197 / 761
side 美幸
2
しおりを挟む
(ま、いいや……)
この人達はある意味普通の人とは違うんだ。
私みたいな一般人に理解出来ないのも当たり前。
そういえば、ここに来る時だって私は一瞬ビビったもんだ。
だって、ここには私と年の変わらない二人の男性が同居してるんだもん。
しかも、外国人。
母さん達にはいまだそのことは伏せてある。言える筈ないよね。
だって…普通なら心配するよね?
そんな所に年頃の妹を住ませるなんて……
間違いでもあったらどうするつもりなんだろう?って思ったけど、私はここに来る以外他に行くとこなかったし、最初はかなり警戒してた。
でも、そのうちにアッシュさん達にとって、私はアウト・オブ・眼中なんだってことがはっきりわかってきてそういう心配はしなくなったけど、それはそれでまた悲しい話でもあるよね…
あ~あ…私って……
そんなことより、今はシュウさんのお店に行く事でも考えて、私は私で楽しまなくっちゃ。
野々村さんみたいには無理だろうけど、タカミーさんにお化粧してもらったら、私も少しはマシになれるかな?
あ、そうだ。
今週はおやつも控えておこう。
少しは気合い入れてダイエットも頑張らなきゃ!
「美幸、ぼーっとしてないで早く食べろ。」
「え…あ、は、はい。」
早速、叱られた…
ちょっと考え事するくらい良いじゃないのよ。
昨夜は、自分だってぼーっとしてたくせに……
あ……そっか……やっぱり、兄さん、あの人のことを心配はしてたんだ。
本当に強がり仮面なんだから。
あぁ…なるほど。兄さんがなかなか結婚出来ないのはこういう性格のせいなのかもしれないね。
自分では自由人を気取ってるけど、実際の所はいつも女の人の方から愛想をつかされてるのかもしれないよ。
元々、ちょっと変わった人だもん。
片意地っていうのか意固地っていうか…あれ?片意地と意固地って同じ意味だっけ?
「美幸!また止まってる!」
「は、はいっ!」
驚くと一際良い変事が飛び出てしまう。
毎朝のことだから、マイケルさんも最近はあんまりかばってくれなくなった。
今も、薄ら笑いを浮かべるだけで……
あ~あ…なんだか孤独な気分……
この人達はある意味普通の人とは違うんだ。
私みたいな一般人に理解出来ないのも当たり前。
そういえば、ここに来る時だって私は一瞬ビビったもんだ。
だって、ここには私と年の変わらない二人の男性が同居してるんだもん。
しかも、外国人。
母さん達にはいまだそのことは伏せてある。言える筈ないよね。
だって…普通なら心配するよね?
そんな所に年頃の妹を住ませるなんて……
間違いでもあったらどうするつもりなんだろう?って思ったけど、私はここに来る以外他に行くとこなかったし、最初はかなり警戒してた。
でも、そのうちにアッシュさん達にとって、私はアウト・オブ・眼中なんだってことがはっきりわかってきてそういう心配はしなくなったけど、それはそれでまた悲しい話でもあるよね…
あ~あ…私って……
そんなことより、今はシュウさんのお店に行く事でも考えて、私は私で楽しまなくっちゃ。
野々村さんみたいには無理だろうけど、タカミーさんにお化粧してもらったら、私も少しはマシになれるかな?
あ、そうだ。
今週はおやつも控えておこう。
少しは気合い入れてダイエットも頑張らなきゃ!
「美幸、ぼーっとしてないで早く食べろ。」
「え…あ、は、はい。」
早速、叱られた…
ちょっと考え事するくらい良いじゃないのよ。
昨夜は、自分だってぼーっとしてたくせに……
あ……そっか……やっぱり、兄さん、あの人のことを心配はしてたんだ。
本当に強がり仮面なんだから。
あぁ…なるほど。兄さんがなかなか結婚出来ないのはこういう性格のせいなのかもしれないね。
自分では自由人を気取ってるけど、実際の所はいつも女の人の方から愛想をつかされてるのかもしれないよ。
元々、ちょっと変わった人だもん。
片意地っていうのか意固地っていうか…あれ?片意地と意固地って同じ意味だっけ?
「美幸!また止まってる!」
「は、はいっ!」
驚くと一際良い変事が飛び出てしまう。
毎朝のことだから、マイケルさんも最近はあんまりかばってくれなくなった。
今も、薄ら笑いを浮かべるだけで……
あ~あ…なんだか孤独な気分……
0
お気に入りに追加
0
あなたにおすすめの小説

当て馬悪役令息のツッコミ属性が強すぎて、物語の仕事を全くしないんですが?!
犬丸大福
ファンタジー
ユーディリア・エアトルは母親からの折檻を受け、そのまま意識を失った。
そして夢をみた。
日本で暮らし、平々凡々な日々の中、友人が命を捧げるんじゃないかと思うほどハマっている漫画の推しの顔。
その顔を見て目が覚めた。
なんと自分はこのまま行けば破滅まっしぐらな友人の最推し、当て馬悪役令息であるエミリオ・エアトルの双子の妹ユーディリア・エアトルである事に気がついたのだった。
数ある作品の中から、読んでいただきありがとうございます。
幼少期、最初はツラい状況が続きます。
作者都合のゆるふわご都合設定です。
1日1話更新目指してます。
エール、お気に入り登録、いいね、コメント、しおり、とても励みになります。
お楽しみ頂けたら幸いです。
***************
2024年6月25日 お気に入り登録100人達成 ありがとうございます!
