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出身は伊賀の里ですか?甲賀の里ですか?
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「おい山瀬!大丈夫か?おーい!山瀬ぇ~、戻って来~い!」
名前を呼ばれて我に返ると、高遠が私の眼前で手を振っていた。
「ヤバイヤバイ!衝撃が大き過ぎて、うっかり魂が口から飛び出しかけたわ!」
そう笑って戯けて見せたけれど、胸中には怒りにも失望にも似た感情が渦巻いていた。
「大将!生中お替り!もう呑まなきゃやってらんないわ!マジで何なのアイツ!人を馬鹿にしやがって!だってそれって、私と別れ話してた頃には既に、奥さんとヤッてたって事でしょ?」
「だろうな。もしかしたら、もっと前からヤってたのかもしんねーし。…そりゃお前が泣こうが喚こうが、よりなんか戻せねーわな」
嫌悪を露わにしていた高遠だったが、突然押し黙ると、何やら考え込むように唸り始めた。
「まあ、吉澤さんがとんでもねーゲス野郎だってのは紛れもない事実だ!事実なんだけど、何てーか…。まあアレだ。アレ」
「アレってどれよ?」
「ほら、男にとっちゃ、初恋の相手って特別なもんだからな。だから気持ちが分からないでもないっつーか、何つーか…。大将!俺にもお替り!」
「はあ?あんた、高遠のくせにどっちの味方なのよ!」
この期に及んで絢斗を擁護し始めた高遠を、私は信じられない思いで見つめた。
「おいおい!高遠のくせにってなんだよ。くせにって!お前はのび太のくせに生意気だとか理不尽な事言っちゃう、不思議ヘアしたお坊っちゃんか?」
呆れ顔で反論した高遠は、大将から生中とウーロンハイのお替りを受け取ると、それを私と自分の前に置いた。
「初恋が特別って…。じゃあ初恋じゃなきゃ、特別じゃないって事?そんなの最初から勝ち目ないじゃん。そんなに大事なら、最初から手放さなきゃ良かったのよ…」
ジョッキの周りについた水滴が流れ落ちる様を見ながら、私はぽつりと呟いた。
「まあさ、中学の時の付き合う付き合わないなんてのは、今思い返せば、ママゴトみたいなもんだろ。俺なんか、ごくたま~に夢に見るくらいだぞ?少なくとも俺は、今更その相手と再会したところで、別にどーこーなりたいとは思わねーけどな」
「……でも、夢にみたりするんじゃんか」
「そりゃまあ…。ほら、よく言うだろ?『男の恋愛は別名保存。女のは上書き保存』ってさ。そういうもんだろ。男はロマンチストだからな。歴代の彼女の想い出を、それぞれ個別に大事にしている訳よ。…でもまあ俺的には、今惚れている女が、今まで生きて来た中で一番大事だし、心を持ってかれてるかな」
現在進行形で惚れているという女の事でも考えているのか。柄にもなく、コイツがとっても優しい顔をして、そんな甘ったるい言葉を吐くもんだから、何故だか私は面白くなくて「誰だか知らないけど、その人は幸せ者ね。そんな風に思って貰えるなんて。まあ相手が高遠だけどね!」と可愛くない事を言ってやった。
それから高遠は、酒に呑まれ、荒れるに荒れた私に深夜まで付き合い、ご丁寧に自宅まで送り届けてくれたのである。何ともよくできた男なのだ…顔以外は。
***
週末どれだけ呑もうが荒れようが、必ず月曜日はやって来る。
出社前に一応アイシングしたけれど、週末飲み続け、泣き続けた私の目は見事に腫れ上がり、顔も酷く浮腫んでいた。
隣の課の絢斗が新婚旅行休暇でいないことが救いだった。
絢斗と私は会社でも公認の仲だったから、今回降って湧いた、絢斗と私ではない女性との結婚に、同僚達は皆衝撃を受けていた。上司でさえ、私を腫れ物扱いするのだから、やり辛いことこの上ない。
追い打ちをかけるように、更なる問題が発生した。私達の破局が知れ渡るのと比例するように、様々な男性達から声を掛けられるようになったのだ。
