。
「俺の炎は自由自在!操る事ができたり、サーチも可能だ!まだまだ行くぞ!」
更にバブーフは次々と炎を操りながら攻撃を仕掛け、ジワジワと零夜達を追い詰めていく。レベルが高いほど苦戦するだけでなく、これまでの敵とは大違いである事を実感させられている。甘く見ると痛い目に遭うのは確定だろう。
(くそっ……なんて厄介な炎だ……このままだとやられてしまうのも時間の問題。せめて水攻撃で奴の鎧の隙間に入れる事ができれば……ん?)
零夜が冷や汗を流しながら状況打破を考える中、バブーフの鎧をよく見てみる。胸の部分に罅が少し入っているのが見えていて、一撃当たれば破壊されてしまうだろう。
「あそこにある罅……もしかすると……これはいけるかも!」
零夜は鎧にある罅を見て推測した直後、マーリンに視線を移しながら彼女を呼び寄せる。何か策があるのだろう。
「マーリン、ちょっと耳を貸してくれ。策を思いついたんだ」
「ん?」
零夜はボソボソとマーリンに耳打ちし、その内容に彼女は納得しながら格闘技の構えに入る。恐らく今の行動が作戦である事に間違いないが、近接攻撃をすれば自己犠牲となってしまう。
「ほう。俺とタイマンか!なら、やってみようじゃねえか」
(まずは乗ってきたわね。零夜の作戦が上手くいくのなら、私はそれに賭けてみるわ!ここからが……あなたの破滅の始まりよ!)
マーリンはバブーフが戦う構えに入るのを見て、心の中で思いながら宣言をする。そのまま二人は同時に飛び出し、激しい戦いを繰り広げ始めた。
0
お気に入りに追加
33
あなたにおすすめの小説
転生貴族のハーレムチート生活 【400万ポイント突破】
ゼクト
ファンタジー
ファンタジー大賞に応募中です。 ぜひ投票お願いします
ある日、神崎優斗は川でおぼれているおばあちゃんを助けようとして川の中にある岩にあたりおばあちゃんは助けられたが死んでしまったそれをたまたま地球を見ていた創造神が転生をさせてくれることになりいろいろな神の加護をもらい今貴族の子として転生するのであった
【不定期になると思います まだはじめたばかりなのでアドバイスなどどんどんコメントしてください。ノベルバ、小説家になろう、カクヨムにも同じ作品を投稿しているので、気が向いたら、そちらもお願いします。
累計400万ポイント突破しました。
応援ありがとうございます。】
ツイッター始めました→ゼクト @VEUu26CiB0OpjtL
僕の家族は母様と母様の子供の弟妹達と使い魔達だけだよ?
闇夜の現し人(ヤミヨノウツシビト)
ファンタジー
ー 母さんは、「絶世の美女」と呼ばれるほど美しく、国の中で最も権力の強い貴族と呼ばれる公爵様の寵姫だった。
しかし、それをよく思わない正妻やその親戚たちに毒を盛られてしまった。
幸い発熱だけですんだがお腹に子が出来てしまった以上ここにいては危険だと判断し、仲の良かった侍女数名に「ここを離れる」と言い残し公爵家を後にした。
お母さん大好きっ子な主人公は、毒を盛られるという失態をおかした父親や毒を盛った親戚たちを嫌悪するがお母さんが日々、「家族で暮らしたい」と話していたため、ある出来事をきっかけに一緒に暮らし始めた。
しかし、自分が家族だと認めた者がいれば初めて見た者は跪くと言われる程の華の顔(カンバセ)を綻ばせ笑うが、家族がいなければ心底どうでもいいというような表情をしていて、人形の方がまだ表情があると言われていた。
『無能で無価値の稚拙な愚父共が僕の家族を名乗る資格なんて無いんだよ?』
さぁ、ここに超絶チートを持つ自分が認めた家族以外の生き物全てを嫌う主人公の物語が始まる。
〈念の為〉
稚拙→ちせつ
愚父→ぐふ
⚠︎注意⚠︎
不定期更新です。作者の妄想をつぎ込んだ作品です。
神様との賭けに勝ったので、スキルを沢山貰えた件。
猫丸
ファンタジー
ある日の放課後。突然足元に魔法陣が現れると、気付けば目の前には神を名乗る存在が居た。
そこで神は異世界に送るからスキルを1つ選べと言ってくる。
あれ?これもしかして頑張ったらもっと貰えるパターンでは?