100人になるまで見捨てずに居て下さった99人の皆様にも感謝を!!
2024年9月9日 お気に入り登録200人達成 感謝感謝でございます!
200人になるまで見捨てずに居て下さった皆様にもこれからも見守っていただける物語を!!
2025年1月6日 お気に入り登録300人達成 感涙に咽び泣いております!
ここまで見捨てずに読んで下さった皆様、頑張って書ききる所存でございます!これからもどうぞよろしくお願いいたします!
捨てた騎士と拾った魔術師
吉野屋
恋愛
貴族の庶子であるミリアムは、前世持ちである。冷遇されていたが政略でおっさん貴族の後妻落ちになる事を懸念して逃げ出した。実家では隠していたが、魔力にギフトと生活能力はあるので、王都に行き暮らす。優しくて美しい夫も出来て幸せな生活をしていたが、夫の兄の死で伯爵家を継いだ夫に捨てられてしまう。その後、王都に来る前に出会った男(その時は鳥だった)に再会して国を左右する陰謀に巻き込まれていく。
悪役令嬢にざまぁされた王子のその後
柚木崎 史乃
ファンタジー
王子アルフレッドは、婚約者である侯爵令嬢レティシアに窃盗の濡れ衣を着せ陥れようとした罪で父王から廃嫡を言い渡され、国外に追放された。
その後、炭鉱の町で鉱夫として働くアルフレッドは反省するどころかレティシアや彼女の味方をした弟への恨みを募らせていく。
そんなある日、アルフレッドは行く当てのない訳ありの少女マリエルを拾う。
マリエルを養子として迎え、共に生活するうちにアルフレッドはやがて自身の過去の過ちを猛省するようになり改心していった。
人生がいい方向に変わったように見えたが……平穏な生活は長く続かず、事態は思わぬ方向へ動き出したのだった。
明智さんちの旦那さんたちR
明智 颯茄
恋愛
あの小高い丘の上に建つ大きなお屋敷には、一風変わった夫婦が住んでいる。それは、妻一人に夫十人のいわゆる逆ハーレム婚だ。
奥さんは何かと大変かと思いきやそうではないらしい。旦那さんたちは全員神がかりな美しさを持つイケメンで、奥さんはニヤケ放題らしい。
ほのぼのとしながらも、複数婚が巻き起こすおかしな日常が満載。
*BL描写あり
毎週月曜日と隔週の日曜日お休みします。
陰陽道物語 ~蝶の行きついた場所~ 第三巻
海空 蒼
ファンタジー
事件の主犯格、かつて真神一族を離脱した男・夕凪の根城を突き止めた沙希たち一同。
決行に備えて、それぞれ自分の持ち場につく一方、様子がおかしい風夜とすれ違いにいる沙希。
そんな中、突如夕凪が沙希たちの元へ姿を現した。
「夕凪さんは、悪戯に戦争を引き起こそうとしているわけじゃない。あの人は目的があるんだ」
と紫雨が沙希に伝えた言葉。
夕凪は下界を目の敵にしてまで一体何を成し遂げようとしているのか……。
★こちらは「陰陽道物語 ~忍び寄る暗翳~ 第二巻」の続編になります!
ご覧になっていない方はそちらを読んでいただくことを推奨します。
※表紙のイラストは、にじジャーニーで生成し、ロゴは自分で作成して付け足しました。


【完結】公爵家の末っ子娘は嘲笑う
たくみ
ファンタジー
圧倒的な力を持つ公爵家に生まれたアリスには優秀を通り越して天才といわれる6人の兄と姉、ちやほやされる同い年の腹違いの姉がいた。
アリスは彼らと比べられ、蔑まれていた。しかし、彼女は公爵家にふさわしい美貌、頭脳、魔力を持っていた。
ではなぜ周囲は彼女を蔑むのか?
それは彼女がそう振る舞っていたからに他ならない。そう…彼女は見る目のない人たちを陰で嘲笑うのが趣味だった。
自国の皇太子に婚約破棄され、隣国の王子に嫁ぐことになったアリス。王妃の息子たちは彼女を拒否した為、側室の息子に嫁ぐことになった。
このあつかいに笑みがこぼれるアリス。彼女の行動、趣味は国が変わろうと何も変わらない。
それにしても……なぜ人は見せかけの行動でこうも勘違いできるのだろう。
※小説家になろうさんで投稿始めました
愛されない皇妃~最強の母になります!~
椿蛍
ファンタジー
愛されない皇妃『ユリアナ』
やがて、皇帝に愛される寵妃『クリスティナ』にすべてを奪われる運命にある。
夫も子どもも――そして、皇妃の地位。
最後は嫉妬に狂いクリスティナを殺そうとした罪によって処刑されてしまう。
けれど、そこからが問題だ。
皇帝一家は人々を虐げ、『悪逆皇帝一家』と呼ばれるようになる。
そして、最後は大魔女に悪い皇帝一家が討伐されて終わるのだけど……
皇帝一家を倒した大魔女。
大魔女の私が、皇妃になるなんて、どういうこと!?
※表紙は作成者様からお借りしてます。
※他サイト様に掲載しております。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる