赤い流れ星3

ルカ(聖夜月ルカ)

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side 美幸

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「みんな、集まったな。
まずは、お疲れ様。」

 「お疲れ様。」

 「お疲れさんです。」



 兄さんは、こういう時、いつでもリーダー的な立場になるね。
まぁ、ここを借りてくれたのも兄さんだから、当然なのかもしれないけど…



「ここのオーナーの近藤さんが、いろいろと手をまわしてくれていて、食事の支度や掃除はさっきの大川さん夫妻がやってくれるらしい。
とはいっても、自分たちで出来ることはなるべく自分たちでやってくれ。」

みんな、兄さんの話にうんうんと頷く。



 「このあたりにはとにかく何もないそうだ。
 食材も港の方まで行かないと店がないらしいし、ものによっては本島まで行かないと手に入らないものもあるらしいぞ。」

 「クールだね!貴重な体験が出来そうで楽しみだね!」

 「ほんま、楽しみやわぁ。」

アッシュさんや慎二さんはそんなことを言って笑ってるけど、私はちょっと心配になってきた。
おばあちゃんの家も相当田舎だったけど、近くに一応お店もあったし、バスも通ってた。
ここは、おばあちゃんの家とは比べ物にならないくらい、田舎みたいだもの。
コンビニなんて当然ないんだし、ほしいものがあっても、しばらくは我慢だね。
あぁ、こんなことなら、お菓子でも持って来れば良かったよ。
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