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第4章…大事件!

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(チッ、つまんねぇ町だな…)

小さな田舎町に可愛いお姉ちゃんのいる店等、あるはずもなかった。

ルディは、仕方なく町のシケた酒場で軽くひっかけたが、むさい男たちの顔を見ながら飲んでも楽しいこともなんともない。



(あ~あ、つまんねぇ……)

こんな町にいても仕方がない。
カパエルに乗って、また違う町にでも行くか……

そう考え、ルディは町の外に出た。



「カパエル~!
カパエル、どこにいるんだ~??」

しかし、町の外で待っているはずのカパエルの姿はどこにもなかった。



(……あいつ、どこ行ったんだ…?!)

ルディはカパエルの名を呼びながらそこらを歩いたが、カパエルからの返事は返って来なかった。



(どこにもいないぞ…?!
……って、ことは……やった!
これからは気楽な一人旅が出来る…!
あんなカッパを連れてたら、こっちまでおかしな奴だと思われちまうからな。
今の所、金もたんまりあるし、明日からは快適な旅になりそうだ…!
運が向いてきたぜ!)

ルディはそんな自分勝手な想いに浸りながら、また町の中へ戻って行った。
今夜は町の宿屋でゆっくりして、明日の朝、発つ事にしたのだ。







「さ~て、どっちに行くかなぁ…?」

次の朝は、雲一つない晴天だった。
まるで、今のルディの心のように晴れ晴れとした空を見て、ルディはますます気分を良くした。



(よ~し!表が出たらこっち、裏が出たらこっちの道に行くことにするか!)

ルディはコインを高く放り投げた。



(表だ…よし!行き先はこっちだな!)

ルディの行き先は極めてあっさりと決まった。 
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