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side 野々村美咲
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「な、なんじゃと!シュウが!!」
家に戻った私は、早速、昨日のことをKEN-Gさんに報告した。
「それで…シュウの容体はどうなんじゃ?」
「特に心配はいらないとのことでした。」
「そうじゃったか……」
「それにしても、なぜそんなことに…」
私は知りうる限りのことをKEN-Gさんに話した。
「なんと…そんなことが……
そうか……」
KEN-Gさんはそうおっしゃったっきり、何かを考えてらっしゃったのか、ずっと黙られたままだった。
「……やはり、和彦さんの言うたことは正しかったのかもしれんな。」
「え……?」
「なにかが動き出したのかもしれん。
……そう、忘れられたはずの二人の絆が……」
KEN-Gさんの言葉に、心が騒ぐのを私は感じた。
やはりそうなんだろうか…
あの時、私は危険を察知しながらも何も出来なかった。
そんな中、純平さんよりも青木さんよりも素早くシュウさんが動かれて…
ご自分の身を呈して、ひかりさんをかばわれた…
そして、その結果、シュウさんがひかりさんの代わりに刺される羽目になってしまった。
どうしてそこまで…?
それは、やっぱり、二人の絆…?
二人は離れられない運命なのかしら?
「な、なんじゃと!シュウが!!」
家に戻った私は、早速、昨日のことをKEN-Gさんに報告した。
「それで…シュウの容体はどうなんじゃ?」
「特に心配はいらないとのことでした。」
「そうじゃったか……」
「それにしても、なぜそんなことに…」
私は知りうる限りのことをKEN-Gさんに話した。
「なんと…そんなことが……
そうか……」
KEN-Gさんはそうおっしゃったっきり、何かを考えてらっしゃったのか、ずっと黙られたままだった。
「……やはり、和彦さんの言うたことは正しかったのかもしれんな。」
「え……?」
「なにかが動き出したのかもしれん。
……そう、忘れられたはずの二人の絆が……」
KEN-Gさんの言葉に、心が騒ぐのを私は感じた。
やはりそうなんだろうか…
あの時、私は危険を察知しながらも何も出来なかった。
そんな中、純平さんよりも青木さんよりも素早くシュウさんが動かれて…
ご自分の身を呈して、ひかりさんをかばわれた…
そして、その結果、シュウさんがひかりさんの代わりに刺される羽目になってしまった。
どうしてそこまで…?
それは、やっぱり、二人の絆…?
二人は離れられない運命なのかしら?
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