変態お父さんに騙されて育ったけれど幸せです❤︎

Sara

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ソワソワしたり、落ち着いたりで忙しい

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 お風呂でバッチリ、心も体も準備万端になっていた僕は、早く治療してほしくて、体を軽く拭いたらすぐにベッドに行きたかった。

 でもいつものことながら、風邪をひいたらいけないと言って、お父さんが、髪の毛を乾かしてくれているので、ソワソワしながら終わるのを待っている。

「はい、もういいよ」

「ありがとう、お父さん」

 カチッとドライヤーを止める音がした瞬間、振り向いてお父さんに抱きつく。なんだか少しでも多く触れていたい。
 
 おっと、と言いながらよろけることも無く抱き止めてくれる、お父さんのお腹にほっぺたを擦り付ける。綺麗に割れた腹筋との硬さと、サラサラの肌が擦れる感触が気持ちいい。

 お父さんが頭を撫でてくれるので、さらに気持ちいい。目を閉じて心地よさに浸っていると、眠ってしまいそうだ。

「遥のまっすぐでサラサラの黒髪、気持ちいいな。お父さんに似なくて良かった」

 乾いた髪をすくって指を通しながら褒めてくれる。

 僕は、茶色がかったお父さんの髪も、大好きだけど。ふわふわで優しい、お父さんみたいで安心する。

 見上げると、優しく微笑んでくれる、この時の顔が好きだ。お父さんが僕を愛してくれているってわかる顔。

「ベッド行こうか」

「お父さん、髪乾かさなくていいの?」

 僕はパジャマを着て、髪も乾かしてもらったけど、お父さんはバスタオルを腰に巻いて、髪も濡れたまんま。いつもは手早く服を着て、ドライヤーもするのに。

「遥があんなに可愛らしく…してくれたから…、ほら」

 ぎゅっと抱きしめられて、硬くなったものが僕の体に当てられる。

 その熱さを感じると、すっかり落ち着いていた僕の体も、熱くなっていく。

 ドキドキする。お父さんに求められると、ドキドキして、胸が苦しくなって、嬉しい。

「早く、いこ?」

 多分顔を赤くしながら、目を見つめると、お父さんは目を細めて、なんだか苦しそうな表情をした。

 色っぽいってこういう顔のこというのかな。

 ふとそんなことを考えているうちに、降りてきたお父さんの顔に合わせて、僕も自然と頭を反らせている。真上を向き、目を閉じた。

 柔らかく重ねられた唇を感じると、安心して力が抜ける。

 身を任せて口を少し開くと、入ってきた舌がぺろっと僕の舌先を舐めて、離れていった。

 つい追いかけて、背伸びをしてしまっているのを見て、嬉しそうに笑うと、お父さんは僕を抱き上げて寝室へと向かった。
 

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