486 / 761
side 和彦
7
しおりを挟む念願だった専業主夫
お料理、お掃除、お洗濯。
彼女のお世話をするのって楽しい。
家事の分担とかで、彼女が時々手伝ってくれるときがあるけど、実は却ってありがた迷惑。
お掃除やお皿荒いは雑だし、結局ボクがやり直すことになるし、ゴミ出しもスーツ姿に似合わないから止めて欲しい。
あと、お洗濯で下着なんかを触られるのもやっぱり嫌。
家事はボクに任せて、どっしりと構えていて欲しい。
休日のお掃除のとき、彼女っているだけで邪魔。
「もう、向こうでお茶でも飲んでいてください」
ボクは彼女を追い出してお茶だしする。
「お茶をどうぞ、ご主女(しゅじん)さま」
二人きりのとき、彼女のことを「ご主女さま」って呼ぶのは、恋人時代からの秘密のルール。
今でもこの言葉を口にすると少しドキドキする。
お洗濯ものを取り込んでたたんでいる時って、なんだかとても幸せな気持ちになる。
こっそり彼女の服にほおずりする。
あらっ、ボタンがほつれている。直しておかなくちゃ。
ふと、初めてソーイングセットを持ち歩くようになった、子供の頃を思い出す。
早く使ってみたくて、気になる女子のボタンのほつれを直してあげると、他の女子から「婦夫だぁ~、ふうふっ!、ふうふっ!」て囃し立てられるし、男子からは、後から「ミサのおせっかい、どうせ下手なんだから迷惑されてるよ」
って嫉妬の嵐だった。
その時の女子が今ではボクのご主女さま。
ウフフッっ、あの時の女子の囃し立てのとおりになっちゃった。
あれ、この記憶って、元の世界のもの?それともこの世界のもの?どっちだったかな・・・
今では、二つの世界の記憶が混濁している。
まあ、どっちだっていいじゃないか、両方とも大切なボクの思い出だ。
彼女はいづらくなったのか、いつの間にか外出したみたい。
ふうー、これで思いっきりお掃除ができる。
書斎で彼女の机を布巾がけ。
そして、こっそり角オナ。
学生時代にこれやってみたかった。教室で一人きりになることがなくて結局できなかったけど。今では好きなだけできる。
ああっ、愛しています、ご主女さま。
お料理、お掃除、お洗濯。
彼女のお世話をするのって楽しい。
家事の分担とかで、彼女が時々手伝ってくれるときがあるけど、実は却ってありがた迷惑。
お掃除やお皿荒いは雑だし、結局ボクがやり直すことになるし、ゴミ出しもスーツ姿に似合わないから止めて欲しい。
あと、お洗濯で下着なんかを触られるのもやっぱり嫌。
家事はボクに任せて、どっしりと構えていて欲しい。
休日のお掃除のとき、彼女っているだけで邪魔。
「もう、向こうでお茶でも飲んでいてください」
ボクは彼女を追い出してお茶だしする。
「お茶をどうぞ、ご主女(しゅじん)さま」
二人きりのとき、彼女のことを「ご主女さま」って呼ぶのは、恋人時代からの秘密のルール。
今でもこの言葉を口にすると少しドキドキする。
お洗濯ものを取り込んでたたんでいる時って、なんだかとても幸せな気持ちになる。
こっそり彼女の服にほおずりする。
あらっ、ボタンがほつれている。直しておかなくちゃ。
ふと、初めてソーイングセットを持ち歩くようになった、子供の頃を思い出す。
早く使ってみたくて、気になる女子のボタンのほつれを直してあげると、他の女子から「婦夫だぁ~、ふうふっ!、ふうふっ!」て囃し立てられるし、男子からは、後から「ミサのおせっかい、どうせ下手なんだから迷惑されてるよ」
って嫉妬の嵐だった。
その時の女子が今ではボクのご主女さま。
ウフフッっ、あの時の女子の囃し立てのとおりになっちゃった。
あれ、この記憶って、元の世界のもの?それともこの世界のもの?どっちだったかな・・・
今では、二つの世界の記憶が混濁している。
まあ、どっちだっていいじゃないか、両方とも大切なボクの思い出だ。
彼女はいづらくなったのか、いつの間にか外出したみたい。
ふうー、これで思いっきりお掃除ができる。
書斎で彼女の机を布巾がけ。
そして、こっそり角オナ。
学生時代にこれやってみたかった。教室で一人きりになることがなくて結局できなかったけど。今では好きなだけできる。
ああっ、愛しています、ご主女さま。
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説

5歳で前世の記憶が混入してきた --スキルや知識を手に入れましたが、なんで中身入ってるんですか?--
ばふぉりん
ファンタジー
「啞"?!@#&〆々☆¥$€%????」
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
五歳の誕生日を迎えた男の子は家族から捨てられた。理由は
「お前は我が家の恥だ!占星の儀で訳の分からないスキルを貰って、しかも使い方がわからない?これ以上お前を育てる義務も義理もないわ!」
この世界では五歳の誕生日に教会で『占星の儀』というスキルを授かることができ、そのスキルによってその後の人生が決まるといっても過言では無い。
剣聖 聖女 影朧といった上位スキルから、剣士 闘士 弓手といった一般的なスキル、そして家事 農耕 牧畜といったもうそれスキルじゃないよね?といったものまで。
そんな中、この五歳児が得たスキルは
□□□□
もはや文字ですら無かった
~~~~~~~~~~~~~~~~~
本文中に顔文字を使用しますので、できれば横読み推奨します。
