赤い流れ星3

ルカ(聖夜月ルカ)

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side 美幸

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「あれ?美幸ちゃん、シュウさんと知り合いじゃなかったっけ?
こないだ、会ったんだよね?」

 「え?あ…あ、あぁ、そうそう。
あぁ、あのシュウさんか~…」

 危ない、危ない…
うっかりしてた。
シュウさんに会ったことはもうバレてたんだ。
だから、シュウさんのことは知ってて良いんだ。



 「皆、話もうまいし、カラオケもうまいし、楽しかったよ~
 下の店から料理をデリバリーしてもらったんだけど、それも最高でさ。」

 「そ、そうなの…で、でも、私、ホストクラブなんてちょっと怖いな。」

 「怖くなんかないよ。
 今度、KEN-Gに頼んで、また一緒に連れて行ってもらおうよ。」

 「い、いや、私はいいよ。」

アッシュさんの言葉にはひやひやしたけど、この話しぶりでは、私がホストクラブに行ったことは完全にバレてない。
ホストは口が固いっていうのは本当だとちょっと感激した。



 「だめだよ、美幸ちゃんももっとチャレンジャーにならなきゃ。
 知らない世界を知るっていうのは、とても楽しいことだよ。」

 「でも…ホストクラブって高そうだし…」

 「だから、KEN-Gに連れて行ってもらえば良いんだよ。
 確かにそれなりの値段はすると思うけど、ああいうお店の割にはけっこう良心的な値段みたいだよ。
それもシュウさんのポリシーみたい。」

 「へぇ…」

そう言えば、ちゃんと見たことはなかったけど、表に料金表みたいなものがあったような気もする。
まぁ、さすがにVIPルームは高いと思うけど…



「でも、きっと兄さんがそんなとこに行くのはだめだって言うと思うよ。」

 私がそう言った時だった。



 「誰が何をだめだって?」

 「あ、兄さん……」
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