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第4章…大事件!

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「ぜぃぜぃぜぃ…
ラビッツや…しばらく休まぬか……」

「しかし、ルーファス様…
早く、ミカエル様をお助けしなくては…!」

「それはそうじゃが、こう見えてもわしは相当な爺さんじゃぞ。
三日三晩も飲まず食わず、さらに眠っておらんのじゃ。
こんな生活では身体がもたん……」

「……わかりました。
では、次の町で一休みしましょう。」

そういうと、ラビッツはまたいつもの俊足で荷車を引いていく。

ドドドドドーーーー

ひぇぇぇぇーーーー







「ルーファス様、着きましたよ!
ルーファス様…!!」

「……お…お花畑が…死んだばあさんが…」

「ルーファス様!!」

「ハッ…!!
いかん、いかん。
あやうく遠い世界に行く所じゃった……
おぉ、着いたか!
では、早速、何か食べに行くとしよう。」

ルーファスはラビッツと共に一軒のレストランに向かった。



「おぉ…三日ぶりの食事じゃ…
ありがたや、ありがたや……」

ルーファスは、料理の皿を前に掌をこすりあわせて涙ぐむ。



「はぁ~…食った、食った。
デザートはマンゴープリンが良いかのぅ?
それとも、あんみつにしようかのぅ…
そうだ!両方食べようっと!」

おなかの膨れたルーファスは上機嫌でデザートを選ぶ。



「ご主人!」

「へい、なんでしょうか?」

「このあたりでカッパを見たことはありませんか?」

ラビッツの言葉を聞いて、食べることに夢中になっていたルーファスは自分を恥じた。



(わ、わしは、ミカエル様のことをすっかり忘れてこんなものに……)

ルーファスは、好物のマンゴープリンとあんみつを前にして、後悔の涙に暮れる。



(……この男…たいしたものじゃ…
この男を弟子にしたのは間違いではなかった!)

意外としっかり者のラビッツの行動にいたく感心したルーファスは、デザートを口に運ぶ。



「カッパ…?…あぁ、見ましたよ!」

「ぶっ!」

あまりの衝撃に、ルーファスは食べていたマンゴープリンを吹き出した。
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