そこで彼は思った――もっと欲しい!
欲をかいた少年は神様に賭けをしないかと提案した。
神様とゲームをすることになった悠斗はその結果――
※過去に投稿していたものを大きく加筆修正したものになります。
幼なじみ三人が勇者に魅了されちゃって寝盗られるんだけど数年後勇者が死んで正気に戻った幼なじみ達がめちゃくちゃ後悔する話
妄想屋さん
ファンタジー
『元彼?冗談でしょ?僕はもうあんなのもうどうでもいいよ!』
『ええ、アタシはあなたに愛して欲しい。あんなゴミもう知らないわ!』
『ええ!そうですとも!だから早く私にも――』
大切な三人の仲間を勇者に〈魅了〉で奪い取られて絶望した主人公と、〈魅了〉から解放されて今までの自分たちの行いに絶望するヒロイン達の話。
貴族に生まれたのに誘拐され1歳で死にかけた
佐藤醤油
ファンタジー
貴族に生まれ、のんびりと赤ちゃん生活を満喫していたのに、気がついたら世界が変わっていた。
僕は、盗賊に誘拐され魔力を吸われながら生きる日々を過ごす。
魔力枯渇に陥ると死ぬ確率が高いにも関わらず年に1回は魔力枯渇になり死にかけている。
言葉が通じる様になって気がついたが、僕は他の人が持っていないステータスを見る力を持ち、さらに異世界と思われる世界の知識を覗ける力を持っている。
この力を使って、いつか脱出し母親の元へと戻ることを夢見て過ごす。
小さい体でチートな力は使えない中、どうにか生きる知恵を出し生活する。
------------------------------------------------------------------
お知らせ
「転生者はめぐりあう」 始めました。
------------------------------------------------------------------
注意
作者の暇つぶし、気分転換中の自己満足で公開する作品です。
感想は受け付けていません。
誤字脱字、文面等気になる方はお気に入りを削除で対応してください。
女神様から同情された結果こうなった
回復師
ファンタジー
どうやら女神の大ミスで学園ごと異世界に召喚されたらしい。本来は勇者になる人物を一人召喚するはずだったのを女神がミスったのだ。しかも召喚した場所がオークの巣の近く、年頃の少女が目の前にいきなり大量に現れ色めき立つオーク達。俺は妹を守る為に、女神様から貰ったスキルで生き残るべく思考した。
【完結】【勇者】の称号が無かった美少年は王宮を追放されたのでのんびり異世界を謳歌する
雪雪ノ雪
ファンタジー
ある日、突然学校にいた人全員が【勇者】として召喚された。
その召喚に巻き込まれた少年柊茜は、1人だけ【勇者】の称号がなかった。
代わりにあったのは【ラグナロク】という【固有exスキル】。
それを見た柊茜は
「あー....このスキルのせいで【勇者】の称号がなかったのかー。まぁ、ス・ラ・イ・厶・に【勇者】って称号とか合わないからなぁ…」
【勇者】の称号が無かった柊茜は、王宮を追放されてしまう。
追放されてしまった柊茜は、特に慌てる事もなくのんびり異世界を謳歌する..........たぶん…....
主人公は男の娘です 基本主人公が自分を表す時は「私」と表現します
いきなり異世界って理不尽だ!
みーか
ファンタジー
三田 陽菜25歳。会社に行こうと家を出たら、足元が消えて、気付けば異世界へ。
自称神様の作った機械のシステムエラーで地球には帰れない。地球の物は何でも魔力と交換できるようにしてもらい、異世界で居心地良く暮らしていきます!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる