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変態を治したい!!!
しおりを挟む野宮遥11歳、お父さんと二人暮らし。
僕の最近の悩みは、変態になってしまったこと。
それが起こったのは1ヶ月前、お父さんにおやすみのキスをしてもらっていた時だった。
舌を絡ませ合っていると、首筋がぞくぞくとして気持ちよくなってきた。いつもならそれで終わりなんだけど、この時は、その感覚が長く続いていた。
無意識に足の間をもぞもぞと動かしてしまっていた僕は、お父さんにどうしたの、と聞かれて、正直に、おちんちんがむずむずする、と答えた。
するとお父さんは、驚いた顔をして、俯き、考え込んでしまった。
しばらくして顔を上げたお父さんは、なんだか深刻そうな表情をして、大事なことだから、おちんちんを確認させて、と言ってきた。
いつもお風呂に一緒に入っているから別に平気だと思ったけど、その時はなぜか少し恥ずかしかった。
でも、お父さんが真剣に言うので、素直にズボンとパンツを脱いでみると、いつもと違っていたので、僕も驚いた。硬くなって、立ち上がった、僕のおちんちんは、それ自体が意思を持っているかのようにピクッと動いた。
そんなことは初めてだったので、何が起きているのかよくわからなかったけれど、お父さんが教えてくれた。
これは、おちんちんが、ぼっきしている、って言うんだって。
戸惑っている僕に、ちゃんと調べてあげるから心配しないで、と言って、お父さんは、おちんちんをくにくにと握ったり、皮を引っ張ったりして、よく見てくれた。
だけど、そうして触られているうちに、おちんちんはどんどん熱くなっていった。
初めて経験する体の異変に怖さを感じて、やめてもらおうとした瞬間、腰の辺りがぞわぞわとして痺れてきた。そして次の瞬間、あ、という間もなく、ぴゅるるっと白い液体が、おしっこの穴から出てきた。
僕はびっくりして、そしてなんだか恥ずかしくて、パニックになった。
泣きそうになった僕を、お父さんが抱きしめて落ち着かせてくれた。
そのあと、お父さんはゆっくりと説明してくれた。
おちんちんがぼっきして、おしっこの穴から、白い、せいえきっていうものが出るのは、大人の男の人だけ。
せいえきは、将来、赤ちゃんを作るために必要なものだけど、子どもの時にそれを出してしまうと、大人になった時うまく出せなくなっちゃう。それは、体にとってよくないことなんだって。
だけど、それは治療していけば治るものだから、大人になるまでは、体に触れられたり、刺激されたりしても、おちんちんがぼっきしないよう、我慢する練習をする。
それでも、我慢できなくてせいえきが出てしまったら、大人のせいえきを体の中に取り込んで、補えばいい。
こうすれば、大人になった時もせいえきを作り出せる健康な体になれる、と教えてもらった。
そして、子どもなのにせいえきが出ちゃう子は、体が変態になっちゃったからなんだっていうことも聞いた。
家族でのスキンシップでぼっきして、その上せいえきが出てしまうのは、ふつうはありえない、おかしいことだから、他の人には秘密にしなくちゃいけない。
変態になっちゃったなんて、悲しくて、恥ずかしくて、僕は泣きながらお父さんに謝った。
お父さんは、僕が落ち着くまで、優しく抱きしめながら、頭を撫でてくれた。
そして、自然となってしまうものだから、遥は悪くないし、お父さんが必ず治してあげる、と言ってくれた。
それから、お父さんはちゃんと毎日治療してくれている。
お父さんと一緒だから、僕は頑張れるんだ。
今日は夕ご飯の後、一緒にお風呂に入りながら治療をしてもらう。
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