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side 和彦
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美幸がこういうものに興味を示すとは思わなかった。
同じようなものを買ってやるのは容易いことだが、これだけはだめだ。
野々村さんとお互いに贈りあったものだから…
そんなことを気にする自分自身がどこか不思議だった。
(なんだろう、この気持ち…)
「どうしたんだ?カズ…」
「え?」
「なんだかぼーっとしてたじゃないか。」
「な、なんでもない。」
「今日のカズはなんかおかしいな。」
「至って普通だ。」
「変なゲームは思いつくし。」
「でも、面白かっただろ?」
「……まぁな。」
少し意外な気がした。
シュウが、ゲームを楽しんでくれたとは。
確かに、今もシュウは美幸とペアルックのままだ。
嫌だったら、着替えるはずなのに。
かく言う俺もそうなのだけど。
皆がゲームで決めた服のままだ。
野々村さんはかなり恥ずかしがっていたけれど、俺のコーディネートはとても良いと思う。
これからもこういう女性らしい服を着てくれたら良いのだが。
夕食の後は、腹ごなしのカラオケだ。
レストランからほど近い所にカラオケがあった。
通りはイルミネーションで飾られている。
(あ…)
「写真撮らないか?」
「そうだったな。」
同じようなものを買ってやるのは容易いことだが、これだけはだめだ。
野々村さんとお互いに贈りあったものだから…
そんなことを気にする自分自身がどこか不思議だった。
(なんだろう、この気持ち…)
「どうしたんだ?カズ…」
「え?」
「なんだかぼーっとしてたじゃないか。」
「な、なんでもない。」
「今日のカズはなんかおかしいな。」
「至って普通だ。」
「変なゲームは思いつくし。」
「でも、面白かっただろ?」
「……まぁな。」
少し意外な気がした。
シュウが、ゲームを楽しんでくれたとは。
確かに、今もシュウは美幸とペアルックのままだ。
嫌だったら、着替えるはずなのに。
かく言う俺もそうなのだけど。
皆がゲームで決めた服のままだ。
野々村さんはかなり恥ずかしがっていたけれど、俺のコーディネートはとても良いと思う。
これからもこういう女性らしい服を着てくれたら良いのだが。
夕食の後は、腹ごなしのカラオケだ。
レストランからほど近い所にカラオケがあった。
通りはイルミネーションで飾られている。
(あ…)
「写真撮らないか?」
「そうだったな。」
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