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第一章 戦士達の集結
第十七話 心優しき勇者パーティー
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「なるほど……ヒューゴ達も選ばれし戦士達だが、神様は違うのか……」
零夜達はヒューゴ達から話を聞き、納得の表情をしていた。
「うん。僕達も女神アフロディア様と夢で出会い、話の内容を聞いていた。その中にはエヴァがいなかったから、別の神様と出会っていたのかも知れないと感じたんだ」
「じゃあ、私が勇者パーティーから出る事になるのはその事だったのね……」
ヒューゴのさらなる説明にエヴァも納得の表情をした。
「そうだね。それにしても……まさかアカヤマとこんな所で出会うとは驚いたよ」
トラマツは赤と白の模様をしたバトルキャットのアカヤマに視線を移しながらジト目で見る。
「そう言うお前こそな。落ちこぼれから天才にまで成り上がり、随分良い活躍をしているじゃないか」
「2番目のお前に言われたくないね!」
「こいつめ……!」
トラマツの呆れ顔にアカヤマはワナワナと震え始める。
「まあ、その事に関しては巻き返せるが……君はなんで俺を抱くのかな?」
アカヤマはいつの間にか倫子に背後から抱かれていて、更には彼女に自身の喉まで撫でられてしまう。
「倫子は猫好きなんだよ。お前、彼女が移動した事に気付かず、そのままやられてしまったな」
「ええ子やね……よしよし」
「止めてくれ……ああ……俺は……そんなんじゃない……助けて……くれ……フニャ~」
喉を撫でられたアカヤマはフニャフニャの声を出してしまい、この光景に零夜は唖然としてしまう。
「バトルキャットって、猫と変わらないところがあるのか?喉を撫でられてフニャフニャになっていたが」
「ああ……僕も倫子にやられたからね……」
零夜の質問にトラマツがため息を付き、この光景にヒューゴの仲間である黒部紬が苦笑いをする。
「すっかり骨抜きにされてしまいましたね……」
「まあ、こうなるのも無理ないからね……」
ミミが唖然としながらアカヤマを哀れに見ていて、魔術師のクロエが倫子からアカヤマを受け取る。
「それであなた達は何処に行くの?」
「俺達は今からホムラに行こうとしているけど」
クロエからの質問に零夜が代表して説明しながら答える。
「僕達もホムラに行こうとしているんだ。噂によればアークスレイヤーのアジトが近くにあるからね」
「アークスレイヤー……ホムラにもあったのか……」
ヒューゴの説明に零夜は真剣な表情をする。
「俺達もアークスレイヤーを倒そうとしている。折角だから共に行くのはどうだ?」
「そうだね。宜しく頼むよ」
零夜の提案にヒューゴは了承し、彼等は共に行動する事になった。
早速行こうとしたその時、何処からかズシンズシンと音がする。それは戦いの予感が始まりを告げようとしているのだった。
零夜達はヒューゴ達から話を聞き、納得の表情をしていた。
「うん。僕達も女神アフロディア様と夢で出会い、話の内容を聞いていた。その中にはエヴァがいなかったから、別の神様と出会っていたのかも知れないと感じたんだ」
「じゃあ、私が勇者パーティーから出る事になるのはその事だったのね……」
ヒューゴのさらなる説明にエヴァも納得の表情をした。
「そうだね。それにしても……まさかアカヤマとこんな所で出会うとは驚いたよ」
トラマツは赤と白の模様をしたバトルキャットのアカヤマに視線を移しながらジト目で見る。
「そう言うお前こそな。落ちこぼれから天才にまで成り上がり、随分良い活躍をしているじゃないか」
「2番目のお前に言われたくないね!」
「こいつめ……!」
トラマツの呆れ顔にアカヤマはワナワナと震え始める。
「まあ、その事に関しては巻き返せるが……君はなんで俺を抱くのかな?」
アカヤマはいつの間にか倫子に背後から抱かれていて、更には彼女に自身の喉まで撫でられてしまう。
「倫子は猫好きなんだよ。お前、彼女が移動した事に気付かず、そのままやられてしまったな」
「ええ子やね……よしよし」
「止めてくれ……ああ……俺は……そんなんじゃない……助けて……くれ……フニャ~」
喉を撫でられたアカヤマはフニャフニャの声を出してしまい、この光景に零夜は唖然としてしまう。
「バトルキャットって、猫と変わらないところがあるのか?喉を撫でられてフニャフニャになっていたが」
「ああ……僕も倫子にやられたからね……」
零夜の質問にトラマツがため息を付き、この光景にヒューゴの仲間である黒部紬が苦笑いをする。
「すっかり骨抜きにされてしまいましたね……」
「まあ、こうなるのも無理ないからね……」
ミミが唖然としながらアカヤマを哀れに見ていて、魔術師のクロエが倫子からアカヤマを受け取る。
「それであなた達は何処に行くの?」
「俺達は今からホムラに行こうとしているけど」
クロエからの質問に零夜が代表して説明しながら答える。
「僕達もホムラに行こうとしているんだ。噂によればアークスレイヤーのアジトが近くにあるからね」
「アークスレイヤー……ホムラにもあったのか……」
ヒューゴの説明に零夜は真剣な表情をする。
「俺達もアークスレイヤーを倒そうとしている。折角だから共に行くのはどうだ?」
「そうだね。宜しく頼むよ」
零夜の提案にヒューゴは了承し、彼等は共に行動する事になった。
早速行こうとしたその時、何処からかズシンズシンと音がする。それは戦いの予感が始まりを告げようとしているのだった。
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