十五の石の物語

ルカ(聖夜月ルカ)

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14、銀星石(前に進む力)ワーベライト

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 「レヴ!」

 「レヴ!」



 (誰だ、私の名を呼ぶのは……)



 「レヴ~!」

 私が目を開けると、そこは見慣れない部屋の中だった。
 私の方をのぞきこむ皆の不安げな顔が目に映った。



 「……ここは…?」

 「星の町の宿屋だよ。
 気分はどうだい?」



 (……星の町の…?)


 気分は最悪だった。
 身体が燃えるように熱く、喉はからからに乾いていたし、頭はなにかで打ち付けられるように酷く痛み、本当は話すだけでも辛かった。



 「あんた、帰り道にいきなり倒れたんだよ。
ヴェールが背負ってここまで連れてきてくれたんだ。」

 「そうだったのか……
ヴェール…すまなかった…
世話をかけたな。」

 「そんなこと気にしないで下さい。
それよりもゆっくり休んで早く良くなって下さいね。」

 「あぁ…ありがとう…」

そう言うのが精一杯だった。
 私の体力は酷く衰え、そう言った後、私は唐突に眠りに落ちた。
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