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side 美幸
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「野々村さ~ん!お待たせ!」
野々村さんはいつも待ち合わせの時間より早めに来る。
だから、今日は早く来たつもりだったのに、それでもやっぱり野々村さんの方が早かった。
昨夜の特別綺麗な野々村さんとはさすがに違うけど、今日もちゃんとお化粧をして……
あ~あ、せっかく髪と顔は綺麗なのに、またいつもの地味な紺のスーツだ。
確かに、着るものって大切だなって、野々村さんを見ればそう思う。
兄さんが私にもっとマシなものを着ろっていうのも当然だね。
「私も今来たところなんですよ。」
「そう?じゃあ、入ろうか?」
私達はいつものファミレスに入った。
今日は急な仕事が入って三人共遅くなるから、野々村さんと食事でもして帰れって、兄さんが食事代をくれたから、私はすぐに野々村さんを呼び出した。
一人で食事する事は慣れてるからなんてことないけど、お金までもらったら野々村さんと一緒に外で食べる方が、後片付けもいらない上に楽しいもんね。
本当に、野々村さんがいてくれて良かった。
職場でも特に仲の良い人はいないし、野々村さんがいなかったら友達なんて……
あ…おじいさんがいるにはいるけど、でも、おじいさんは野々村さん以上に年上で「友達」って感じじゃないし、いつも忙しいからこんなには付き合ってはもらえない。
都合良く使うわけじゃないけど、野々村さんはなんでもつきあってくれるから、本当に助かってる。
「昨夜は本当にごめんね。
なんか気分悪い締めくくりだったよね。
……ところで、野々村さん……昨日のあの人、どう思った?」
それは、特に深い意味はなく……
ただ、話のとっかかりとして言ったことだった。
「野々村さ~ん!お待たせ!」
野々村さんはいつも待ち合わせの時間より早めに来る。
だから、今日は早く来たつもりだったのに、それでもやっぱり野々村さんの方が早かった。
昨夜の特別綺麗な野々村さんとはさすがに違うけど、今日もちゃんとお化粧をして……
あ~あ、せっかく髪と顔は綺麗なのに、またいつもの地味な紺のスーツだ。
確かに、着るものって大切だなって、野々村さんを見ればそう思う。
兄さんが私にもっとマシなものを着ろっていうのも当然だね。
「私も今来たところなんですよ。」
「そう?じゃあ、入ろうか?」
私達はいつものファミレスに入った。
今日は急な仕事が入って三人共遅くなるから、野々村さんと食事でもして帰れって、兄さんが食事代をくれたから、私はすぐに野々村さんを呼び出した。
一人で食事する事は慣れてるからなんてことないけど、お金までもらったら野々村さんと一緒に外で食べる方が、後片付けもいらない上に楽しいもんね。
本当に、野々村さんがいてくれて良かった。
職場でも特に仲の良い人はいないし、野々村さんがいなかったら友達なんて……
あ…おじいさんがいるにはいるけど、でも、おじいさんは野々村さん以上に年上で「友達」って感じじゃないし、いつも忙しいからこんなには付き合ってはもらえない。
都合良く使うわけじゃないけど、野々村さんはなんでもつきあってくれるから、本当に助かってる。
「昨夜は本当にごめんね。
なんか気分悪い締めくくりだったよね。
……ところで、野々村さん……昨日のあの人、どう思った?」
それは、特に深い意味はなく……
ただ、話のとっかかりとして言ったことだった。
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