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垣根は自分が作ってるんですよ?
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その翌日は、夕方まで高遠と一緒にゆっくり過ごした。
一緒にご飯を作って食べたり、ゲームをしたり、時々肌を合わせたり…。それは、前日あった不快な出来事など忘れてしまうくらい楽しくて甘やかな時間だった。
夕方近くになり、そろそろ自宅に戻らなければならない時間になった頃、私は金曜の夕方からスマホを放置していた事に気付いた。
液晶画面をタップした瞬間、戦慄が走った。何と15件もの不在通知と、30件以上の未読メッセージがたまっていたのだ。
詳細を確認すると、不在の通知は母から2件。メッセージは美優先輩から1件。それ以外は全て絢斗からだった。これは最早ストーカーの域ではないだろうか?
母には後で電話をすることにして、美優先輩から金曜の夜に届いていたメッセージを開いた。
――『お疲れ~!頬の腫れは引いたかしら?大丈夫?
今日は本当に災難だったわね。この際、身も心も高遠に癒してもらっちゃったら?
吉澤のクズは当面自宅待機になったから一応報告しとくわ。さすがに合わせる顔がなくて、接触して来る事はないとは思うけど、念の為ね。
それじゃ、アツ~イ夜を楽しんでね~!』
そんな事が、いつもの調子で書いてあった。
(そんな殊勝さ、絢斗はこれっぽっちも持ち合わせていませんでしたよ?悪びれもせず、普通に会いにきましたし!しかも、図々しく頼み事までしていきやがりましたよ?)
私は美優先輩からのメッセージを読みながら、心の中でツッコミんだ。
その後、恐る恐る絢斗からのメッセージを開いた。
――『今日は妻が迷惑をかけた。大変申し訳ない。後日、時間を作ってくれないか?謝罪に伺いたい』
そのように、金曜の夕方は割とまともな内容だった。だがそれも、時間を追うごとに不気味な様相を呈していく。
――『今、何処にいる?真尋に会いたい』
――『直接会って話したい事があるんだ。時間をくれないか?』
――『帰って来るまで、真尋の家の前で待っているから』
――『今、何処?昨夜は何処に泊まったんだ?俺、一晩中ずっと真尋の家の前で待ってたのに。会いたい。どうしても会いたいんだ』
読んでいて鳥肌が立った。メッセージを読む限り、絢斗は金曜の晩からずっと私の自宅前にいたのだろう。高遠の読みは当たっていたのだ。高遠の言う通りにしておいて良かったと思いながら、私はスマホを鞄の中に戻した。
「夕飯食ったら送ってくよ。って、どうした?顔がひっでぇー事になってっけど?」
高遠が缶ビールと缶チューハイを手に戻ってきた。どうやら私はかなり変な顔をしていたらしい。高遠に余計な心配をかけたくなくて、私は惚ける事にした。
「ちょっと!酷ぇ顔ってあんまりじゃない?美しい顔の間違いでしょ?ちょっと疲れがでただけじゃない。誰かさんがすぐ盛るから!」
少し申し訳なく思いながらも、高遠のせいにして逃げ切ろうとした。
だが、高遠には全く響かなかったらしい。高遠はニヤリと笑って、逆に私を揶揄い始めた。
「でもお前の場合、それだけが原因じゃないよな?だって、あれだけコントローラーと一緒に身体を動かしてんだぜ?誰だって疲れんだろ。知ってるか?アレって別に、自分が一緒に動かなくても平気なんだぞ?」
「そのくらい知っとるわ!別に動かすつもりがなくても、勝手に動いちゃうんです!私、とっても素直に出来てるもんで!」
「素直じゃなくて、単純の間違いだろ?」
高遠が憎まれ口ばかりを叩いてくるから、私は思いっきり舌を出して、あっかんべーをしてやった。
***
夕食後、私は高遠と一緒に帰宅する事になった。
私を一人にする事に不安を覚えた高遠が、私の家に泊まると言い出したのだ。
だが翌朝、遠方の客先で打ち合わせが九時から入っている事を思い出した高遠は、早朝慌ただしく出ていった。
高遠を見送ってから出社の準備をし、いつもの時間に家を出ようとすると、マンションのエントランスに絢斗の姿があった。
すぐに引き返したくなったが、出社しない訳にもいかない。私は気付かないふりをして素通りする事にした。だが、その作戦は敢無く失敗した。すぐに腕を取られて、「もう一度だけでいいから、俺の話を聞いてくれ!」と縋られたのだ。
私はすぐさま絢斗の腕を振り払い、努めて冷静に言った。
「離して下さい。奥様の事も告訴をしませんし、貴方の事も上司に進言してみます。全て主任の望み通りにしますから、これ以上私には関わらないで下さい」
そう言って駅に向かって歩き出した。だが、絢斗も私の後を追って歩き出す。歩調を速めれば、絢斗も速める。「俺達やり直せないか?」「ようやく目が覚めたんだ」「やっぱり俺にはお前しかいないんだ」そんな世迷言を並べてつき纏ってくる。
苛立ちが頂点に達し、堪忍袋の緒が切れそうになったその時。
「絢君っ!やっぱり、その女と一緒だったのね!?」
突然私達の目の前に、お腹の大きい女性が飛び出して来た。
「…紗凪!?」
絢斗は突然の妻の登場に驚いて固まった。
「…お前なんでこんな所に?」
「そんなの、絢君がちっとも帰って来ないからじゃない!ずっとこの女と一緒だったんでしょ?何でなの?私の事がずっと好きだったって。忘れられなかったって言ってたじゃない!あれは嘘だったの?
私、見たんだから!今朝だけじゃないよね?絢君、土曜の朝だって、この女のマンションから出て来たよね?こんな女のどこがいいの?
この淫売!人の旦那に手を出してるふしだらな女だって、会社の人、全員に言いふらしてやるんだから!」
絢斗の奥さんは激越な口調で喚き散らしながら、私に掴みかかろうとした。
「紗凪!やめろ!真尋は関係ないだろ!?」
そう叫びながら、奥さんを取り押さえようとしている絢斗を見て、私は溜息をついた。
(ここで私の名前を呼ぶのは、どう考えたって逆効果でしょ?…何で分からないかな…)
案の定、絢斗の配慮に欠けた発言に腹を立てた奥さんは「何であんな女を庇うのよ!絢君は、私と子供よりも、あの女をとるって言うの!?」といきり立っている。
(何で私がこんな修羅場に巻き込まれなきゃなんだろう…?)
私は人の多い往来のど真ん中で揉めている2人を、虚ろな目で眺めていた。
暫くすると、揉み合ったはずみで態勢を崩した絢斗の奥さんが、道路へと倒れこんだ。お腹を打ったのか、お腹を押さえながら呻いている。
「えっ!ちょっと大丈夫?お腹が痛むの?」
「……痛いっ。けど、あ…あんたなんかに助けてもらいたくなんて…ないんだから…手を離しなさいよ…!」
絢斗の奥さんは脂汗をかいており、立ち上がる事すらままならないようだった。
「絢斗!救急車!早く救急車を呼んで!
紗凪さん!私と貴女の旦那さんはとっくの昔に別れているの!全部貴女の誤解よ!私には今、他に好きな人がいるもの。金曜の夜だって、私はその人の家に泊まってたから、ここにはいなかったわ。信じるか信じないかは自由だけど。それが真実だから!
だから、暴れないでおとなしくして!赤ちゃんが死んじゃってもいいの?」
私の言葉を信じたのか、私の剣幕に押されたのかは分からない。けれど、絢斗の奥さんは抵抗するのをやめて、おとなしくなった。
やがて、救急車か到着し、絢斗の奥さんは担架に乗せられて車内へと移された。付き添う為に車内に乗り込もうとしていた絢斗に向かって、私は声を張り上げた。
「吉澤さん!ちゃんと奥さんと向き合って!逃げ続けてたって意味がない事くらい、本当は分かっているんでしょう?
奥さんがどうだとか関係ないわ!『垣根は相手が作っているんじゃなくて、自分が作っている』って大昔の哲学者だって言ってるじゃない!
まずは貴方自身が垣根を取り払って、奥さんに歩み寄るべきよ!生まれてくる子どもの為にもね!」
救急隊の人達が、何事かと私を見てきた。けれど、私はそれに構わず「行って下さい」促して、救急車が去って行くのを見守った。
一緒にご飯を作って食べたり、ゲームをしたり、時々肌を合わせたり…。それは、前日あった不快な出来事など忘れてしまうくらい楽しくて甘やかな時間だった。
夕方近くになり、そろそろ自宅に戻らなければならない時間になった頃、私は金曜の夕方からスマホを放置していた事に気付いた。
液晶画面をタップした瞬間、戦慄が走った。何と15件もの不在通知と、30件以上の未読メッセージがたまっていたのだ。
詳細を確認すると、不在の通知は母から2件。メッセージは美優先輩から1件。それ以外は全て絢斗からだった。これは最早ストーカーの域ではないだろうか?
母には後で電話をすることにして、美優先輩から金曜の夜に届いていたメッセージを開いた。
――『お疲れ~!頬の腫れは引いたかしら?大丈夫?
今日は本当に災難だったわね。この際、身も心も高遠に癒してもらっちゃったら?
吉澤のクズは当面自宅待機になったから一応報告しとくわ。さすがに合わせる顔がなくて、接触して来る事はないとは思うけど、念の為ね。
それじゃ、アツ~イ夜を楽しんでね~!』
そんな事が、いつもの調子で書いてあった。
(そんな殊勝さ、絢斗はこれっぽっちも持ち合わせていませんでしたよ?悪びれもせず、普通に会いにきましたし!しかも、図々しく頼み事までしていきやがりましたよ?)
私は美優先輩からのメッセージを読みながら、心の中でツッコミんだ。
その後、恐る恐る絢斗からのメッセージを開いた。
――『今日は妻が迷惑をかけた。大変申し訳ない。後日、時間を作ってくれないか?謝罪に伺いたい』
そのように、金曜の夕方は割とまともな内容だった。だがそれも、時間を追うごとに不気味な様相を呈していく。
――『今、何処にいる?真尋に会いたい』
――『直接会って話したい事があるんだ。時間をくれないか?』
――『帰って来るまで、真尋の家の前で待っているから』
――『今、何処?昨夜は何処に泊まったんだ?俺、一晩中ずっと真尋の家の前で待ってたのに。会いたい。どうしても会いたいんだ』
読んでいて鳥肌が立った。メッセージを読む限り、絢斗は金曜の晩からずっと私の自宅前にいたのだろう。高遠の読みは当たっていたのだ。高遠の言う通りにしておいて良かったと思いながら、私はスマホを鞄の中に戻した。
「夕飯食ったら送ってくよ。って、どうした?顔がひっでぇー事になってっけど?」
高遠が缶ビールと缶チューハイを手に戻ってきた。どうやら私はかなり変な顔をしていたらしい。高遠に余計な心配をかけたくなくて、私は惚ける事にした。
「ちょっと!酷ぇ顔ってあんまりじゃない?美しい顔の間違いでしょ?ちょっと疲れがでただけじゃない。誰かさんがすぐ盛るから!」
少し申し訳なく思いながらも、高遠のせいにして逃げ切ろうとした。
だが、高遠には全く響かなかったらしい。高遠はニヤリと笑って、逆に私を揶揄い始めた。
「でもお前の場合、それだけが原因じゃないよな?だって、あれだけコントローラーと一緒に身体を動かしてんだぜ?誰だって疲れんだろ。知ってるか?アレって別に、自分が一緒に動かなくても平気なんだぞ?」
「そのくらい知っとるわ!別に動かすつもりがなくても、勝手に動いちゃうんです!私、とっても素直に出来てるもんで!」
「素直じゃなくて、単純の間違いだろ?」
高遠が憎まれ口ばかりを叩いてくるから、私は思いっきり舌を出して、あっかんべーをしてやった。
***
夕食後、私は高遠と一緒に帰宅する事になった。
私を一人にする事に不安を覚えた高遠が、私の家に泊まると言い出したのだ。
だが翌朝、遠方の客先で打ち合わせが九時から入っている事を思い出した高遠は、早朝慌ただしく出ていった。
