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side 美幸
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(でも……)
これは、私にとってはチャンスでもあるよね。
偽りとはいえ、私はシュウさんの彼女ってことになってるわけだし、そうなれば、これからはシュウさんと会える機会も増えると思う。
それだけでもすごいことだよね。
(ひとつでもふたつでも、とにかく何かシュウさんの役に立てることがあれば、それで良いんだもん…)
「……どうかしたのか?」
「え?い、いえ…なんでもありません。」
「俺はおまえのおかげで助かったけど、その分、カズが気の毒だよな。
タカミー、あれ以来、カズにべったりだもんな。」
「はい、確かに…」
ま、休みが終わったら、タカミーさんも忙しくなるだろうけど…
あ、そう言えば、お店はスタッフに任せて来たって言ってたっけ。
こりゃ、先が思いやられるな。
「あ、そうだ!」
「え?」
「良いこと考えた!」
「良いこと…?」
シュウさんは、子供みたいに目をキラキラさせて、嬉しそうな顔で頷いた。
(え…?)
シュウさんが、私の耳に口を寄せて…
やだ…なんだか恥ずかしい。
でも、シュウさんは全く気にしてないみたい。
(……ええっ!?)
耳元でささやかれた言葉に、私はびっくりした。
これは、私にとってはチャンスでもあるよね。
偽りとはいえ、私はシュウさんの彼女ってことになってるわけだし、そうなれば、これからはシュウさんと会える機会も増えると思う。
それだけでもすごいことだよね。
(ひとつでもふたつでも、とにかく何かシュウさんの役に立てることがあれば、それで良いんだもん…)
「……どうかしたのか?」
「え?い、いえ…なんでもありません。」
「俺はおまえのおかげで助かったけど、その分、カズが気の毒だよな。
タカミー、あれ以来、カズにべったりだもんな。」
「はい、確かに…」
ま、休みが終わったら、タカミーさんも忙しくなるだろうけど…
あ、そう言えば、お店はスタッフに任せて来たって言ってたっけ。
こりゃ、先が思いやられるな。
「あ、そうだ!」
「え?」
「良いこと考えた!」
「良いこと…?」
シュウさんは、子供みたいに目をキラキラさせて、嬉しそうな顔で頷いた。
(え…?)
シュウさんが、私の耳に口を寄せて…
やだ…なんだか恥ずかしい。
でも、シュウさんは全く気にしてないみたい。
(……ええっ!?)
耳元でささやかれた言葉に、私はびっくりした。
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