変態お父さんに騙されて育ったけれど幸せです❤︎

Sara

文字の大きさ
上 下
5 / 10

治療はこれから

しおりを挟む
 
「遥、お口開けて」

 お父さんは、僕を抱っこしたまま、ベッドに腰を掛けた。

 途中で冷蔵庫から取り出した、ペットボトルのミネラルウォーターを口に含んで、唇を僕のそれに押し当てる。

 言われた通りにうっすら開けていた隙間から、水が少しずつ流れ込んで、口内を冷やしていく。こくこくと飲み干すと、口が離された。

「もうひとくち、ちょーだい」

 体も顔もほてっていてまだ熱い。ぱかりと口を開けて、ねだると、すぐにまた飲ませてくれた。

「おとーさんも」

 ペットボトルを受け取って、今度は僕が口に含む。

 腰を上げ、ベッドに膝立ちになって、お父さんの頬に両手を添える。唇をくっつけて、慎重に少しずつ、お父さんの口内へと水を運んでいく。


 これ、難しいんだよな。


 思った通り、水が、お父さんの口の端から垂れていった。

 拭かなきゃ、と思って離れようとすると、後頭部に手が置かれ、引き寄せられた。

「んむぅ……んっ、……ふぁっ…ん…」

 入ってきた舌に、僕のものも絡め取られ、引き出されて、吸われる。

「ッ、ああっ!……んはぁっ……らめ、っぇ……ふぅ、ん……むぁ」

 強く吸われると、背中がゾクゾクして体が痺れてしまう。刺激が強くって、思わず頭を引こうとするけれど、抑えられているので動かせない。

 抗議の言葉も飲み込まれて、舌全体を舐めしゃぶられる。味わうみたいに唾液を吸われて、じゅるるっという音が鳴った。

 頭に音が響き、脳みそが、じんと痺れる感じがして、体が勝手にビクビクと震えてしまう。


「んはぁっ」

 ようやく満足してくれたのか、しゃぶられていた僕の舌が解放された。

 冷たくなっていたはずの舌は、もうすっかり熱くなってしまった。僕はそれを冷ます犬のように、舌を出したまま、はあはあ息をしている。
 
「いい子…そのままで、お父さんの目見て」

 頭が回らなくて、体も動かせなかっただけなんだけど、もっと舐めて、とおねだりしているように見えたのか、お父さんが褒めてくれた。

 言われた通りにしていると、お父さんも舌を出して、僕のものと擦り合わせてきた。そのまま、目を合わせながら、ぴちゃぴちゃと絡め合わせるので、僕もお父さんの真似をして、舌を動かしていく。

 濡れた舌を擦り合わせるのが、こんなに気持いいのって、なんかふしぎだなぁ。

 ぼんやり考えていると、お父さんに目を覗き込まれる。

 じっと目を見られると、恥ずかしい。だけど、お父さんの目の奥が揺らいでいるような、そんな感じがして、それを見ていると、捉えられたように動けなくなってしまう。

「…はぁぁ…ん、ちゅるっ」

 治療するようになってから、お父さんとするキスは、どんどんいやらしくなっている気がする。

 こんなこと、していいのかな。



「あっ!ひぅ、ああっ」

 突然、乳首がぎゅうっと摘まれた。いつの間にか、前のボタンは全部開けられている。

「こら。集中しないと、お父さん意地悪しちゃうよ?」

「やっ、あ、ごめんなさ、おとーさんっ」

 治療してもらっているのに、悪いことをしている気になるなんて。

 余計なことを考えて、集中していなかったのがバレてしまった。

 謝ったけど、お父さんは許してくれなくて、痛みを感じる手前のギリギリの強さで、乳首に刺激を与えてくる。

「あっ、あっ、あっ、やあ、つよい、いぃっっ」

 何度も指で弾かれてしまい、その度に体が跳ねた。

「おねがいっ、おと、さん、もうおちんちんがぁ、パンツ、よごれちゃっ」

 忘れていたけど、こんなに気持ちよくなってしまって、確実に、おちんちんがぼっきしていると思う。

「あれ、ほんとだ」

 パジャマの上から触って確認すると、どんどん我慢できなくなってるなぁ、と困った顔をするお父さん。

「よし、今日は我慢の練習をたくさんしよう」

 乳首から手が離され、パジャマが脱がされていった。
しおりを挟む
感想 1

あなたにおすすめの小説

美しき父親の誘惑に、今宵も息子は抗えない

すいかちゃん
BL
大学生の数馬には、人には言えない秘密があった。それは、実の父親から身体の関係を強いられている事だ。次第に心まで父親に取り込まれそうになった数馬は、彼女を作り父親との関係にピリオドを打とうとする。だが、父の誘惑は止まる事はなかった。 実の親子による禁断の関係です。

令息だった男娼は、かつての使用人にその身を買われる

すいかちゃん
BL
裕福な家庭で育った近衛育也は、父親が失踪した為に男娼として働く事になる。人形のように男に抱かれる日々を送る育也。そんな時、かつて使用人だった二階堂秋臣が現れ、破格の金額で育也を買うと言いだす。 かつての使用人であり、初恋の人でもあった秋臣を拒絶する育也。立場を利用して、その身体を好きにする秋臣。 2人はすれ違った心のまま、ただ身体を重ねる。

飼われる側って案外良いらしい。

なつ
BL
20XX年。人間と人外は共存することとなった。そう、僕は朝のニュースで見て知った。 なんでも、向こうが地球の平和と引き換えに、僕達の中から選んで1匹につき1人、人間を飼うとかいう巫山戯た法を提案したようだけれど。 「まあ何も変わらない、はず…」 ちょっと視界に映る生き物の種類が増えるだけ。そう思ってた。 ほんとに。ほんとうに。 紫ヶ崎 那津(しがさき なつ)(22) ブラック企業で働く最下層の男。悪くない顔立ちをしているが、不摂生で見る影もない。 変化を嫌い、現状維持を好む。 タルア=ミース(347) 職業不詳の人外、Swis(スウィズ)。お金持ち。 最初は可愛いペットとしか見ていなかったものの…?

若旦那からの甘い誘惑

すいかちゃん
BL
使用人として、大きな屋敷で長年奉公してきた忠志。ある日、若旦那が1人で淫らな事をしているのを見てしまう。おまけに、その口からは自身の名が・・・。やがて、若旦那の縁談がまとまる。婚礼前夜。雨宿りをした納屋で、忠志は若旦那から1度だけでいいと甘く誘惑される。いけないとわかっていながら、忠志はその柔肌に指を・・・。 身分差で、誘い受けの話です。 第二話「雨宿りの秘密」 新婚の誠一郎は、妻に隠れて使用人の忠志と関係を続ける。 雨の夜だけの関係。だが、忠志は次第に独占欲に駆られ・・・。 冒頭は、誠一郎の妻の視点から始まります。

壁乳

リリーブルー
BL
俺は後輩に「壁乳」に行こうと誘われた。 (作者の挿絵付きです。)

風変わりな教師に買われた男娼は、花嫁として迎えられる

すいかちゃん
BL
男娼として毎日のように男に抱かれる和哉。ある日、美形の英語教師に買われる。その理由は、逃げた花嫁の代役だった。

塾の先生を舐めてはいけません(性的な意味で)

ベータヴィレッジ 現実沈殿村落
BL
個別指導塾で講師のアルバイトを始めたが、妙にスキンシップ多めで懐いてくる生徒がいた。 そしてやがてその生徒の行為はエスカレートし、ついに一線を超えてくる――。

過去を知られた兄は、弟の愛を拒めない

すいかちゃん
BL
かつて男娼として生きてきた聡一郎。その事は家族にさえ言っていない。ある日。外国から弟の久人が帰ってくる。大人の男になった久人は、聡一郎の過去を知っていて…。

処理中です...