高遠を見送ってから出社の準備をし、いつもの時間に家を出ようとすると、マンションのエントランスに絢斗の姿があった。
すぐに引き返したくなったが、出社しない訳にもいかない。私は気付かないふりをして素通りする事にした。だが、その作戦は敢無く失敗した。すぐに腕を取られて、「もう一度だけでいいから、俺の話を聞いてくれ!」と縋られたのだ。
私はすぐさま絢斗の腕を振り払い、努めて冷静に言った。
「離して下さい。奥様の事も告訴をしませんし、貴方の事も上司に進言してみます。全て主任の望み通りにしますから、これ以上私には関わらないで下さい」
そう言って駅に向かって歩き出した。だが、絢斗も私の後を追って歩き出す。歩調を速めれば、絢斗も速める。「俺達やり直せないか?」「ようやく目が覚めたんだ」「やっぱり俺にはお前しかいないんだ」そんな世迷言を並べてつき纏ってくる。
苛立ちが頂点に達し、堪忍袋の緒が切れそうになったその時。
「絢君っ!やっぱり、その女と一緒だったのね!?」
突然私達の目の前に、お腹の大きい女性が飛び出して来た。
「…紗凪!?」
絢斗は突然の妻の登場に驚いて固まった。
「…お前なんでこんな所に?」
「そんなの、絢君がちっとも帰って来ないからじゃない!ずっとこの女と一緒だったんでしょ?何でなの?私の事がずっと好きだったって。忘れられなかったって言ってたじゃない!あれは嘘だったの?
私、見たんだから!今朝だけじゃないよね?絢君、土曜の朝だって、この女のマンションから出て来たよね?こんな女のどこがいいの?
この淫売!人の旦那に手を出してるふしだらな女だって、会社の人、全員に言いふらしてやるんだから!」
絢斗の奥さんは激越な口調で喚き散らしながら、私に掴みかかろうとした。
「紗凪!やめろ!真尋は関係ないだろ!?」
そう叫びながら、奥さんを取り押さえようとしている絢斗を見て、私は溜息をついた。
(ここで私の名前を呼ぶのは、どう考えたって逆効果でしょ?…何で分からないかな…)
案の定、絢斗の配慮に欠けた発言に腹を立てた奥さんは「何であんな女を庇うのよ!絢君は、私と子供よりも、あの女をとるって言うの!?」といきり立っている。
(何で私がこんな修羅場に巻き込まれなきゃなんだろう…?)
私は人の多い往来のど真ん中で揉めている2人を、虚ろな目で眺めていた。
暫くすると、揉み合ったはずみで態勢を崩した絢斗の奥さんが、道路へと倒れこんだ。お腹を打ったのか、お腹を押さえながら呻いている。
「えっ!ちょっと大丈夫?お腹が痛むの?」
「……痛いっ。けど、あ…あんたなんかに助けてもらいたくなんて…ないんだから…手を離しなさいよ…!」
絢斗の奥さんは脂汗をかいており、立ち上がる事すらままならないようだった。
「絢斗!救急車!早く救急車を呼んで!
紗凪さん!私と貴女の旦那さんはとっくの昔に別れているの!全部貴女の誤解よ!私には今、他に好きな人がいるもの。金曜の夜だって、私はその人の家に泊まってたから、ここにはいなかったわ。信じるか信じないかは自由だけど。それが真実だから!
だから、暴れないでおとなしくして!赤ちゃんが死んじゃってもいいの?」
私の言葉を信じたのか、私の剣幕に押されたのかは分からない。けれど、絢斗の奥さんは抵抗するのをやめて、おとなしくなった。
やがて、救急車か到着し、絢斗の奥さんは担架に乗せられて車内へと移された。付き添う為に車内に乗り込もうとしていた絢斗に向かって、私は声を張り上げた。
「吉澤さん!ちゃんと奥さんと向き合って!逃げ続けてたって意味がない事くらい、本当は分かっているんでしょう?
奥さんがどうだとか関係ないわ!『垣根は相手が作っているんじゃなくて、自分が作っている』って大昔の哲学者だって言ってるじゃない!
まずは貴方自身が垣根を取り払って、奥さんに歩み寄るべきよ!生まれてくる子どもの為にもね!」
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