自惚れではなく、私は見た目だけはそこそこ良いのだ。
ハーフと間違われるような派手顔をしているし、身長も168センチと日本人女性にしては大柄だ。痩せている割りにくびれがないのが残念だけれど、胸も不要に大きく育ちやがったから、少しでも悪目立ちしないよう、ちょっとお高い『胸が小さく見えるブラ』を愛用している。
要するに私は、連れて歩くと男の株が上がるトロフィーワイフにもってこいな容姿をしているのだ。
この見た目のせいで得することもあったが、損することの方が多かった。女の妬み嫉みは恐ろしい。
処女の頃から、ヤリマンだの、ビッチだのと噂を立てられた。
(処女なのにどうしたらビッチになれるんだよ?説明してみろ馬鹿野郎!と怒鳴りたくなった)
高校生になると、人の彼氏に色目を使うなだの、ちょっと美人だからって調子に乗るなだの、身に覚えのない暴言を吐かれ続けた。
(お前の男になんか色目使うか!てか、お前の男ってどれだよ?今すぐ連れて来い!そしたら二度と立ち直れないくらいこっぴどく振ってやるから!と叫びたくなった)
終いの果てには、純和風な顔をしている方から「あんたなんか平安時代に生まれてたら、ドブスなんだからね!」と怒鳴られたこともある。
(…いや私、平成の世に生まれたので一向に構いませんけど、何か?と言ってやりたくなった)
そんなやっかみから逃れるのに、絢斗の存在はいい牽制になっていた。だがそれも、別れた今となっては意味をなさない。
私は男性からお誘いを受ける度に、どう角を立てずに断るか考えねばならなかった。男のプライドを傷つけるとこの上なく面倒臭い。波風立てずに断る方法を模索して悩みに悩んでいたのだが、全ては杞憂に終わった。
何故なら…男性達から休憩スペースで声を掛けられようと、廊下や社食で掛けられようと、はたまた給湯室や非常階段など人気の無いところで誘われようと、私がピンチに陥る度に高遠が現れて
「山瀬。課長が呼んでるぞ!」
「山瀬。このお前が作ってくれた資料なんだけど…」
「山瀬。今度の同期飲みの日程を…」
と言って、助けてくれたのだ。
毎回あまりにタイミングの良く現れてくれるものだから、どうやって高遠が私の危機を察知しているのか、不思議でならなかった。
だから、月曜の今日。私は「いつもお世話になっているお礼にランチを奢らせて欲しい」と高遠を会社近くのカフェに誘い出した。
週末も付き合わせ、防波堤役もかって出てくれている高遠にお礼をしたいというのも本心だ。だから、私はカフェで席に着くや否や、高遠に心からの感謝の意を伝えた。そして食事を終えた後、それとなく訊ねてみた。
「あのさ、散々助けてもらっている身でこんな事いうのも何だけど。あんた、私にGPSとか盗聴器でもつけてる?…ほら、毎回絶妙のタイミングで現れてくれるじゃない?すっごい有難いんだけど。すっごい助かっているんだけど。…でも、さすがにちょっと怖いかなって…」
「はあ!?んなわけあるかっ!ボケ!つーか、助けてくれる相手に対して怖いってなんだよ、怖いって!」
高遠が鬼の形相になる。……怖い。というより、これはマズい。ガチギレしてる。
「いやほらだって、魔法使いでもあるまいしさ。そんな、いつでもどこでも都合良く現れて、助けてくれるなんて…」
そこまで言った時、私の脳裏に黒い影が過ぎった。
「はっ!もしかして高遠って御庭番衆なの!?主君を影から見守り、危機が迫れば、風のように駆けつけて悪きを裁く的な?忍び?忍びなの?高遠の出身って、伊賀の里?甲賀の里?」
「……御庭番衆って、お前…。一体どっからそんな発想が出てくんだよ!時代劇の見過ぎじゃねーのか?
つーか俺、お前を主君だなんて思った事一度もねーから!俺は御庭番衆でも忍びでもねぇ!因みに、念の為はっきり言っとくがな。俺の実家は伊賀でも甲賀でもねぇ!
はぁぁぁ。お前ってさ、なんつーかこう…本当残念だよなぁ。せめて、そこはもっとこうロマンチックに、お姫様を守る騎士みたい!とかいうとこじゃねぇの?」
そう言うと、高遠はガックリと肩を落とした。
名前を呼ばれて我に返ると、高遠が私の眼前で手を振っていた。
「ヤバイヤバイ!衝撃が大き過ぎて、うっかり魂が口から飛び出しかけたわ!」
そう笑って戯けて見せたけれど、胸中には怒りにも失望にも似た感情が渦巻いていた。
「大将!生中お替り!もう呑まなきゃやってらんないわ!マジで何なのアイツ!人を馬鹿にしやがって!だってそれって、私と別れ話してた頃には既に、奥さんとヤッてたって事でしょ?」
「だろうな。もしかしたら、もっと前からヤってたのかもしんねーし。…そりゃお前が泣こうが喚こうが、よりなんか戻せねーわな」
嫌悪を露わにしていた高遠だったが、突然押し黙ると、何やら考え込むように唸り始めた。
「まあ、吉澤さんがとんでもねーゲス野郎だってのは紛れもない事実だ!事実なんだけど、何てーか…。まあアレだ。アレ」
「アレってどれよ?」
「ほら、男にとっちゃ、初恋の相手って特別なもんだからな。だから気持ちが分からないでもないっつーか、何つーか…。大将!俺にもお替り!」
「はあ?あんた、高遠のくせにどっちの味方なのよ!」
この期に及んで絢斗を擁護し始めた高遠を、私は信じられない思いで見つめた。
「おいおい!高遠のくせにってなんだよ。くせにって!お前はのび太のくせに生意気だとか理不尽な事言っちゃう、不思議ヘアしたお坊っちゃんか?」
呆れ顔で反論した高遠は、大将から生中とウーロンハイのお替りを受け取ると、それを私と自分の前に置いた。
「初恋が特別って…。じゃあ初恋じゃなきゃ、特別じゃないって事?そんなの最初から勝ち目ないじゃん。そんなに大事なら、最初から手放さなきゃ良かったのよ…」
ジョッキの周りについた水滴が流れ落ちる様を見ながら、私はぽつりと呟いた。
「まあさ、中学の時の付き合う付き合わないなんてのは、今思い返せば、ママゴトみたいなもんだろ。俺なんか、ごくたま~に夢に見るくらいだぞ?少なくとも俺は、今更その相手と再会したところで、別にどーこーなりたいとは思わねーけどな」
「……でも、夢にみたりするんじゃんか」
「そりゃまあ…。ほら、よく言うだろ?『男の恋愛は別名保存。女のは上書き保存』ってさ。そういうもんだろ。男はロマンチストだからな。歴代の彼女の想い出を、それぞれ個別に大事にしている訳よ。…でもまあ俺的には、今惚れている女が、今まで生きて来た中で一番大事だし、心を持ってかれてるかな」
現在進行形で惚れているという女の事でも考えているのか。柄にもなく、コイツがとっても優しい顔をして、そんな甘ったるい言葉を吐くもんだから、何故だか私は面白くなくて「誰だか知らないけど、その人は幸せ者ね。そんな風に思って貰えるなんて。まあ相手が高遠だけどね!」と可愛くない事を言ってやった。
それから高遠は、酒に呑まれ、荒れるに荒れた私に深夜まで付き合い、ご丁寧に自宅まで送り届けてくれたのである。何ともよくできた男なのだ…顔以外は。
***
週末どれだけ呑もうが荒れようが、必ず月曜日はやって来る。
出社前に一応アイシングしたけれど、週末飲み続け、泣き続けた私の目は見事に腫れ上がり、顔も酷く浮腫んでいた。
隣の課の絢斗が新婚旅行休暇でいないことが救いだった。
絢斗と私は会社でも公認の仲だったから、今回降って湧いた、絢斗と私ではない女性との結婚に、同僚達は皆衝撃を受けていた。上司でさえ、私を腫れ物扱いするのだから、やり辛いことこの上ない。
追い打ちをかけるように、更なる問題が発生した。私達の破局が知れ渡るのと比例するように、様々な男性達から声を掛けられるようになったのだ。
自惚れではなく、私は見た目だけはそこそこ良いのだ。
ハーフと間違われるような派手顔をしているし、身長も168センチと日本人女性にしては大柄だ。痩せている割りにくびれがないのが残念だけれど、胸も不要に大きく育ちやがったから、少しでも悪目立ちしないよう、ちょっとお高い『胸が小さく見えるブラ』を愛用している。
要するに私は、連れて歩くと男の株が上がるトロフィーワイフにもってこいな容姿をしているのだ。
この見た目のせいで得することもあったが、損することの方が多かった。女の妬み嫉みは恐ろしい。
処女の頃から、ヤリマンだの、ビッチだのと噂を立てられた。
(処女なのにどうしたらビッチになれるんだよ?説明してみろ馬鹿野郎!と怒鳴りたくなった)
高校生になると、人の彼氏に色目を使うなだの、ちょっと美人だからって調子に乗るなだの、身に覚えのない暴言を吐かれ続けた。
(お前の男になんか色目使うか!てか、お前の男ってどれだよ?今すぐ連れて来い!そしたら二度と立ち直れないくらいこっぴどく振ってやるから!と叫びたくなった)
終いの果てには、純和風な顔をしている方から「あんたなんか平安時代に生まれてたら、ドブスなんだからね!」と怒鳴られたこともある。
(…いや私、平成の世に生まれたので一向に構いませんけど、何か?と言ってやりたくなった)
そんなやっかみから逃れるのに、絢斗の存在はいい牽制になっていた。だがそれも、別れた今となっては意味をなさない。
私は男性からお誘いを受ける度に、どう角を立てずに断るか考えねばならなかった。男のプライドを傷つけるとこの上なく面倒臭い。波風立てずに断る方法を模索して悩みに悩んでいたのだが、全ては杞憂に終わった。
何故なら…男性達から休憩スペースで声を掛けられようと、廊下や社食で掛けられようと、はたまた給湯室や非常階段など人気の無いところで誘われようと、私がピンチに陥る度に高遠が現れて
「山瀬。課長が呼んでるぞ!」
「山瀬。このお前が作ってくれた資料なんだけど…」
「山瀬。今度の同期飲みの日程を…」
と言って、助けてくれたのだ。
毎回あまりにタイミングの良く現れてくれるものだから、どうやって高遠が私の危機を察知しているのか、不思議でならなかった。
だから、月曜の今日。私は「いつもお世話になっているお礼にランチを奢らせて欲しい」と高遠を会社近くのカフェに誘い出した。
週末も付き合わせ、防波堤役もかって出てくれている高遠にお礼をしたいというのも本心だ。だから、私はカフェで席に着くや否や、高遠に心からの感謝の意を伝えた。そして食事を終えた後、それとなく訊ねてみた。
「あのさ、散々助けてもらっている身でこんな事いうのも何だけど。あんた、私にGPSとか盗聴器でもつけてる?…ほら、毎回絶妙のタイミングで現れてくれるじゃない?すっごい有難いんだけど。すっごい助かっているんだけど。…でも、さすがにちょっと怖いかなって…」
「はあ!?んなわけあるかっ!ボケ!つーか、助けてくれる相手に対して怖いってなんだよ、怖いって!」
高遠が鬼の形相になる。……怖い。というより、これはマズい。ガチギレしてる。
「いやほらだって、魔法使いでもあるまいしさ。そんな、いつでもどこでも都合良く現れて、助けてくれるなんて…」
そこまで言った時、私の脳裏に黒い影が過ぎった。
「はっ!もしかして高遠って御庭番衆なの!?主君を影から見守り、危機が迫れば、風のように駆けつけて悪きを裁く的な?忍び?忍びなの?高遠の出身って、伊賀の里?甲賀の里?」
「……御庭番衆って、お前…。一体どっからそんな発想が出てくんだよ!時代劇の見過ぎじゃねーのか?
つーか俺、お前を主君だなんて思った事一度もねーから!俺は御庭番衆でも忍びでもねぇ!因みに、念の為はっきり言っとくがな。俺の実家は伊賀でも甲賀でもねぇ!
はぁぁぁ。お前ってさ、なんつーかこう…本当残念だよなぁ。せめて、そこはもっとこうロマンチックに、お姫様を守る騎士みたい!とかいうとこじゃねぇの?」
そう言うと、高遠はガックリと肩を落とした。
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