赤い流れ星3

ルカ(聖夜月ルカ)

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side 美幸

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(……あ!)



 急に気が付いたけど…
もしかして、今って、告白のチャンスじゃない!?



 (ど、どうしよう!?)



そんなことを考えたら、鼓動がむちゃくちゃ速くなった。
 言えるかな?
っていうか、言わなきゃ…!だよね。
 野々村さんと約束したんだし…
野々村さんは、約束を破るような人じゃないから、きっと、今頃はおじいさんと会ってるよね?



 「……どうかしたのか?
 顔が真っ赤だぞ。」

 「え?い、いえ…べ、べ、別に、な、なにも…」



まずい。きっと、今の私は挙動不審になってる。
シュウさんが、怪訝な顔して私を見てるもん。



 (言っちゃおう!結果はわかってるんだから、とにかく言うだけ言って後は走って逃げれば良い。
うん、そうしよう!)



 「シュ、シュウさん…」

 「なんだ?
 具合でも悪いのか?」

 「そ、そ、そうじゃなくて…
あ、あの…私…私…」

 「もしかして、トイレに行きたいのか?」

 「そ、そうじゃありません!
わ、私…そ、その……あの……」



 (頑張れ、私!
 今、言うんだ!)



 「わ、私……シュウさんのことが、す、す、好きです!」

ついに言った。
その場から駆け出そうとしたその時……
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