悪役令嬢が選んだぴったりな婚約者は放蕩息子のはずでした

「なぜ、望めば王太子妃にもなれるリーベン公爵家のご令嬢が私のような者に……?」

ある日突然、格上の公爵家から婚約の打診を受け、ゲシェンク伯爵家の三男であるレオナルド・ゲシェンク様は、真意を測りかねているようだった。

(……だって、その王太子殿下との婚約を阻止する為に貴方がぴったりだったんですもの!)

などと、こちらを訝しげに見つめてくるレオナルド様に本音を言えるはずもなく……。

悪役令嬢として転生してしまったシャルロッテは、自分と公爵家にとって「ぴったり」な結婚相手を見つけ出した。麗しい美貌に放蕩三昧の噂の持ち主だけれど、どうやら予想外な方向にお話が進んでしまい……?

※R15は保険です。
※この作品は小説家になろう様にも投稿しています。
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