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side 美幸
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「美幸ちゃん、どうかしたの?
最近、なんだか元気ないね…」
「え…?そ、そんなことないですよ~!」
「確かにぼーっとしてることは多いが、食べる物は食べてるから心配はないだろう。」
兄さん…最近、あなた、どうも機嫌が悪いようですけど、八つあたりはやめて下さいよ!
……と、心の中でブチ切れながらも、私は気にしていないふりを決めこんだ。
あの日の野々村さんのメールの事が、今でも頭から離れない。
誰にも逆らえない人間だったって、一体どういうことだろう?
何か、過去に誰にも言えないようなことがあったんだろうか?って気になるし、本当なら楽しくて仕方ないはずの恋愛がいやな記憶ばかりだなんて気の毒過ぎる。
だからこそ、やっと心から好きだと思えた運命のおじいさんとうまくいってほしいと思うけど、その方法が思いつかない。
多分、一般的には服装やら髪型を変えて、綺麗になって、おじいさんの気持ちをゲット…みたいな事なんだろうな。
野々村さんは身長も高いしスマートだから、髪型や服装を変えれば、けっこう綺麗になれそうな気はするけど、センスの欠片もない私にそんなアドバイスが出来るわけないし、だいたい、突然、服装や髪型を変えた方が良いなんて言い出せる筈がない。
それじゃあまるで、野々村さんがださいって言ってるようなものだもの。
それも、私みたいに普段からお化粧もしない、ジャージばっかり着てる女に言われたら、絶対に気分を悪くされるよねぇ。
(あぁ~…どうすれば良いんだ~!)
そんなことばかり考えてるから、ついついぼーっとして見えるんだと思う。
ぼーっとはしてても、料理は口に運んでるあたりが我ながらすごいと思うけど…
「美幸ちゃん、どうかしたの?
最近、なんだか元気ないね…」
「え…?そ、そんなことないですよ~!」
「確かにぼーっとしてることは多いが、食べる物は食べてるから心配はないだろう。」
兄さん…最近、あなた、どうも機嫌が悪いようですけど、八つあたりはやめて下さいよ!
……と、心の中でブチ切れながらも、私は気にしていないふりを決めこんだ。
あの日の野々村さんのメールの事が、今でも頭から離れない。
誰にも逆らえない人間だったって、一体どういうことだろう?
何か、過去に誰にも言えないようなことがあったんだろうか?って気になるし、本当なら楽しくて仕方ないはずの恋愛がいやな記憶ばかりだなんて気の毒過ぎる。
だからこそ、やっと心から好きだと思えた運命のおじいさんとうまくいってほしいと思うけど、その方法が思いつかない。
多分、一般的には服装やら髪型を変えて、綺麗になって、おじいさんの気持ちをゲット…みたいな事なんだろうな。
野々村さんは身長も高いしスマートだから、髪型や服装を変えれば、けっこう綺麗になれそうな気はするけど、センスの欠片もない私にそんなアドバイスが出来るわけないし、だいたい、突然、服装や髪型を変えた方が良いなんて言い出せる筈がない。
それじゃあまるで、野々村さんがださいって言ってるようなものだもの。
それも、私みたいに普段からお化粧もしない、ジャージばっかり着てる女に言われたら、絶対に気分を悪くされるよねぇ。
(あぁ~…どうすれば良いんだ~!)
そんなことばかり考えてるから、ついついぼーっとして見えるんだと思う。
ぼーっとはしてても、料理は口に運んでるあたりが我ながらすごいと思うけど…
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