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side 野々村美咲
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「ほら…この石、このペンダントと同じ石だよね?」
「え…あぁ…そうで……えっ!?」
美幸さんの指にはめられていたのはハート型のピンクの石のついた指輪で……その指輪に、私は思い当たることがあった。
でも、まさか、そんなこと……
「み、美幸さん、この指輪は?
さ、最近、買われたんですか?」
どうにかこうにか興奮を押さえ、私は美幸さんに質問した。
「ううん、前から持ってたものなんだ。」
「……前から?っていつからですか?」
「それが……不思議なんだけど全然思い出せないんだよね。
ある時、ポケットに入ってたのをみつけたんだけど……
多分、以前、母さんが買ってくれたものなんじゃないかな?
以前は、私、こういうものに全く興味がなかったから……」
「そ、そうなんですか……」
違う…そうじゃない。
この指輪はきっとシュウさんが美幸さんにプレゼントされたもの。
シュウさんがケーキ屋さんのあの人に頼んで選んでもらったあの指輪に間違いないわ。
でも、どうしてそんなものがここに……?
「野々村さん、どうかした?
これ、合わない?」
「い、いえ、そうじゃないんです。
この指輪はすごく合ってると思いますよ。
こ、こんな素敵な指輪を持たれてるなら、もっと早くにつけられたら良かったのに……」
そう言いながら、私は無理に笑顔を浮かべた。
「そ、そう?
良かった…じゃあ、つけていこうっと!」
「あ、美幸さん…早くお化粧しないといけませんね。」
「え?あ、あぁ、そうだね。
今日ね、化粧品も持って来たんだ。
この前、兄さんに買ってもらったやつなんだけど…」
「ま、まぁ、素敵!
すごく可愛いポーチですね!」
とにかく純平さんの話が出ないようにと、私は化粧品についてどうでも良いようなことをただひたすらに話し続けた。
それと、当然のことながら、指輪のこともすごく気にかかってて……
早く、KEN-Gさんに相談したい!
千々に乱れる思考を無理やりコントロールしながら、私は美幸さんのメイクをこなした。
「え…あぁ…そうで……えっ!?」
美幸さんの指にはめられていたのはハート型のピンクの石のついた指輪で……その指輪に、私は思い当たることがあった。
でも、まさか、そんなこと……
「み、美幸さん、この指輪は?
さ、最近、買われたんですか?」
どうにかこうにか興奮を押さえ、私は美幸さんに質問した。
「ううん、前から持ってたものなんだ。」
「……前から?っていつからですか?」
「それが……不思議なんだけど全然思い出せないんだよね。
ある時、ポケットに入ってたのをみつけたんだけど……
多分、以前、母さんが買ってくれたものなんじゃないかな?
以前は、私、こういうものに全く興味がなかったから……」
「そ、そうなんですか……」
違う…そうじゃない。
この指輪はきっとシュウさんが美幸さんにプレゼントされたもの。
シュウさんがケーキ屋さんのあの人に頼んで選んでもらったあの指輪に間違いないわ。
でも、どうしてそんなものがここに……?
「野々村さん、どうかした?
これ、合わない?」
「い、いえ、そうじゃないんです。
この指輪はすごく合ってると思いますよ。
こ、こんな素敵な指輪を持たれてるなら、もっと早くにつけられたら良かったのに……」
そう言いながら、私は無理に笑顔を浮かべた。
「そ、そう?
良かった…じゃあ、つけていこうっと!」
「あ、美幸さん…早くお化粧しないといけませんね。」
「え?あ、あぁ、そうだね。
今日ね、化粧品も持って来たんだ。
この前、兄さんに買ってもらったやつなんだけど…」
「ま、まぁ、素敵!
すごく可愛いポーチですね!」
とにかく純平さんの話が出ないようにと、私は化粧品についてどうでも良いようなことをただひたすらに話し続けた。
それと、当然のことながら、指輪のこともすごく気にかかってて……
早く、KEN-Gさんに相談したい!
千々に乱れる思考を無理やりコントロールしながら、私は美幸さんのメイクをこなした。
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