断罪後の悪役令嬢は、君を愛する事はないと断言した新しい婚約者がいい人過ぎて辛いです

「この婚約は、国王陛下から勅令を受け結ばれたものだ。
この先、私が君を愛することはない」

「…………はい。承知いたしました」

ミモザが咲き乱れる庭園のガゼボで、新しい婚約者に断言された。

なるほど、これは悪役令嬢が断罪後に望まぬ結婚を押し付けられて、嫁ぎ先で冷遇されるルートみたいね……。

そう思っていたけれど、どうも目の前の新しい婚約者クリストファー・ラムバレド様の様子がおかしい…………?

「うっ……」

「あの、お顔の色が優れないようですが……」

「胃が……君に申し訳なさすぎて……胃が痛い……」

どうやら思っていたような冷酷傲慢な方では無いようで……!?

※R15は保険です。
※この作品は小説家になろう様にも投稿しています。
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