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side 和彦
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「それで…次の約束はもう決まったのか?」
「約束…?」
「そうじゃよ、次はいつ一緒に出掛けるんじゃ?」
俺は、苦笑するしかなかった。
大河内さんもせっかちというのかなんというのか…
「……まだそこまでは決めてませんよ。
でも、またアニメの映画に一緒に行こうって…
そんなことは言ってましたけど…」
「そうか、そうか。
同じ趣味を持てば、ふたりの仲もますます良くなっていくじゃろう。
楽しみなことじゃ。」
俺と野々村さんの報告に、大河内さんの顔はずっと綻びっぱなしだった。
シュウと美幸が仲良くなっていくことを考えると、自然にそうなっていくんだろう。
最初は、なんとなく大河内さんには悪いイメージを持っていたが、今はそんなイメージは完全に払拭された。
一言で言うならば、大河内さんは『善人』だ。
それ以上に、ピッタリな言葉はない。
美幸が、自分の小説の『賢者』を設定した時に、無意識に良い人にしたのだろうが、滅多にいない程の良い人だ。
(そんな人を悪く思ってたなんて、俺も本当に見る目がないな…あんなつまらない誤解をして…)
思い出すと恥ずかしい限りだ。
大河内さんと野々村さんが付き合ってるだなんて…
「約束…?」
「そうじゃよ、次はいつ一緒に出掛けるんじゃ?」
俺は、苦笑するしかなかった。
大河内さんもせっかちというのかなんというのか…
「……まだそこまでは決めてませんよ。
でも、またアニメの映画に一緒に行こうって…
そんなことは言ってましたけど…」
「そうか、そうか。
同じ趣味を持てば、ふたりの仲もますます良くなっていくじゃろう。
楽しみなことじゃ。」
俺と野々村さんの報告に、大河内さんの顔はずっと綻びっぱなしだった。
シュウと美幸が仲良くなっていくことを考えると、自然にそうなっていくんだろう。
最初は、なんとなく大河内さんには悪いイメージを持っていたが、今はそんなイメージは完全に払拭された。
一言で言うならば、大河内さんは『善人』だ。
それ以上に、ピッタリな言葉はない。
美幸が、自分の小説の『賢者』を設定した時に、無意識に良い人にしたのだろうが、滅多にいない程の良い人だ。
(そんな人を悪く思ってたなんて、俺も本当に見る目がないな…あんなつまらない誤解をして…)
思い出すと恥ずかしい限りだ。
大河内さんと野々村さんが付き合ってるだなんて…
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