本作中のいかなる個人・団体名は実在するものとは一切関係ありません。

独身貴族の異世界転生~ゲームの能力を引き継いで俺TUEEEチート生活
髙龍
ファンタジー
MMORPGで念願のアイテムを入手した次の瞬間大量の水に押し流され無念の中生涯を終えてしまう。
しかし神は彼を見捨てていなかった。
そんなにゲームが好きならと手にしたステータスとアイテムを持ったままゲームに似た世界に転生させてやろうと。
これは俺TUEEEしながら異世界に新しい風を巻き起こす一人の男の物語。
没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます
六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。
彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。
優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。
それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。
その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。
しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。

間違い転生!!〜神様の加護をたくさん貰っても それでものんびり自由に生きたい〜
舞桜
ファンタジー
「初めまして!私の名前は 沙樹崎 咲子 35歳 自営業 独身です‼︎よろしくお願いします‼︎」
突然 神様の手違いにより死亡扱いになってしまったオタクアラサー女子、
手違いのお詫びにと色々な加護とチートスキルを貰って異世界に転生することに、
だが転生した先でまたもや神様の手違いが‼︎
神々から貰った加護とスキルで“転生チート無双“
瞳は希少なオッドアイで顔は超絶美人、でも性格は・・・
転生したオタクアラサー女子は意外と物知りで有能?
だが、死亡する原因には不可解な点が…
数々の事件が巻き起こる中、神様に貰った加護と前世での知識で乗り越えて、
神々と家族からの溺愛され前世での心の傷を癒していくハートフルなストーリー?
様々な思惑と神様達のやらかしで異世界ライフを楽しく過ごす主人公、
目指すは“のんびり自由な冒険者ライフ‼︎“
そんな主人公は無自覚に色々やらかすお茶目さん♪
*神様達は間違いをちょいちょいやらかします。これから咲子はどうなるのか?のんびりできるといいね!(希望的観測っw)
*投稿周期は基本的には不定期です、3日に1度を目安にやりたいと思いますので生暖かく見守って下さい
*この作品は“小説家になろう“にも掲載しています

〈完結〉【書籍化&コミカライズ・取り下げ予定】記憶を失ったらあなたへの恋心も消えました。
ごろごろみかん。
恋愛
婚約者には、何よりも大切にしている義妹がいる、らしい。
ある日、私は階段から転がり落ち、目が覚めた時には全てを忘れていた。
対面した婚約者は、
「お前がどうしても、というからこの婚約を結んだ。そんなことも覚えていないのか」
……とても偉そう。日記を見るに、以前の私は彼を慕っていたらしいけれど。
「階段から転げ落ちた衝撃であなたへの恋心もなくなったみたいです。ですから婚約は解消していただいて構いません。今まで無理を言って申し訳ありませんでした」
今の私はあなたを愛していません。
気弱令嬢(だった)シャーロットの逆襲が始まる。
☆タイトルコロコロ変えてすみません、これで決定、のはず。
☆商業化が決定したため取り下げ予定です(完結まで更新します)
異世界日帰りごはん【料理で王国の胃袋を掴みます!】
ちっき
ファンタジー
【書籍化決定しました!】
異世界に行った所で政治改革やら出来るわけでもなくチートも俺TUEEEE!も無く異世界での日常を全力で楽しむ女子高生の物語。
暇な時に異世界ぷらぷら遊びに行く日常にちょっとだけ楽しみが増える程度のスパイスを振りかけて。そんな気分でおでかけしてるのに王国でドタパタと、スパイスってそれ何万スコヴィルですか!

今さら言われても・・・私は趣味に生きてますので
sherry
ファンタジー
ある日森に置き去りにされた少女はひょんな事から自分が前世の記憶を持ち、この世界に生まれ変わったことを思い出す。
早々に今世の家族に見切りをつけた少女は色んな出会いもあり、周りに呆れられながらも成長していく。
なのに・・・今更そんなこと言われても・・・出来ればそのまま放置しといてくれません?私は私で気楽にやってますので。
※魔法と剣の世界です。
※所々ご都合設定かもしれません。初ジャンルなので、暖かく見守っていただけたら幸いです。

月が導く異世界道中extra
あずみ 圭
ファンタジー
月読尊とある女神の手によって癖のある異世界に送られた高校生、深澄真。
真は商売をしながら少しずつ世界を見聞していく。
彼の他に召喚された二人の勇者、竜や亜人、そしてヒューマンと魔族の戦争、次々に真は事件に関わっていく。
これはそんな真と、彼を慕う(基本人外の)者達の異世界道中物語。
こちらは月が導く異世界道中番外編になります。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる